奥田英朗のレビュー一覧

  • 恋愛仮免中

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    私にとって、よく名前もみるし、代表作も分かるけど、読んだことはない作家さん達の恋愛小説アンソロジーとのことで面白そうだなと思い購入しました。
    それぞれに面白かったり、感動したり、共感したりしてとても良かったです。

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    2023年06月30日
  • 家日和

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    家族の日常。読むとなんかほっこりする短編作品。読み終えてからシリーズ化されてることを知り、残りのシリーズも読みたいリストに入りました。

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    2023年06月27日
  • 純平、考え直せ

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    すっと入り込める世界観で一気読み出来ます。
    たった数日の間に新しい人と出会い、関係を深めていく様は主人公のキャラクターならではでしょう。束の間の休息で手を出してもいい作品です。

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    2023年06月25日
  • 噂の女

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    全部噂で終わり、最後まで語られずに進むから軽い。語られない部分が多いから好みは分かれそうだけれども、個人的にはテンポ良くて好きです。続けて読まないと面白さが伝わりにくいかも。

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    2023年06月25日
  • 家日和

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    奥田英朗さんの家族小説はいくつか読んだが、本作もやはり良かった。

    「妻と玄米御飯」はもしかすると奥田英朗さんご自身のことを書かれているのかな?とふと思った。
    益田ミリさんのマンガも巻末にあり、奥田英朗さんとの意外な繋がりに驚いた。
    そして益田ミリさんも大好きな作家さんなので、思わぬコラボで嬉しかった。

    読み終えてから気付いたが、本作で柴田錬三郎賞を受賞されているそう。
    奥田英朗さんの未読作品も、この夏沢山読みたいと思う。

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    2023年06月21日
  • サウスバウンド

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    やめられない止まらない。小中学生の悩みをこんなリアルに描いて追体験できる作品って他にない。いや、こんな特殊な環境の小学生早々いないだろうけどさ。とにかく読んでてこっちの感情が引きずられるくらい引き込まれる。後味もいい。

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    2023年06月18日
  • どちらとも言えません

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    少し昔の話が多いけど、奥田サンの興味やスタンスは、好きです。こうしたコラムのテイストがそのまんま、あの伊良部シリーズになっているんですね。

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    2023年06月17日
  • オリンピックの身代金(下)

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    ネタバレ

    罪の轍の刑事達が出てるとは知らず、とても驚きました。(知らずに読んだのも。お恥ずかしい話しですが…)
    罪の轍でもそうですが、戦後の日本、特に北国の情景の描き方は、流石だと思います。
    現代こそ、都会と地方の格差は無くなっていますが、戦後は、はっきりとした格差ができており、その影響にオリンピック特需があったことは間違いありません。
    とても印象的な本になりました。

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    2023年06月04日
  • 邪魔(下) 新装版

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    恭子の行動、心理が手に取るように感じられた。ヅルをする夫を非難するだけでなく、自分自身が敢えて目にしたくないものを避け、安穏と生きることに甘えてきた半生に気づくなど苦しい現実が迫ってきた。
    甘えて生きるか、自分の人生を生きるか、選択肢があるから女は生きるのが難しい。

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    2023年05月28日
  • 家日和

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    ネタバレ

    リバーからの奥田さん2作目。
    なんだか、可愛い主人公たち。(とはいっても。30歳後半から40歳前半の方々)
    なんか優しい人たちで、ほっこり。
    「妻と玄米御飯」は最後の一行に、ほっこりした。

    夫とカーテンなんて、転々と職を変える旦那さんに「いないと寂しい」と離婚は考えない。すごいなぁ~。
    ここに出てくる夫婦は、お互いを思いやっている感じが素敵。
    穏やかな一冊だった。

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    2023年05月23日
  • オリンピックの身代金(下)

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    上巻に引き続き一気読み。
    最後の方のシーンは緊迫感に呑まれ、私自身も手に汗握って読んでしまった。
    この時代に生きる人達も多くの苦労があり、不自由があり、悩みがあったのだろうとは勿論思うが、それでもなお「日本が必ず成長している」と感じられる時代を生きた人達を羨ましく感じた。

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    2023年05月14日
  • オリンピックの身代金(上)

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    東京オリンピックに沸く日本の陰で確かに存在しただろう闇の部分を、暗くなりすぎずテンポよく、陽の部分と共に見事に描かれている気がした。

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    2023年05月14日
  • オリンピックの身代金(下)

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    ネタバレ

    国男の真っ直ぐさは心配になりつつもどこか応援したくなり、下巻で警察から追われる身になってからは手に汗を握る展開が多くさくさく読み進められた。フィクションなので、聖火台爆破、北朝鮮への逃亡もやり切って欲しかった気持ちもある。

    村田との関係性もよかった。
    最後はとてもあっけなくて少し物足りない。
    すごくボリューム感のある上下巻!

