奥田英朗のレビュー一覧

  • 我が家の問題

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    『家日和』『我が家のヒミツ』の続編です。今回も6作の短編集。

     長い一人暮らしの後に結婚したら息が詰まっちゃった40代男性、普通の夫婦だと思ってた両親が離婚しそうなくらい不仲だと気付いちゃった女子高生、夫がUFOとコンタクト取り始めちゃって心配になる主婦、結婚後初めての里帰り問題に直面しちゃった若夫婦などなど。

     最後の『妻とマラソン』は一作目でロハスにはまり、2作目で市議会議員に立候補した妻が東京マラソンに参加する事になり、家族で応援するって話です。奥様パワフル。

     私も一人時間好きだし分かるなぁ〜、夫がUFOとコンタクト取り始めたらニヤニヤが止まらないだろうなぁ〜って楽しみました。

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    2024年09月12日
  • 我が家の問題

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    ネタバレ

    様々な家庭を描いた短編集。
    とにかく各家庭の解像度がめちゃめちゃ高い!
    モデルとかいるんだろうか??

    自分の旦那が仕事ができないとか、ストレスでUFOが見えると言い出したとか、絶対有り得なさそうだけど100%は否定できない。
    家族だからこそ、あえて見ないフリをしたい気持ち、めちゃくちゃわかる〜〜〜
    心が痛すぎるもの。
    自分だったらどうするんだろう?と度々考えた。

    全部がハッピーエンドなわけではないけれど、家族の問題ってそういうもの。
    どの家族も、振り返ってみたら「あの時はあんなこともあったよね」と思い出話できるようになったらいいな、と願いながら読んだ。

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    2024年09月09日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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     二連続で奥田英朗の積本消化。

     クライマックスに向かって、だんだんと力が抜けていくようで、なんとも残念。
     序盤は、本当にコイツが犯人なのか?と、吉田修一の「怒り」の雰囲気があり、ミステリーを醸し出していた。
     それが中盤から犯人視点のロードムービーになり、特に謎がないというのが尻すぼみだった。

     オリンピック直前の街の様子の描写は特筆もの。
     刷新されていく東京の裏の山谷のドヤ街、国鉄や都電の乗換など、60年前の光景が見える。
     事件を追う装置になるのが、当時の国鉄だ。
     数十分ごとに上野から仙台行きや、青森行きの急行が出ていたのは今からでは考えられない。
     当時の緻密な描写の反面、ス

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    2024年09月07日
  • ナオミとカナコ

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    奥田英郎さんの過去作を読んでみた。
    帯にもあるように友人と結託してDVの夫を殺めるお話し。
    余り興味のある題材ではないのだか、夫を殺すに至る過程、デパートの外商、日本に住んでる中国人の絆の強さなど自分の知らない世界を垣間見れた。
    後半部分は、どうにか警察に捕まらないよう応援している自分がいて、まさに一気読みしてしまいました。

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    2024年09月01日
  • 我が家の問題

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    短編集だけど奥田英朗らしい文体で、素直に読めた

    『仕事ができない男にとって、会社とはなんと厳しい場所なのか。その冷遇のされ方は女のブスを凌ぐ。』
    名言を見つけた。

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    2024年09月03日
  • 真夜中のマーチ

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    楽しく最後まで読めました。
    ストーリーが少し都合良く進み過ぎかなと思った所はありましたが全体的に爽やかに楽しく読めました。若い同い年の3人の登場人物のキャラもよかったです。

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    2024年08月28日
  • 向田理髪店

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    北海道苫沢町を舞台にした連作短編集。
    理髪店を営む向田康彦と家族、友人、町の住民がおりなす狭い町におこる様々な出来事。狭い町にありがちそうなおせっかいで隠し事のできない人間関係がおもしろくえがかれている。

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    2024年08月24日
  • ガール

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    30代女性です。「わかるわかる!」と言う共感が詰まった本で面白かったです。読みやすかった。女性は女性の鏡。立場が違っても女性同士、尊敬し合いながら生きていこう、と前向きになれる本でした。

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    2024年08月24日
  • 噂の女

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    最初は短編集風にみえてどんどんと繋がっていく、連作短編的な作品。視点がさまざま入れ替わり面白くよく練り込まれている。女は男次第で成り上がれる。

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    2024年08月22日
  • 向田理髪店

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    過疎の町、北海道苫沢町。この町で起こる様々な騒動と人間模様。一話完結であるが繋がっている連絡集。
    息子が後を継ぐと急に帰ってくる「向田理髪店」
    風呂場で倒れた馬場さんと家族の話「祭りの後」
    中国から花嫁を迎えた大輔の話「中国からの花嫁」
    小さな町に新しいスナック「さなえ」ができた話「小さなスナック」
    苫沢町が映画撮影のロケ地になる話「赤い雪」
    広岡の息子が詐欺師の主犯格になる話「逃亡者」

    小さな町特有の息苦しさと、小説ならではの小さな希望と温かさを感じられるエピソード。
    どこかの町に本当にありそうなリアリティさがある。
    モデルは夕張市だろうか?

