奥田英朗のレビュー一覧

  • 普天を我が手に 第一部

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    「昭和百年」とも言われていた2025年の夏過ぎ、書店で平積みにされている派手めな表紙の本を見かけた。
    なかなかのぶ厚さだ。著者名を見ると奥田英朗。
    『イン・ザ・プール』を始めとする伊良部シリーズ、ディープな犯罪小説『最悪』、長編家族物語?『サウスバウンド』など大好物作家の一人だ

    お!こんな長編出したのか…。
    昭和元年生まれの4人が主人公らしい。「『昭和百年』に読むにはふさわしそうだ」と、脳内にメモした。
    が、そのまま年を越えてしまった。

    「昭和101年」の4月、オーディブル化されていることを知る。ボリュームを考慮するとオーディブルで聴くのはいい選択だと考え、聴き始めた。

    大正が幕を引く。

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    2026年05月03日
  • 沈黙の町で

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    中学生って難しい!
    中学生の「団結」や「自覚のない残虐性」を認識し、危うさと怖さを感じさせられた。家族から徐々に離れ始める中学生は、社会との接点を増やし始めている。その際、良き友人に出会えば良く育ち、悪い大人や先輩に出会えば悪に染まることもできる。良し悪しや基準が分からないからこそ、何色にでもなれてしまう。人生の転換点にいるのかもしれない。

    600ページ弱の長編で、登場する中学生と、その親、学校の先生、中学生と向き合う警察や検察のそれぞれの人物が解像度高く描かれていた。それぞれに悩みや譲れぬものがあり、自分の立場が一番大切という人間らしさが溢れる登場人物たちで感情移入できた。
    ある人物に共感

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    2026年04月28日
  • イン・ザ・プール

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    破天荒な精神科医と精神患者が織りなす短編集。
    ケータイ中毒の青年が登場する章は時代のうつろいを感じた。

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    2026年04月27日
  • 普天を我が手に 第一部

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    昭和元年から16年12月の太平洋戦争開戦までの日々の庶民や軍部・官僚・警察など、様々な立場の人たちの視点を通じ、単なる教科書的な知識ではない、よりリアルな感覚が伝わってきて、読み応えがあり、存分に楽しめました。順番を間違えましたが、これから第3部を楽しみたいと思います。

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    2026年04月26日
  • 沈黙の町で

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    さすがの奥田英朗だから読みにくいってことはないのだけれど、中盤以降急に名倉が生きていた頃に戻ったり死後だったりの時系列がわかりにくかった。
    最後はちょっとほっぽり出された感じがあった。書きたかったのは、中学生の証言の難しさなのだろうか。

    中学2年の名倉が学校の敷地内で亡くなっていた。頭が割れて、つねられた痕が多数ある。同じグループの14歳になった坂井と藤田が傷害の疑いで逮捕。13歳の市川と金子は児童相談所送致つまり補導ということになる。警察は4人が銀杏の木に飛び移るよう強要したのではないかと思っているが、4人の子供たちはあまり喋らず、裏が取れない。

    3日ほどで彼らは保釈されて元の生活に戻っ

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    2026年04月25日
  • 普天を我が手に 第二部

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    第一部を時間をかけてじっくり読み、基本情報が頭に入っていたため、第二部はするすると読み進められました。今まで大枠しか知らなかった出来事が、物語になることで立体的に想像できてとてもよかったです。続きが楽しみ。

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    2026年04月22日
  • 普天を我が手に 第三部

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    読み終わった昭和が始まると同時に物語が始まり昭和が終わると同時に終わる。なんて凄い構成なんだろう、、、、。2人のシロウの演説がカッコよく素敵だった!傑作でした。

    登場人物の名前が、実際の人の時と仮名の時は何が違うんだろう、、、、、。気になる

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    2026年04月20日
  • 普天を我が手に 第二部

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    まぁ、予想というか事実通りだが戦争の期間は本当にシンドいなぁ。

    しかし、立場の違う4人が個々で本当に違うところで活躍?していく様は面白い。

    4人が交錯していくし続きがきになる。

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    2026年04月20日
  • 普天を我が手に 第三部

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    シリーズ最終巻。
    昭和24年から大喪の礼まで。

    竹田志郎は検事として暴力団排除に動き、矢野四郎は右翼の大立者から与党の政治家となり、森村ノラはフルブライト留学を経てAP通信の記者となり、五十嵐満はプロレスのプロモーターを経て芸能界の重鎮となる。

    占領終了、血のメーデー、力道山誕生、ビートルズ来日、皇太子成婚、キューバ危機、ケネディ暗殺、よど号事件、東京オリンピック、ベトナム戦争、あさま山荘事件、ロッキード事件などなど、矢継ぎ早に起きる昭和の大事件に主人公4人が当事者として関わる配役の妙のおかげで、どの出来事も身近に追体験できる。

    実名と仮名は混在するがモデルは容易に知れる。

    伴侶を得、

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    2026年04月16日
  • コメンテーター

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    今回もやはり面白かった。伊良部医師のぶっ飛びキャラ炸裂♪短編5つの中でも「うっかり億万長者」が気に入った♪私もお金をジャンジャン使ってみたいなぁ〜(^^)「ピアノレッスン」も良かった。人間、適当さも必要なんだよなー。特に、精神疾患を患うような、真面目な人たちには。

    1作目は20年ほど前の作品になるだろうか。やはり読み返したくなる。変わり者の、だけど人に緊張感を与えない伊良部医師に会いたくなる。

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    2026年04月15日
  • 普天を我が手に 第三部

