【感想・ネタバレ】コメンテーターのレビュー

あらすじ

トンデモ精神科医・伊良部シリーズ最新刊!

打ち切り寸前のワイドショー番組制作チームは、状況を打破すべくコメンテーター探しに奔走中。昔気質な上司の方針で「美人女医」を連れて来るつもりが、手違いで色白で太った精神科医・伊良部一郎が出演する羽目に。彼の自由すぎる発言が、令和の悩める人々を笑撃&震撼させる! 大人気の連作短編集シリーズ、待望の第4弾。

単行本 2023年5月 文藝春秋刊
文庫版 2025年9月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

最高です!はちゃめちゃだけど本当に楽しい!
本人にとって辛い症状なはずなのに
Dr.伊良部と関わることでポップに受け止められる
エピソード揃ってるのでぜひ連ドラ化してほしい!

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

安定のシリーズ第4弾。
普段小説読まない人に勧める作品はこれだね。
実際兄にも勧めて読みやすいと言われた

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

伊良部シリーズ
前作を読んだのはいつだったか
忘れてしまうほど時間が
たっている
はちゃめちゃな治療で
訳がわからないところは
あいかわらず
読んでいるうちにそうだった
と、思い出す
どう考えても医者らしくない
行動に戸惑った記憶がある

今回もハラハラしたが、
なんだか伊良部先生が
愛おしく思えてくる
すべては自分のために
患者をそそのかしてるようにしか
見えないのだけれど
患者たちは
救われているから不思議
読んでいる自分も
読後は心が軽い
いつのまにか治療されていた!

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2025年11月06日

Posted by ブクログ

久々の伊良部シリーズ
精神科医の伊良部先生と看護師のマユミちゃんのコンビは相変わらずで、あぁそうそうこんなんだったなぁと思い出す。
調べてみると前作の町長選挙から15年近く経っての続編だったようで、もうそんなに経つのかと思う。

1作中の伊良部とマユミちゃんは変わらず魅力的で、この15年で自分自身に色々あって不安障害に近い状態にもなったりして、そんな作中の患者さんに共感を覚え、伊良部先生のデタラメな様で核心をついている「死にはしないんだから」とか「恥をかいてみれば良いんだよ、周りは明日には忘れてるよ」とかそんな言葉が心に刺さる。

内容自体は気軽に楽しく読める短編が5本あり、どれも面白く伊良部先生とマユミちゃんの魅力が溢れるいい作品です。

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

久々に読んだとんでも精神科医伊良部のお話。毎回突拍子もない治療法で患者が徐々に回復するのを読んでいると自分の心も軽くなる気がして大好きなシリーズ。

今作はこれまで全然喋らなかったマユミさんも前のめりで発言していて新鮮だった。

人間関係に疲れてる方、短編でさらりと読めて癒されるのでおすすめです。

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2025年10月24日

Posted by ブクログ

ハードカバーで、一回読んだかな?記憶が定かではない。ま、どっちにしろ、伊良部者は面白い。
なんとなく、理にかなっているような、いないような対応が良いですね。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

伊良部シリーズは本当どれも読みやすくて面白い。

精神的な不安定性(病とはあえて書かない)を抱える患者の根本原因とその治療を、コミカルに、かつ真理をついて描写できるのは本当にすごい。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

久しぶりの伊良部シリーズに元気をもらった。伊良部先生は一見狂った医者だが、精神科医としてはこういった人物が適材なのではと思わされてしまうのが不思議だ。特に「ラジオ体操第2」が好きで、人に対して怒れなかった福本さんが殻を破ってラジオ体操を歌い出した場面では思わず笑ってしまった。

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

久しぶりの伊良部先生!面白かった。短編集でそれぞれの患者が伊良部先生に翻弄させられながらも、治療されていく様子は微笑ましく、また勇気が湧いてくる。肩に力が入りすぎな人は是非読んでほしい。これまでのシリーズもう一回読み返そうかな。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

どの章にも自分と同じ弱さを持つ登場人物がいて(心が弱い)、伊良部先生があっけらかんと患者の不器用なところを解いていく。読んでいて気持ちがいい。自分も心ががんじがらめになる前に、軽く背負いすぎずに生きようと思える作品

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

久しぶりに伊良部先生に会えた!時代に合わせてちゃんとSNSとかネットの問題を取り上げてるし、なんだかんだいって必ず問題が解決するこのシリーズ、好き。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

2025.9.15
やっぱり面白い伊良部シリーズ。今回のはコロナ禍に起きたことがあげられていて、「そんなこともあったよな〜」と思い出されました。コロナ禍についてこのような形で後世にも残っていくんだな。何十年後かに初めて知る世代はどう思うんだろう、と考えさせられた一冊。

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2025年09月30日

Posted by ブクログ

この表紙見かけて「あら、懐かしぃ〜」とか思ったら17年ぶりの新作とか書いてあって2度見したわよ、伊良部センセ。

タイトルからして、ノリノリで喋りまくる伊良部センセが目に浮かぶとか思ったら案の定w
基本、人の話は聞かない暴走人間だから今作も患者を振り回した挙句に治癒の方向へいざなうってゆーか、勝手に患者が治ってしまう凄腕(?)ドクターなのであります。

