奥田英朗のレビュー一覧

  • 向田理髪店

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    北海道苫沢町を舞台にした連作短編集。
    理髪店を営む向田康彦と家族、友人、町の住民がおりなす狭い町におこる様々な出来事。狭い町にありがちそうなおせっかいで隠し事のできない人間関係がおもしろくえがかれている。

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    2024年08月24日
  • ガール

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    30代女性です。「わかるわかる!」と言う共感が詰まった本で面白かったです。読みやすかった。女性は女性の鏡。立場が違っても女性同士、尊敬し合いながら生きていこう、と前向きになれる本でした。

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    2024年08月24日
  • 噂の女

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    最初は短編集風にみえてどんどんと繋がっていく、連作短編的な作品。視点がさまざま入れ替わり面白くよく練り込まれている。女は男次第で成り上がれる。

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    2024年08月22日
  • 向田理髪店

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    過疎の町、北海道苫沢町。この町で起こる様々な騒動と人間模様。一話完結であるが繋がっている連絡集。
    息子が後を継ぐと急に帰ってくる「向田理髪店」
    風呂場で倒れた馬場さんと家族の話「祭りの後」
    中国から花嫁を迎えた大輔の話「中国からの花嫁」
    小さな町に新しいスナック「さなえ」ができた話「小さなスナック」
    苫沢町が映画撮影のロケ地になる話「赤い雪」
    広岡の息子が詐欺師の主犯格になる話「逃亡者」

    小さな町特有の息苦しさと、小説ならではの小さな希望と温かさを感じられるエピソード。
    どこかの町に本当にありそうなリアリティさがある。
    モデルは夕張市だろうか?

    「向田理髪店」はまさに共感できて、胸がザワザ

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    2024年08月12日
  • 最悪

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    奥田英朗のクライムノベルは初読なんだけど、あんまりスッキリしないラストだった。
    半分以上物語を過ぎた時点であまりにも展開が不快で、読んでいてかなりストレス高かった。ここまで読者の気持ちを落とす必要があるのか、あるのならそれなりのカタルシスを持ってきてくれよ、と思ったんだけど、結局心の澱は消えず。
    後半は「そうきたか」という方向に物語の舵を切って、最後まで読み切った。
    けど、やっぱりラストが釈然としない。終幕が粗すぎる。
    じゃあどういう終わり方をすれば良いのか?という話だけど、結論としては助走をつけすぎだったんじゃないか、と思う。
    さっきも言ったけど、けっきょくこの600ページ超える作品で半分以

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    2024年08月05日
  • 町長選挙

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    シリーズ第三弾!
    これ、パロっていると思いますが、大丈夫なの?(笑)
    ナベツネ、ホリエモン、黒木瞳...

    ■オーナー
    間違いなくナベツネをパロっています(笑)
    プロ野球の1リーグ構想。
    新聞社のオーナー。
    しかし、パニック障害に..
    結局、背負っていたものをすべて、脱ぎ捨て、引退することで解決へ..

    ■アンポンマン
    これはホリエモン(笑)
    インターネットとメディアの融合。
    二ホン放送の買収。
    ひらがなが書けなくなってしまう症状に。
    幼稚園児との交流から治癒していきます。

    ■カリスマ稼業
    これは、黒木瞳だと思う(笑)
    スタイルにこだわり、アンチエイジングへのこだわり。
    ここではマユミの言動

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    2024年08月04日
  • 町長選挙

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    シリーズ第3弾!
    今度は海を越えて、都下の離れ小島に赴任することに。ここに来ても、伊良部は全く変わらない(笑)

    小さな小さな診療所に、なぜかCTスキャンが、愛車のポルシェもいつのまにか、海を渡り、ここにある。何もかもが常識を超え、異次元の世界www

    ここでは4年に一度、必ずある町長選挙…
    島を二分する対立候補が、生活をかけて、常に戦い続けている(^^)

    そんな中に彼が入るとどうなるが…(笑)

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    2024年08月02日
  • コロナと潜水服

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    悲しいようなホッコリするような、そこに少しありえない設定を加味した内容の短編集


    タイトルにある「コロナと潜水服」は、まさにコロナ禍初期の一番ビビってた時期の話で、少し懐かしさも感じました

    自分も息子と自宅にこもってたなぁ…
    でも、外に連れてけってよく言われたなぁ…
    潜水服を防護服に見立てて外出する様は面白すぎました

    最後の「パンダに乗って」が、涙を誘う話で印象的でした

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    2024年07月31日
  • ナオミとカナコ

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    結構ページ数多かったですが、展開が面白くて読みやすくあっという間に読み終わってしましました。
    最後の方のスピード感というか、緊迫感は読んでてハラハラしました。

