奥田英朗のレビュー一覧

  • 向田理髪店

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    過疎の町、北海道苫沢町。この町で起こる様々な騒動と人間模様。一話完結であるが繋がっている連絡集。
    息子が後を継ぐと急に帰ってくる「向田理髪店」
    風呂場で倒れた馬場さんと家族の話「祭りの後」
    中国から花嫁を迎えた大輔の話「中国からの花嫁」
    小さな町に新しいスナック「さなえ」ができた話「小さなスナック」
    苫沢町が映画撮影のロケ地になる話「赤い雪」
    広岡の息子が詐欺師の主犯格になる話「逃亡者」

    小さな町特有の息苦しさと、小説ならではの小さな希望と温かさを感じられるエピソード。
    どこかの町に本当にありそうなリアリティさがある。
    モデルは夕張市だろうか?

    「向田理髪店」はまさに共感できて、胸がザワザ

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    2024年08月12日
  • 最悪

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    奥田英朗のクライムノベルは初読なんだけど、あんまりスッキリしないラストだった。
    半分以上物語を過ぎた時点であまりにも展開が不快で、読んでいてかなりストレス高かった。ここまで読者の気持ちを落とす必要があるのか、あるのならそれなりのカタルシスを持ってきてくれよ、と思ったんだけど、結局心の澱は消えず。
    後半は「そうきたか」という方向に物語の舵を切って、最後まで読み切った。
    けど、やっぱりラストが釈然としない。終幕が粗すぎる。
    じゃあどういう終わり方をすれば良いのか?という話だけど、結論としては助走をつけすぎだったんじゃないか、と思う。
    さっきも言ったけど、けっきょくこの600ページ超える作品で半分以

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    2024年08月05日
  • コロナと潜水服

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    悲しいようなホッコリするような、そこに少しありえない設定を加味した内容の短編集


    タイトルにある「コロナと潜水服」は、まさにコロナ禍初期の一番ビビってた時期の話で、少し懐かしさも感じました

    自分も息子と自宅にこもってたなぁ…
    でも、外に連れてけってよく言われたなぁ…
    潜水服を防護服に見立てて外出する様は面白すぎました

    最後の「パンダに乗って」が、涙を誘う話で印象的でした

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    2024年07月31日
  • ナオミとカナコ

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    結構ページ数多かったですが、展開が面白くて読みやすくあっという間に読み終わってしましました。
    最後の方のスピード感というか、緊迫感は読んでてハラハラしました。

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    2024年07月15日
  • 我が家のヒミツ

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    奥田英朗さんの小説は人を元気にする力があると思う。家族との関係を書いた短編集。家族小説というカテゴリー。

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    2024年07月07日
  • ナオミとカナコ

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    読みやすい!すぐに読み終わりました。
    どちらも爪が甘過ぎてイラッとする場面もありますが頭に描写が浮かびやすくそりゃドラマ化するわといった感想。
    ドラマをヒットさせるには視聴者が少しイラッとするところがあるとヒットするのだそう。
    李社長の印象が最初と全く変わってこんな人が身近にいたら良いな〜と思ったのとドラマは高畑淳子だそうではまり役すぎてドラマも観たかったな。
    本の感想としては最後までハラハラして楽しめました!

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    2024年07月07日
  • ガール

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    隣の芝は青く見える。30歳すぎると女性は難しい。未婚、既婚、子あり、子なし。様々な選択肢のある世の中だからこそ。自虐もしたくないし、マウントもとりたくない。他人と比べないで自分らしくいたいけど、なかなかそうもいられない。だってガールだから。

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    2024年06月25日
  • 家日和

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    噂話が好きなあなたに…
    巻末で益田ミリさんも書いているように、他人の家を覗き見ているように楽しめてよかった!

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    2024年06月11日
  • ヴァラエティ

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    あとがきに方々に散らばった短編を寄せ集めて作ったとあった短編集。終わる話かと思ったら2話続いてり、それ以外は1話完結で、途中で突然対談が入ったりする。「おれは社長だ!」と「毎度おおきに」は続いてる話で、大手広告代理店を退職独立したの話。業界内ではよくある話をネタにしたという雰囲気。「ドライブ・イン・サマー」は落語のようなオチのあるドライブ感のある短編。真夏の車中、ありえない人たちと次々と出会う。気がつけば抜け出せない最悪の事態に引きづりこむのがさすがこの作者。「クロアチアvs日本」はサッカーワールドカップのクロアチア戦をクロアチア人目線で描くショートショート。「住み込み可」は熱海の旅館みたいな

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    2024年06月10日
  • 向田理髪店

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    え、これで終わりなの?って感じ。
    悪く言えば、物足りない。
    良く言えば、もっと読みたい。
    結局、奥田英朗作品が大好きなので高評価ですが、もっと読みたいので★は3つ。

