奥田英朗のレビュー一覧

  • コロナと潜水服

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    どれも怖くない幽霊が出てきてちょっとほっこり、ちょっとうるっとくる。ファイトクラブと最後のパンダの話がよかったな。

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    2024年11月15日
  • 無理(下)

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    ネタバレ

    東北のゆめの市に住んでいる5人。
    公務員の相原順一、出向先のゆめの市での仕事に嫌気がさし早く県庁復帰したいとやる気もない。
    普通のJK久保史恵は連れ去り監禁される。
    訪問販売詐欺の加藤裕也は過去の暴力団OBだったことで大怪我、先輩の殺人にまで付きあわされる。
    私服保安員の仕事を解雇された堀部妙子は新興宗教に。
    市議の山本は自身の成功しか考えない。
    えーっと思いながらも自分に当てはまるところもあったり身近な人を思い浮かべたり。多数の人が思いそうな黒いところを突いているので、胸がすく。どの人も置かれた場所で頑張ってるのに上手くいかない。そうだよね。
    最後はもっと驚く結末かと思ったけど、特に絡むこと

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    2024年11月04日
  • 我が家の問題

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    家族の問題あれこれの短編集。
    さあこれから、というところで終わるが、どれも前向きでハートフル。人が真剣に悩む姿だからこそのユーモアと笑いがあった。2024/10/31

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    2024年11月01日
  • 家日和

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     以前「短編工場」に入っていた「ここが青山」に心を打たれ、「家日和」を購入。

     様々な家庭の様々な人間模様が描かれていて、それぞれの家庭にお邪魔しているような気持ちになった。
     やはり「ここが青山」が1番好き。

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    2024年10月29日
  • ガール

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    ネタバレ

    30代の働く女性たち5人の短編集。立場や環境は違いつつもそれぞれが小さいながらも様々な悩みや不安を抱えて生きている。2009年発行だからもう15年も前の話ではあるが、今でも同じ様な悩みや不安はあるんだろうなぁと推測。最初の「ヒロくん」を読んで戦う女性たちの物語かと思ったがそういう訳でもない。だけど最後には懸念していた事に解決の兆しが見えてちょっとスッキリ。さすが奥田先生、そこに至るまでがハラハラして思わず一気読みでした。久しぶりに奥田先生の本を読みたくなった。

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    2024年10月28日
  • 向田理髪店

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    北海道の田舎町を舞台にした連作短編集。

    田舎町ならではの連帯感というか、おせっかいというか…

    理髪店を営む康彦の周りで起こる、様々な人間模様。過疎の町ならとではの様々な騒動。

    街は変わっていくけれど、人や人情は変わらない、温かくちょっと切ない作品でした。

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    2024年10月14日
  • 向田理髪店

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    過疎化の進んだ北海道の寂れた炭鉱町・苫沢町(架空の町)で長年町民から愛された向田理髪店。主人の康彦は自分の代で店を畳む事を考えていたが、札幌に出ていた息子・和昌が後を継ぐと言い出した。過疎化が進む一方で何一つ明るい展望が見えない苫沢町に戻ると言い出した息子に対し複雑な感情を抱く康彦だが、苫沢町や町民にも色々な変化が訪れていた。。。6篇の短編からなる当作品「向田理髪店」ですが、人々の心理描写や感情表現が絶妙で面白い!奥田さんらしい作品でした♪私的には「小さなスナック」が好きかな。

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    2024年10月13日
  • オリンピックの身代金(下)

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    『オリンピックの身代金 下』。

    要求額は8,000万円。
    東大生・島崎国男はオリンピックを人質に、身代金を要求する。
    東京だけが繁栄し、取り残されつつある故郷・秋田の田舎の農村のために…

    一方、警察は死力を尽くして、国男の行方を追う…

    国男は…
    警察は国男を捕まえることができるのか…

    ほんとになぜ⁇
    東大生の国男なら、もっとやり方があったんじゃないかと、何度も思った…
    こんなことをしなくても…

    最後にはうまくいってほしいと…
    どこかで生き続ける国男と村田を思い描いていた…

    何もなかったかのように…
    国男は生きているのか…
    生きていてほしい。

    ここから日本は高度経済成長に入り、物心

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    2024年10月13日
  • サウスバウンド

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    父すげー…!でも自分の父だとちょっと困るよなあ笑
    主人公の気持ちすごいよくわかった。父はあまりに身勝手だけど国が正義とも思えないよな。
    二郎はいいやつだわ。あと先生も、自分の過ちを認められるかっこいい大人だった。
    私の親(というか母)も割とスローライフ推奨&物々交換大賛成派なので、後半の島での生活の人の温かさや家が蘇る様、勝手気ままな生活がすごく羨ましくなった。
    私も島に行くか。

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    2024年10月12日
  • オリンピックの身代金(上)

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    奥田英朗『オリンピックの身代金 上』

    東京オリンピック開催前の昭和39年8月。
    秋田から出稼ぎに来ていた兄の死。
    そんな兄の死により、日雇い労働者の過酷な労働環境を知った、東大生・島崎国男。

