奥田英朗のレビュー一覧

  • リバー 下

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    被害者父親の行動がもはやストーカーレベルでぶっ飛んでたりと
    面白くて一日で読み終わってしまいました。
    ただ、欲を言うなら最後はもっと犯罪に至るまでの
    動機等を知りたかった。

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    2025年11月22日
  • 普天を我が手に 第二部

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    シリーズ第二弾。
    第一弾よりさらにグレードアップ。
    戦争はなんて悲惨なんだ、
    そんな中こういう風に人々は生活していたのか、
    それぞれの人生模様がリアルでした。
    命を落とした人たちがたくさんいたけれど、
    とにかく主人公4人は無事で良かった…。

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    2025年11月19日
  • コメンテーター

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    安定度抜群のキテレツ伊良部先生がやっぱり面白かった。何となく自分の気持ちも癒されるような気がするのが不思議です。

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    2025年11月14日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    昭和の東京オリンピック前年に起きた児童誘拐の社会派ミステリ
    
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    昭和38年、東京
    男児誘拐事件に人びとは震撼した──
    
    絶対零度の孤独を抱える容疑者×執念でホシを追う捜査一課刑事
    
    昭和三十八年十月、東京浅草で男児誘拐事件が発生。日本は震撼した。警視庁捜査一課の若手刑事、落合昌夫は、近隣に現れた北国訛りの青年が気になって仕方なかった。一刻も早い解決を目指す警察はやがて致命的な失態を演じる。憔悴する父母。公開された肉声。鉄道に残された〝鍵〟。凍りつくような孤独と逮捕にかける熱情が青い火花を散らす──。ミステリ史にその名を刻む、犯罪・捜査小説。

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    2025年11月11日
  • 沈黙の町で

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    ネタバレ

    これだけのページ数を、加害者(は、いないといえばいないのだが)と被害者とその家族、学校、警察、検察それぞれの視点で細やかにリアルに描いて、最後の最後に死因が明かされる。

    自殺でも他殺でもなく結局は事故。名倉祐一みたいな子供、たくさんいるだろうな、いじめられる側にも理由があると言われてしまうような子供。

    奥田英朗はうまい。いるいるこういうビビリの校長、いるいるこういう逃げる父親という感じでリアルに描く。

    それにしても、市川健太がちょっとわかんない。藤田は追い詰められておかしくなったようだけど、死体を見たのに藤田を庇って(ずっと嘘をつき続けていられる?)、テニスの練習しておやつのケーキ平らげ

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    2025年11月11日
  • リバー 上

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    渡良瀬川河川敷で発生した
    未解決連続殺人事件

    話は
    被害者の父「松岡芳邦」
    元刑事「滝本誠司」
    中央新聞社「千野今日子」
    この3人を軸に捜査本部を含め
    それぞれ話を分けて展開

    容疑者
    元ヤクザ「池田清」
    期間工「刈谷」
    議員の息子「平塚健太郎」
    そして3人に絞られた容疑者をそれぞれ立場で追うので
    読みやすい

    下巻次第で星5になるか?

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    2025年11月10日
  • 普天を我が手に 第一部

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    登場人物が多く最初は物語は動かないが徐々にとどめ難い運命が始まり、そして引き込まれた。二部も買いました。

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    2025年11月09日
  • イン・ザ・プール

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    伊良部一郎は相当な変わりもの
    この人は意図的なのか偶然なのかこれは自分自身の読解力じゃ測れなかった。たぶん偶然だと思うけど…

    全章面白い
    ケータイ依存症の若者は当時の依存性で、この人は今だと別の依存性なんかな?とか考えたりして尚のこと面白い。ただカラオケして麻雀してスキー旅行だ!なんて大学生すぎる高校生いるんかなと思った。

    個人的なオススメは
    『いてもたっても』
    とにかく心配性。強迫神経症
    一番ありえると思う。鍵閉め、スイッチを切ったかな、火災になってないかな?とか正直俺も考える。でもここは正常性バイアスとでもいうのかな?
    まあ大丈夫だろ?が自分は勝ってる。
    これはこれでいつか怖いけども…

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    2025年11月07日
  • イン・ザ・プール

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    イン・ザ・プール
    2025.11.06

    おもしろかった!
    とくに精神科医の伊良部さんのキャラが良かった。すぐに流されて行動する、不思議でへんなおじさんだけど、最終的にはみんなの拠り所となる姿。患者と医師の新たなカタチが知れて、今後医療に携わる者として今の病院のあり方を考えされられた。
    表紙デザインが独特な方もあって、とっつきにくいかも知れないけど読みやすかった。

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    2025年11月06日
  • イン・ザ・プール

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    ポップなデザインの医者と看護師が描かれる表紙をめくると、赤ちゃんがプールに沈むような絵が出てきた。
    なんとも不安になる表紙なのに、中身は色々な依存症患者と楽観的なトンデモ医者の医療コメディ。
    表紙のデザインも、赤ちゃんがプールに沈む様子をどう捉えるかで人それぞれ見方が変わってくるのだろう。
    赤ちゃんが本物だと思い込んで仕舞えば、不安や恐怖を抱いてしまうが、人形だとすればアートだと納得や感心することができる。

