奥田英朗のレビュー一覧

  • 最悪

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    3人の登場人物のストーリー全部が本当に最悪過ぎて、心では応援しつつ続きが気になり、引き込まれて、かなり長編だったけれど中だるみもなくテンポよく進んでいくので、一気読みでした。イライラしてる時に最悪が重なったり、思いつきで言ったことがタイミング最悪だったり、最悪事態の連鎖の連鎖で、読んでてあーあ、もうー!と何度も叫びたくなる展開。3人それぞれに自分ではない誰かへの思いやりが働いた結末にもぐっときた。ハッピーエンドではないけれど、最悪でもない「最悪」のラスト(笑)

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    2025年10月07日
  • 普天を我が手に 第一部

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    昭和元年、四人の人間が誕生し四つの物語がスタートする。

    竹田志郎 陸軍省軍務局竹田耕三の長男。
    泥沼の日中戦争が進む中、日米戦争へと進む軍部と皇道派の暴走を阻止せんと奔走する。

    森村ノア 婦人参政権と女性解放運動を謳う活動家、森村タキの長女
    労働運動に入り込み、憲兵にマークされ投獄される。右翼に殺された活動家佐藤安治との間にノアが生まれる。

    五十嵐満 一旗揚げようと満州にわたった音楽家、五十嵐譲二の長男。
    満鉄とのパイプを築き幅広く商売を広げる内に関東軍の秘密の巻き込まれる。

    矢野四郎 北陸随一の博徒親分矢野辰一の長男。
    右翼の大日本菊友会の会長として祭り上げられ陸軍と結びつく。

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    2025年10月06日
  • イン・ザ・プール

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    なんとも妙な感じの読み応え。神経科のちょっと変わった先生あてにくる患者と先生のやりとり。世にも不思議な物語とかにありそうな話。最後の章は特にそんな印象。ドラマなら、主人公の医師はラランドのニシダ⁈看護師は菜々緒さん⁈そんな絵が思い浮かぶ。結局伊良部先生はいい先生なのか、ただ天然な振る舞いが相手にとって結果的にうまく作用するだけなのか。

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    2025年09月27日
  • 邪魔(上) 新装版

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    及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴1年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織り込んだ傑作。

    スーパーのパート。不眠症の刑事。不良高校生。接点のなかった三人の日常が、ある事件を機に静かに急速に、転落してゆく――。

    日常に潜む悪夢を描いたクライムノベルの傑作。
    大藪春彦賞受賞作。

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    2025年09月22日
  • 我が家の問題

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    里帰りの時の煩わしさ、会話が続かない感じ、「うわぁ」とか「ひぃ〜」とか唸りながら読んだ。俺だけじゃなかったんだって安心しました☺︎

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    2025年09月17日
  • ララピポ

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    まさか映画化されていたなんて…

    ブラックユーモアの話
    奥田さん、最下層の人達の日常を書きましたねー。凄い
    あたしは伊良部先生の話の方が馬鹿過ぎて好きです。

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    2025年09月12日
  • 町長選挙

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     伊良部シリーズの第3弾。
     モデルとなる人物が実際にいるのでは、と感じさせる作品だった。
    「カリスマ稼業」「町長選挙」が楽しかった。
     相変わらずの伊良部医師だが、弱点も垣間見えて愛しく思えてしまった。
     伊良部医師の生い立ちが知りたいなぁ。

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    2025年09月11日
  • ララピポ

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    群像劇的な連絡短編集。独立した短編6編だが、それぞれの作品にそれぞれの下ネタと不幸が詰まっている。後半にいくにつれて、繋がりが見えてくるのが面白い。
    思春期に読んで、自分の人生のハードルを劇的に下げてくれた一冊。

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    2025年09月09日
  • 恋愛仮免中

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    ネタバレ

    5人の作家さんが恋愛をテーマに描いた短編集。年齢も様々な登場人物が物語を動かしている。人の数だけ恋愛の形があると感じさせてくれる本。特に原田マハさんの「ドライビング・ミス・アンジー」が面白かった。甘くて、切ない。

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    2025年09月05日
  • ナオミとカナコ

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    止まる暇もない、考え込む暇もない。とにかく殺して逃げるスピード感にこちらも乗せられて、一気に読める。

    直美は父親もDVしてたからと言ってなぜそこまでするのかとか、加奈子目線から見たら全然違ってたりしてなんて思ったりもしたけれど、人物像やらどんでん返しやらではなくて、とにかく逃げきれるかどうかを読む小説だった。面白すぎ…!!

