奥田英朗のレビュー一覧

  • 普天を我が手に 第三部

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    ネタバレ

    面白かった。歴史上の出来事として知ってる事件が、そういうことだったのかーと分かるというか。第一部第二部もそうだったけど、当事者目線で振り返らせてもらうというのは違うんだろうな。実在の名前の変えられ方も面白くてニヤリとさせられる感じ。
    全員そっち側に行っちゃったかー、そっち側に行かなかった人を主人公にもう一回書いてもらえないかなぁと思う一方、「たかが選手が」と言い放ってしまうあの人も若い頃はこんな感じだったのかなというのは新鮮で、未来の人が見られたら同じ「第二次大戦後に生きた人」になる訳だし、自分の立ち位置というか、人の見方というか、一歩引いてやっていこうかなと思った。
    とはいえ第一部がいちばん

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    2026年04月06日
  • イン・ザ・プール

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    何やらとんでもない破天荒な医者に出会ってしまった、かと思いきや。飄々と掴みどころがなく、言うことなすことがめちゃくちゃな伊良部という医者。あらゆる病気や中毒に苦しむ患者たちの、一連の事件(?)が終わった後に伊良部の言動を振り返ると、実は名医なのでは!?という疑念が拭いきれず…!いや、考えすぎかも。笑
    依存症に被害妄想、強迫観念等々。傍から見た時の当事者の人たちの様子がありありと分かったのが新鮮かつ怖くも感じた。何事も行き過ぎはよくない。。

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    2026年04月05日
  • イン・ザ・プール

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    どれも一歩間違えたら自分もなってしまいそうな精神病。病気だからってまともに受け止めちゃいけないんだなって思った。
    伊良部先生のようにトンチンカンな先生のほうが名医なのかもしれない。

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    2026年04月03日
  • コロナと潜水服

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    短編作でその中の一作がこの本のタイトルになっている。サラサラっと読めてしまうので読みやすい。心霊現象ストーリーなんだけれど決して怖いものではなくとてもほんわかする気持ちになるのが良かった。

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    2026年03月31日
  • リバー 下

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    ネタバレ

    上巻とまとめて記載

    犯罪小説と言うより警察小説

    群馬と栃木に行ったことがないので、まず渡良瀬川と桐生市と足利市の位置関係をGoogleMapで確認しました。
    10年前の2つの事件と今回の3つの事件がこの川の河川敷で起こったことから、タイトルはリバー。本文には模倣犯の伏線はほぼないのに、文庫本の帯には、同一犯か?模倣犯か?と記載されています。

    この事件を解決するために、二つの県の警察の真剣かつ非効率な行動が中心なので警察小説なのでしょう。群像劇でもあるのですが、刑事さんたちが中心なのでしょう

    ただ、解決する糸口は、警察外の人からもたらされます。刈谷容疑者は写真館の松岡さん、池田容疑者は元

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    2026年03月29日
  • 家日和

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    ネットオークションにはまる主婦には急いでー!って声かけたくなったし、ブロッコリーと息子と父との戦いでは作戦を一緒に考えたくなった。
    家族って面白くて、面白い家族の一員になって笑ったりはらはらしたり、読後感が良い物語。

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    2026年03月28日
  • マドンナ

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    面白かったし読みやすかったが、どうしてもおじさんの視点である「マドンナ」は嫌悪感が凄かった。
    自分が管理職だからか、こういうのは笑えないと思ってしまった。
    「ガール」が共感出来ただけに残念。
    「パティオ」で少し清々した。

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    2026年03月23日
  • イン・ザ・プール

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    噂には聞いてましたが、想像以上にぶっ飛んでました。神経科の精神科医の伊良部一郎先生。そしてセクシーポーズで悩殺する冷徹な看護師のマユミちゃん。この先生にかかったらどんな心身症もバカらしくなって治ってしまう?みたいな。これはコメディですかね。深刻にならない、クヨクヨ考えない、おおらかに行こうと言いたいのかな。

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    2026年03月22日
  • 最悪

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    物語にグイグイと引き込まれ二日で読み切った。
    序盤はリアリティがあったものの終盤は、トンデモな展開。登場人物の思考についていけない。でも結末をみるため最後まで読み切った。

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    2026年03月16日
  • コメンテーター

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    最初と最後のコロナ禍の話を除くと全てがパニック障害(で合ってる?)の人が主役の短編集。伊良部は無茶苦茶なんだけど、ちゃんとみんな治っちゃうからすごい(笑)と書きながら、なんか読んだことあるようなと思っていたんだけど、やっぱり単行本も読んでいました。。

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    2026年03月15日
  • リバー 上

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    決して、ツマンナイってわけじゃないんだけど……。