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    2024年06月08日
  • コロナと潜水服

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    葉山御用邸近く、一色海岸から歩いて一分という奇跡的希少物件であった。 立志伝中の創業者 進取の気性に富み 悔しいくらい的を射る 孫からのテレビ電話に相合を崩し 妊娠六ヵ月の身重 父子で昼食を摂る 敦賀と東尋坊 買うのは初代フィアット・パンダである

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    2024年05月27日
  • コロナと潜水服

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    日常に起きる不思議な出来事。ユーモアとペーソスに溢れ平易な文章でスイスイと読み進めることができた。

    ■海の家
    葉山の古民家のタケシ君。怖くない、むしろ癒しになる幽霊。助けてくれてありがとね。

    ■ファイトクラブ
    追い出し部屋に追いやられた男性たちにボクシングを教える年配の男性。丹下段平みたいだな。よくあるパターンのお話だが、後味は良い。

    ■占い師
    恋愛の悩みにアドバイスをくれる占い師。鏡子という名前が絶妙。

    ■コロナと潜水服
    コロナウイルスを感知できる5歳の息子。雨合羽を搔き集めた市長がいたのを思い出した。まだ感染者は一定数いて終わった話でもないのだが、こういう感じに語れるほどには落ち着

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    2024年05月25日
  • コロナと潜水服

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    奥田さんらしい不思議で心温まるストーリーが詰まっている。
    個人的には最後の「パンダに乗って」が好きだった

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    2024年05月22日
  • 新装版 ウランバーナの森

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    大好きな作家さん奥田氏のデビュー作、ああこれビートルズのジョン?と思い描きながら楽しく読めました。最後の奥田氏によるあとがきを読んで、なるほどと思った。

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    2024年05月16日
  • 噂の女

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    あんまりいい気はしない話だけと、悪女ゆうもんはそれだけの真似できない努力をしてるもんだとちょっと関心した。
    そして田舎は実に怖いねー。

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    2024年05月12日
  • コロナと潜水服

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    久しぶりになる、大好きな奥田さんの5編からなる短編集。
    4話目の「コロナと潜水服」が、奥田さんらしいユーモア溢れる楽しい話しだった。けど、全体的には少し物足りなさが残る作品だった。

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    2024年05月10日
  • 噂の女

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    地方出身のとりわけ美人でもない女性が、男女の愛と欲望を土台として、のし上がって行く様子を描いた作品。
    彼女の名前は糸井美幸。


    目次

    中古車販売の女
    麻雀荘の女
    料理教室の女
    マンションの女
    パチンコの女
    柳ケ瀬の女
    和服の女
    檀家の女
    内偵の女
    スカイツリーの女

    そう!
    この目次の女は、全て糸井美幸のことなのだ。

    描かれている『噂の女』こと糸井美幸が、いわゆる悪女なんだけれど、本人目線での描写が全くないので、読み手からするとミステリアスに感じられて、それもまた彼女の魅力に拍車をかけているのだろう。関わった人間を次々と惹きつけて利用価値を巧妙に計算し、自らの人生を闊歩する様子は爽快感す

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    2024年05月06日
  • マドンナ

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     20年前のサラリーマンはこんな体育会系な世界で生きていたのか。「ガール」に比べると、ジェネレーションギャップがすごい(そもそも「ガール」か世に出たのは大分後だが)。

     競争社会でシノギを削ってきたおじさん達は今の世の中をどう思っているのだろうか。
    会社を盛り上げてきたというのに歳下から化石のように扱われ、何かにつけ「パワハラ」の一言で切り捨てられる。家族を養う為に頑張ってきたのに家庭を顧みなかった代償に妻から熟年離婚を切り出される。そう考えるとすごく可哀想だ。


     このおじさん達だってそういうゴリゴリの時代に生まれただけであって、現代に生まれれば残業もしないし嫌になったら退職代行使ってさ

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    2024年04月27日
  • 向田理髪店

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    ネタバレ

    「『向田理髪店』は北海道の中央部、苫沢町において・・・」から始まる連作集。1編1編が、財政破綻し、人口流出が止まらず、若者は都会に出ていき、中高年者ばかりが残る、典型的な過疎の町でくりなすユーモアと人情味溢れる人間模様が描かれている。
    そんな過疎の町で、町の将来は自然消滅を待つばかりと諦めている中高年者たちもいれば、数は少ないが何かしらの事情を抱え故郷にUターンしてくる若者に期待する中高年者たちもいる。この小説には何十年前から日本全国各地で問題となってきた、尚且つ根本的解決策を怠ってきた「少子高齢化」及び「地域格差」をベースとして、そこから来る悲哀さを、今でも有るかもしれない住民たちの人情と地

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    2024年04月25日
  • 家日和

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    いつもはミステリーを読みことが多いけど、面白い一冊だった。
    すごい山場があるわけではないけど、淡々とした日常が物語りになっていてさらっと読める!

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    2024年04月19日