奥田英朗のレビュー一覧

  • 向田理髪店

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    北海道舞台のお話しなので読んでみようと思い購入。方言が強すぎてなかなか最初は読み難い感じで主人公の役を高橋克己がやったのを知りそれからは高橋克己が話してる感じで読み進めたら、キツイ方言も気にならなくなってきた。

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    2024年05月26日
  • オリンピックの身代金(下)

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    東京オリンピックは、高度経済成長に代表されるよう日本の新しい時代の幕開けのようなイメージを今まで持っていたが、地域格差や出稼ぎ労働者の過重労働など当時の真の日本の姿をこの本を通して垣間見た気がする。読み進めるとだんだん国男に肩入れしてしまった。

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    2024年05月08日
  • ナオミとカナコ

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    すでに読んでいた
    気づくのに100ページ以上かかった
    ボクは記憶喪失か

    とはいえ
    最後まで楽しめた
    よくできている物語で、面白いと思う
    少なくとも、2回読んでも大丈夫

    ドラマもあるんだね

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    2024年04月27日
  • コロナと潜水服

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    面白かったです。奥田英朗さんにはこんなファンタジーのような作品もあったんだと思いました。どれも本当なら怖い気持ちに
    なりそうなのに、温かいお話でジワリとしました。コロナと潜水服は想像したら笑えました。そして、あの時のことを思い出すと改めて嘘みたい日常だったと思いました。まだ読んでいない奥田作品を読みたいです。

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    2024年04月14日
  • 最悪

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    いまさらながら初の奥田英朗。一言で言うと、人物描写の繊細さとテンポの良い展開に圧倒されっぱなしだった。架空の登場人物に対して心配してしまうくらい引き込まれて、久しぶりに楽しい!と感じる一冊でした。
    若干終盤の展開が急すぎたので星は四つ。

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    2024年04月12日
  • コロナと潜水服

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     事前情報を何も仕入れず雰囲気だけで読んでみたら、5編の短編集でコロナ関連の話は1編だけだった。どちらかというと表題作以外はすべて霊的な話でまとまっており、統一感のない短編がタイトルとは。でも表題作はお父さんの行動が微笑ましくて、1番のお気に入りではある。「日本人の昼食は素麺と国会で決まりました」なんて言われたら、じゃあ仕方ないかとなぜか大人でも思ってしまう。著者のユーモアセンスが好き。『占い師』の主人公も決して性格が良い訳ではないが、憎めなくて可愛い。ほとんどの登場人物に好感が持てる短編集だった。

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    2024年03月31日
  • 家日和

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    まさによその家のちょっとした物語を覗き見してるような感覚。そういうの書くのこの人めっちゃ上手いよな~~
    しあわせな家庭を築きたいもんです

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    2024年03月31日
  • 泳いで帰れ

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    敬体と常体の使い分けが絶妙。
    朝の習慣を楽しみに待つ自分がいた。
    ツッコミも冗談も面白く、公共の場であってもお構いなしに何度も笑ってしまった。
    野球にかなり手厳しい。笑
    ちょっと言い過ぎ?笑と感じる描写も多々あり。

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    2024年03月20日
  • 真夜中のマーチ

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    奥田先生は着地がとっても上手、だと僭越ながら思ってる。
    主人公たちが25歳であるためか、少し若いなあという印象の作品。
    後半以降の展開のテンポの良さは素晴らしい。

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    2024年03月17日
  • 我が家のヒミツ

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    短編なので気軽に読めて、
    数ページで入り込みやすい。

    読み終わった後は、暖かい気持ちになる。
    どこにでもあるリアルな家庭の一部を
    覗き込みながら自分と重ねて、
    家族や社会や人との繋がりの良さを思い出せる。

    最後の解説まで必読。
    この読み終えた時の爽快感を
    上手に言語化してくれている。

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    2024年03月13日
  • 空中ブランコ

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    何か特別に刺さる内容があるわけではない。けど癖になる唯一無二の本。患者たちが伊良部の元へ通ってしまうのと同じようになぜか読みたくなる。最後のマユミちゃんは最高の処方薬。