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    2023年05月10日
  • 噂の女

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    高校まで地味だった女、糸井美幸は短大入学後、派手になり、顔は地味だが、
    男性が魅了する身体になっていた。
    糸井美幸には、ある噂があり、とある社長の愛人ではないかと言う。
    ミステリー?サスペンス?それとも、エンタメ?
    連作短編で、章が変わるごとに年月は進み、
    噂の女となった、糸井美幸は、突如現れては、何やら怪しい行動をしている。
    どんどん怪しくなっていく・・・。

    読んでいて、糸井美幸の素性が全くつかめず、弟を名乗る若手のヤクザも
    本当に弟なのか謎で、まさに、噂の女と言った感じ(笑)。
    どこの地方とは明記されてませんが、地方を舞台にした作品展開で、
    言葉使いにも訛りがはっきりあります。
    そんな

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    2023年05月05日
  • 我が家の問題

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    短編6作品収録
    それぞれの家庭のお話
    まず、読みやすいなと感じました
    いずれの作品も他人事でもない問題にまつわるお話で
    それぞれにいろんな問題がでてきて人生に波風たたない
    ことなんてないんだなと感じました

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    2023年05月01日
  • サウスバウンド

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     家族の絆を描いた傑作長編というと心温まるほっこりストーリーかと思うが、読んでみるとかなり特殊な家族だった。元過激派の父には最初反発しか覚えなかったが、西表島に移住してからはどんどん格好良く見えてきて不思議な気持ちに。子どもたちを力ずくで自分の思想に染めようとしないところが良い。こんな父親が良いかと言われると首を傾げるが、実際に父親だったなら誇りに思えるお父さんだっただろう。自分の非を手紙で認めた南先生も、移住後に吹っ切れたかのような母と姉も魅力的な人物でいっぱいだった。

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    2023年04月24日
  • ヴァラエティ

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    対談も挟まれていて、バラエティに富んだ内容でした。俺は社長だ!という最初の話は、脱サラして社長として仕事をしていく人間の希望だけでなく、葛藤や不安が面白く描かれていて面白かったです。話の最後の方で子供とパパの会話からのほんわかする家族のやり取りが、それまでの外で気を張っていた社長としての立場とのオン·オフがあって日常感を感じました。

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    2023年04月15日
  • 向田理髪店

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    北海道の小さな町を舞台にした6つの連作短編集。帯にはハートウォーミングと書いてあるが、現実はそんなもんじゃないというメッセージの入れ方が面白い。モデルとなった場所を想像すれば、心温まるどころではない話も透けて見えるが、何とかその街が長く続いていくことを願いたくなる。中国からの花嫁、映画のロケ、地元出身の起業家、ストーリーの上手さと悲壮感なく厳しい現実をユーモラスに描くのはさすが。

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    2023年04月05日
  • マドンナ

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    40代課長職の男性が主役の、
    5つの短編集。

    どの話も、初めて読むんだけど、
    なんか知ってるというか、
    どこか共感出来る話だったなと思います。

    中でもラストの話が心に残る話で、
    短編の順番も良かったです。

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    2023年04月04日
  • 向田理髪店

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    北海道の過疎化に迫られた町を舞台にした連作短編集。
    未来に対し期待が低く、寂しく感じる日々なのだけどそれでも事件は起こる。
    小さなコミュニティな分、すぐに共有してしまい隠し事ができない。康彦さんをはじめ、いつも同じ面子が愚痴ってしまうのも仕方ないのかなあ。

    中国からの花嫁
    大輔くんの周りに対しての遠慮、気のまわし方よくわかります。恥ずかしく感じてしまうのだなあ。後は本来の性格なのでしょう。周りはそんなに気にしていないのに、どう思われているか本人は考えこんでしまう。自分もそんな面があるので気持ちわかります。

    小さなスナック
    おじさん達が美人ママにのぼせる様が、微笑ましいというか、おぼこい。変

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    2023年03月25日