奥田英朗のレビュー一覧

  • 普天を我が手に 第二部

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    4人の主人公は、かけ離れた能力の持ち主であることは間違いない。しかし、ちょっとした人間なんだと思える場面を追いかけて読みました。

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    2026年03月29日
  • コロナと潜水服

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    お久しぶりの奥田英朗さん
    5篇の短編集

    最近読んだ奥田作品は
    ハチャメチャなとんでも精神科医伊良部先生の新作と、『リバー』の重厚な社会派な作品
    さてさて、これは…とハチャメチャな方を想像して
    若干ニヤつきながら読んでみたら…

    ものすごく良い意味で!
    大きく裏切られた!!

    表題作の コロナと潜水服
    前半は、伊良部先生シリーズっぽい? と
    ニヤニヤしながら読んでいたけれど
    後半は、なんて素敵な奇跡で ほっこり

    他、4篇は、
    今まで読んだ奥田作品になかった感じで
    とても素敵な物語だった。  
    何度もトリハダたつし、涙あふれるし。

    特に『パンダに乗って』が良かった
    最後、カーラジオから流れる

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    2026年03月26日
  • ガール

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    名作ばかりの短編。ミドサー女たちが惑いながらも頑張るお話。20年前なのでやや古いのだけどシンママ、ワーママの環境は良くなっているのだろうか。
    個人的には表題作“ガール”のお光が輝いておりました。同い年の38歳。この人はただファッションが好きなだけで無害なんだよ、しごできだし。
    明るく、年齢に縛られずにいる人は素敵なのだ。

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    2026年03月25日
  • ガール

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    自分の世代にドンピシャだったのもあるが、さらに管理職やらの肩書きも、仕事の環境も似たようなもので、すごい共感しつつ読んだ。
    あまり周りに話したりしてこなかった気持ちなどが描かれてて、案の定「分かる~」とか「これされたことある~」と思いながら読んだ。

    私は30代になる時に先輩が服装やらにとてもうるさくなって煩わしかったので、自分自身若い子には何着ても可愛いから好きなの着てねと声をかけるように徹底したが、時々自分にも声をかけてくれる人がいたら、今の自分とは少し違ってたのかなと思った。

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    2026年03月21日
  • 空中ブランコ

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    みんなおかしな症状なんだけど、実は原因は誰もが感じる自分自身に対する小さな違和感。一気にシリーズ3冊読んでやっぱりこれが一番面白かったかも。

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    2026年03月19日
  • リバー 上

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    奥田先生やはり面白い!人物描写がうますぎてほんとにその場にいるかのような、ぐいぐい読まさせる、犯人は誰なんだ⁈下巻へ

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    2026年03月17日
  • ガール

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    30代半ばの働く女性がテーマの短編集。
    結婚していてもしていなくても、子供がいてもいなくても、みんな頑張ってる!
    元気がもらえる小説でした。
    面白かった!

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    2026年03月15日
  • リバー 下

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    ネタバレ

    注!
    結末に触れています。
    まだ読んでいない方は、以下は絶対読まない方がいいと思います。







    下巻も淡々最後まで淡々で、お話としてはやっぱり面白くなかったかな?(^^ゞ

    面白くなかったにも関わらず、★を5にした(上巻は★3つ)のは、最後の大捕物の中にさらっと著者による粋な計らい(救いと言った方がいいかな?)があったから。
    警察署全体から邪険に扱われ、家族かも疎まれ、さらには失明するかもしれないと怯える芳邦だけど、ずっと娘を信じていたその思いが正しかったことが、よりによって札付きの犯罪者である池田の口からさらっと出てきた時は、思わず「わっ! すげっ!」と口から出てしまった(^^)/

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    2026年03月14日
  • オリンピックの身代金(下)

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    ネタバレ

    途中から面白さが止まらなくて一気に読んだ。
    最後の方は国男と村田のことが好きになっていて、きっとそうなってしまうとは思いながらも祈るような気持ちで読み進めていた。国男が闇堕ちしていくのがやり切れず哀しかった。
    当時のことはよく知らなかったけれど、本当に起こった話なんじゃないかと思えるストーリーだった。

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    2026年03月09日
  • コメンテーター

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    累計290万部の人気シリーズ17年ぶりに復活!ということで、当然読む。

    シリーズ化されてる本としては異例なくらい、ますます面白くなってる。
    伊良部先生はいい加減な医師に見えるけど、実は優秀な精神科医だと思う。
    大好き。

    2006年くらいに、奥田英朗さんが執筆のために滞在されていた石垣の小さな民宿で、一緒になったことがあって、それがご縁で作品を送っていただいたことがあるのだ。

    それ以来、お礼を兼ねて全作読んでいる。
    息の長い才能ある作家さんでよかった。(偉そう)

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    2026年03月02日
  • リバー 下

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    ネタバレ

    先が気になり一気読みだった。別件逮捕からの警察当局の焦り、遺族の混乱、新たな事件…。とにかく読ませると思った。下巻の終盤になってからも、話が収まるのか?と気になったが、しっかり終えた。3人の容疑者のうち誰が、と読んでいたら意外な結末で驚いた。いやー、おもしろかった。

