奥田英朗のレビュー一覧

  • リバー 下

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     若い女性をターゲットとした連続殺人事件がストーリーの軸となる。遺棄現場は河川敷の茂み。以前、似たようなシチュエーションのノンフィクションを読んだことが頭をよぎる。
     犯行の手口は過去にも酷似した例があった。その操作に関わった経験者は意識が苦くなる。捜査対象は過去にも被疑者として浮上した人物の他にも数名。
     なかなか本性を見せなかった被疑者は次々と疑念を持たせる空気感を醸し出す。一方で日常生活の雰囲気はいたって平凡で実直な性格も感じさせる。
     複数名の容疑者で最も濃厚と思しき男を除く疑わしき2名は本筋からは別の案件と思われた。過去の類似事件で警察はほぼ確定と睨んだ被疑者1は別件の容疑は濃厚なも

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    2026年03月05日
  • イン・ザ・プール

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    トンデモ医師とのこと。そのとおりです!
    伊良部の発言に、登場人物がため息をついたり、呆れたりする様が面白い。
    伊良部のおかげなのかなんなのか分からないけど、皆さん悩みが軽くなって良かったと思う。
    読んでてスッキリする。

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    2026年03月02日
  • コメンテーター

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    伊良部先生シリーズ、大好きで全巻読んでます。
    ハチャメチャだけど全く憎めない伊良部先生のカウンセリングで大真面目な患者さんが振り回されながらも自分を取り戻す姿にクスリと笑えたりホロリときたり…
    なんか人間味溢れてて好きなんです。

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    2026年03月01日
  • 家日和

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    奥田さんはいい。こんな肩の凝らない話を読ませてくれる。その上脳内倉庫には、ハードボイルドやミステリも詰まっていて、そこここには、こんな優しい暖かい話も散らばっているのだろう。

    続けて奥田さん。これもほのぼのしながらもクスッとくる。休日に読むことにして大正解だった。
    読みやすいのに何か感動的、思い当たるような身近な話題がいい。


    「サニーデイ」
    42歳の主婦の話。子供も手が離れ、自分の時間を持てるようになった。
    不用品の始末でもしょう。古物商では只だと言われ、言い値で引き取ってくるところなどない。そこでネットオークションに気がついた。
    IDが「サニーデイ」出品した品が売れた。その上買った人か

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    2026年02月27日
  • リバー 下

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    捜査線上に浮かぶ3人の容疑者。群馬・栃木両県警は総力を挙げて捜査を続けるが…。緊迫感溢れる圧巻の犯罪小説。
    3人が3人ともイヤな奴で犯人たりうる人物。でも証拠がない。ジレンマに陥るもどかしさに、どうラストに結びつけるのかと後半はイッキ読み。

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    2026年02月24日
  • リバー 上

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    10年前に発生した渡良瀬川連続殺人事件。未解決のまま、再び事件の悪夢が街を包む。人間の業と情を抉る無上の群像劇。
    NHKで放送中の『未解決事件』が今もっとも興味深い番組である。事件の真相に迫る内容は勿論のこと、被害者家族や警察関係者の事件に対する思いが胸を締め付ける。怪しいだけでは逮捕できないし、執念だけでは真実も掴めない。

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    2026年02月24日
  • 普天を我が手に 第二部

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    前作から物語が急速に加速しはじめ、四人の生きざまが交差し始めます。流石に出来すぎだろうとは思いますが、やはり第三部が気になってきますね

    本の概要

    敗戦、占領、抑留、青春、友情、再起ーー
    希望よ、新たな時代の寵児たれ。

    昭和100年・戦後80年記念刊行
    昭和史三部作、物語はついに太平洋戦争の真っただなかへ。

    たった七日間しかなかった昭和元年に生まれた四人が、
    互いの運命を交差させながら、
    新たな時代を切り拓く!

    太平洋戦争が勃発した。
    竹田志郎は、父に伴って渡米したが、そこで自分だけ捕虜となってしまう。ようやく帰国した後は日本の捕虜収容所の通訳となるも、目にしたのは看守の虐待が横行する

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    2026年02月23日
  • 家日和

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    割と昔の作品なのに古さを感じない面白さ。
    どの話も温かく、特に「ここが青山」の夫婦がとても素敵だと思った。「妻と玄米ご飯」は、完全に奥田先生の体験談なんじゃないかって程リアルだし、毒を吐く主人公が面白かった。絶対にご自身をモデルにしてると思う笑

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    2026年02月22日
  • 最悪

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    まともな人がいない本。
    パチンコ暮らしの20歳、町工場を営む40代、銀行員の20代、主に3人の日常が章ごとに入れ替わります。
    全員が堕ちていくお話。
    とくに社会人生活が長くなってきた自分には町工場を営む親父さんのお話がきつかった。一つの皺寄せからぐちゃぐちゃになっていき、問題がスパゲティのように絡み合う、それは過呼吸にもなります。
    主人公が変われば考えも変わるのでしょうが、エリートと呼ばれる人種がとことん嫌いになる本です。

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    2026年02月22日
  • 普天を我が手に 第二部