    「向田理髪店」はまさに共感できて、胸がザワザ

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    2024年08月12日
  • 最悪

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    奥田英朗のクライムノベルは初読なんだけど、あんまりスッキリしないラストだった。
    半分以上物語を過ぎた時点であまりにも展開が不快で、読んでいてかなりストレス高かった。ここまで読者の気持ちを落とす必要があるのか、あるのならそれなりのカタルシスを持ってきてくれよ、と思ったんだけど、結局心の澱は消えず。
    後半は「そうきたか」という方向に物語の舵を切って、最後まで読み切った。
    けど、やっぱりラストが釈然としない。終幕が粗すぎる。
    じゃあどういう終わり方をすれば良いのか?という話だけど、結論としては助走をつけすぎだったんじゃないか、と思う。
    さっきも言ったけど、けっきょくこの600ページ超える作品で半分以

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    2024年08月05日
  • コロナと潜水服

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    悲しいようなホッコリするような、そこに少しありえない設定を加味した内容の短編集


    タイトルにある「コロナと潜水服」は、まさにコロナ禍初期の一番ビビってた時期の話で、少し懐かしさも感じました

    自分も息子と自宅にこもってたなぁ…
    でも、外に連れてけってよく言われたなぁ…
    潜水服を防護服に見立てて外出する様は面白すぎました

    最後の「パンダに乗って」が、涙を誘う話で印象的でした

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    2024年07月31日
  • ナオミとカナコ

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    結構ページ数多かったですが、展開が面白くて読みやすくあっという間に読み終わってしましました。
    最後の方のスピード感というか、緊迫感は読んでてハラハラしました。

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    2024年07月15日
  • 我が家のヒミツ

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    奥田英朗さんの小説は人を元気にする力があると思う。家族との関係を書いた短編集。家族小説というカテゴリー。

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    2024年07月07日
  • ナオミとカナコ

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    読みやすい!すぐに読み終わりました。
    どちらも爪が甘過ぎてイラッとする場面もありますが頭に描写が浮かびやすくそりゃドラマ化するわといった感想。
    ドラマをヒットさせるには視聴者が少しイラッとするところがあるとヒットするのだそう。
    李社長の印象が最初と全く変わってこんな人が身近にいたら良いな〜と思ったのとドラマは高畑淳子だそうではまり役すぎてドラマも観たかったな。
    本の感想としては最後までハラハラして楽しめました!

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    2024年07月07日
  • 家日和

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    噂話が好きなあなたに…
    巻末で益田ミリさんも書いているように、他人の家を覗き見ているように楽しめてよかった!

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    2024年06月11日
  • ヴァラエティ

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    あとがきに方々に散らばった短編を寄せ集めて作ったとあった短編集。終わる話かと思ったら2話続いてり、それ以外は1話完結で、途中で突然対談が入ったりする。「おれは社長だ!」と「毎度おおきに」は続いてる話で、大手広告代理店を退職独立したの話。業界内ではよくある話をネタにしたという雰囲気。「ドライブ・イン・サマー」は落語のようなオチのあるドライブ感のある短編。真夏の車中、ありえない人たちと次々と出会う。気がつけば抜け出せない最悪の事態に引きづりこむのがさすがこの作者。「クロアチアvs日本」はサッカーワールドカップのクロアチア戦をクロアチア人目線で描くショートショート。「住み込み可」は熱海の旅館みたいな

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    2024年06月10日
  • 向田理髪店

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    え、これで終わりなの?って感じ。
    悪く言えば、物足りない。
    良く言えば、もっと読みたい。
    結局、奥田英朗作品が大好きなので高評価ですが、もっと読みたいので★は3つ。

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    2024年06月08日
  • コロナと潜水服

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    葉山御用邸近く、一色海岸から歩いて一分という奇跡的希少物件であった。 立志伝中の創業者 進取の気性に富み 悔しいくらい的を射る 孫からのテレビ電話に相合を崩し 妊娠六ヵ月の身重 父子で昼食を摂る 敦賀と東尋坊 買うのは初代フィアット・パンダである

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    2024年05月27日
  • コロナと潜水服

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    日常に起きる不思議な出来事。ユーモアとペーソスに溢れ平易な文章でスイスイと読み進めることができた。

    ■海の家
    葉山の古民家のタケシ君。怖くない、むしろ癒しになる幽霊。助けてくれてありがとね。

    ■ファイトクラブ
    追い出し部屋に追いやられた男性たちにボクシングを教える年配の男性。丹下段平みたいだな。よくあるパターンのお話だが、後味は良い。

    ■占い師
    恋愛の悩みにアドバイスをくれる占い師。鏡子という名前が絶妙。

    ■コロナと潜水服
    コロナウイルスを感知できる5歳の息子。雨合羽を搔き集めた市長がいたのを思い出した。まだ感染者は一定数いて終わった話でもないのだが、こういう感じに語れるほどには落ち着

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    2024年05月25日