奥田英朗のレビュー一覧
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Posted by 読むコレ
一度は今の、大人のままの精神で子供に帰る事が出来たら...
って想像した事があるのでは? 自分はしょっちゅうありました。
その大半は不純な動機ですが...。
そんな気持ちを思い出させ、ノスタルジー全開でキュンさせてくれます。
タイムパラドックスについては正直正解なんてない訳だし
ラストのこのなんとも言えない切なさが作者の紡ぎ出したラストなら
これが自然なんでしょうね。かなり哀し胸に詰まりそうだった。
三億円事件はこの時代を象徴する事件、かつ、現代に於いても
未解決だって事で言葉は悪いですが便利な素材なんでしょう。
この部分の解決って意味では他のミステリ作品の方が数段面白い -
Posted by ブクログ
奥田英朗のエッセイ集でこれも既読本だが、先日、スポーツエッセイの新刊「どちらとも言えません」を読んだばかりなので奥田エッセイをまた読みたくなって本書が文庫本になったこの機に再購入したもの。
本書大きく分けると奥田お得意の野球観戦記と大人の遠足編に分けられる。野球観戦では何といっても北京五輪星野ジャパン観戦記。勇躍北京に乗り込んだが、有る意味想定通り(?)、韓国・キューバ・米国に歯が立たない不甲斐ない戦いぶりに、野球親父である奥田節が炸裂する。奥田がアテネ五輪の長嶋(実際は中畑)ジャパンの不甲斐ない戦いぶりに憤り、「泳いで帰れ」と罵った言葉をそのまま観戦記本のタイトルにした経緯があるが、それに -
Posted by ブクログ
「どちらとも言えません」に大笑いし、これまで読んでなかった奥田スポーツエッセイをあわてて注文。これも面白かった。今となってはアテネ五輪の記憶は薄いけど、ああそうだったなあと思いだしながら楽しんで読んだ。
直木賞の授賞式をすっぽかしてまで(先にこっちの仕事が入ってたそうだが)長島ジャパンの試合を見に行くというあたりが、筋金の入った野球好きの面目躍如。ところが肝心の日本代表チームはなんとも情けない試合ぶりで、奥田さんの怒ること怒ること。マスコミがまた妙に優しいことが作家の憤りをあおるのだが、ここら辺はもう芸ですね。
その日本の出ない決勝戦はキューバ対オーストラリア、この観戦記がとても良かった。