奥田英朗のレビュー一覧
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奥田英朗の初期の作品
奥田英朗の初期の作品である。読んでいて懐かしくなること請け合いの作品であるが、逆にそれ以外の要素がやや少ないような気がする。イン・ザ・プール シリーズのようなユーモアや、家日和シリーズのようなユーモアと怖さのコラボレーション的なものは、感じ取ることはできなかった。
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Posted by ブクログ
郊外の、ほどほどの規模の住宅街。
高校生の裕輔、高校を既に中退している洋平と弘樹はオヤジ狩りのターゲットとして張り込み中の刑事・久野に接触、手を出してしまい、逆に怪我を負う。
久野は上司の命令で同じ署の刑事・花村の素行を調べている最中。
7年前に妻を事故で亡くし、以来、妻の母親を慕い、心の支えにしている。不眠がちで安定剤を常用している。
そんな住宅街にある自動車部品メーカーの支社に勤める及川は、自身の当直中に発生した火事の第一発見者。鎮火しようとして、火傷を負う。
深夜、救急隊員から及川の非常事態を告げる電話を受けた妻・恭子は命に別状がないことを病院で知り、安堵するが-。
火事は放火の可能性が高く、警察は捜査を開始。
当初は地元のヤクザによるメーカーへの報復と思われたが、久野は及川の態度に疑問を抱く。
妻を亡くして心の均衡を失った刑事と、夫が放火犯として疑われる平凡な主婦。
救いようがない方向に進んでいく二人の様子は、読んでいて楽しいものではないのに、目を反らすことが出来ず、引き込まれるように読み進めてしまいます。
それはきっと、
「人間の、ふとした事で垣間見える小さな真実(解説より)」
を見事に描きあげているからだと思います。
思い通りにならない理由を、人は他人の存在とし、邪魔だと思う。
けれど、邪魔だと思うか、大事だと思うかは、ほんの紙一重じゃないかとも思います。
悪意の対象だと、邪魔。好意を持つ相手だと、自分を責める。
人は勝手だなぁと感じます。著者の狙いとは違うのかもしれませんが。
読後感は、よろしくないです。ずっしり、重く残る作品。 -
Posted by ブクログ
ぶっ飛んだ医師が凝り固まった常識をぶっ壊していく。
「 ちゃんと好きなことをする」
「言いたいことはちゃんと言う」
「人と比べなくていい」
「無理に合わせなくていい」
「できないことは誰かに任せてもいい」
自分を大切にするということを、教えてくれる…んだろうけど、そんな事はどうでもいい。
なんなんだコイツは!
患者だったらホントやだ(笑)
ふざけたことばっかり言ってるくせに、たまに真っ当なことを言う。「確かに…」とか思っちゃうのが悔しい!
とにかく、悩みとかストレスとかどうでもよくなる。
この本で自分の心が緩むうちは、伊良部先生の患者にならなくて大丈夫だろう