あらすじ
トンデモ精神科医・伊良部シリーズ最新刊!
打ち切り寸前のワイドショー番組制作チームは、状況を打破すべくコメンテーター探しに奔走中。昔気質な上司の方針で「美人女医」を連れて来るつもりが、手違いで色白で太った精神科医・伊良部一郎が出演する羽目に。彼の自由すぎる発言が、令和の悩める人々を笑撃&震撼させる! 大人気の連作短編集シリーズ、待望の第4弾。
単行本 2023年5月 文藝春秋刊
文庫版 2025年9月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
心の病で悩んでる人が多くいることを知れた。伊良部先生の一見突拍子もない施術だけど、実は理論があって芯を食っている治療というところが面白い。患者一人一人に向き合って、正確に病状を把握しているからできていることなのだろうか。話に出てきた全ての患者に葛藤があって、それぞれ成長していく姿に元気と活力を与えてもらった。明日からの仕事も頑張ろう。
Posted by ブクログ
打ち切り寸前のワイドショー番組制作チームは、
状況を打破すべくコメンテーター探しに奔走中。
昔気質な上司の方針で「美人女医」を連れて来るつもりが、手違いで色白で太った精神科医・伊良部一郎が出演する羽目に。
彼の自由すぎる発言が、令和の悩める人々を笑撃&震撼させる。
大人気の連作短編集シリーズ、待望の第4弾。
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悩みがうっかり軽くなる。
トンデモ精神科医・伊良部シリーズ
第1弾:イン・ザ・プール
第2弾:空中ブランコ
第3弾:町長選挙
に続く第4弾の5つの短編集
1:コメンテーター
2:ラジオ体操第2
3:うっかり億万長者
4:ピアノ・レッスン
5:パレード
今回も面白かった。
心の悩みがある人は、精神科病院に行く前にこの本を読んでみるのもアリかも。
内容はざっくり言えば、悩みを抱えてる人が伊良部先生に診てもらい、治療していく内容やねんけど(「コメンテーター」はちょっと違うかも)、
この中でも「うっかり億万長者」と「パレード」がめちゃよかった。
この2つは悩んでる人の解決した後の成長がすごいというか、悩みを解決したいという本人の想いは、どの作品も同じ気持ちやねんけど、それさえ解決したら今まで通りの生活ではなく、
この2つは今よりこれからの方が大変かもしれへんのに、
伊良部先生の治療だけじゃなく、自分の力、周りの助言の気づきで、自分の殻を破ろうと前を向いて歩きだしたのが伝わってきた。
伊良部先生の荒治療的な部分もありつつ、
どんな人でも対応は同じで、周りも緊張させない人柄。
この人物を描ける作者もすごい。
Posted by ブクログ
伊良部センセーの治療はいつも爽快だ。
読み終わるといつも元気が出たり勇気が湧いたり。
今回は先端恐怖症のあの方も特別ゲスト!?
落ち込んだ時やストレスが溜まった時にまた読み返したい。
Posted by ブクログ
伊良部先生シリーズ大好きです。
めちゃくちゃなようだけど、伊良部先生は名医ですね。
「NO」をいわない伊良部先生にメンタル弱いわたしも読んでいると心が軽くなるような気がします。
何をするにもいい加減さは必要ですね。
Posted by ブクログ
伊良部先生シリーズ。久しぶりに読んだけど、やっぱり伊良部先生はいいなーーー、と思う。責任感をもって真面目に生きることで心を病むくらいなら、無責任に、自由に生きた方がいいんじゃないかと思える。
Posted by ブクログ
「イン·ザ·プール」、「空中ブランコ」、「町長選挙」に続き、相変わらずの伊良部先生の暴走ぶりに笑わされて、スッキリ。こんな医者に出会ってしまったら、患者さんは災難?でしょうが、なかなか利にかなっていて、医学的な理論にも基づていて、突拍子もない治療法でも、不思議と快復してしまう。
今回は、伊良部先生と看護師のマユミちゃんの絶妙なコンビネーションとそれぞれの底力がますます発揮された感じでした。
このシリーズのファンとしては、前に登場した先端恐怖症の元ヤクザさんが再登場したのも嬉しい。「あの先生、人間に対する先入観が一切ないんだな。見た目で判断しねえんだ。……早い話、赤ん坊と一緒だな。」という言葉が印象に残りました。(ああ、それで、表紙の写真が、赤ちゃんなのね)
Posted by ブクログ
最高です!はちゃめちゃだけど本当に楽しい!
