奥田英朗のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「夫とUFO」
夫の達夫。仕事が忙しく、辛い目に遭っていた事を知った美奈子。逃げ出すこともできず、放り出すこともできず、UFOを見るようになった達夫。P184爆発したっていいのに。会社がなんだ。いざとなれば、何をしたって生きていける。
美奈子の達夫を助けなければ!という気持ち、行動に感動!
「妻とマラソン」
人気小説家の康夫と専業主婦の里美。
出かける用事もない主婦の里美がマラソンにハマっていく。
こちらも感動でした^ ^。マラソンって意外と中毒になりますよね。3キロから5キロ
オッもっと走れるかも?と、8キロから10キロー
里美の夢中になる気持ち分かる^ ^。
フルマラソン未知の距離への参加 -
Posted by ブクログ
・たった35ページの短編で、こんなにも心を揺さぶられて、最後には、電車の中なのに思わず微笑んでしまったのは、初めてかもしれない。
・『虫歯とピアニスト』のピアニスト大西さん流に言うならば、人生を大げさに考えなければ、ほとんどのことは諦めがつくのだ。それを悲劇ととらえる人と、運命と想って受け入れる人の差は、心の中のスイッチひとつでしかない。
・奥田英朗の小説は、基本的に悪人が出てこないから、安心して読める。ちょっと癖のある人だなと思っても、そこらへんに普通にいる人々だし、自分でもあるし、読み終わる頃にはその人もまるっと好きになってしまっている。
・今作も、文句なしにすばらしい小説でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ奥田さん、女心分かってるなー。
待ってるだけの私って。やりたいことって。もう一回考え直したい。
私のファースト・プライオリティはなんだろう?
役員との会話センスが抜群。
奥田さんの言葉、響いてる。
大切にしたい言葉がたくさん!
以下は本文より引用です。
「会社に縛られて一人前なのだ。」
「自分から年齢に縛られて、もう遅いとか、少し様子を見ようとかして何もしない、これがいちばん、馬鹿らしい」
「今、自分のファースト・プライオリティがはっきりとわかった。自分を偽らないことだ。」
「二つ目、いやならいい」
「女は、育児を持ち出せば周囲がひれ伏すことを知っている。独身時代、そういういやな女をたくさん