奥田英朗のレビュー一覧

  • コロナと潜水服

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    不思議系のほっこり話の短編5集。幽霊の仕業的な作品もホラー要素は無く温かくて良かったです。一番気に入ったのは、最後の「パンダに乗って」かなー。読み終わって思わず、初代フィアットパンダの赤を検索しました。車のビジュを知ったらますます好きな話になりました。

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    2024年12月11日
  • ヴァラエティ

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    おれは社長だ!、毎度おおきに、ドライブ・イン・サマー、クロアチアvs日本、住み込み可、セブンティーン、夏のアルバム、の7つの短編と著者の奥田英郎さんとイッセー尾形さん、奥田英郎さんと山田太一さんの対談が入った作品です。一つ一つの作品が奥田英朗さんの作品らしくブラックユーモアに溢れ、登場人物の心理描写も絶妙です。

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    2024年12月10日
  • 町長選挙

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    ネタバレ

    2作目、空中ブランコの前に読んでしまったが問題なく面白かった!
    野球オーナーはナベツネ、アンポンマンはホリエモン、カリスマ稼業は黒木瞳?けど町長選挙のスピード感、最後の敬老会の会長あいさつで全て締まる。どちらの肩を持つこともなく先代に恥ずかしくないよう、と。こんな人がいたら今の政治家に一言言ってくれるのに。
    伊良部先生、最高。神経科のドクターとは思えないけど、これくらいのドクターでなければ務まらないんだろうな。
    実際の人生は、いろいろありすぎるから、これくらい楽しく読める時間が貴重です。

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    2024年12月08日
  • 邪魔(下) 新装版

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     最後の坂を勢い良く転げ落ちるような展開に唖然としながら、人は誰しも不安定な細い板の上を必死にバランスを取りながら生きているのだろうな、と考えた。思っていたほどバッドエンドでもなく、救いがほの見えるラストで一安心。及川家の子どもたちにとっては最悪な結果かもしれないが。あれだけ家庭を守ろうと奮闘していた恭子が、あっさり吹っ切れたように行動するラストだけは解せない。恭子にばかり触れているが、九野のパートももちろん面白かった。

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    2024年11月26日
  • 邪魔(上) 新装版

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     奥田さんの積読本。タイトルの意味を考えながら刑事パートと主婦パート、たまにヤンキー少年パートを行ったり来たり。派手な殺人事件が起こっている訳でもないが、面白くてするする読めてしまう。平凡な主婦・恭子がパート先に立ち向かい、どんどん変わっていく様子に惹かれ、彼女を応援したくなる。花村の逆恨みが勘違いも甚だしくて気持ち悪い。放火事件よりレジ打ちパートの権利獲得運動の方が気になってきた。

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    2024年11月26日
  • 我が家の問題

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    妻、夫、子からの視点で描かれた短編小説が数作品
    1冊の本の中に描かれており、
    どれもそれぞれが持つ『我が家の問題』について描かれている。

    どの作品も、
    家族生活から生まれる
    ほんのちょっとしたムズムズが上手な表現で描かれており、綺麗に完結させるわけでなく、
    その後どうなるんだろう。と後が気になる終わり方も日常を表してるようでセンスを感じました。

    最後に解説が載っており、
    その解説も的確で、
    そこから読み始めても面白いかもしれません。

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    2024年11月23日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    ネタバレ

    最初から最初までひきこまれっぱなしでした。

    犯人の男の生い立ちや心理描写、時代背景とその時代に生きる人たちが緻密に、かつ生き生きと描かれていた。
    しかし、犯人の生い立ちはあまりにも過酷だった…。

    犯人を追う登場している刑事たちの、執念の捜査に一気読みでした。

    当時は携帯端末もパソコンもないし、電話だって全家庭にあるわけでもなく、まだ新幹線だって開通していない時代。防犯カメラもなく、当時の警察官たちの捜査は大変なものだったろう。

    大場と落合のコンビがよかった。




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    2024年11月22日
  • マドンナ

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    少し前の時代の会社での日常を描いた短編。主人公がおおむね同年代のため、「あるよなぁ」と苦笑いしながら楽しく読める感じ。「マドンナ」と「ダンス」がよかった。特に「ダンス」のラストはぐっとさせられた。

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    2024年11月22日
  • 向田理髪店

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    田舎町の人と人との温かいふれあいを描いた作品です。そういえば、以前の日本はこういう風景がどこでも観られたので、それを思うと懐かしい気持ちと、もう見られないかという残念な気持ちが同時に感じました。

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    2024年11月21日
  • コロナと潜水服

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    ちょっと不可思議なスパイスを効かせた5編の短編集。
    海の家
    ファイトクラブ
    占い師
    コロナと潜水服
    パンダに乗って

    一番良かったのは「コロナと潜水服」
    コロナにかかったのではないかと思い、ほかの人に感染させないように潜水服を着込んだ男。
    その息子の可愛さが伝わってくる。

