奥田英朗のレビュー一覧

  • リバー 上

    Posted by ブクログ

    刈谷、平塚、池田の重要参考人への疑い、捜査の同時進行がたまらなくおもしろい。だれが犯人でもおかしくない展開がさらにおもしろさを加速させる。

    0
    2025年11月08日
  • イン・ザ・プール

    Posted by ブクログ

    伊良部先生が、名医なのかやぶ医者なのか分からないのがいいです。

    いい加減なことを言いつつも、最終的にこの先生しか相談に乗ってくれる人がいなくて。

    そんな解決法でいいの?と思いつつ解決してしまうと言う。

    シリーズ化して欲しい!と思っていたら、シリーズ化されてました。(もちろん読みます)

    0
    2025年11月08日
  • 普天を我が手に 第一部

    Posted by ブクログ

    毎週観るので大河ドラマにしてくださいと言いたくなる、ザ・昭和サーガ。大正最後の日、エリート帝国軍人、金沢の仁侠、夫人運動家、そして満州の興行師という接点のない(今はまだ)4人が、後に「昭和」と名付けられる時代の一日目にそれぞれ“子供”を授かる場面から始まる。
    4人の視点が交互に入れ替わり、戦争に向け先鋭化する軍閥、満州国建国、左翼活動、右翼活動など、昭和の始まりを濃厚な現場の空気が感じられるほど鮮明に描き出している。なるほどこうやって日本は必敗の太平洋戦争に突入していったのかと呆れるやら、明治維新からの直情型武士的発想の害悪をまざまざと見せつけられた(だから明治維新のヒーローと言われる人物たち

    0
    2025年11月08日
  • コメンテーター

    Posted by ブクログ

    伊良部シリーズ
    前作を読んだのはいつだったか
    忘れてしまうほど時間が
    たっている
    はちゃめちゃな治療で
    訳がわからないところは
    あいかわらず
    読んでいるうちにそうだった
    と、思い出す
    どう考えても医者らしくない
    行動に戸惑った記憶がある

    今回もハラハラしたが、
    なんだか伊良部先生が
    愛おしく思えてくる
    すべては自分のために
    患者をそそのかしてるようにしか
    見えないのだけれど
    患者たちは
    救われているから不思議
    読んでいる自分も
    読後は心が軽い
    いつのまにか治療されていた!

    0
    2025年11月06日
  • コメンテーター

    Posted by ブクログ

    久々の伊良部シリーズ
    精神科医の伊良部先生と看護師のマユミちゃんのコンビは相変わらずで、あぁそうそうこんなんだったなぁと思い出す。
    調べてみると前作の町長選挙から15年近く経っての続編だったようで、もうそんなに経つのかと思う。

    1作中の伊良部とマユミちゃんは変わらず魅力的で、この15年で自分自身に色々あって不安障害に近い状態にもなったりして、そんな作中の患者さんに共感を覚え、伊良部先生のデタラメな様で核心をついている「死にはしないんだから」とか「恥をかいてみれば良いんだよ、周りは明日には忘れてるよ」とかそんな言葉が心に刺さる。

    内容自体は気軽に楽しく読める短編が5本あり、どれも面白く伊良部

    0
    2025年11月03日
  • 普天を我が手に 第二部

    Posted by ブクログ

    『小説現代』2023.7(一冊の雑誌に全編が掲載されたってこと? こんな鈍器本なのに?)

    昭和元年生まれの4人がいよいよ絡みあう。

    第一部よりも私には面白く読めたが、4人の中でも好きな人物と苦手な人物が出てくる。4人のパートが交互に出てくるのだが、苦手なパートが回ってくるとがっかりする。私の場合、ヤクザの子どもである四郎がいつも道を踏み外すと、あーあまたかと思ってしまう。頭もいいし、普通に生きればいいのにと。そうなったら物語にはならないけど。

    それにしても、戦中戦後のなんと混乱していたことか。

    この4人がどういう道を進むのかすぐにでも読みたいのだが、第三部は12月17日発売とか。

    0
    2025年11月03日
  • コメンテーター

    Posted by ブクログ

    久々に読んだとんでも精神科医伊良部のお話。毎回突拍子もない治療法で患者が徐々に回復するのを読んでいると自分の心も軽くなる気がして大好きなシリーズ。

    今作はこれまで全然喋らなかったマユミさんも前のめりで発言していて新鮮だった。

    人間関係に疲れてる方、短編でさらりと読めて癒されるのでおすすめです。

    0
    2025年10月24日
  • 普天を我が手に 第一部

    Posted by ブクログ

    戦前から始まる物語。めちゃくちゃ面白かったです!
    4人の主人公がいて、住む場所や職業や性別からその時代背景を描く。
    勉強にもなるし読んでいてとても楽しかった。
    私が特に応援していたのは森村タキさんという女性の主人公。女性は参政権もなく弱い立場であるところからもがいて頑張って未来へ繋げていく姿勢がカッコイイ。

    そして第二部はその子どもたちへ。
    まるでドラゴンボールだ…次回作が楽しみでしかない!

