奥田英朗のレビュー一覧

  • 延長戦に入りました

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    スポーツで笑いを取る本。茶化し方が抜群。何度読んでも笑う。どうも著者は、変なところばかり観ているらしい。目のつけどころがさすがです。著者のユーモアがどの辺からくるか、少し分かります。

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    2009年10月04日
  • 町長選挙

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    2025.11.30
    再読。ああこういう話しだったと思いだしながらそれでもまた笑えた。伊良部先生とまゆみさんがいればみんなビョーキで通いたくなるよなと脱力できる一冊。

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    2025年11月30日
  • ガール

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    大変だなー、日本で会社勤めする女性。でもここの女たちは強い。そして女の味方は女だというのもいい。作者が男性であっても、女たちの細かい嫉妬やファッションを描いていて、女同士の絆を軸にしてるっていい。

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    2025年11月28日
  • 邪魔(下) 新装版

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    内容(ブックデータベースより)

    静かに見える毎日の暮らしに、
    隠されている極限状況。

    奥田英朗は、新人の頃から凄い!


    夜の冷気が空から降りかかってくる。
    地面も九野の体温を奪おうとしていた。
    死なないでくれよ。恭子のことを思った。死ぬことはない。
    自分で死ななければならないことなど、人生にはないのだ。(本文より)

    どうして自分が、こんな目に。


    夫への疑念が深まり、いたたまれない恭子は、仲間に誘われた会社との「団体交渉」にのめりこんでゆく。放火の容疑者を追う九野は、容疑を確信しつつ逮捕にこぎつけられない。心がぎりぎりまで追い詰められた二人の中で、何かがついに決壊する――。日常に潜む

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    2025年11月28日
  • 空中ブランコ

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    あぁ、伊良部先生かマユミさんになりたいな〜(*´Д`)と思いながら、ぼへ〜と読んでいたら、最後の「女流作家」で二人ともイイ事を言っていて「何かいろいろゴメン(;_;)」と思った(^^;)

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    2025年11月27日
  • 恋愛仮免中

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    みんな、「好き」という感情が絶対的上等感情だと崇めがちだ。だが「ほしい」という感情がさらに純粋なものではないかと感じたことはないですか?比べたらことがなかった「好き」と「ほしい」の相対論。この2つは似ている感情だと勘違いしていました。小説の中では「好き」と「ほしい」のかけ違いや勘違いで恋愛に物語が発生し、「好き」と「ほしい」の合致で恋愛が成就していた。更にこの2つを掛け算で考えてみると複雑で面白い。「好き」だから「ほしい」と「ほしい」から「好き」は全然違う。例えば、メルカリをして世の中の欲に触れた時。「ほしい」から「好き」という感覚の存在に気づかされる。別に好きではないのにほしくなる!ほしくな

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    2025年11月27日
  • 町長選挙

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    シリーズが進むにつれて、おふざけさがどんどんエスカレートしています(o^^o)

    田辺満雄、通称ナベマン→ナベツネのパロディ。
    ストーリーもプロ野球の1リーグ化と実際にあった内容でどこまでが真実?と思ってしまいました。
    次の章はホリエモンならぬアンボンマン!
    確かにこの人も球団買収に絡んでましたね。

    そうなると次の章のカリスマの女優。
    四十代で自然の若さ、美しさを保っている。
    これは誰のパロディ?と想像してしまいました。

    最後の【町長選挙】も傑作。

    どれも軽く気持ちで楽しく読めました。

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    2025年11月25日
  • リバー 下

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    渡良瀬川河川敷の未解決連続殺人事件
    容疑者は3人に絞られた
    元ヤクザ「池田清」
    期間工「刈谷」
    議員の息子「平塚健太郎」

    一方で容疑者を追う
    被害者の父「松岡芳邦」
    元刑事「滝本誠司」
    中央新聞社「千野今日子」

    最後まで目が離せない展開に
    やられたと思ってしまう結末。是非堪能下さい

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    2025年11月24日
  • コメンテーター

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    てっきり終了したものと思っていた伊良部シリーズの最新刊がまた読めるとは。
    前作から10年以上が経過し、ますます複雑化する社会からはぐれてしまった人々の心の深淵を露わにする…というような重たい話では全くなく、ひたすらコミカルで楽しい作品集で、あっという間に読み終えた。
    精神科医の伊良部によって無茶苦茶な治療を施された結果、いつの間にか患者が治ってしまうというフォーマットは前作までと変わらないので、新鮮味はあまり無いんだけど、本作ではナースのマユミちゃんが前面に出てくる展開が多めで結構印象に残った。
    奥田さんもこのところ重たいテーマを扱った作品が続いていたので、久々に肩の力を抜いて楽しく読めたのは