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    2026年03月01日
  • リバー 上

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    ネタバレ

    群馬と栃木の間で起きた連続殺人事件。10年前の未解決事件と同一犯なのか。両県警と10年前の遺族、メディアの群像劇。かつて捜査に関わった人物や遺族の捜査から、一人の有力な参考人が浮かび上がる。
    両県に馴染みがないからか、捜査員たちがどの県警に所属し、だれと上司部下の関係なのか、最初はこんがらがるが、そんなことはどうでもよくなるほど、ぐいぐいと読ませる。元捜査員が動く、出版社に雇われた学者が警察に信頼されるほど重要な役割を担うという少しリアルさに欠けるのも、どうでもよいくらいにおもしろいし、リアルさを損なわない。
    どうやって逮捕、起訴するのか。この先が非常に気になる。無駄なページがないほど、密度が

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    2026年02月26日
  • リバー 下

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    真犯人はそういうこと〜…!
    まさかのそういう方面でしたか…という感じ。
    刑事の気合いと執着により解決していく感じが、ドラマのように映像としてイメージできる。
    犯罪小説とはこういうことなのか…と。
    思えばミステリー小説は読んだことあったけど、犯罪小説…というカテゴリーは読んだことなかったかも。
    上下巻だけど、あっという間に読み終わった。

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    2026年02月25日
  • リバー 上

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    犯罪小説であってミステリー小説では無いことがポイント。
    じわじわと事件の真相に近づく形が、物語の一員になった感覚になりどんどん読み進められる。
    上巻は、相次ぐ事件とあきらかに怪しい容疑者。
    怪しい人物3人の中の誰が真犯人なのか…全員怪しい。

    【あらすじ】
    群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見された。
    十年前の未解決連続殺人事件と酷似した手口に、街は騒然となる。
    かつて容疑をかけられた男。取り調べを担当した元刑事。
    娘を殺され、執念深く犯人捜しを続ける父親。
    若手新聞記者。一風変わった犯罪心理学者。新たな容疑者たち。
    事件を取り巻く人々の思惑が交錯するな

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    2026年02月25日
  • 普天を我が手に 第二部

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    戦時中のそれぞれの体験、そして戦後の復興に向けてのモラトリアムが描かれる第二部

    途中4人がそれぞれ微妙にクロスオーバーしていくんだけど、ラストのパーティーで全員が一同に集まるところで何だか感動が止まらない。

    第三部でのみんなの活躍を見るのが楽しみでしかないわ♪

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    2026年02月21日
  • 普天を我が手に 第二部

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    2026.2 戦争とはかくもDRYで残酷なものなり。小説で、フィクションではあるものの胸が詰まりました。でもこの小説は面白い。

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    2026年02月18日
  • 無理(下)

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    話の終わり、私は好き。
    映画マグノリアのようで、でもよりリアルで。
    奥田氏の、市井にある色欲の描き方が好きだな。
    身近な仕事の登場人物もいて非常に楽しかった。

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    2026年02月17日
  • 普天を我が手に 第一部

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    ネタバレ

    大好きな奥田先生の長編小説三部作の第一部

    昭和元年陸軍少佐竹田幸三の長男「志郎」が誕生、一方同じころ婦人運動活動家で女性の参政権を目指す「群青」を執筆する森村タキも私生児「ノラ」を出産した。また金沢で博打を生業とする矢野辰一は紡績工場の社長の妾が産んだ男児「四郎」を自分の第四子として預かる。
    また、ジャズに夢中になる五十嵐譲二はトランペット奏者として南満州、大連に移り住み、後妻との間に「満」をもうける。
    第一部ではこの四人が、昭和元年にそれぞれ親となり真珠湾攻撃までの間、当時に生きる人々の思想及び社会情勢が満州に住む人々とともに描かれている。
    巻末のに主要参考文献が掲載されているがその量が膨

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    2026年02月16日
  • リバー 下

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     渡良瀬川の河川敷にて、立て続けにふたりの女性の全裸死体が発見された。その状況は十年前に同じく渡良瀬川河川敷で起こった連続殺人と酷似していて、それは容疑者を逮捕しながらも検察が不起訴にしたことで迷宮入りとなっていた栃木、群馬県警にとって無念を抱える事件でもあった。今回の事件の犯人は、前回と同じ犯人か、それとも別に犯人がいるのか。十年の時を隔てて、様々な人間の思惑が入り乱れていく――。

     ということで本書は、ひとつの事件を巡って、複数人の視点が絡み合って展開していく群像劇ミステリの大作で、かなり多くの人物が登場するのですが、印象に残るキャラクターが多いので、(群像劇って複雑だからすこし苦手とい

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    2026年02月15日
  • ガール

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    働く女性たちの葛藤や本音を丁寧に描いた作品です。
    働く女子の気持ちがすごく鮮明に描かれてて、かっこいいなあ、こんな女性になりたいなぁって思わせてくれる物語でした。
    元気がなくなったらこの本の女(ガール)に会いに来たくなると思うほど、登場人物たちは魅力的です。
    かっこいい男前な女がいます。
    女の子じゃなくて、女です。

    立場はちがっても女同士は合わせ鏡だという言葉から、婚歴や子どもの有無などで線を引くのではなく、一人の人間として向き合ってほしいという思いが訴えられているように、どの作品からもそう感じました。
    また何歳になっても好きな服を着て、好きな自分でいたいと思いました。
    オバサンや若作りとい

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    2026年02月15日