奥田英朗のレビュー一覧

  • イン・ザ・プール

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    再々読。伊良部…。最高です。この人の自由さが他者を救うのは、「大人なら○○でなければならない」「社会人ならば○○すべきだ」という思考から解き放たれているからだと思う。『馬鹿と変人は癒し効果があるのだろうか』。そのとおりだと私は思う。徹底的に、馬鹿になってみようじゃないか!楽観的に、一呼吸つける本です。

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    2025年12月28日
  • 普天を我が手に 第二部

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    ネタバレ

     第二部は戦争真っただ中。アメリカで日本人収容所に送られる志郎と、特攻回天に乗り込む四郎、孤児を集めて慈善事業を進めるノラ、満州で新しい国家を建設しようとする満。それぞれが少しずつ絡み合って、戦後をどう生き抜くか第3部に期待と不安が広がります。
     戦後のロシアとアメリカの攻防が日本を襲っていたのですね。共産党についてもたくさん書かれていて、なるほどその頃は反動でたくさんの賛同者がいたのですね。国粋主義者として描かれる四郎も一生懸命生きている。流されず、どんな立場であろうと自分の信念を貫こうとする若者たち。
     現代はどうかと問われているような気がします。流されていないか?自分で考えているか?戦争

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    2025年12月27日
  • 普天を我が手に 第一部

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    年末に最高に面白いシリーズに出会えた! 生まれも生き方も異なる4人が昭和初期という時代の荒波に揉まれ、時に軽く交わりながら、それぞれの信条、矜持に従って生き抜いていくサーガ。2部、3部は次の世代に繋がっていくのだろうな。ボリュームがあることの喜び。

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    2025年12月24日
  • 普天を我が手に 第二部

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    濃厚すぎる。昭和サーガ第二部は昭和元年生まれの4人の子供たちに物語が見事に受け継がれ、大東亜戦争突入から終戦後のGHQ占領下までが描かれる。リベラルな軍人の息子、金沢の任侠の息子、満州国一の興行師の息子、女性社会運動家の娘が戦中戦後を通してついに東京でまみえることで、当時の日本と日本を取り巻く列強の姿がくっきりと浮かび上がり、その土台の上に自分が生きてきたことが実感できる。次回完結の第三部へ。

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    2025年12月22日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    面白かった。見事な群像劇。今自分の中で奥田英朗がブーム。これまで伊良部シリーズしか知らなかったのは何故なのか…でも今知ったお陰でめちゃ面白い過去作を読む楽しみが味わえている。

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    2025年12月18日
  • 町長選挙

    ネタバレ 購入済み

    相変わらずの

    愉しさ
    ついつい読んでしまいます

    注射の詳しい描写のくだりは減りましたが
    さもありなことを言っているのがニクイ

    棒倒しって‥

    #ハッピー

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    2025年12月17日
  • 東京物語

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    ネタバレ

    この時代を共に生きた者ならば、おもしろいし懐かしいを共感できるんじゃないでしょうか?

    バブルの前って、もうちょっとファッションが話題になっていた気がするのです。マルイのバーゲンでデザイナーズDCブランドを買い漁ったり。

    久雄も上京したてはファッションに無頓着ではなかったのに、ダウンにデニムってそれは90年代頃じゃなかったっけ?うろ覚えなので、本の方が正しいんだろうな。とか。

    とにかく、スピード感があっておもしろかったです。

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    2025年12月17日
  • オリンピックの身代金(下)

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    昭和39年オリンピックの年の情景(光と影)がよく表現されていた様な気がします。主人公の島崎があるきっかけで闇に堕ちてゆく姿が悲しくもあり また少し応援する所もあった
    奥田英朗の作品は初めてでしたが他の作品も楽しみたい、面白かった!

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    2025年12月15日
  • リバー 下

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    連続殺人・死体遺棄事件の参考人のうち、一人はふっつりと姿を消してしまった。一人は多重人格で入院中。最後の一人の刈谷を警察は別件逮捕で引っ張るが、完全黙秘を貫き自白に持ち越せない。証拠品も揃っていないと地検に言われてしまい、勾留期間を過ぎてしまって、結局釈放せざるを得なくなった。
    警察は逮捕起訴できるのか?行方不明になっていた池田もどういうわけか娑婆に帰って来ている。誰が犯人がというところに、3件目、前回の事件を加えれば5件目の殺人・死体遺棄事件が起きる。