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    2025年11月24日
  • 東京物語

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    4.2/5.0

    ただただ楽しくて、馬鹿らしくて、ちょっとセンチメンタルでハートフルな青春小説だった。

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    2025年11月25日
  • 町長選挙

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    寝る前にばかばかしい話を読んで気分転換をするのにぴったり。絶対真面目な自分ならしないようなことを伊良部先生が正直に躊躇なくするからストレス解消になるのかも。

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    2025年11月23日
  • 普天を我が手に 第一部

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    すげえ分厚い本だけど、これが意外に面白くて読み易い。第1部は7日しかなかった昭和元年から16年末の太平洋戦争開戦まで。この時点ではこの先主人公となるであろう4人の子供たちよりその親がメインの話。暗い時代に翻弄されてる。さて、太平洋戦争に入って第2部はどうす進むか楽しみ

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    2025年11月23日
  • 我が家の問題

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    様々な家族の"問題"そして"日常"を覗くことができて凄く面白かった。「家族にはマニュアルがないのだ。」の通り、家族にはマニュアルが無いので、自分の育ってきた環境が家族のあり方の当たり前として認識してしまうが、この本のようにいろんな形があるのを見ると、家族っていいなと再認識できるので、ぜひ別のシリーズも読みたいと思った。

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    2025年11月23日
  • リバー 下

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    被害者父親の行動がもはやストーカーレベルでぶっ飛んでたりと
    面白くて一日で読み終わってしまいました。
    ただ、欲を言うなら最後はもっと犯罪に至るまでの
    動機等を知りたかった。

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    2025年11月22日
  • 普天を我が手に 第二部

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    シリーズ第二弾。
    第一弾よりさらにグレードアップ。
    戦争はなんて悲惨なんだ、
    そんな中こういう風に人々は生活していたのか、
    それぞれの人生模様がリアルでした。
    命を落とした人たちがたくさんいたけれど、
    とにかく主人公4人は無事で良かった…。

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    2025年11月19日
  • コメンテーター

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    安定度抜群のキテレツ伊良部先生がやっぱり面白かった。何となく自分の気持ちも癒されるような気がするのが不思議です。

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    2025年11月14日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    昭和の東京オリンピック前年に起きた児童誘拐の社会派ミステリ
    
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    昭和38年、東京
    男児誘拐事件に人びとは震撼した──
    
    絶対零度の孤独を抱える容疑者×執念でホシを追う捜査一課刑事
    
    昭和三十八年十月、東京浅草で男児誘拐事件が発生。日本は震撼した。警視庁捜査一課の若手刑事、落合昌夫は、近隣に現れた北国訛りの青年が気になって仕方なかった。一刻も早い解決を目指す警察はやがて致命的な失態を演じる。憔悴する父母。公開された肉声。鉄道に残された〝鍵〟。凍りつくような孤独と逮捕にかける熱情が青い火花を散らす──。ミステリ史にその名を刻む、犯罪・捜査小説。

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    2025年11月11日
  • 沈黙の町で

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    ネタバレ

    これだけのページ数を、加害者(は、いないといえばいないのだが)と被害者とその家族、学校、警察、検察それぞれの視点で細やかにリアルに描いて、最後の最後に死因が明かされる。

    自殺でも他殺でもなく結局は事故。名倉祐一みたいな子供、たくさんいるだろうな、いじめられる側にも理由があると言われてしまうような子供。

    奥田英朗はうまい。いるいるこういうビビリの校長、いるいるこういう逃げる父親という感じでリアルに描く。

    それにしても、市川健太がちょっとわかんない。藤田は追い詰められておかしくなったようだけど、死体を見たのに藤田を庇って(ずっと嘘をつき続けていられる?)、テニスの練習しておやつのケーキ平らげ

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    2025年11月11日
  • リバー 上

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    渡良瀬川河川敷で発生した
    未解決連続殺人事件

    話は
    被害者の父「松岡芳邦」
    元刑事「滝本誠司」
    中央新聞社「千野今日子」
    この3人を軸に捜査本部を含め
    それぞれ話を分けて展開

    容疑者
    元ヤクザ「池田清」
    期間工「刈谷」
    議員の息子「平塚健太郎」
    そして3人に絞られた容疑者をそれぞれ立場で追うので
    読みやすい

    下巻次第で星5になるか?

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    2025年11月10日
  • 普天を我が手に 第一部

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    登場人物が多く最初は物語は動かないが徐々にとどめ難い運命が始まり、そして引き込まれた。二部も買いました。

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    2025年11月09日