奥田英朗のレビュー一覧

  • ナオミとカナコ

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    主人公の大手デパートに勤務する直美(ナオミ)は、希望する部署とは異なる外商部に配属され、富裕層の客と日々接してしている。
    もう一人の主人公の加奈子(カナコ)は、エリート銀行員の達郎と結婚して専業主婦になった。
    30歳ちょっと前の直美と加奈子は大学時代からの親友で、今でも何事も許し合える仲だ。

    ある日、直美が加奈子宅を訪れると、出てきた加奈子の顔は青い痣を浮かべて腫れ上がり、理由を聞いても自ら転んでしまったと言い訳をする。
    直美は納得できず、達郎から酷いDVを受けているのではと強く問いただすと、加奈子は渋々と認めた。
    その後も加奈子と逢う度に、只事ではないほどの暴力を振るわれていると思われる傷

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    2026年01月23日
  • 普天を我が手に 第二部

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    太平洋戦争に突入し、物語の中心は親世代から子どもたちへ。戦争の過酷さは極限まで描かれ、戦後の激しい時代の変化もまた強烈。
    生きることに必死でありながら、日本の未来を憂い続ける若者たちの姿に深く感動させられる一冊でした。

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    2026年01月23日
  • 空中ブランコ

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    1作目はバカバカしくて面白かったし、本作はさらに輪をかけて面白いのと同時に、悩みに対する本質的な解決方法が示されていたと思う。

    空中ブランコが失敗しまくるベテランの話に始まり、先端恐怖症のヤクザや、カツラを取りたくて仕方ない医者の話、突然ボールがうまく投げられなくなったプロ野球選手の話、女流作家の味わった挫折話と、それぞれが抱える切実な悩みを伊良部医師が痛快に解決?していく。

    責任感が強く、その事で悩みを抱える人にこそ、このバカバカしい物語は読んでもらい、無責任を貫くのも時と場合によっては誰かの幸せに繋がるというのを感じてほしい。

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    2026年01月22日
  • 普天を我が手に 第二部

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    頁を捲る手が止まらない。昭和(戦前から終戦)を、4人の若者の眼を通して活写する筆力が秀逸。登場人物一人ひとりが活き活きしている。回天特攻隊の浅野と矢野に感情移入し、落涙。クスッとしたり、じ~んとしたり、ムッとしたり…終始、喜怒哀楽が詰まった物語である。第三部が楽しみ。

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    2026年01月22日
  • 普天を我が手に 第二部

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    太平洋戦争が始まった。

    竹田志郎は帰国の途についたが、憲兵の意地悪によって家族で一人だけアメリカに取り残され、日本人捕虜収容所に収監される。

    矢野四郎は父が亡くなり、家を追い出された。高校ではちょっとした諍いがもとで少年院に入れられ、脱走騒ぎに巻き込まれる。

    森村ノラは母が刑務所に入り、父は通訳として駆り出されてしまい、1人きり。喫茶店の経営を任されたので、闇コーヒー豆を扱って本物のコーヒーを提供して儲けている。一方製粉工場でも働いている。

    五十嵐満は父と母は戦争末期にお金をスイスの銀行に預けて、香港へ脱出。満は新しい国を作るために満州に残るが、ロシアに捕まってシベリアに抑留されそうに

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    2026年01月13日
  • 普天を我が手に 第二部

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    昭和元年生まれの4人が太平洋戦争に巻き込まれていく。
    1人はアメリカで捕虜として、
    1人は特攻隊員として、
    1人は終戦直後の満州でソ連兵に連れ去られ、
    1人は東京で大空襲にあい、
    死と直面するも4人は逞しく生き抜く。
    やがて戦争は終結し、混乱に突入する。
    その中、自分はどう生きるか、目指すものが見えてくる。
    第三部も楽しみ!

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    2026年01月11日
  • ナオミとカナコ

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    10年ほど前にドラマを観て、ストーリーは何となくわかっていたけどすごく面白かった。
    テンポが良く、緊張感、スリル満点で一気に読みました。
    心理描写も素晴らしくて、すごく没入できました!

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    2026年01月10日
  • 町長選挙

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    第一印象はやぶ医者で、やたらと注射打つ先生なのだけれど、気が付けば、伊良部先生のところに通ってほっとしたりして。

    感想が真面目な先生な感じで書いてますが、決して真面目ではなく。

    いや、あんた、本当に色々と考えてる?みたいなことを言うけれど、でも、その通りだったりして。

    今回も楽しく読めました。(相変わらず、ヤブなのか名医なのか分かりませんが)

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    2026年01月10日
  • リバー 下

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    怒涛の展開と結末へのラストスパート。

    じりじりと被疑者を追い詰めていく刑事たちの執念、真実を伝えることに賭ける記者たちの信念、みなまでは言いませんがサイドストーリーに漂う緊迫感。
    どの物語をとっても読者を引き込む魅力が備わっている、奥田英朗の描く刑事たちの執念、真実を報道するという記者たちの信念、みなまでは言いませんがサイドストーリーの緊迫感。どの物語をとっても読者を引き込む魅力が備わっている、奥田英朗作品のリーダビリティに脱帽。