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    読んだぁー。3部合わせて2000ページ近い大河小説。日本の歴史の中で一番長かった昭和。戦争挟んで色々あった出来事が、昭和元年生まれのナイスガイ4人を縦軸に政治、経済、事件だけでなく日常の暮らしや風俗も織り込まれ温かで爽やかな読後感。ページ捲りながら一緒に昭和を空から眺めているような高揚感。奥田さんの力量、凄すぎ。田中伸尚さんの「ドキュメント昭和天皇」に匹敵。それにしても戦後は一貫して米の属国、その米はトランプ以前も「自由と民主主義」の国ではなかったんだ。知らなかったが東京大空襲指揮したカーチス・ルメイの「ベトナムを石器時代に戻してやる」発言、トランプはまねてるだけか。ノラの「人類は差別をやめら

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    2026年04月14日
  • コメンテーター

    匿名

    購入済み

    イン・ザ・プールなど読んだ事があったので、いらぶ先生懐かしかった!相変わらず明るく図々しく子供みたいな大人!驚く治療方だけれど、心が強くなれそう。自分も神経質な方なので、先生の言葉にハッとさせられました。もう少し気楽に生きてゆきたいです!

    #スカッとする #笑える #タメになる

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    2026年04月13日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    奥田英朗の長篇ミステリ作品『罪の轍』を読みました。
    奥田英朗の作品は、2年前に読んだ『町長選挙』以来ですね。

    -----story-------------
    昭和38年、東京
    男児誘拐事件に人びとは震撼した──

    絶対零度の孤独を抱える容疑者×執念でホシを追う捜査一課刑事

    昭和三十八年十月、東京浅草で男児誘拐事件が発生。
    日本は震撼した。
    警視庁捜査一課の若手刑事、落合昌夫は、近隣に現れた北国訛りの青年が気になって仕方なかった。
    一刻も早い解決を目指す警察はやがて致命的な失態を演じる。憔悴する父母。
    公開された肉声。
    鉄道に残された〝鍵〟。
    凍りつくような孤独と逮捕にかける熱情が青い火花を

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    2026年04月11日
  • 普天を我が手に 第三部

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    激動の昭和史、記憶にある事件人物が(仮名)出てきて、色々
    思い出したり知ってる事が多く、長編ですが読みやすかったです。昭和世代の方々ぜひ。

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    2026年04月11日
  • 普天を我が手に 第三部

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    ネタバレ

    壮大な昭和史サーガ、3部作の最終巻。

    昭和が始まる1部、戦争が激化する2部を経て、高度経済成長と昭和天皇崩御までの本作。

    4人の出自の違う人物の人生を描きつつ、昭和史を体験出来る。どのキャラクターもめちゃくちゃ魅力的でひとりひとりに感情移入してしまう。

    個人的には矢野四郎がまさに昭和を体現しているようで、私の推しだ。

    昭和という時代の勉強にもなり、いかに戦争が悲惨かも分かる。一方で人々は力強く生きていた事も同時に分かる。

    3冊通して読んでずっと面白かったし、読んでいる間中、幸せだった。ラストの選挙、どちらが勝ち首相となるのか、ハラハラしたよ。

    星5つは殆ど付けないのだが、本作は満点

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    2026年04月11日
  • 普天を我が手に 第二部

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    ネタバレ

    ああ、おもしろい。600ページ弱の長さというかぶ厚さを感じない。
    読み終わったあと、まだ続きがあることに、とても興奮している。
    それぐらいおもしろかったです。
    空襲にさらされるノラや京子たちや特攻に向かう四郎。
    死ぬな、逝くなと泣きそうになりながら夢中で読んだ。
    満の絶体絶命のピンチにドキドキした。玉音放送を聞いた志郎の「今日という日は、
    事が大き過ぎて、個人の感情など湧いて来ない」という思いが印象的だった。
    最後に4人が一堂に会する場面もよかった。ハチャメチャやないか(笑)
    そしてノラちゃんを取り合う胸キュン展開??
    第3部、読むのを楽しみにしてます。

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    2026年04月11日
  • ヴァラエティ

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    言葉の表現の節々が好きです。奥田さんの謙虚で少し自信なげな、愛らしい性格がじんわりと話に滲み出てる気がしますね。シリーズ書くのは嫌なんだとか、もう才がないんだとか言いつつも、とても面白いんだからどうしようもない。これからも書いてください。

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    2026年04月07日
  • 普天を我が手に 第一部

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    高校で日本史を取っているということで、全体の雰囲気を掴むためになにかフィクションで読みたいなと思っていた時に見つけた一冊。3部構成ととても長く、読み応え抜群。だんだんと主人公たちの間に繋がりが出来ていくところが心地よい。授業で戦時のことを詳しく学んだ今また読み返したい本。

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    2026年04月07日
  • 普天を我が手に 第三部

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    やっと読み終わった。(いい意味で。)
    昭和元年に生まれた4人とそれを取り巻く人々の群像劇。
    4人は、それぞれ逞しく生き抜き、やがて日本を動かす人物となっていく。
    後半は実際の事件や実在の人物も登場してきて、読んでいて飽きない。
    二人のシロウの互いを認め合いながらも、反発する関係性がおもしろかった。

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    2026年04月09日
  • 我が家のヒミツ

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    久々に心に刺さる本を読んだ思い。
    どなたかの本棚にあった本だったが、読んでよかった、読まない人は損してるなと思うぐらい。

    何気ない日常的にある、人生のイベント。
    うまくいかず悩むが、友人、家族、周りの人達が支え、心が前向きになる。
    トラブルが解決したわけではないが、心が前向きになることによって、主人公達はよりいい人生を生きそうだと思える。

    いい本でした。
    ありがとうございますm(__)m

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    2026年04月07日