本人にとって辛い症状なはずなのに
Dr.伊良部と関わることでポップに受け止められる
エピソード揃ってるのでぜひ連ドラ化してほしい!
Posted by ブクログ
伊良部シリーズ
前作を読んだのはいつだったか
忘れてしまうほど時間が
たっている
はちゃめちゃな治療で
訳がわからないところは
あいかわらず
読んでいるうちにそうだった
と、思い出す
どう考えても医者らしくない
行動に戸惑った記憶がある
今回もハラハラしたが、
なんだか伊良部先生が
愛おしく思えてくる
すべては自分のために
患者をそそのかしてるようにしか
見えないのだけれど
患者たちは
救われているから不思議
読んでいる自分も
読後は心が軽い
いつのまにか治療されていた!
Posted by ブクログ
久々の伊良部シリーズ
精神科医の伊良部先生と看護師のマユミちゃんのコンビは相変わらずで、あぁそうそうこんなんだったなぁと思い出す。
調べてみると前作の町長選挙から15年近く経っての続編だったようで、もうそんなに経つのかと思う。
1作中の伊良部とマユミちゃんは変わらず魅力的で、この15年で自分自身に色々あって不安障害に近い状態にもなったりして、そんな作中の患者さんに共感を覚え、伊良部先生のデタラメな様で核心をついている「死にはしないんだから」とか「恥をかいてみれば良いんだよ、周りは明日には忘れてるよ」とかそんな言葉が心に刺さる。
内容自体は気軽に楽しく読める短編が5本あり、どれも面白く伊良部先生とマユミちゃんの魅力が溢れるいい作品です。
Posted by ブクログ
久々に読んだとんでも精神科医伊良部のお話。毎回突拍子もない治療法で患者が徐々に回復するのを読んでいると自分の心も軽くなる気がして大好きなシリーズ。
今作はこれまで全然喋らなかったマユミさんも前のめりで発言していて新鮮だった。
人間関係に疲れてる方、短編でさらりと読めて癒されるのでおすすめです。
Posted by ブクログ
17年ぶりとなる伊良部シリーズ最新刊!
今回も予想のはるか上を行く、伊良部の珍行動の数々に思わず口角が上がってしまった
ピアノレッスンの中の、ドックフード投げつけ合ったり、「バッキャロー!」と罵声を飛ばしてるシーンが一番好き!
マユミちゃんの人に流されず、自分の信念を貫いているところも魅力的だ…
面白い9割、感動1割!
さらさらりと流れていく日常の中に、そっと笑いを届けてくれるような読む栄養剤みたいな本です
気になるなら、ぜひ読んでみてください
きっと貴方も伊良部ワールド沼にひきこまれること間違いなし!
次回作も期待
Posted by ブクログ
伊良部シリーズ第四弾
久しぶりでしたが
相変わらずはちゃめちゃのようで
ちゃんと患者は回復している
やっぱり名医なのかな?