    読みごたえの肝は、事件の顛末を事細かに描写しているところだと思う。事件関係者同士の心が通う瞬間、一つ一つ物的証拠を積み上げていくことの高揚感、反対に停滞している

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    2026年01月09日
  • 普天を我が手に 第二部

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    昭和元年生まれの4人が戦中、敗戦後の時代をそれぞれの立場で生きる。特に矢野四郎は予科練の特攻回天乗組員の生き残り。除隊後は日大生となりながら、新宿で矢野組一家を構え、五十嵐満は満州でソ連に抑留されかけたり、馬賊に殺されそうになったり、悲惨な経験をした後、渡日、持ち前のエンタテイナーとしての才能を発揮してGHQの興行に食い込み、竹田四郎は東京帝大学生となりG2の職員としても活動し、森村ノラは津田塾の学生となり、GHP民生局の職員としても働く。そして、第二部は、代々木ワシントンハウスで開催されたGHQのクリスマスパーティで4人が初めて揃って顔を合わせた所で終了。

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    2026年01月06日
  • 最悪

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    最後の疾走感あふれる展開が最高。
    そこにたどり着くまでが少し長いが、多少我慢してでも読む価値はあると感じた。
    好き嫌いが分かれる作品のようですが、私は肯定派だという意味も込めて★5。

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    2026年01月02日
  • 普天を我が手に 第二部

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    第二部もさらに面白くてページを繰る手が止まらない! 戦中から戦後にかけて、それぞれが運と度胸と知恵で成り上がっていくストーリーに胸が高鳴る。あと1冊で読み終わってしまったら寂しいなと思えるほど、夢中になれる本です。

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    2025年12月31日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    面白かった。見事な群像劇。今自分の中で奥田英朗がブーム。これまで伊良部シリーズしか知らなかったのは何故なのか…でも今知ったお陰でめちゃ面白い過去作を読む楽しみが味わえている。

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    2025年12月18日
  • 町長選挙

    ネタバレ 購入済み

    相変わらずの

    愉しさ
    ついつい読んでしまいます

    注射の詳しい描写のくだりは減りましたが
    さもありなことを言っているのがニクイ

    棒倒しって‥

    #ハッピー

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    2025年12月17日
  • 東京物語

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    ネタバレ

    この時代を共に生きた者ならば、おもしろいし懐かしいを共感できるんじゃないでしょうか?

    バブルの前って、もうちょっとファッションが話題になっていた気がするのです。マルイのバーゲンでデザイナーズDCブランドを買い漁ったり。

    久雄も上京したてはファッションに無頓着ではなかったのに、ダウンにデニムってそれは90年代頃じゃなかったっけ?うろ覚えなので、本の方が正しいんだろうな。とか。

    とにかく、スピード感があっておもしろかったです。

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    2025年12月17日
  • オリンピックの身代金(下)

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    昭和39年オリンピックの年の情景(光と影)がよく表現されていた様な気がします。主人公の島崎があるきっかけで闇に堕ちてゆく姿が悲しくもあり また少し応援する所もあった
    奥田英朗の作品は初めてでしたが他の作品も楽しみたい、面白かった!

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    2025年12月15日
  • リバー 下

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    連続殺人・死体遺棄事件の参考人のうち、一人はふっつりと姿を消してしまった。一人は多重人格で入院中。最後の一人の刈谷を警察は別件逮捕で引っ張るが、完全黙秘を貫き自白に持ち越せない。証拠品も揃っていないと地検に言われてしまい、勾留期間を過ぎてしまって、結局釈放せざるを得なくなった。
    警察は逮捕起訴できるのか?行方不明になっていた池田もどういうわけか娑婆に帰って来ている。誰が犯人がというところに、3件目、前回の事件を加えれば5件目の殺人・死体遺棄事件が起きる。

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    2025年12月11日
  • リバー 上

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    10年前に連続殺人・死体遺棄事件があった。当時は立件に至らず、事件は日々忘れられていったが、また同じく群馬県と栃木県をまたいだ渡良瀬川河川敷で、連続殺人・死体遺棄事件が起こった。手口も手首を縛ったビニール紐も、口を塞いだ養生テープも同じ製品であり、同じ人物が犯人の可能性が高い。だが捜査は難航し、10年前取調べに関わった元刑事の滝本や、10年前の被害者遺族の松岡など、警察官ではない一般人まで引っ張り出してようやく話が進む。3人の重要参考人に絞り込む。

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    2025年12月11日
  • マドンナ

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    会社における古い価値観が極端な感じもしたが、物語としてはそれくらいが面白く、社会人はもちろん、学生でもエンタメとして楽しめる内容だった。物語としては面白いが、実際に身の回りであったらストレスになりそう。

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    2025年12月08日
  • 空中ブランコ

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    先端恐怖症のヤクザが、注射する時が毎回命懸けのような騒ぎになったり、大の大人3人で、人のカツラを取ったり戻そうとしたり大騒ぎするところとか、声に出して笑ってしまった。

    そして、相変わらず先生がヤブなのか名医なのか分からないのがいい。

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    2025年11月28日