    故郷・秋田、社会の底辺ともいうべき日雇い労働者たちと、オリンピック開催に沸く東京。その対象的な違いに、違和感を抱き始める国男…

    すべての悪は東京だと…

    そこまでしなくても…
    東大生であるのに。
    そのままで自分の未来は明るかったはずなのに。
    なぜ⁇
    なぜ⁇としか思えない。
    もっと他にやり方があったのではないか、東大生なんだから。
    やるせない。
    国男はどんどん堕ちていくのか…

    昭和39年、ちょうど6

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    2024年10月11日
  • ララピポ

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    下品で伊良部先生の出てこない伊良部シリーズみたいな感じ。
    うだつの上がらない人々の行き詰まる一歩手前みたいなやるせなさがよかったです。

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    2024年10月05日
  • コロナと潜水服

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    久しぶりに読む奥田さんの作品。
    軽く読めるのに、何気に深くてハッとさせられる。
    どの話にもドキっとする一文あり。
    最初の話が1番好きかも。

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    2024年10月04日
  • 家日和

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    やさしい世界。
    どの短編も、誰も不幸にならないし、くすっとするし、ほっこりした気持ちになれます。疲れてる時に何も考えず読めて元気もらえる作品です。

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    2024年10月01日
  • コロナと潜水服

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    「リバー」が面白かったので、同じ著者の短編を読んでみた。幽霊とか予知能力といったファンタジー要素もある5編。

    「ファイトクラブ」が印象に残った。会社で肩たたきにあい、それでも退職に応じない中高年男性たちが、異動先での屈辱的な待遇に耐えながら、社内でボクシングを始めたことで、次第にいきいきした感情を取り戻していく。他人が見たらカッコ悪い生き方かも知れないが、個々に様々な事情や人生観があるのだ。でも格闘技っていいな。ラストも良かった。

    表題作「コロナと潜水服」も良かった。コロナが流行し始めたあの頃の不安な空気を思い出した。自身の感染を確信した男性が、妊娠中の妻と幼いわが子には移すまいと家の中で

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    2024年09月22日
  • ララピポ

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    気楽にサクッと読めて良かったです笑。6編の短編集で、主人公は全部違うけどストーリーは全て繋がっている形式。くだらないといえばくだらないんだけど、どれもすごく人間だなーという感じで生々しく俗っぽく…一気に読めました。最後の章で、「ララピポ」の意味が分かってスッキリ納得。

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    2024年09月20日
  • マドンナ

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    中年サラリーマンの悲喜交々。「あー、あるある」だったり、しんみりしたり、ちょっと恥ずかしくなるような、そんなお話。奥田さんの作品は、読後、気持ちがあったかくなる。

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    2024年09月20日
  • 我が家の問題

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    『ハズバンド』と『夫とUFO』が妻目線の短編で、感情移入しやすかったです。
    『ハズバンド』は自分も家事や料理で夫を支えたいという気持ちにしてくれて、なんだか日々の意欲に繋がりました!
    『夫とUFO』の方は、夫のあり得ない行動に全力で救出をする妻がかっこよすぎて最高でした!

    色んな夫婦や家族の間に家庭の問題があるけれど、妻も夫も子どもたちもみんな懸命に生きているんだなぁと、何も問題がない家庭なんてないかもなと感じた短編作品たちでした。

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    2024年09月10日
  • 純平、考え直せ

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     日本の組織そのものだと思う。

     上から指示が順番に落ちてきて、実行するのは末端。
     鉄砲玉とはヤクザでの話だろうが、弊社では一般兵と呼ばれる俺らは敵前逃亡は銃殺刑と呼んでいます。
     良いか悪いかの私情を挟まず、ただ指示受けたことを実行するのはヤクザも会社員も同じこと。
     それが日本の組織なのだと思う。
     だから、考え直したところでどうしようもないという諦めが漂っている。

     歌舞伎町のヤクザの末端、坂本純平は兄貴分の北島を慕ってこの世界に足を踏み入れた。
     しかし、毎日が雑用の日々。
     そんな純平にだったが、組長から直々に鉄砲玉に指名される。
     それすなわち、10年近く刑務所での勤めをする

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    2024年08月31日
  • 家日和

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    著者は『空中ブランコ』などの伊良部シリーズを書かれており、この作品も面白い物語が展開されるのかと思い、手に取りました。
    作品は短編集で、日々の暮らしの中のちょっとした瞬間に少しだけ心を揺るがす事があった人達の物語となっていました。作中の人物の心の動きや描かれている家庭環境が、現実のどこにでもありそうな場景であり、物語にすっと入り込みやすい内容となっていました。描かれ方も嫌な感じは覚えず、人物が抱く心境を理解できる表現でした。

    作中でも『ここが青山』が特に気に入った作品でした。内容としては会社が倒産し、主夫となったサラリーマンの物語です。職を失った場合、不安を抱き次の仕事を探すため四苦八苦する

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    2024年08月28日
  • コロナと潜水服

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    久々に奥田さんを読みましがやっぱりいいですね〜〜
    中年男性書かせたら右に出る者がいないのでは?
    短編なのに一つ一つにちょうど良いストーリーがちゃんとあり、移動中や数日に分けて読むのに向いていました。(旅行中に読むのに向いています!)
    長編派で、別の作家さんで短編を挑戦してあえなく撃沈したものの、こちらを読んで短編もいいなと思いました。

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    2024年08月17日