17年前より今の方が伊良部センセは求められるかも。誰も彼もが傷つきやすくてすぐに病み散らかすし、薬を処方してもらいたがるでしょ?
伊良部センセみたいな行動療法やれば、大概の人は治るかもです。
あ、ビタミン注射はバンバン打たれて凝視されるけど。

相変わらずマユミちゃん、いい味出してるぅ〜♪

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

大学生の時によく伊良部シリーズを読んでいたので非常に懐かしい。空気感は変わってないと思うが大人になってからだとお笑い的に刺さるところはかなり少ない。
病んだ現代人をポップに描けるのはいいところだと思う。

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

てっきり終了したものと思っていた伊良部シリーズの最新刊がまた読めるとは。
前作から10年以上が経過し、ますます複雑化する社会からはぐれてしまった人々の心の深淵を露わにする…というような重たい話では全くなく、ひたすらコミカルで楽しい作品集で、あっという間に読み終えた。
精神科医の伊良部によって無茶苦茶な治療を施された結果、いつの間にか患者が治ってしまうというフォーマットは前作までと変わらないので、新鮮味はあまり無いんだけど、本作ではナースのマユミちゃんが前面に出てくる展開が多めで結構印象に残った。
奥田さんもこのところ重たいテーマを扱った作品が続いていたので、久々に肩の力を抜いて楽しく読めたのは率直に嬉しかった。大作もいいんだけどまたこういうのも描いて欲しい。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

安定度抜群のキテレツ伊良部先生がやっぱり面白かった。何となく自分の気持ちも癒されるような気がするのが不思議です。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

お久しぶりの伊良部先生!
シリーズ4作目ともなるとさすがに笑撃はなくなったけど、相変わらずの迷医ぶり。
ハチャメチャだけど憎めない。
常識を覆す限界突破!

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2025年11月05日

Posted by ブクログ

伊良部先生の話初めてですがシリーズものなのねー こんな先生本当に居たら良いなあ 面白くするする読めてちょっと癒される。あっ。こんな風に考えたら楽になるのねと腑におちるところもたくさんあった。
 

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

精神科医 伊良部先生シリーズ。慣れたせいもあるのか、前作までと比べて笑えるような面白さではなかった。

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

久しぶりの伊良部先生シリーズ(第4弾)。相変わらずのハチャメチャ振り。でも、しっかり患者さんは治っている。本作はどれも秀逸ですが、個人的にはピアノレッスンとパレードが良かった!

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2025年10月14日

Posted by ブクログ


待ってました!
なんで今更とは思ったけど、この時代だからこそ面白い!
「人生、勝ったも負けたもないの。動物を見習うといいよ。生息地がちゃんとあって、そこから出ないようにして生活してるでしょ?仮にタヌキが都会に紛れ込んでしまった場合、自分は都会の暮らしを克服したいなんて言い出すと思う?来るとこ間違えたって、急いで帰るだけじゃん」

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

奥田英朗、精神科医・伊良部一郎シリーズ第4弾『コメンテーター』。

伊良部総合病院神経科・医学博士・伊良部一郎のもとにテレビディレクターから、ワイドショーのコメンテーターの紹介依頼が舞い込む。
『美人女医』の紹介を頼むつもりが、伊良部が出演することに。
伊良部と看護師・マユミの出演で、視聴率は上昇…
伊良部の自由気ままな言動は、世間からは賛否両論…

そんな伊良部のもとに、さまざまな悩みを持つ患者が。
テレビプロデューサー、オフィス機器メーカーの営業マン、デイトレーダー、ピアニスト、大学生…

ひさしぶりの伊良部シリーズ。
やっぱり笑える。
伊良部はなんだかんだといいながら、名医なのかもと思ってしまう。
自分のやりたいことをやりたい放題で、はちゃめちゃ。
患者を振り回しているようで、気づけばみんな良くなっていく。
何にもしてないようなのに…

看護師・マユミもなかなか個性的。でも言うことは正論。ただのやる気のないおねえちゃんかと思っていたが…

まだまだ続いてほしい、伊良部シリーズ。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

伊良部シリーズ久々の新作。
短い短編で、感情移入できる患者キャラを出し、滅茶苦茶なやり方で直していく。
痛快で面白く、色々考えさせられる部分もある。
良作。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

久しぶりの伊良部シリーズ!!!
いつぶりに読んだだろうか!!!
あーそうだった、この人注射大好きなんだった。
表題作とラジオ体操の話がめっちゃ好きだった。先生とマユミちゃんは絶対メディアに出しちゃダメ(笑)
パワハラ上等のプロデューサーがたじたじになったのもいいオチだった。
ラジオ体操の話はそうきたか、って爆笑しちゃった。そりゃ相手もビビるわww
ほかに作品もおもしろかった。億万長者の話は元同期がとってもいい人。こういう人を大切にしなさいよと思うけどもう手遅れなんだよねー。
おもしろかったなーほんと。
絶対かかわりたくはないけど、知り合いの知り合いくらいの距離感でずっと話を聞いてたい男だ。

