奥田英朗のレビュー一覧

  • ガール

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    自分の世代にドンピシャだったのもあるが、さらに管理職やらの肩書きも、仕事の環境も似たようなもので、すごい共感しつつ読んだ。
    あまり周りに話したりしてこなかった気持ちなどが描かれてて、案の定「分かる~」とか「これされたことある~」と思いながら読んだ。

    私は30代になる時に先輩が服装やらにとてもうるさくなって煩わしかったので、自分自身若い子には何着ても可愛いから好きなの着てねと声をかけるように徹底したが、時々自分にも声をかけてくれる人がいたら、今の自分とは少し違ってたのかなと思った。

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    2026年03月21日
  • 普天を我が手に 第三部

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    失敗作のない奥田英朗の、現時点での最高傑作と断定して差し支えないのではないか、と思わせられる本だ。
    昭和という時代を、昭和元年生まれの4人の主人公の群像で描き切る。
    4人が4人とも個性と情熱にあふれ、理智も併せ持ち、何より私よりも公の方が大きい生き方を貫く。作者の言葉で言えば「国士」なのだ。
    レイモン・アロンが石原慎太郎に語ったと言われる「今の若者は気の毒だ。青春を青春にする3つのものが欠けている。戦争と貧困と命を懸けられる思想と」という言葉を思い出した。
    4人の主人公には、揃って「命懸け」の原体験があり、それゆえに大切なもののためには身体を張ることにためらいがない。この実に魅力的な人物たちを

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    2026年03月20日
  • 空中ブランコ

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    みんなおかしな症状なんだけど、実は原因は誰もが感じる自分自身に対する小さな違和感。一気にシリーズ3冊読んでやっぱりこれが一番面白かったかも。

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    2026年03月19日
  • リバー 上

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    奥田先生やはり面白い!人物描写がうますぎてほんとにその場にいるかのような、ぐいぐい読まさせる、犯人は誰なんだ⁈下巻へ

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    2026年03月17日
  • ガール

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    30代半ばの働く女性がテーマの短編集。
    結婚していてもしていなくても、子供がいてもいなくても、みんな頑張ってる!
    元気がもらえる小説でした。
    面白かった!

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    2026年03月15日
  • 普天を我が手に 第三部

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    64年の長い昭和が終わってしまった。
    幼少の頃からの激動の時代。四人の成長を第一部から見守ってきて、長かったようであっという間。昭和って本当にいろんなことが盛りだくさんだった。正解って何十年、何百年か経ってやっと見えてくる。
    平成が始まってもまだまだ激動の時代は続くんだよなぁ、としみじみ。
    読み終えた達成感、そして寂寥感がハンパない〜。

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    2026年03月15日
  • リバー 下

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    ネタバレ

    注!
    結末に触れています。
    まだ読んでいない方は、以下は絶対読まない方がいいと思います。







    下巻も淡々最後まで淡々で、お話としてはやっぱり面白くなかったかな?(^^ゞ

    面白くなかったにも関わらず、★を5にした(上巻は★3つ)のは、最後の大捕物の中にさらっと著者による粋な計らい(救いと言った方がいいかな?)があったから。
    警察署全体から邪険に扱われ、家族かも疎まれ、さらには失明するかもしれないと怯える芳邦だけど、ずっと娘を信じていたその思いが正しかったことが、よりによって札付きの犯罪者である池田の口からさらっと出てきた時は、思わず「わっ! すげっ!」と口から出てしまった(^^)/

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    2026年03月14日
  • オリンピックの身代金(下)

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    ネタバレ

    途中から面白さが止まらなくて一気に読んだ。
    最後の方は国男と村田のことが好きになっていて、きっとそうなってしまうとは思いながらも祈るような気持ちで読み進めていた。国男が闇堕ちしていくのがやり切れず哀しかった。
    当時のことはよく知らなかったけれど、本当に起こった話なんじゃないかと思えるストーリーだった。

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    2026年03月09日
  • 普天を我が手に 第三部

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    長い長い昭和の64年間(実質62年と2週間)の物語である「普天を我が手に 第三部」を読み終えた。たった7日間しかなかった昭和元年、その時に生まれた四人を物語の中心に据え、彼らの人生を実際の昭和史に絡ませた群像劇だ。

    第三部では浅間山荘やよど号ハイジャックなど子どもの時にニュースも、主人公たちが本当にその現場に居たかのように錯覚をしてしまうほどだった。

    昭和史を三冊に渡って余すことなく描き切った読みやすくて且つ重厚な作品だったと言える。

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    2026年03月06日
  • 普天を我が手に 第三部

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    まず気になるのは、この4人のモデルはなんだろう?ヒントになる事件が時系列で並んでいる力道山とか、田中角栄とかすぐにわかる。でも、昭和天皇が崩御したときの首相は、竹下登。田中角栄と一緒に逮捕されたの幹事長は、二階堂進。当時を知る年代の私としては、作中の登場人物とは、イメージが違うような気がするなぁ。じゃあノラは誰だったんだろう。第3巻はそんなことを考えていると、本当に身近な物語だった。

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    2026年03月05日
  • コメンテーター

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    累計290万部の人気シリーズ17年ぶりに復活!ということで、当然読む。

    シリーズ化されてる本としては異例なくらい、ますます面白くなってる。
    伊良部先生はいい加減な医師に見えるけど、実は優秀な精神科医だと思う。
    大好き。

    2006年くらいに、奥田英朗さんが執筆のために滞在されていた石垣の小さな民宿で、一緒になったことがあって、それがご縁で作品を送っていただいたことがあるのだ。

    それ以来、お礼を兼ねて全作読んでいる。
    息の長い才能ある作家さんでよかった。(偉そう)

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    2026年03月02日
  • 普天を我が手に 第三部

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    4人の主人公の昭和24年から大喪の礼(昭和天皇崩御)までが描かれた完結編。実在した人物が沢山出てくる小説だが、ケネディまで登場してニヤニヤ。アメリカとの関係、浅間山荘事件、ロッキード事件、よど号ハイジャック事件、「地上の楽園」等々、大変勉強になり面白かった!