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    2025年12月11日
  • リバー 上

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    10年前に連続殺人・死体遺棄事件があった。当時は立件に至らず、事件は日々忘れられていったが、また同じく群馬県と栃木県をまたいだ渡良瀬川河川敷で、連続殺人・死体遺棄事件が起こった。手口も手首を縛ったビニール紐も、口を塞いだ養生テープも同じ製品であり、同じ人物が犯人の可能性が高い。だが捜査は難航し、10年前取調べに関わった元刑事の滝本や、10年前の被害者遺族の松岡など、警察官ではない一般人まで引っ張り出してようやく話が進む。3人の重要参考人に絞り込む。

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    2025年12月11日
  • マドンナ

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    会社における古い価値観が極端な感じもしたが、物語としてはそれくらいが面白く、社会人はもちろん、学生でもエンタメとして楽しめる内容だった。物語としては面白いが、実際に身の回りであったらストレスになりそう。

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    2025年12月08日
  • リバー 下

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    いつも思うが、奥田英朗さんの小説は映画のスクリーンを見ているようだ。ちょっと粒子が粗く、薄暗い感じの・・・。とは言え、随所にユーモアが散りばめられて、思わず笑ってしまうのも良い。
    登場人物は犯人も含めて、なんだか嫌いになれない。今回はスナックのママ、明菜が素敵。

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    2025年12月04日
  • 空中ブランコ

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    先端恐怖症のヤクザが、注射する時が毎回命懸けのような騒ぎになったり、大の大人3人で、人のカツラを取ったり戻そうとしたり大騒ぎするところとか、声に出して笑ってしまった。

    そして、相変わらず先生がヤブなのか名医なのか分からないのがいい。

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    2025年11月28日
  • リバー 下

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    容疑者3人。様々な証拠があがり、次第に絶対こいつが犯人だと1人にしぼられた頃に新たな事実。
    犯人は黙秘を貫き、物語の最後まで心情が語られることはなかったけれどそれが良かった。
    簡単には語ることの出来ない動機、言葉にするにはあまりにも辛いものだったのではないかと想像します。

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    2025年11月26日
  • 町長選挙

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    新刊が出ていたことに今さら気付き
    「まだ、こっち読んでないよ…」と読みました
    相変わらず先生はめちゃくちゃだし、看護師のマユミちゃんは謎だけど
    ものの見方、人間は平面ではなく立体なんだと思わせる1冊でした。
    私は「アンポンマン」と「町長選挙」を読んだときに上記のことをより考えさせられた気がします
    今回、マユミちゃんの活躍?
    が読めて満足でした。

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    2025年11月25日
  • ナオミとカナコ

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    ネタバレ

    思えばミステリーをあまり読まない私は、
    犯行を暴く側の話は読んだことがあるものの、犯行を企てて追われる側の話って読んだこと少ないかも。

    奥田英朗さんという一点で読み始めた時はデパート外商部のお話かと思ってたけど、まもなくジェットコースターに乗せられて一気に終着点まで来てしまった感じ。この感覚、いい。

    直美は自分の家族のこと、やり直したかったんだろうな、でもそれが子ども故に出来なかったから加奈子と共犯になることで自分の過去もやり直そうとしたんじゃないかな。
    加奈子が夫のクリアランスに乗り気になっていったのには正直驚いたけど、おいしい水が飲みたい、って理由が、さすが奥田英朗さんという感じ。

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    2025年11月24日
  • リバー 上

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    上下巻というだけで読むのを躊躇していました。
    あらすじだけでも面白い。
    登場人物が多くてこれは難儀するかと思いきや
    一気に引き込まれました。
    これから下巻読みます。

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    2025年11月23日
  • コロナと潜水服

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    短編小説が5話。異なるお話だけれども「霊」という点で共通点あり、2話目からは「ああ、この霊の行きつく先はどこだろう!?」とハラハラしながらも楽しく読んだ。

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    2025年11月18日
  • ガール

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    30歳半ばの女性がメインで、ファッション、20代に対する気持ち、女性の内面などが非常にリアルに描かれていてとても面白かった。男性作家でよくここまでリアルに書けるなと関心してしまった。

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    2025年11月16日
  • ガール

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    本当に男性作家が書いてるの!?と思っちゃうぐらい女性の心理とか機微を書くのが上手。

    自分もあと一年ちょいで30代突入だから短編集のどの主人公にもそれぞれ共感できる部分があって、リアルな葛藤だったり悩みだな〜と思った。

    女性は独身を謳歌してても家庭に入って一見幸せそうでも悩みはつきものだし、どの環境でも生きにくい面があるよな〜と主婦をさせてもらってる自分も「うんうん」と頷きながら読んでた。

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    2025年11月14日