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    2025年10月18日
  • ナオミとカナコ

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    ものすごく無謀。こんな展開あるかいな!と思いながらも おもしろく ハラハラなどもしながら 後半はページをめくる手が止まらなかった。

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    2024年03月04日
  • 噂の女

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    面白くてどんどん吸い込まれてゆく。一見平凡な女が、女の性をつかって上り詰めてゆく話。いろんな立場の人間から「噂の女」が描写されてるのがよい。

    面白いが、女の私が読むと疲れる。この本を読むだけで、普通の女には、「噂の女」のように男から次々と金を巻き上げてゆくことなどできないとわかる。この女、しぶといなぁと。

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    2024年03月03日
  • 空中ブランコ

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    ネタバレ

    「義父のヅラ」が特に好き。
    学生の頃の伊良部もぶっ飛んでて面白い。
    ぶっ飛んでるけど、中年になっても医学部の頃の人たちと学生のときと変わらずに関わっているのがとても素敵。
    どの短編も快方に向かうところが好き。
    人の関わりって良いなぁ、人間のそれぞれの個性が愛おしいと思える作品。

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    2025年04月27日
  • 我が家のヒミツ

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    短編6作品収録
    これまたいろんな家族の物語
    どれもまた面白かったのですが
    最後の作品はうるっときてしまいました
    これでこのシリーズを3冊読みましたが
    とても気に入りました
    今後も続編に期待したいです

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    2024年02月07日
  • 家日和

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    奥田英朗さんは初読みの作家さん。

    『家日和』
    いろんな家族の肖像が心にじんわりと温かく響いてくる短編集
    どの話も全く異なるシチュエーションなのに、身近に感じられる家族の情景がしっかりと描かれていて、穏やかな余韻を感じさせる終わり方が秀悦だった。
    巻末の益田ミリさんによる「解説」ならぬ「鑑賞」も意表を突いていて味わい深かった。
    
    
    収録は以下の6編
    簡単な内容と感想

    「サニーデイ」
    専業主婦紀子がネットオークションに嵌っていく様子が微笑ましい一方、危なっかしい。
    でも素敵なご主人と子供達が傍にいる事に気付けてホッとした。皆さん、くれぐれも所有者の許可なく物品を売り捌くことのないように

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    2024年02月08日
  • 最悪

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    本当に最悪な事が立て続けに起こって読んでいて心が痛かった。

    後半、後戻りできなくなった川谷さんが「刺してくれ。怪我でも負わないと(世間や家族が)許してもらえない気がする」と迫る気持ちは、なんだかわかるなぁ、なんて。他にも社外イベントで女子行員が冴えない男性行員に二言三言だけ話しかけて「義理は果たしたと言わんばかりに去る」とか、松村みたいなヤバイ若者とか、奥田先生は表現がめちゃくちゃ上手いなと思う。


     みどりの最大の不幸は妹の存在だと思う。
    結局バラした犯人は誰だったのだろうか…

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    2024年02月06日
  • イン・ザ・プール

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    誰しもが持つ人間の深層心理を抉り、過剰は身を滅ぼすという寓話。と言うと怖いけど、そこは神経科医の伊良部によってハートフルに治療?される。

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    2025年10月18日
  • 家日和

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    6作品収録の短編集
    いろいろな家族の物語でした
    そのいずれもが楽しめました
    もしかしたらどこかにいるかもと思わないでもない
    ような家族の日常を描いているんだろうけど
    それがまたよくてなんかたまににやにやしてました

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    2024年02月02日
  • 噂の女

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    読書好きの友人Kからお下がりでもらった一冊。

    ひとことで言うと、エンタメ小説だった。

    章が割に細かく分かれていて、それぞれに語り手が変わる。普段見えていない人間や物事の裏表を全て可視化したような、そんな内容だった。

    章ごとに数年が経過していて、章ごとのシチュエーションもバラバラ。けれど全ての核に謎の女“美幸”がいる。

    それだけ聞くと重い話なのかと思うけれど、どちらかと言うと深く考えずに楽しめる一冊だと思う。

    これまで奥田英朗を読んだことがなかったけれど、他の作品も読んでみたいと思った。

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    2024年01月25日