    昭和は政治絡みの大事件が色々あったのだなぁと改めて思った。だが、やはりなんと言っても、一番の教訓は戦争をしてはいけないということ。これに尽きる。

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    2026年03月02日
  • リバー 下

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    ネタバレ

    先が気になり一気読みだった。別件逮捕からの警察当局の焦り、遺族の混乱、新たな事件…。とにかく読ませると思った。下巻の終盤になってからも、話が収まるのか?と気になったが、しっかり終えた。3人の容疑者のうち誰が、と読んでいたら意外な結末で驚いた。いやー、おもしろかった。

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    2026年03月01日
  • 普天を我が手に 第三部

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    4人の主人公を通して昭和を駆け足で見せてくれる今作。フィクションでありつつも、ある程度実際の出来事や人物が描かれているので、歴史を学ぶのにも軽く役立つ。昭和って本当に激動の時代だったなとあらためて思う。
    モデルとされたであろう政治家なども頭に浮かぶのでなお面白い。第三部はあらかた政治の駆け引きの話だったので、個人的には第二部が一番面白かった。

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    2026年02月28日
  • リバー 上

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    ネタバレ

    群馬と栃木の間で起きた連続殺人事件。10年前の未解決事件と同一犯なのか。両県警と10年前の遺族、メディアの群像劇。かつて捜査に関わった人物や遺族の捜査から、一人の有力な参考人が浮かび上がる。
    両県に馴染みがないからか、捜査員たちがどの県警に所属し、だれと上司部下の関係なのか、最初はこんがらがるが、そんなことはどうでもよくなるほど、ぐいぐいと読ませる。元捜査員が動く、出版社に雇われた学者が警察に信頼されるほど重要な役割を担うという少しリアルさに欠けるのも、どうでもよいくらいにおもしろいし、リアルさを損なわない。
    どうやって逮捕、起訴するのか。この先が非常に気になる。無駄なページがないほど、密度が

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    2026年02月26日
  • リバー 下

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    真犯人はそういうこと〜…!
    まさかのそういう方面でしたか…という感じ。
    刑事の気合いと執着により解決していく感じが、ドラマのように映像としてイメージできる。
    犯罪小説とはこういうことなのか…と。
    思えばミステリー小説は読んだことあったけど、犯罪小説…というカテゴリーは読んだことなかったかも。
    上下巻だけど、あっという間に読み終わった。

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    2026年02月25日
  • リバー 上

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    犯罪小説であってミステリー小説では無いことがポイント。
    じわじわと事件の真相に近づく形が、物語の一員になった感覚になりどんどん読み進められる。
    上巻は、相次ぐ事件とあきらかに怪しい容疑者。
    怪しい人物3人の中の誰が真犯人なのか…全員怪しい。

    【あらすじ】
    群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見された。
    十年前の未解決連続殺人事件と酷似した手口に、街は騒然となる。
    かつて容疑をかけられた男。取り調べを担当した元刑事。
    娘を殺され、執念深く犯人捜しを続ける父親。
    若手新聞記者。一風変わった犯罪心理学者。新たな容疑者たち。
    事件を取り巻く人々の思惑が交錯するな

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    2026年02月25日
  • 普天を我が手に 第三部

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    3部まとめての感想。第2次世界大戦を含む激動の「昭和」という時代を、4人(8人)の主人公たちの生き様を通してダイナミックに、詳細に、鮮やかに描いた素晴らしい作品。多くの人にだいだい読み継いでいって欲しいと思う。
    現代の日本は、政治にしろ文化にしろ経済にしろ、「敗戦」というとてつもなく大きな出来事抜きには語れない。そういう意味で、「昭和」という時代は、現代日本や日本人の大きな基礎を形作った時代なのだと思う。当時の各地方・各階級の人々の暮らしや思想を幅広く感じることができ、現代の日本人の国民性の基礎に触れることができる作品だと思う。
    「普天を手に入れる」とは何か、読後の爽快感がたまらない。ページ数

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    2026年02月24日
  • 普天を我が手に 第三部

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    3部作、およそ1500ページに及ぶ昭和の叙事詩、主人公は親子二代に四つの家族。これを娯楽として読み通した時、もう一度昭和という時代の空気を知ることができた気がする。

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    2026年02月23日
  • 普天を我が手に 第二部

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    戦時中のそれぞれの体験、そして戦後の復興に向けてのモラトリアムが描かれる第二部

    途中4人がそれぞれ微妙にクロスオーバーしていくんだけど、ラストのパーティーで全員が一同に集まるところで何だか感動が止まらない。

    第三部でのみんなの活躍を見るのが楽しみでしかないわ♪

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    2026年02月21日