最近、過去シリーズのカバーが
期間限定かもしれないけど、
写真からイラストに変わっているが、
イラストの伊良部先生…
思っていたのとはちょっと違ったけど
ちゃんと納得したし、
これからは、このイラストを思い浮かべると思います
Posted by ブクログ
17年ぶりの伊良部先生。すぐにこんな感じだったなと引き込まれました。歳を重ねてから読むと、先入観なく人と接することができることなど、違った見方になりました。自分が気にする程周りは自分に感心持ってないことは、理解しているが、、自分のコンフォートゾーンを出れていない自分も認識しており、強制的に殻を破る環境って大事だなぁと改めて思いました。
Posted by ブクログ
妹から勧められて読みました。
仕事が終わった後の電車で読んでいました。
短編が集まっていて疲れていても読みやすく『明日も頑張ろう』と思いました。
最後の話の大学生と中学生が助け合う部分、理解してくれている人の温かい言葉は少し、涙が出ました。
私にとっては面白い9割、涙1割と言う感じでした。
このシリーズの他の本も読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
5人の精神的な疾患に陥った人達に対して毎回荒業治療を強要する。患者も最初はもう2度といくもんかと不平不満があるのだが、なんだかんだ言って繰り返しやってるうちに治ってしまう、そんな破天荒な不思議な伊良部先生
視聴率に囚われてイライラしがちな依存症・注意欠如・多動性障害のディレクター、他人にうまく怒れない過呼吸発作の会社員、引きこもりで中毒に陥ったデイトレーダー、広場恐怖症に陥ったプロピアニスト、社会不安障害の大学生
その人の陥った原因や性格、物の考え方を的確に見抜いていて、それを認知させて、実際に行動あるのみだと言ってめちゃくちゃな行動療法をする。立派な認知行動療法だ。
薬をただ処方するだけの医者よりも案外名医なのかもしれない。
真面目な顔をした医者も信頼はできるけど、伊良部先生はいい加減な感じでそれが逆に人を脱力させて妙に癒される。誰とでも打ち解け人間に対する先入観が一切ない、早い話赤ん坊と一緒。
どういう経緯でこういう医者になったのか、エピソード0とかあれば読んでみたい
Posted by ブクログ
前作を読んでからどれくらい経っただろうか
そして相変わらずの伊良部ワールド
肩肘張らずに読めるこのシリーズ大好きです
昔、徳重聡や阿部寛でドラマ化していたがなんかイメージと違うんだよなぁ。
小手伸也かな、私のイメージだと。
ドラマ化されないかなぁ。
Posted by ブクログ
シリーズを初めて読んだときは衝撃的で、その面白さは回数を重ねても変わらない。
世界に通じてほしい面白さ。
優秀な翻訳者に活躍してほしい。
日本にはこんなめちゃくちゃな面白さもあるというのがまだバレていない感じ。
なんかの作品の筒井康隆を思い出す。
Posted by ブクログ
久しぶりのこのシリーズで楽しく読めた。多種多様な悩みを持つ患者の悩みに伊良部は一風変わった治療を行う。読み終わった後は独特の爽快感があって気持ちがいい。
Posted by ブクログ
自分の本棚の中を探せば、2009年3月に前作「町長選挙」の登録があるが、いや~、こんなに長い間をおいて伊良部シリーズが帰って来るとは思わなかった。
低視聴率にあえぐテレビ局スタッフ、怒りに耐えきれず過呼吸を起こす会社員、株の売買が中毒になってしまったデイトレーダー、広場恐怖症が悪化していくピアニスト、社会不安障害で友だちができない大学生。
真面目な人が多い患者のキャラや伊良部が企てる治療の方法は以前からするとマイルドになったようにも思え、そこはまあコンプライアンスにうるさくなった時代かね。
とは言え、年月は経っても伊良部とマユミちゃんの自由なキャラクターには揺るぎもなく、変なことをしながらいつの間にやら患者を治してしまうのも変わりはなし。
読んでいて、ほのぼのニヤニヤしてしまう顛末が楽しめる。「NO」と言わずに何でも引き受ける伊良部の姿は、仕事に疲れた頭には思いがけない癒し。
自分にも似たようなところがある主人公たちに感情移入したわけでもないが、理不尽なふるまいの撮り鉄をラジオ体操で妨害する会社員に溜飲が下がる「ラジオ体操第2」、ロックライヴの助っ人ではじけるピアニストの姿が好ましい「ピアノ・レッスン」の2つが好き。
Posted by ブクログ
まさかまだ続いていたとは!
伊良部先生が好きすぎて嬉しすぎた。
心が軽くなる、私もこうでありたい(笑)昔の方がもっとハチャメチャだったような??今回の伊良部先生でした。
Posted by ブクログ
相変わらず面白かった
最新作ということもあり過去の伊良部よりかはマイルドになっている感もあるが、コロナ禍をきっかけに新たな精神面に関してのテーマでアップデートしてる
自分も登場人物ほどではないものの心当たりのある描写に笑いながらも考えさせられる面白い作品
同じ作者の別の作品も読んでみます
Posted by ブクログ
てっきり終了したものと思っていた伊良部シリーズの最新刊がまた読めるとは。
前作から10年以上が経過し、ますます複雑化する社会からはぐれてしまった人々の心の深淵を露わにする…というような重たい話では全くなく、ひたすらコミカルで楽しい作品集で、あっという間に読み終えた。
精神科医の伊良部によって無茶苦茶な治療を施された結果、いつの間にか患者が治ってしまうというフォーマットは前作までと変わらないので、新鮮味はあまり無いんだけど、本作ではナースのマユミちゃんが前面に出てくる展開が多めで結構印象に残った。
奥田さんもこのところ重たいテーマを扱った作品が続いていたので、久々に肩の力を抜いて楽しく読めたのは率直に嬉しかった。大作もいいんだけどまたこういうのも描いて欲しい。
Posted by ブクログ
お久しぶりの伊良部先生!