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    2025年09月01日
  • 純平、考え直せ

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    映画(2018年)を先に見た。21歳の部屋済みのヤクザが、鉄砲玉になって対立相手の親分を殺す。怖いもの知らずの若者の無鉄砲さが、愛おしい。映画同様、「若者が死を恐れないのは、人生を知らないからである。」というジイサンの言葉に、感じ入った。

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    2025年08月25日
  • 最悪

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    ここまで悪運が強い人間が集まったらもう笑うしかない。
    一章ごとに次々と主人公が入れ替わっていく、いわゆる複数の人物の話が同時に進んでいくストーリー展開。その誰もが本当に不憫。まさかまさかの連続ですべての曲がり角を間違った方向に進んでいく。読んでいて顔をそむけたくなることも度々。
    そして、クライマックスがまた凄い。急にテンポが上がってグイグイと来て、ドーンと落とされて。やっぱり運悪いやん。となる。トホホ。

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    2025年08月01日
  • 家日和

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    短編集だったか〜!
    誰かのお勧めだった気がして読んでみた、けど、
    短編集だったか〜!
    (短編集も悪くはないけど今の気分じゃなかった)
    奥田英朗さんの作品は前に夢中で読んだ記憶あって、
    でもどの作品でどんな話だったかが全然記憶なくて、
    また絶対にきちんと読みたいと思ってはいた、けど、
    短編集…以下略。笑

    しかも今の自分のモードに、あまりハマらないような、
    家族や、日常をテーマとしたユーモアと毒のある物語。
    いや「家日和」て題名から察しろよ自分て感じだね苦笑。
    でも面白く読めたので、お勧めじゃないわけじゃない笑。

    1.サニーデイ*********************************

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    2025年07月28日
  • ナオミとカナコ

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    結末は思い出せなかったけど、読みながら昔にドラマをちらっと見た記憶が蘇った。
    最後までハラハラドキドキさせられた。

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    2025年07月26日
  • 空中ブランコ

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    直木賞受賞。
    なるほど、直木賞に相応しいエンターテイメント作品。
    なのか?
    ここまでエンターテイメントに振り切れてる本を久しぶりに読んだ気がする。

    悩みが身体症状にまで現れているような追い詰められた患者相手に、変態精神科医・伊良部一郎がはちゃめちゃな対応をし、結果的に患者が快方に向かう、ストーリーはそれだけである。毎回、それである。

    それだけなのに、面白いし、なぜだか読者である自分も治療されているような気がする、そんな読後感。

    いかに僕たちが、いろんなものに縛られて、自分を縛って生きているか、ということなのかな。

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    2025年07月25日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    上野・浅草界隈に地縁があることもあり、楽しく読めた。昭和の時代背景が丁寧に描写されており好感を持った。
    一方でストーリーはやや間延びしてしまっていた印象。肝心なスタジアムでの身代金奪取の場面の真相が詳らかにならなかった点は刑事小説としては残念に思う。

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    2025年07月21日
  • ヴァラエティ

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    特にオチはないけど、どこかの誰かの人生をちょっとずつ覗いているような短編集。ドライブ・イン・サマーが一番好みかな。狂気の弘子・・・でも一番良かったのはイッセー尾形さんと山田太一さんとの対談。

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    2025年07月16日
  • マドンナ

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    40代は哀愁が漂う世代ということになるのだろうけど、みんな色んなことに折り合いをつけて頑張っているんだなと慰められる短編集です。
    ただ、やや昭和寄りの考えの登場人物が多かったかな。
    大人も悪くない、そう言える大人になりたいなと思いました。

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    2025年07月14日
  • 空中ブランコ

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    短編集かと思ったら、変わった精神科医とその患者たちの話をいくつか収められた本だった。最初は変人(奇人)の精神科医に嫌悪感を抱く患者も診察を重ねるうちに信頼をしていったように、読んでいくうちにちょっとクセになる作品だった。

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    2025年07月09日
  • 邪魔(下) 新装版

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    恭子の変貌ぶりと狂気にページを捲る手がとまりません。
    いやー、面白い。普通の主婦がここまで堕ちてしまうとは。
    小説って面白いな、と思わせてくれる作品。

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    2025年07月08日