奥田英朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
学生の頃、友達の家の本棚にあったのを何の気になしに読ませてもらったことがこの本との出会い。古本屋さんで三冊そろって並んでいたので、また読み直したくなってお迎えしました。
しかし、当時なにを面白いと感じたのか…
上手く言い表せないうちに、すいすい読んで読後感がスッキリだったことは間違いない(*´-`)
とにかく登場人物が一癖も二癖もある。素っ頓狂とか、奇人変人という言葉でくくりたくなる医学博士・伊良部一郎を筆頭に伊良部総合病院の神経科には様々な症状を訴えた患者がそのドアを叩くのだ。
医者らしからぬ伊良部のお気楽な発言で、患者は心中では伊良部を罵ったり、はたまた自分の症状をただ1人受け入れてくれる存在として一時崇めたりと患者の心中は忙しない。
むしろ症状に理解を示しつつ、より悪化してしまうのでは?みたいな助言をするので、患者はもっと徹底的に症状が悪化した挙句、天元突破!みたいな感じで治癒?するから驚くし、笑ってしまう。
伊良部がどこまで狙ってやっているのかが謎すぎる(笑)が、患者の訴えに不思議なかたちで寄り添ってくれるところにほっこりするのかもしれない。