奥田英朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
高校まで地味だった女、糸井美幸は短大入学後、派手になり、顔は地味だが、
男性が魅了する身体になっていた。
糸井美幸には、ある噂があり、とある社長の愛人ではないかと言う。
ミステリー?サスペンス?それとも、エンタメ?
連作短編で、章が変わるごとに年月は進み、
噂の女となった、糸井美幸は、突如現れては、何やら怪しい行動をしている。
どんどん怪しくなっていく・・・。
読んでいて、糸井美幸の素性が全くつかめず、弟を名乗る若手のヤクザも
本当に弟なのか謎で、まさに、噂の女と言った感じ(笑)。
どこの地方とは明記されてませんが、地方を舞台にした作品展開で、
言葉使いにも訛りがはっきりあります。
そんなに読みづらくはないですが、イントネーションとか少し違和感?
慣れが必要かも。著者である奥田英朗の出身県である、岐阜県なのかな。 -
Posted by ブクログ
楽しかった
最近は【生き方】がテーマの本を読むのが好きですが…
この本みたいに、騙し合い、ドタバタコメディーなの好きですね
こんだけハチャメチャなのに、無駄に登場人物が死んでしまったりしない感じも好き
たしかにミタゾウみたいな、パッと見冴えない人が
ここぞと言う時に、得意な能力があるのがカッコいいですよね!
決めるとき決めるみたいなギャップが…
シティーハンターだったり
ルパン…ONE PIECEのサンジ…鬼滅のゼンイツなどなど
ギャップがあるキャラはどの作品にもかかせませんね。
※だから結局 話変わるけど何が言いたいかって言うと…
【自販機で当たり出ると、何を押すかアタフタしまくって…だいたい買った商品と同じものを押しちゃうよね!?】って事!! -
Posted by ブクログ
東京オリンピックを通して再興する戦後の日本が舞台ではあるものの、利権争いが蔓延る国家のあり方はついこないだの2020東京オリンピックの話と聞いても違和感がない。東京オリンピックが終わって続々と不正疑惑、汚職などのニュースが出てくる中で読んだため、日本も成長しないなあと他人事のような感想を抱いた。
爆破事件を起こすことで、オリンピックで浮き彫りになる階級格差、地域格差な一矢を報いようとする主人公はびっくりするほど純粋で正義感が強く、なぜか嫌いになれない。
出稼ぎの描写、これから衰退していく日本ではどんどんこういう家庭が増えていくのでは、、と怖くなった。 -
Posted by ブクログ
5人の作家による恋愛アンソロジー
奥田英朗 「あなたが大好き」
窪美澄 「銀紙色のアンタレス」
荻原浩 「アポロ11号はまだ空を飛んでいるか」
原田マハ 「ドライビング・ミス・アンジー」
中江有里 「シャンプー」
の5編が収録されています。
窪美澄さんの作品を楽しみにしていましたが2016/10/17に刊行された「すみなれたからだで」に収録されていた物で少し残念でしたが、それでも再び読み返したらやっぱり好きだなと感じました。
16歳の男女のすれ違う繊細な恋心にドキドキしたり、おばあちゃんの家や海、龍宮窟の風景が脳内映像に浮かんで来たり、おばあちゃんの作るおにぎりが食べたくなったり、終始無駄のない文章で引き込まれました。
荻原浩さんの作品も素敵でした。
中学校の同級生だった二人が夫婦になり、けれど妻は今病室のベッドの上にいます。
短編でありながら二人の歴史が凝縮されていて温かく、そしてとても切なかったです。
いつまでも余韻が残ります。
大好きな奥田さんの作品は今回も期待通りで、本作も女性心理の細やかさが随所に表現されていて主人公の彩子の気持ちに最初から最後まで共感しながら楽しめました。
文章もリズミカルで温かく優しさもあって大好きな作品です。