奥田英朗のレビュー一覧

  • 泳いで帰れ

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    アテネオリンピックを観戦したときのエッセイです。
    泳いで帰れという題名のように、ある選手も本当に泳いで帰ればいいのにと思いました。

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    2010年02月04日
  • 野球の国

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    「切符を買い求め、特急「いしづち10号」に乗車。高松まで二時間半の旅だ」



    『野球の国』(奥田英朗著 光文社文庫)



    キャンプ、ファームの試合を訪ねて地方球場へ旅をするエッセイ。


    今回、やって来たのは松山「坊ちゃんスタジアム」での

    中日ドラゴンズ対ヤクルトスワローズの公式戦の観戦。


    初めての四国の旅に

    大好きな野球観戦付き(そのエッセイを書くのが仕事)だから

    出発前から心も弾む。

    出発は四月十九日 金曜日。


    あれ?日記帳になっているものの年が書いていない。

    だから何年にこのエッセイが書かれたか分からない。


    読み進めているうちにそのヒントになる文章があった。

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    2009年10月27日
  • 泳いで帰れ

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    奥田秀朗は本当に何を読んでも面白い。
    コレはアテネオリンピックを現地に見に行った際のエッセイなのだけど
    オリンピックもスポーツもまったく興味のない私ですら
    ものすごく面白かった!
    この人のゆるーいキャラクターや、そんな事かいちゃっていいの?
    的素直すぎる感想なんかが奥田秀朗のエッセイの魅力なんだろなあ〜

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    2009年10月04日
  • 泳いで帰れ

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    シドニーオリンピックのことは、村上春樹さんの「シドニー!」で後から追体験。
    今回は、北京オリンピックの最中にアテネオリンピックの追体験をこの作品でしてみました。

    柔道の試合の臨場感だとか、バスケットボールの試合の迫力だとか、涙が出てきてしまいましたよ。本当に。
    いや、ホントの話。
    野球観戦の話を読むにつけ、私は、奥田氏に同感だなぁと思いながら読んでいたのですが、アテネのあのときの雰囲気って、新聞の論調とおんなじだったのでしょうか?ま、いずれにせよ、「ふがいないぞプロ野球」という気持ちは変わりません。

    今回の北京オリンピックだってそうだった。まあ、試合を最初から最後まで食い入るように見ていた

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    2011年05月13日
  • 延長戦に入りました

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    スポーツで笑いを取る本。茶化し方が抜群。何度読んでも笑う。どうも著者は、変なところばかり観ているらしい。目のつけどころがさすがです。著者のユーモアがどの辺からくるか、少し分かります。

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    2009年10月04日
  • コメンテーター

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    自分の本棚の中を探せば、2009年3月に前作「町長選挙」の登録があるが、いや~、こんなに長い間をおいて伊良部シリーズが帰って来るとは。

    低視聴率にあえぐテレビ局スタッフ、怒りに耐えきれず過呼吸を起こす会社員、株の売買が中毒になってしまったデイトレーダー、広場恐怖症が悪化していくピアニスト、社会不安障害で友だちができない大学生。
    真面目な人が多い患者のキャラや施される治療の方法は以前からするとマイルドになったようにも思え、そこはまあコンプライアンスにうるさくなった時代かね。
    とは言え、年月は経っても伊良部とマユミちゃんの自由なキャラクターには揺るぎもなく、変なことをしながらいつの間にやら患者を

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    2025年12月21日
  • イン・ザ・プール

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    「友だちいる?」と聞かれれば、むきになって「いる」と答える。十代にとって、交遊関係は存在証明のようなものだ。最大の恐怖は、自分だけが孤立することだ。

    笑うせぇるすまんみたいな。でも伊良部は結局効果があるようでない。キーになっただけで、結局精神の病は患者の心のありようなんだと感じる。
    これは詰まる所ギャグユーモアの類だと思うんだけど、精神逼迫する患者の描かれ方が細かくて、笑ってられないくらいこっちも気が重くなるよう。
    ドラマ化とか受けそうだけど、コンプラとかに引っかかるかな。露骨なシモの話は置いといて

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    2025年12月20日
  • リバー 下

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    上下巻と長い小説だが、長さを感じられないお話。河川敷で連続殺人事件が起こり、10年前に2件、10年経ってから3件と発生。果たして同一犯か?模倣犯か?というお話。刑事を退官後も一般人として捜査を続ける誠司の執念には頭が下がった。また本筋とは関係ない描写「死体発見者が定年退職後の男性で、毎朝犬を散歩させながら体力づくりに励んでおり、いきつけのマッサージ師に筋肉が増えてきましたね、と言われて喜ぶ」などのくだりは、なかなか共感するものがあった。ちょっとした描写にもちょっとした物語が隠れているのが、読んでいて楽しかった。おすすめ

