奥田英朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
三部全て読み終わりました❗️
3冊とも分厚かったのですが、挫折する事なく読み進められました。
三部は太平洋戦争が終わり、戦後が舞台です。
竹田志郎、矢野四郎、森村ノラ、五十嵐満の4人がそれぞれの分野で活躍します。検察、会社社長、ジャーナリスト、芸能事務所社長で。
しかしながら、ときどき顔を合わせます。今、こんなことをしてるなどと同窓会のような報告をします。
各々の成長が私も嬉しくなります。
志郎と四郎のライバル的な関係も、まさか最後にあのような対決となったのが、驚きです‼️
タイトルの『普天を我が手に』もそういう意味かと。
それ以外にも戦後のプロレスブームや東京オリンピック、日本赤軍の浅間 -
Posted by ブクログ
映像で見てみたい。そんな本であった。
昭和元年に生まれた生まれた四人の運命が描かれている。
別々の地域で軍人、ヤクザ、左派系雑誌の編集者、ジャズトランペッターと
親の職業もそれぞれ。第一部では親の生い立ちや子の17歳までのストーリー
が描かれている。この4人の子がどう絡んでくるのかワクワクしながら読んでいた。
時代背景も取り入れながらのハラハラドキドキの読書であった。
とても面白く読み進めたが、15歳の子がこんな大人っぽい考え方する?思考が20歳の目線なのではと感じた。もうちょっと15歳という無邪気さがあっても良い気がした。
寝る間も惜しんで読みふけったが595pの大作。ページをめくってもめ -
Posted by ブクログ
ネタバレ少しばかりの覚悟を持ちながら読み始めたけど、戦争真っ只中、4人それぞれも生きるのに必死。
軍人の息子は米国で1人抑留され帰国できず、なんとか帰国を果たしたあとは外国人捕虜収容施設の通訳となり、敗戦後にはGHQで働きながら東大に通う。育ちが良くても地獄は見る。東大で出会う左翼の集会にも顔を出す。ヤクザの息子は少年院を出たあと予科練に入り、人間魚雷回天の出撃…のとこで敗戦。仲間との別れが読んでいて苦しかった。戦後は日大法学部に通いGHQにも関わりながらヤクザの世界で暗躍、このシロウ一人だけでも東京ブラックホール!一番読んでて痺れるパート。
女性活動家の娘ノラは孤児院を運営しつつ敗戦後はGHQの職員 -
Posted by ブクログ
わずか7日間だけだった昭和元年に4人の赤ん坊が生まれるところから物語が始まる。
軍人、ヤクザ、満州に渡ったジャズマン→興行師、婦人運動家
第一部は主に親であるこの4人の物語で構成されている。
いったいどうやって調べたの?てぐらい描写が細かくて、当時こんなふうにして過ごしていたのかーというのが脳内で再現される。
アメリカと戦争するなんてとんでもないと全力で阻止しようとする軍人もいたし、特高の威張り散らした態度には腹が立つし、昭和初期の人々のさまざまな熱気をプンプンと感じる。建国直後の満洲国にも興味津々。
あれ?そこでそこの子供と子供が出会ってる?ていうような会話があったり、続きが気になる作品! -
Posted by ブクログ
それぞれの親が主人公であった第1部。第2部は、その子供達に物語が受け継がれ、激動の戦争編となる。
昭和元年生まれの4人の主人公、青春の年齢を戦中で過ごすこととなるが、それぞれが類稀なる環境と才能を有し、それを開花させていく。4人共が見事なまでに主人公であるのだ。
その4人が少しづつだがそれぞれに接触していく。そして本格的な邂逅。まるでドラクエ4のようだ。次巻へのワクワクが止まらない!
最後に、第2部では戦中の悲惨な生活や思想がありありと感じられ、胸が痛くなる。特に人間魚雷と言われた回天に関する章は言葉にできないものがある。国家による、個の思考を奪う集団的な思想の危険さを痛感させられる。
今現 -
Posted by ブクログ
感想
復興編。若者が逆境に立ち向かいながら、明日は良くなるという希望を抱いていく様は眩しい。
お金のためではなく、国の国民のためというところがいいなぁ。
石原兄弟まで出てくるなんて。
昭和を舞台にした壮大な作品だったな。最後の盛り上がりと悲しみがジェットコースターのように来る作品は初めて。
あらすじ
志郎は司法修習生として励み、検事を目指す。2回目の試験にも合格する。矢野は、運送業を始めて稼ぐ。与党の太田という大物議員との渡りもできる。木下の進めで妻帯する。ノラは奨学金をもらい、アメリカ留学する。ブラウン大学へ行き、教育学を学ぶ。ノラは南部の大学へ行き、人種差別を体験する。NYの特派