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    2024年11月21日
  • 我が家の問題

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     家シリーズ第2弾。

     6組の夫婦のすったもんだを夫目線、妻目線、子供目線で書かれている短編集。
     「家日和」からの後日譚もあり、懐かしいご近所さんに再会したような気持ちで読めた。 
     6組それぞれ問題を抱えていても、温かい結末になり心が癒された。

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    2024年11月20日
  • コロナと潜水服

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    どれも怖くない幽霊が出てきてちょっとほっこり、ちょっとうるっとくる。ファイトクラブと最後のパンダの話がよかったな。

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    2024年11月15日
  • 無理(下)

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    ネタバレ

    東北のゆめの市に住んでいる5人。
    公務員の相原順一、出向先のゆめの市での仕事に嫌気がさし早く県庁復帰したいとやる気もない。
    普通のJK久保史恵は連れ去り監禁される。
    訪問販売詐欺の加藤裕也は過去の暴力団OBだったことで大怪我、先輩の殺人にまで付きあわされる。
    私服保安員の仕事を解雇された堀部妙子は新興宗教に。
    市議の山本は自身の成功しか考えない。
    えーっと思いながらも自分に当てはまるところもあったり身近な人を思い浮かべたり。多数の人が思いそうな黒いところを突いているので、胸がすく。どの人も置かれた場所で頑張ってるのに上手くいかない。そうだよね。
    最後はもっと驚く結末かと思ったけど、特に絡むこと

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    2024年11月04日
  • 我が家の問題

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    家族の問題あれこれの短編集。
    さあこれから、というところで終わるが、どれも前向きでハートフル。人が真剣に悩む姿だからこそのユーモアと笑いがあった。2024/10/31

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    2024年11月01日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    誘拐事件が起きるまでが長く感じたが、その後はジワジワと真実に迫っていく感じで、続きが気になり一気に読み切ってしまった。

    日本が戦争から立ち直り景気も良くなり翌年には東京オリンピックがあり、皆が明るい未来に向かっているそんな時代背景だったり、今では忘れかけていた不便さがはがゆくもあり読んでいて懐かしかった。
    ただ実際にあった事件を元にしているというのが頭にあり、半分ノンフィクションを読んでいる様な気分にもなり読み終わった後には辛さが残ってしまった。

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    2024年10月31日
  • 家日和

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     以前「短編工場」に入っていた「ここが青山」に心を打たれ、「家日和」を購入。

     様々な家庭の様々な人間模様が描かれていて、それぞれの家庭にお邪魔しているような気持ちになった。
     やはり「ここが青山」が1番好き。

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    2024年10月29日
  • ガール

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    ネタバレ

    30代の働く女性たち5人の短編集。立場や環境は違いつつもそれぞれが小さいながらも様々な悩みや不安を抱えて生きている。2009年発行だからもう15年も前の話ではあるが、今でも同じ様な悩みや不安はあるんだろうなぁと推測。最初の「ヒロくん」を読んで戦う女性たちの物語かと思ったがそういう訳でもない。だけど最後には懸念していた事に解決の兆しが見えてちょっとスッキリ。さすが奥田先生、そこに至るまでがハラハラして思わず一気読みでした。久しぶりに奥田先生の本を読みたくなった。

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    2024年10月28日
  • 向田理髪店

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    北海道の田舎町を舞台にした連作短編集。

    田舎町ならではの連帯感というか、おせっかいというか…

    理髪店を営む康彦の周りで起こる、様々な人間模様。過疎の町ならとではの様々な騒動。

    街は変わっていくけれど、人や人情は変わらない、温かくちょっと切ない作品でした。

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    2024年10月14日
  • 向田理髪店

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    過疎化の進んだ北海道の寂れた炭鉱町・苫沢町(架空の町)で長年町民から愛された向田理髪店。主人の康彦は自分の代で店を畳む事を考えていたが、札幌に出ていた息子・和昌が後を継ぐと言い出した。過疎化が進む一方で何一つ明るい展望が見えない苫沢町に戻ると言い出した息子に対し複雑な感情を抱く康彦だが、苫沢町や町民にも色々な変化が訪れていた。。。6篇の短編からなる当作品「向田理髪店」ですが、人々の心理描写や感情表現が絶妙で面白い!奥田さんらしい作品でした♪私的には「小さなスナック」が好きかな。

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    2024年10月13日
  • オリンピックの身代金(下)

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    『オリンピックの身代金 下』。

    要求額は8,000万円。
    東大生・島崎国男はオリンピックを人質に、身代金を要求する。
    東京だけが繁栄し、取り残されつつある故郷・秋田の田舎の農村のために…

    一方、警察は死力を尽くして、国男の行方を追う…

    国男は…
    警察は国男を捕まえることができるのか…

    ほんとになぜ⁇
    東大生の国男なら、もっとやり方があったんじゃないかと、何度も思った…
    こんなことをしなくても…

    最後にはうまくいってほしいと…
    どこかで生き続ける国男と村田を思い描いていた…

    何もなかったかのように…
    国男は生きているのか…
    生きていてほしい。

    ここから日本は高度経済成長に入り、物心

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    2024年10月13日