奥田英朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2004年上期の直木賞受賞作品。
一つ前に読んだ「我が家の問題」の読後感が微妙だったので、もう少し楽しく読めそうなものを、と思って読んでみた。
伊良部総合病院神経科の医師(兼 院長の御曹司)、伊良部一郎の破天荒な人格は、利害関係者でさえなければ、一緒にいて爽快かもしれない。医者としては絶対に関わりたくないが。
藪医者に見えて、本作に登場する患者5人の悩みは一応解決しているようなので、結果主義でいえば、名医なのだろう。
連作五篇の中では、「義父のヅラ」が一番ウケた。義父兼学部長のヅラをパカっと外したい、というどうしようようもない欲望に取り憑かれた娘婿が実際にそれを実行するハメに陥る。義父が -
購入済み
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世界陸上と800m走の冷遇を
TWO LAPS 横田代表や
久保凛ちゃんや、落合くんに読んでもらいたい
あとは、川元さんとか源さん
塩見さんとか川田さんにも
ちょっとコア過ぎてこのコメントも冷遇されそう -
Posted by ブクログ
家庭内のあるある系問題を描いた六篇。いずれも大きな事件は起こらず、日常のささいな(でも当事者として重大な)問題に試行錯誤するお話。
自分もランナーであるので、最後の「妻とマラソン」が1番共感しやすかった。作家である夫の(編集者の)力で、東京マラソン(と思しきレース)のチケットが手に入るくだりは、10年連続抽選にハズレ続けの身からは羨ましい限りだ。
「ハズバンド」では、自分(夫)の会社内でのポジション・扱いが明らかに低いことを会社行事(ソフトボール大会)の際に妻に知られてしまったときの夫側の視点は記載がなく、妻側視点で物語は進むのだけど、夫の気持ちが気になって仕方がない。
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Posted by ブクログ
30代の揺れ動く乙女心。
「ガール」と呼ばれた世代をそろそろ卒業し、
結婚、出産、出世など分岐点に立つ女性の姿がとてもリアルに描かれていた。
周りを羨ましがったり妬んでみたり、それでも「女は強し」だよなぁ。
「ワーキング・マザー」の母心には温かい気持ちになり、
「ひと回り」で、新人の男の子に色めき立つ女心が面白かった。
私は「ガール」なんてとっくに通り過ぎてしまったけど、性別よりも人としての充実感を楽しめている気がする。
それにしても、奥田さんの女性の心理描写がリアル過ぎて驚きました。
なんでこんなに鮮明に分かるんだ?
この方が気になってしまった。