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2025年10月07日

Posted by ブクログ

好きなシリーズが文庫本になっていた。やっぱり、伊良部先生は面白かった。
最後の方で単行本で読んだと気づきましたww

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

ゲラゲラ笑った、楽しい本と言えば「空中ブランコ」「インザプール」
待望の伊良部先生、相変わらずのぶっ飛びなのに、なぜか、まっとうに感じました。私、麻痺してる?
すっかり忘れてたコロナの頃を思い出し、閉塞感を吹き飛ばしてくれる存在って良いなぁ〜と。
大笑いではないけれど、楽しくていいお話ばかりです。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

長いシリーズだからちょいちょい忘れてたけどそうだこんな変人だったんだと再認識!
常にとんちんかんな方向に行ってるのに心がすとんと楽になる。ピアノレッスンが個人的に好みだけど前に患者で出てきた猪野さんが出てきてちょっとテンション上がった!

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

トンデモ精神科医・伊良部一郎シリーズ第4弾。彼の自由すぎる発言が、令和の悩める人々を笑撃&震撼させる!
とにかくこの世はストレス社会。老若男女すべての人々が悩みを抱えながら毎日を生きている。伊良部のトンデモ言動は、専門家や医者や宗教でも真理を突けない本質をズバリ解決する。読者側もストレス解消になる。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』『町長選挙』と続いた「伊良部シリーズ」
『空中ブランコ』は2004年、第131回直木賞を受賞。
ドラマ化、映画化もされたが、小説の累計部数は300万部越え!
そんなシリーズ最新刊はなんと17年ぶり!

実は私、ドラマの方は記憶がある。
と言っても覚えているのは、主演の伊良部を石原軍団の徳重さん、看護師のマユミを余貴美子さんが演じていたことだけ。

17年ぶりに新刊が出たことを知らなかった私。
装丁の”赤ちゃんの写真”を見た瞬間、「伊良部シリーズ???」と思い手に取った。
奥田さんが「この写真を探してきてくれた編集者に感謝。すぐに伊良部シリーズだとわかる」というようなことをおっしゃっていたが、本当にその通り。
私もすぐにピンときたから。
でも…、ここにもコロナの影響が残っている。
赤ちゃんの下には”マスク”

コロナ禍は人々の心に影響を与えた…
伊良部先生のパワーで吹っ飛ばしてもらいたい!
そんな思いで読み始めたら、やっぱりいつもの伊良部一郎が帰って来た。

奥田英雄さんがインタビューで「乱暴な人生相談」「乱暴さをユーモアで」おっしゃっていた。
伊良部シリーズはそんな小説だと思う。


ちょっと驚いたことがあった。
狭い場所で落ち付かなくなる患者に対する病名で広場恐怖症というものが出てくる。
日本語の”広場”は”広く開けた場所”、なぜに広場?
実は『広場』の語源がギリシア語のアゴラで城壁で囲まれた市場を指すらしい。
なので実質は”閉ざされた空間”のことだそう。
作品中で伊良部も「ぼくもこの病名はどうかと思うんだよね」と言っている。

そこで思い至った。
少し前に観た韓国ドラマ『広場』
一言で言ってしまえば裏社会の抗争を描いたドラマだが、『広場』というタイトルに違和感を抱いた。
日本語の広場をイメージしたからだ。
でも、このドラマのタイトル「広場」が”閉ざされた空間”という意味で使われていたのなら…。
ドラマの原題は「광장」で直訳すると『広場』なのだ。
「광장」は漢字語だと思うので、やはり裏社会の”閉ざされた空間”という意味合いでつけられたのだろう…
と想像している。
(韓国語の勉強を始めて3年、最近ようやくこんなことを思えるようになった…)


ちょっと心に引っ掛かっていたことが、別の本を読んでいる時に「あぁ、あれはそういう事だったのか⁉」と気づくことがある。
読書はこういうところがまた面白みの一つでもある。

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2025年10月29日

Posted by ブクログ

奥田英朗さんの作品は初めてでした。
視聴率が全てのテレビマン、どんな理不尽にも怒れないお父さん、株で億万長者になった元サラリーマン、新幹線や飛行機に乗れなくなったピアノ奏者など、様々な理由で心が不調になった人が精神科の伊良部先生と絡むことで.....。
自分も同じような経験があって、その辛さが分かるのもあって、引き込まれてしまいました。
伊良部先生、無茶苦茶ですけど、それくらいでいいのかなって心が軽くなりました。

この作品、シリーズ物の第四弾だと知らず、読んでしまいました。
さっそくこの前第一弾から第三弾まで買いました。
読むのが楽しみです。
ありがとうございました!

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2025年10月16日

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