    0
    2025年10月23日
  • リバー 上

    Posted by ブクログ

    奥田英朗『リバー 上』集英社文庫。

    北関東連続幼女誘拐殺人事件をモデルにしたような陰惨な事件に翻弄される人びとを描いた犯罪小説である。もっとも本作では被害者は若い成人女性になっているようだ。

    冒頭からストーリーに飲み込まれていく。そんな面白さの犯罪小説である。昭和38年に起きた『吉展ちゃん誘拐事件』をモデルにした犯罪小説の『罪の轍』に匹敵するか、それを凌駕する面白さである。

    前半から描かれる10年ぶりに群馬の工場で期間工として働く刈谷文彦という32歳の男は如何にも怪しいのだが、これは読者のミスリードを誘う仕掛けだろうか。それとも……


    群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷

    0
    2025年10月23日
  • イン・ザ・プール

    Posted by ブクログ

    めっちゃ面白い。伊良部の正直すぎるやばさがくせになり引き込まれる。患者の人間模様も興味深い。もっと読みたくなる。

    0
    2025年10月18日
  • 普天を我が手に 第一部

    Posted by ブクログ

    昭和元年に生まれた四人の人生を並行的に描きながら、昭和という時代を浮かび上がらせようという大河小説の第一部。第一部ではまだこの四人がどのように交わっていくのかその予兆を感じさせるに過ぎないが、第二部では激動の戦時下、それぞれの人生が交錯していくことになる。

    主要参考文献にその昔編集作業に協力した講談社の『昭和二万日の全記録』がしっかり挙げられているのを見て、感無量(笑)。また四人のうちの一人は金沢出身で金沢が舞台のひとつに上がっているのも嬉しい。

    0
    2025年10月17日
  • 罪の轍(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    20251015

    初の奥田英朗さん、そして分厚さに圧倒されましたが読み始めたらあっという間でした。ミステリーとらいうよりヒューマンドラマな感じしますね。

    昭和38年ということで自分の父が生まれた時代が舞台で、今とのギャップを感じられるのがおもしろかったです。まずお金の価値が違うし、携帯はおろか一家に一台電話のある時代じゃない。戦争から復興し、欧米の仲間入りをしようとがむしゃらだった日本、みたいなものを感じて、これが今に続いてるのかーと思ったりしました。
    衝撃だったのは、身代金引渡しの時間変更を一斉に知らせられないということ。え、携帯あるじゃん?と思いましたが…ないんですよね。

    昭和の警察

    0
    2025年10月16日
  • 普天を我が手に 第一部

    Posted by ブクログ

    すごいドラマが展開します。同じ時代に生きた人々ですが、階層が違うと世界観も価値観も別物になるのですね。そして、読み手の予想としては、子供の世代のどこかで、その人々が遭遇するのでは?さあ、第2部はどうなることやら!楽しみで楽しみで早速、予約したのは言うまでもありません!

    0
    2025年10月09日
  • 向田理髪店

    Posted by ブクログ

    北海道の過疎の町で理髪店を営む向田康彦が主人公。今はもう高齢者ばかりの町に、札幌で働く息子が「会社を辞めて店を継ぐ」と帰ってくる。

    いくつかの章では狭い社会の中で数多くの難題が降りかかる。若者らと親世代での開発への意見相違、町に中国人の花嫁が嫁いでくる話。美人の若い女がスナックを開き、男たちが通い出す話。映画のロケが町で行われることになり、町民がエキストラで何人も出演することになる話。
    最後の話は町出身の若者が東京で事件を起こし逃げ帰ってくる話。

    実はこの小説は2022年に映画化され、主人公の向田康彦役は高橋克実が演じている。配信で観てびっくりしたのが、映画の舞台は北海道ではなく福岡県であ

    0
    2025年10月08日
  • 最悪

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった。タイトルは「最悪」だけど、最高の犯罪小説。オッサンの川谷、銀行員のみどり、チンピラの和也。この3人は小さな不幸から始まりどんどん最悪な状況に追い込まれていくのだが、この3人が集まってからが加速度ハンパなくページを溶けさせる。時間も忘れた。

    0
    2025年10月07日
  • 罪の轍(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ミステリーにも警察小説にも見えるけど、ジャンルを越えた「奥田英朗さんの小説」としか言いようがない唯一無二の味わいがあります。話の中身は辛いけど「人の清き心」に触れて生きることが少し楽になる、そんな小説だと思いました。

    0
    2025年10月02日
  • 空中ブランコ

    Posted by ブクログ

    全5編の短編集。
     今回も、幼児のような無邪気さ?全開の精神科医伊良部一郎のキャラが立ちまくってて痛快だった!
     表題作の跳べなくなった空中ブランコ乗りの話も良かったけど、『女流作家』が一番感動した、いいものを作れば売れる…訳では無いクリエイターの世界。
     渾身の傑作ができたても売れなければ、何の評価もされず消えて行く。人気や広告など作品の質とは別のものが売り上げに左右される理不尽。
     女流作家は、嘔吐症を発症して伊良部の診察を受ける。
     そして、なんたかだて、それでも自分の作品に感動してくれる読者がいることに思いが至り…再起する、
     いつもの痛快さと元気が出る話です。

    0
    2025年09月24日
  • 空中ブランコ

    Posted by ブクログ

    今作も良かった。これ、多分どれから読んでも入り込める短編シリーズだね。自分が見えていない患者たちに、精神年齢は5歳の伊良部が常識にとらわれない治療を施していく。実際にサーカスに出ちゃったり、ヤクザをちっとも恐れない。何も考えないからこその強さなのか??最後の女流作家では作者の言いたいことがほんのり書かれてたと思う。伊良部のおかげで、明日も頑張れそうな気がする。

    0
    2025年09月19日
  • ナオミとカナコ

    Posted by ブクログ

    これは面白い。
    しっかりと練られた殺人のはずが、少しづつほころびが出て徐々に追い詰められていく。。。ノンストップサスペンス。
    ドラマも見てみたい。
    ちょこちょこ出てくる中国人女社長のキャラが良い◎

    0
    2025年09月12日
  • 空中ブランコ

    Posted by ブクログ

    伊良部先生も看護師のまゆみさんも変わっているけどすごく好き。
    自分の悩みを笑い飛ばしてくれるような事に救われる事ってあったりする。
    最終的にみんな前を向いていてどの話も素敵だった。

    0
    2025年09月03日