奥田英朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
渡良瀬川女性連続殺人事件の被疑者として,刈谷が別件逮捕される。
10年前の事件も刈谷なのか⁇
刈谷は黙秘を続ける…
被疑者のひとり、池田は行方不明となり、元刑事・滝本は池田の行方を追う…
もうひとりの被疑者・健太郎は多重人格障害であり、別の人格の存在が明らかに…
10年前に娘を殺害された松岡は執念で犯人を追い続ける…
誰が犯人なのか…
刈谷が犯人であることは間違いないはず…
ずっと黙秘を続ける刈谷。
どんな精神状態なのか…
別件逮捕も釈放、任意で取調べを受け続ける…
普通に生活を続ける刈谷。
どんな精神状態なのか…
逃げもしない…
逃げれるわけもないのだが…
何が刈谷をそうさせるのか -
Posted by ブクログ
ネタバレ第二部の盛り上がりから期待度がかなり高くなりつつ読み始めました。
なかなか面白い展開ではありましたが、政治が絡んできて、個人的にはちょっと読みにくいところもありました。
この作品は、昭和史をその時代の人間の目線と感覚で感じられるというのが良いところで、今回も見どころはたくさんありました。
ベトナム戦争、キューバ危機、ビートルズ、力道山、田中角栄などが主なテーマですが、ベトナム戦争のところが印象的でした。
最後の締めくくりで、この本の主人公は4人でなく2人だったのかと感じてしまいましたが、二人のスピーチはこの三部作のハイライトでもあり、良かったです。
第一部の主役だった人たちがひっそり亡く -
Posted by ブクログ
本の雑誌「文庫王国2026」特集でフューチャーされており、久しぶりにエンタメ作品に浸ってみるかとの思いで読み始める。
骨太刑事物で、捜査状況を緻密に描いていくので臨場感が高い。視点人物と容疑者が複数おり、ある人物の視点でとらえた事象が違う人物とつながる展開は、手に汗握る。追いかける側の人物がメインでそれぞれの執念や確固たる思いに駆り立たてられる姿は熱血である。最近の読書にはなかった要素を摂取できていている。
半面、容疑者側の視点は全くない。あくまで客観的に観察され分析される。主観的な感情の機微などは全く描かれない。これからどのような側面が暴かれてくるのか期待が高まる。
警察ものなので仕方 -
Posted by ブクログ
すっごいおもしろかった!
伊良部総合病院の地下にある神経科にかかっているそれぞれの患者さんの、色白ぽっちゃり精神科医・伊良部への突っ込みに、読みながら、さらに突っ込んでしまう。
むちゃくちゃな伊良部だけど、あら!そう考えるか!みたいな目から鱗的提案したり、そういうとこ、ちょっとかっこいい笑
そして、厄介で面倒臭い部分のある私のままでも、まあいっか、みたいな気持ちにさせてくれる。
「自分って…」とか感傷に耽る気も無くさせるくらいの、強めマザコンのたいがいなヤツではあるんだか…笑
でも、こんな人が友達でいてくれたなら、人生って幸せかもしれない!