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    話はようやく昭和元年生れの4人の話に。亡くなった母は同じ年の生れだったが、みんなよく戦線を生き抜いたんだと、改めて感心する。しかし、戦争中のこういう話は、何度読んでも、見ても嫌になる。今世界がそんな時代に持ってるようなところがあって、もう私には関係ない話になるが、先が恐ろしい・・・。さあ、戦後の話になって、話が進みだしたので、最終巻が楽しみ

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    2026年02月20日
  • 最悪

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    鉄工所を営む中年とセクハラに悩む銀行員、ヤクザに絡まれたチンピラが何の偶然か交差した時の展開がカオスですごかった。追い詰められていくにつれて引き込まれていく。650ページ程だが一気読み。

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    2026年02月19日
  • ヴァラエティ

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    夏のアルバムがとにかく素晴らしい
    対談 奥田英朗×山田太一 総ての人が〈人生の主役〉になれるわけではない が昭和育ちにはしみじみ刺さる
    作家として奥田英朗さんが1番影響を受けたのが山田太一さんとのこと
    夏のアルバムは 影響受けてる感が満載 
    奥田英朗氏の短編の中でベストワンかも

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    2026年02月18日
  • 噂の女

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    読後『BUTTER』のモデルを意識した話のようだなぁ、と感じた。 というか、『噂の女』の方が先か・・・

    短編か?と一瞬ビックリしたが、話が続いていたのでホッとした。
    地方の役場を知っているので、『和服の女』はあるある話だろうなと感じた。
    でも最後は、煙に巻かれた感じ。

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    2026年02月18日
  • コメンテーター

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    伊良部先生、お久しぶりの印象は、なんだずいぶんまともな先生だったんだ、という感じ。やっぱり15年も間が空くと、登場人物も読者も変わるということでしょうか。

    マユミのバンド活動が描かれるピアノ・レッスンが好き。藤原友香にはずっとロックをやっていてもらいたい。

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    2026年02月15日
  • リバー 下

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    上巻に続く下巻もあっという間に読破しました。

    10年前と同じ渡瀬川での連続死体遺棄事件。容疑者を絞った捜査が一向に進まず、斎藤一馬(イチウマ)はじめ疲弊する捜査官たち、犯人探しがますますエスカレートする松岡写真館の芳邦、10年前に不起訴となった池田逮捕への執念を燃やす元刑事の滝本誠司、などなど。

    行き詰まる中で、警察を嘲笑うかのように新たな拉致事件や殺人事件が発生します。事件は複雑化の様相を見せていき、警察の見立ては誤りなのか、絞られた容疑者たちはこの事件とは無関係か、新たな容疑者が現れるのか。

    マーブル状になった疑念と確信を抱きながら終着した読書体験でした。

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    2026年02月14日
  • イン・ザ・プール

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    精神的にどうにもならない患者たちが精神科医の伊良部のおかげで次々と知らず知らずに治ってしまう、カウンセリングも一切せず患者と親しくなり否定せず肯定してあげ話を聞いて一緒に行動し全力をつくす。          

    この人以上の名医は他にいません。          

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    2026年02月14日
  • オリンピックの身代金(上)

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    再読。いよいよミラノ・コルティナ五輪が始まった。
    本作の舞台となった昭和39年は東海道新幹線の開通、東京オリンピックの開催という高度経済成長期の象徴とも言える年だ。私自身はこの時まだ生まれていないため、当時の社会の様子は映像でしか知ることが出来ないが、この作品は当時の新聞記事や世相を織り交ぜ、まるでその時代に立ち会っているかのような圧倒的な臨場感がある。高度経済成長期の光と影、東京の繁栄と地方から出稼ぎに来て使い捨てされる労働者の二極構造が分かりやすく描かれてもいる。印象的なのは「臭い」だ。飯場の汗、火薬の煙、昭和の街の排気ガス。昭和という時代を臭いで表現している点が更にリアリティを高めている

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    2026年02月09日
  • 無理(上)

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    奥村さん独特のリアルな落ちこぼれ方の表現は相変わらず良かったけど、一触単なオチとしてはどうなんだろう。

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    2026年02月09日
  • ガール

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    奥田英朗さん、初めて読んだけどめちゃくちゃ面白くてあっという間に読み切ってしまった、、!
    なんで今まで読まなかったのか不思議なくらい。

    こんなにも女性の心理をしっかり描けるなんて、よく観察してるんやなぁ、、と月並みな感想。
    でもってものすごいキャラクターたちに共感できるからすごい。

    ほんと面白かった!

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    2026年02月05日
  • 普天を我が手に 第二部

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    やはり2部は子供世代にうつった。

    戦中から戦後の混乱期に4人の若人の奮闘ぶりが楽しい。2部で圧倒的な存在感を放ったのはヤノタツの息子四郎。エリートの志郎は才もあるけどやはり元々の環境が恵まれ過ぎてて、自力感が薄い。生まれは志郎のせいじゃないけど。満に至ってはフィクションが過ぎてそんなラッキー続くかなとちと嘘くさい感。

    日本の敗戦が濃厚なのにギリまで勝ってる風の情報操作、思想に対する強制とか、戦時中の恐ろしいこと。余裕がなくなるとどんな人でも荒むのね、、。そりゃそうか。

    主人公が章ごとに順番に代わり、案の定四人が繋がって、戦後復興の混乱期に自ら立ち上がって無い道をこじ開けて進んでいく四人の

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    2026年02月04日