    ただ、奥田英朗の小説にある、ストーリーが勝手にハッチャケていくあの感じがないんだよね。
    ひたすら淡々としている。
    意識してそう書いたのかなぁーと思うくらい、ホントに淡々w
    ハードカバーの方の評価を見ても全般に高めだけど、個人的には「えぇー、これのどこがそんなに面白いんだろ?」という感じだ(^^ゞ

    もっとも、現時点は上巻を読み終わったところだから。
    最後まで読み終えたら全然違うのかもしれないし。
    最近はブンガクっぽいお話を「あーでもない、こーでもない」と考えながら読むことが面白くなっているので、これはそういうタイプのお話じゃないからピンとこな

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    2026年03月14日
  • ナオミとカナコ

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    朱美社長のもとで働いたり(少しでも林さんとつながる可能性のある場所とは距離取らなきゃ!)、任意同行のあとで自宅に戻ったり(荷物なんて持たずさっさと逃亡すべき!)、爪が甘すぎてハラハラした。でも実際、人殺しなんてしたあとは気が動転して色んな凡ミスを犯すのだろうな。完璧じゃないところがリアルでした。
    疑心暗鬼になって仕事が手につかなくなる様子はリアリティがありました。生きた心地がしないのがよく伝わってきました。

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    2026年03月14日
  • 最悪

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    びっくりするほど最悪の展開だった。
    選択肢の悪い方をずっと選んでいるようで、こんなに読みながら苦しいのも珍しいぐらいの最悪さだった。
    それぞれ同情するような部分があるからこそ余計ただただ苦しかった。
    とにかく上手く最悪さ?が描かれていた。

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    2026年03月12日
  • 空中ブランコ

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    特別引き込まれるものも無いのだが、いつの間にか読めてしまっていて悔しい。ということは面白いんだと思う。変な感想だが、読んだ人には理解していただけるであろう

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    2026年03月10日
  • 最悪

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    別の国の物語を読んでいるよう。
    この国の四半世紀前の個人事業主、女性正社員、無職の若者、それぞれの置かれた立場を描写している。読み物として誇張や単純化の表現はあるのだろうが、当時多くの読者が共鳴した事実は確か。2026年現在の社会を憂い、困惑する人々の話をよく聞くが、はたしてどのくらいの人がこの四半世紀前の世界を「少しはまともだった時代」と思えるだろうか。そのくらい気味の悪い社会が描写されている。この時代を少しは知っている者から見ても「この当時は狂っている」と驚嘆する。例えれば、1970年の人々が戦時中に発行された新聞を読んでいる感じだ。
    物語自体はテンポもよく楽しめる。リアリティーは無いがエ

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    2026年03月04日
  • コロナと潜水服

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    心温まるオカルト的なファンタジー短編集。

    相変わらず、文章読ませる力は凄いが、設定としては若干ほかの作品と比べると弱めかな。

    コロナと潜水服は、当時のことを少し思い出した。

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    2026年03月02日
  • リバー 上

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    川沿いに棄てられた若い女性の死体
    前にも同じ事件
    後ろ手に縛られる
    ゴム手
    被害者は売春
    容疑が濃いトラックドライバー
    多重人格、警察署で変貌
    復讐に燃える異常な父親
    飲み屋での喧嘩で拘置される
    昼間外に出ない引きこもり
    高校生の2人乗りバイク
    外国人の存在
    警察テリトリーの対立
    他地域から来てホテルに滞在して、不思議な方法で多重人格と対話し、プロファイリングで事件を探る変人の男
    内陸の工場産業のある地方、国境(県境)沿い
    地元有力者が関係する
    片目

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    2026年02月26日
  • 空中ブランコ

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    シリーズ二作目でパターンが読めてきたが、相変わらず伊良部先生が破天荒で面白い。時々患者に感情移入してしまうところもある。何かが気になって視野が狭くなる事って誰にでもあるよなと思う。次も楽しみだ。

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    2026年02月24日
  • コメンテーター

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    好きでした。
    心に伊良部先生を飼いたい
    いや、現代人みんなの心に伊良部先生を。

    シリーズものの最新作とは知らずに読んだので、伊良部先生にまた会いに行きたいです。

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    2026年02月15日
  • 空中ブランコ

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    伊良部先生シリーズ第2巻。

    自由奔放な先生は健在。知り合いの知り合いくらいの距離にこういう人がいれば愉快だろうな。直接はちょっと荷が重いけど。

    軽めのタッチで描かれているけど各話の悩み事は結構深刻。精神的に追い詰められると、どれも発症してもおかしくないんじゃないか、なんていう怖さを微塵も気にしない伊良部先生はある意味凄く心強い存在に思えます。結果としてとても良い形ど解決していくのが痛快でした。

    若干慣れてきたから、次巻以降に何か切り口が変わると嬉しい。

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    2026年02月13日