奥田英朗のレビュー一覧
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人を殺すより殺した後の方がずっと大変だ。
だって周りの人に疑われながらも「私は殺してない。何も知らない。」って一生しらばっくれなくてはいけない。いつバレるのか、いつ捕まるのか疑心暗鬼になりながらと毎日怯えて暮らさないといけない。
特に、殺した相手が自分と親しい人間柄なら尚更。
と、いう事を実感した作品でした。
どんなに完璧(?)なプランでもボロは出てくるし、遺族の目はごまかせない。途中で仲間割れとかするんじゃないかとか後半はハラハラしっぱなし!!
いや~、意外な結末でした。
この作品を読んで思った事は、女性は逞しい。
直美も加奈子も人ひとり殺した罪悪感が全くなくて面白かったです笑
特に -
Posted by ブクログ
文庫化された2004年に買って読んで以来、本棚に大事にしまっておいたのだが、久々に再読。読み始めると止まらなくなる。やはり素晴らしい。
青春小説としての甘酸っぱさと、昭和最後から平成の最初にかけての10年ちょっとの時代の記憶が、二重のノスタルジーに浸らせてくれる。
1978/4/4キャンディーズ解散コンサート
1979/6/2 江川卓初登板
1980/12/9 ジョン・レノン暗殺
1981/9/30 オリンピック開催都市名古屋落選
1985/1/15 新日鉄釜石7連覇&北の湖引退
1989/11/10 ベルリンの壁崩壊
自分は、著者や主人公より一回り下の世代で、ほぼ小学生から高校 -
購入済み
家族の機微を捉えた話
些細なことからことから変化する家族の態度、心境を捉えていて、本当に日本の家族で起きてることをテーマにした小説だった。話の終え方もこの先は読者のご想像にお任せしますと言った感じで面白かった。
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いいなぁこのシリーズ。どのお話にも愛がある。
我が家のヒミツ、だなんて怪しげなタイトルだけど、どの家庭でも起きそうな優しい6つのお話たち、全部良かった。『虫歯とピアニスト』はほっこり。『手紙に乗せて』は読み終えてからじわじわ。歳をとると涙もろくなる解説のようで納得。
そして最後の『妻と選挙』!衝撃でした!
これはほかの『我が家の、、』に出てきた家族!短編同士がどこなく繋がるパターンは多いけど、別の本に載ってる短編と繋がるって斬新な気がする〜♪
マラソンの次は選挙なのね。今回もホロリとしました。なんていい家族。
このシリーズ、たまら〜ん!笑 -
Posted by ブクログ
ネタバレ反政府主義の過激な思想を持つ父親に振り回される主人公二郎(小6男子)の話。
前半は中野で暮らす二郎が、ヤンキーに絡まれたり父親が教師に迷惑かけてたり、父親の居候のアキラおじさんに面倒なこと頼まれたりするので、ひたすら二郎が気の毒。
一郎(父)が聞くと激怒しそうだけど、こんなお父さんの元に生まれたのが心底可哀想。
一郎は作家?らしいけど、どう見ても稼ぎが悪そうだし、思想が傾きすぎてて普通の家庭訪問すらままならない(教師にめんどくさい議論を持ちかける)。
自分だったら本当に嫌だ…
なんやかんやあって一家は西表島まで跳ぶことになる。これがサウスバウンドかと、なるほどねーってなるのが前半。
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購入済み
内容を諺に凝縮するならば、「人の振り見て我が振り直せ」。
患者は、伊良部一郎という自由人に接することで、自ら大きな気づきを得る。
読者も笑いながら呆れながら、気づきを得ることだろう、何かしら大事なことについて。