奥田英朗のレビュー一覧
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日本全国、野球観戦一人旅のエッセイ。前読んだ『延長戦〜』は、「く・くだらねぇ〜、ギャハハ!」とゆうカンジの内容でしたが、この本ではガラッとちがう風味になってますね。何というか、日記調みたいな文章が、なんともいい味出してます。で、肝心の野球観戦の部分が、あまりウェイトを占めていないところが、また何とも・・・。フツーの旅エッセイとしても十分楽しめそう。また、一人旅の道中の様子が、なんの飾りもなくリアルにセキララに語られていて、なんか共感を呼びます。「アローンだがロンリーではなかった」う〜む、深イイ・・・。・・・最近、奥田作品にハマっています。遅ればせながら。
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Posted by ブクログ
何気なく手にとってみたら、これ小説じゃなくてエッセイでした。
この人エッセイも書いてたんだねぇ。知らなかった。
アテネオリンピック(主に野球!)観戦記。
著者の野球に対する熱い思いが弾けまくってます。小説家ならではの深い考察…というより、野球大好き親父の自論語りみたいな感じ。
野球を全く知らない人には、ちょっと理解しがたい部分が多いかも。
ですが、普通に野球を知っている人にとっては「そうそう」って頷いたり「いやいや、アレはね…」と反論したくなったり、語りたくなるテーマがちりばめられているんじゃないかな。
タイトルは、アテネ五輪でプロとしては不甲斐ない結果(銅)で帰ってきた長嶋ジャパン(中畑 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。歴史上の出来事として知ってる事件が、そういうことだったのかーと分かるというか。第一部第二部もそうだったけど、当事者目線で振り返らせてもらうというのは違うんだろうな。実在の名前の変えられ方も面白くてニヤリとさせられる感じ。
全員そっち側に行っちゃったかー、そっち側に行かなかった人を主人公にもう一回書いてもらえないかなぁと思う一方、「たかが選手が」と言い放ってしまうあの人も若い頃はこんな感じだったのかなというのは新鮮で、未来の人が見られたら同じ「第二次大戦後に生きた人」になる訳だし、自分の立ち位置というか、人の見方というか、一歩引いてやっていこうかなと思った。
とはいえ第一部がいちばん -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻とまとめて記載
犯罪小説と言うより警察小説
群馬と栃木に行ったことがないので、まず渡良瀬川と桐生市と足利市の位置関係をGoogleMapで確認しました。
10年前の2つの事件と今回の3つの事件がこの川の河川敷で起こったことから、タイトルはリバー。本文には模倣犯の伏線はほぼないのに、文庫本の帯には、同一犯か?模倣犯か?と記載されています。
この事件を解決するために、二つの県の警察の真剣かつ非効率な行動が中心なので警察小説なのでしょう。群像劇でもあるのですが、刑事さんたちが中心なのでしょう
ただ、解決する糸口は、警察外の人からもたらされます。刈谷容疑者は写真館の松岡さん、池田容疑者は元