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    2024年07月15日
  • 我が家のヒミツ

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    奥田英朗さんの小説は人を元気にする力があると思う。家族との関係を書いた短編集。家族小説というカテゴリー。

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    2024年07月07日
  • ナオミとカナコ

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    読みやすい!すぐに読み終わりました。
    どちらも爪が甘過ぎてイラッとする場面もありますが頭に描写が浮かびやすくそりゃドラマ化するわといった感想。
    ドラマをヒットさせるには視聴者が少しイラッとするところがあるとヒットするのだそう。
    李社長の印象が最初と全く変わってこんな人が身近にいたら良いな〜と思ったのとドラマは高畑淳子だそうではまり役すぎてドラマも観たかったな。
    本の感想としては最後までハラハラして楽しめました!

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    2024年07月07日
  • ガール

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    隣の芝は青く見える。30歳すぎると女性は難しい。未婚、既婚、子あり、子なし。様々な選択肢のある世の中だからこそ。自虐もしたくないし、マウントもとりたくない。他人と比べないで自分らしくいたいけど、なかなかそうもいられない。だってガールだから。

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    2024年06月25日
  • 家日和

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    噂話が好きなあなたに…
    巻末で益田ミリさんも書いているように、他人の家を覗き見ているように楽しめてよかった!

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    2024年06月11日
  • ヴァラエティ

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    あとがきに方々に散らばった短編を寄せ集めて作ったとあった短編集。終わる話かと思ったら2話続いてり、それ以外は1話完結で、途中で突然対談が入ったりする。「おれは社長だ!」と「毎度おおきに」は続いてる話で、大手広告代理店を退職独立したの話。業界内ではよくある話をネタにしたという雰囲気。「ドライブ・イン・サマー」は落語のようなオチのあるドライブ感のある短編。真夏の車中、ありえない人たちと次々と出会う。気がつけば抜け出せない最悪の事態に引きづりこむのがさすがこの作者。「クロアチアvs日本」はサッカーワールドカップのクロアチア戦をクロアチア人目線で描くショートショート。「住み込み可」は熱海の旅館みたいな

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    2024年06月10日
  • 向田理髪店

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    え、これで終わりなの?って感じ。
    悪く言えば、物足りない。
    良く言えば、もっと読みたい。
    結局、奥田英朗作品が大好きなので高評価ですが、もっと読みたいので★は3つ。

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    2024年06月08日
  • コロナと潜水服

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    葉山御用邸近く、一色海岸から歩いて一分という奇跡的希少物件であった。 立志伝中の創業者 進取の気性に富み 悔しいくらい的を射る 孫からのテレビ電話に相合を崩し 妊娠六ヵ月の身重 父子で昼食を摂る 敦賀と東尋坊 買うのは初代フィアット・パンダである

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    2024年05月27日
  • コロナと潜水服

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    日常に起きる不思議な出来事。ユーモアとペーソスに溢れ平易な文章でスイスイと読み進めることができた。

    ■海の家
    葉山の古民家のタケシ君。怖くない、むしろ癒しになる幽霊。助けてくれてありがとね。

    ■ファイトクラブ
    追い出し部屋に追いやられた男性たちにボクシングを教える年配の男性。丹下段平みたいだな。よくあるパターンのお話だが、後味は良い。

    ■占い師
    恋愛の悩みにアドバイスをくれる占い師。鏡子という名前が絶妙。

    ■コロナと潜水服
    コロナウイルスを感知できる5歳の息子。雨合羽を搔き集めた市長がいたのを思い出した。まだ感染者は一定数いて終わった話でもないのだが、こういう感じに語れるほどには落ち着

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    2024年05月25日
  • コロナと潜水服

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    奥田さんらしい不思議で心温まるストーリーが詰まっている。
    個人的には最後の「パンダに乗って」が好きだった

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    2024年05月22日
  • 新装版 ウランバーナの森

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    大好きな作家さん奥田氏のデビュー作、ああこれビートルズのジョン?と思い描きながら楽しく読めました。最後の奥田氏によるあとがきを読んで、なるほどと思った。

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    2024年05月16日
  • 噂の女

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    あんまりいい気はしない話だけと、悪女ゆうもんはそれだけの真似できない努力をしてるもんだとちょっと関心した。
    そして田舎は実に怖いねー。

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    2024年05月12日