    そのような思い込みすぎることで起きる依存症が多々登場し、楽観的な思い込みの転換を試みる医者のお話。
    医療用語や治療はほとんど出てこない。
    それでもこの医者のキャラクターが患者の異常を上回

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    2025年11月06日
  • イン・ザ・プール

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    コメディ小説、と簡単には言えない気がして、、

    (面白いと言うと患者に悪いが)色々な症例の患者が、精神科医の伊良部のもとにやってくる
    伊良部は根っからの変人なのだが、どこか人を惹きつける要素があるよう。
    結局、治しているから名医なのかもしれない。
    相談と言うか、ただ雑談を出来る関係も大切だなとつくづく思う(一種の、弱い紐帯の強み?)。

    イン・ザ・プール
    また日本に帰ったら泳ぎたいなぁ
    泳いだ時の快感がひしひしと伝わって、なんでこんなに言語化出来ているんだ!!と驚いた

    ◯ちっ放し
    傷付いている時の優しい言葉って本当に沁みるなぁ。。。

    コンパニオン
    主人公の女性に終始イライラしていたんだけど

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    2025年11月05日
  • コメンテーター

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    お久しぶりの伊良部先生!
    シリーズ4作目ともなるとさすがに笑撃はなくなったけど、相変わらずの迷医ぶり。
    ハチャメチャだけど憎めない。
    常識を覆す限界突破!

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    2025年11月05日
  • 家日和

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    リアルな色んな夫婦のお話。
    あぁわかるわかる。。。と思いながらどんな感じにこの夫婦は過ごしていくんだろうと先が気になって一気に読めた。

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    2025年11月04日
  • イン・ザ・プール

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    奥田英朗/イン・ザ・プール
    変な医者に変な看護師に変な患者。
    軽く読むのに適している。読んでいて共感できる点もあれば、悩みから解放されて羨ましいなと嫉妬する点もありつつ。
    実際の医療現場で使われている手法なのかは分からないが、こういうお医者さんもいたら面白いなと思った。

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    2025年11月04日
  • 我が家の問題

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    『家日和』に続く家族を描いた第二弾となる今回の一冊は、六編からなる短編集だ。
    六家庭で起こる問題が描かれていて、一編を除いて何とか解決策を見出していた。
    特に心に沁みた物語は⋯
    ⚫︎「妻とマラソン」
    主人公の作家の男が突然大きな賞を受賞し、売れっ子作家に変貌した。
    妻は環境の激変によって孤独感を味わうようになるのだが、唯一の趣味だったランニングだけは一人で続けていた。
    そんな家庭環境を心配した出版社の担当者から、「東京マラソンの参加権をゲットしたから奥さんに参加を勧めて」との声を掛けられた。
    私はこの物語が心に沁み入り、思わず涙腺が緩んでしまった。

    標題は『 我が家の問題 』となっているが、

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    2025年11月01日
  • 空中ブランコ

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    面白かったです

    この先生、名医なのか迷医なのか、終わりにはみんな元気になってる。先生は本能のままに生きてるだけのような気もするけど。

    でも楽しく読めました

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    2025年11月01日
  • 普天を我が手に 第一部

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    さあ、始まった感満載!昭和の戦前の有り様をトレースしながら、奥田ワールドが繰り広げられる。次巻が楽しみ!

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    2025年10月31日
  • リバー 下

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    ネタバレ

    長さを感じさせないまま、あっという間に読み終えた。いつの間にかページが残り少なくなっているという、不思議な感覚。それくらい没入できる一冊だった。
    それぞれの視点で事件と向き合い、そのつながりによって事件解決への道筋が少しずつ見えてくる。警察だけでなく、元刑事や遺族は凄まじい執念で事件を追う。そして、事件発生から逮捕までの警察の地道な捜査。先が見えず、本当に犯人なのか疑いがあるまま、ただただ事件解決のために全力で走る姿には尊敬の念しかない。普段ニュースで見る事件の裏には、想像以上に多くの人間が、事件解決に向けて時間と力を尽くしてくれているのだろう。
    続きが気になる結末だった。被疑者となった三人の

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    2025年10月31日
  • 普天を我が手に 第二部

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    太平洋戦争が勃発し、昭和元年に生まれた4人も青年期となる。満州で戦争を迎えた者、志願した者など、それぞれの立場、場所で戦争にかかわり、終戦を迎える。
    運命的に交わりそうな彼らは、第3部ではどうなるのか。
    3部作の2部。1部に負けず劣らずのボリュームです。
    映画だなあ。大河ドラマだなぁ。という印象です。
    ハリウッド映画よろしく、みんなピンチになりつつも生還し、その過程でしっかりドラマがあります。
    時代背景や各国文化も取り入れて壮大な物語が形成されている。
    次作も必ず読んで、彼らの行く末を見たい。

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    2025年10月30日
  • 普天を我が手に 第一部

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    日本が戦争に向かう中、閉塞感に覆われていく日常が描かれています。その閉塞感が、数年前のコロナ禍に重なり、簡単に日常が奪われていくことが現実感をもって迫ってきました。自由と権利、人とのつながりと思考が奪われていく…。

    今、好きな音楽を聴き、好きな本を読み、旅に出られるのは、先人たちが築いた平和のおかげなんだと改めて感じています。

    平和は与えられるものではなく、努力して守っていくもの。第二部では、登場人物の子どもたちの活躍が楽しみです。

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    2025年10月28日