シリーズ4作目ともなるとさすがに笑撃はなくなったけど、相変わらずの迷医ぶり。
ハチャメチャだけど憎めない。
常識を覆す限界突破!
Posted by ブクログ
会計後にまで【治療】を仕込んで来るようになったか…恐るべしDr伊良部!!
今回も楽しく心軽々と読めました。このシリーズは毎回、絶対に笑っちゃう好きな箇所がある!!
私もマユミさんに注射されたいな〜\( ´ω` )/
Posted by ブクログ
トンデモ精神科医・伊良部一郎シリーズ第4弾。彼の自由すぎる発言が、令和の悩める人々を笑撃&震撼させる!
とにかくこの世はストレス社会。老若男女すべての人々が悩みを抱えながら毎日を生きている。伊良部のトンデモ言動は、専門家や医者や宗教でも真理を突けない本質をズバリ解決する。読者側もストレス解消になる。
Posted by ブクログ
『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』『町長選挙』と続いた「伊良部シリーズ」
『空中ブランコ』は2004年、第131回直木賞を受賞。
ドラマ化、映画化もされたが、小説の累計部数は300万部越え!
そんなシリーズ最新刊はなんと17年ぶり!
実は私、ドラマの方は記憶がある。
と言っても覚えているのは、主演の伊良部を石原軍団の徳重さん、看護師のマユミを余貴美子さんが演じていたことだけ。
17年ぶりに新刊が出たことを知らなかった私。
装丁の”赤ちゃんの写真”を見た瞬間、「伊良部シリーズ???」と思い手に取った。
奥田さんが「この写真を探してきてくれた編集者に感謝。すぐに伊良部シリーズだとわかる」というようなことをおっしゃっていたが、本当にその通り。
私もすぐにピンときたから。
でも…、ここにもコロナの影響が残っている。
赤ちゃんの下には”マスク”
コロナ禍は人々の心に影響を与えた…
伊良部先生のパワーで吹っ飛ばしてもらいたい!
そんな思いで読み始めたら、やっぱりいつもの伊良部一郎が帰って来た。
奥田英雄さんがインタビューで「乱暴な人生相談」「乱暴さをユーモアで」おっしゃっていた。
伊良部シリーズはそんな小説だと思う。
ちょっと驚いたことがあった。
狭い場所で落ち付かなくなる患者に対する病名で広場恐怖症というものが出てくる。
日本語の”広場”は”広く開けた場所”、なぜに広場?
実は『広場』の語源がギリシア語のアゴラで城壁で囲まれた市場を指すらしい。
なので実質は”閉ざされた空間”のことだそう。
作品中で伊良部も「ぼくもこの病名はどうかと思うんだよね」と言っている。
そこで思い至った。
少し前に観た韓国ドラマ『広場』
一言で言ってしまえば裏社会の抗争を描いたドラマだが、『広場』というタイトルに違和感を抱いた。
日本語の広場をイメージしたからだ。
でも、このドラマのタイトル「広場」が”閉ざされた空間”という意味で使われていたのなら…。
ドラマの原題は「광장」で直訳すると『広場』なのだ。
「광장」は漢字語だと思うので、やはり裏社会の”閉ざされた空間”という意味合いでつけられたのだろう…
と想像している。
(韓国語の勉強を始めて3年、最近ようやくこんなことを思えるようになった…)
ちょっと心に引っ掛かっていたことが、別の本を読んでいる時に「あぁ、あれはそういう事だったのか⁉」と気づくことがある。
読書はこういうところがまた面白みの一つでもある。