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    2025年12月14日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    ネタバレ

    後半は、怒涛の展開で読むのが止まらなかったけれど、犯人の動機や事件に至った経緯はそこまで深くなく、消化不良感はあった。

    ちょうど青森旅行に行き、八甲田丸の見学もしたばかりだったので、最後の捕り物のシーンは光景を具体的に想像できて良かった。
    確かに青森の朝はきれいだった。

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    2025年12月13日
  • 真夜中のマーチ

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    性格や育ちが全く違う3人の個性がきちんと生かされているのがすごい。各章で視点が変わる書き方や、状況が目まぐるしく変わる展開に飽きることなく読み進められた。

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    2025年12月13日
  • コメンテーター

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    まさかまだ続いていたとは!
    伊良部先生が好きすぎて嬉しすぎた。
    心が軽くなる、私もこうでありたい(笑)昔の方がもっとハチャメチャだったような??今回の伊良部先生でした。

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    2025年12月13日
  • 普天を我が手に 第二部

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    長丁場だが構成が崩れない。
    司馬遼太郎だったら主人公4人のうち2人ぐらいは何の説明もなくフェイドアウトしてそう

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    2025年12月13日
  • イン・ザ・プール

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    中学生か小学生の頃に家にあったなぁと思って購入。
    伊良部先生最高。
    まわりを気にせず物事に向き合える性格の人が近くにいると助かることあるよなと思う。

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    2025年12月09日
  • 最悪

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    タイトル通り、3人が次々に最悪な状況に陥っていく。
    あまりバッドエンドは好きではないので、結末が嫌になるほどの最悪さ。
    しかし3人が集結したところからのラストスパートは時間も忘れて読み耽りました。
    ハッピーエンドでもないけれど、悪くない結末。
    こんな終わり方もあるんだなぁと感心しました。

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    2025年12月08日
  • 普天を我が手に 第二部

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    第一部を読み終わったあと、勝手に第二部で終わりだと思ってたらまだ、第三部があるではないですか!
    もう今すぐ読たいんですけど、記憶が新しいうちに。
    第二部はもう子どもたちの時代になっていて太平洋戦争真っ只中!
    この時代の満州(五十嵐満)、東京(竹田志郎、森村ノラ 矢野四郎)、まさに激動の時代をよく生き抜いてくれた。
    みんな筋が1本通ってて、逞しい。
    四郎は回天魚雷に乗り込む寸前で戦争が終わってまさか四郎はもはやここまでかと思ったよ。
    喧嘩から親友になった浅野は前日に出撃して帰らぬ人に。
    特攻隊とか魚雷とか考えた人は狂気の沙汰だよ、ほんとに。
    まず自分が乗れっちゅうの。
    満州の棄民政策もそう。関東

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    2025年12月07日
  • ガール

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    自分らしく生きるって大事だなって思える。もちろん冷静に後のことも考えると、そう上手くいかないかもしれないが‥笑

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    2025年12月06日
  • ナオミとカナコ

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    韓国ドラマ「わたしが殺した」と並行しながら読んだ。おおまかな内容は同じだが、後半からまるで違う方向に向かう。
    本は2014年ドラマは2025年、時代のせいだろうか。10年も前の本なのに古さはあまり感じず読めた。何も改善策がないということか。苦しい。
    完璧だったはずの殺人計画。色々偶然が重なって救われたこととなっている。元々の計画も偶然から成り立っている。殺人のきっかけは誰にでも思いつくということか。何度も正当防衛じゃないと思ったが、それではダメだったのだろうか。

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    2025年12月05日
  • 空中ブランコ

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    この精神科医やばすぎるだろ。でも最後は丸く収めてしまうというか、一応解決してしまう。実物がいるなら一度会ってみたい。

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    2025年12月02日
  • コメンテーター

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    相変わらず面白かった

    最新作ということもあり過去の伊良部よりかはマイルドになっている感もあるが、コロナ禍をきっかけに新たな精神面に関してのテーマでアップデートしてる

    自分も登場人物ほどではないものの心当たりのある描写に笑いながらも考えさせられる面白い作品

    同じ作者の別の作品も読んでみます

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    2025年12月02日
  • リバー 下

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    渡良瀬川の河川敷で発生した連続殺人事件。刑事、新聞記者、10年前の被害者遺族、刑事OBなど様々な視点で進展していく。それぞれの事件に対する執念を感じながら読み進めるが、前半は捜査の進展がなく刺激が少なかったが、下巻の後半から面白くなっできた。最後どんでん返しはなかったのが寂しいが、群像劇としてはまあまあ楽しめた。

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    2025年12月02日