奥田英朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・たった35ページの短編で、こんなにも心を揺さぶられて、最後には、電車の中なのに思わず微笑んでしまったのは、初めてかもしれない。
・『虫歯とピアニスト』のピアニスト大西さん流に言うならば、人生を大げさに考えなければ、ほとんどのことは諦めがつくのだ。それを悲劇ととらえる人と、運命と想って受け入れる人の差は、心の中のスイッチひとつでしかない。
・奥田英朗の小説は、基本的に悪人が出てこないから、安心して読める。ちょっと癖のある人だなと思っても、そこらへんに普通にいる人々だし、自分でもあるし、読み終わる頃にはその人もまるっと好きになってしまっている。
・今作も、文句なしにすばらしい小説でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ奥田さん、女心分かってるなー。
待ってるだけの私って。やりたいことって。もう一回考え直したい。
私のファースト・プライオリティはなんだろう?
役員との会話センスが抜群。
奥田さんの言葉、響いてる。
大切にしたい言葉がたくさん!
以下は本文より引用です。
「会社に縛られて一人前なのだ。」
「自分から年齢に縛られて、もう遅いとか、少し様子を見ようとかして何もしない、これがいちばん、馬鹿らしい」
「今、自分のファースト・プライオリティがはっきりとわかった。自分を偽らないことだ。」
「二つ目、いやならいい」
「女は、育児を持ち出せば周囲がひれ伏すことを知っている。独身時代、そういういやな女をたくさん -
Posted by ブクログ
日本中を震撼させた『吉展(よしのぶ)ちゃん誘拐事件』をモチーフに、奥田英朗が書いたフィクションミステリー。
昭和38年というこの時期は東京オリンピックを目前にして 日本中が沸き立っていた。刑事の捜査もアナログで、足で聞き込みし、恫喝し罪を白状させる力技…
そして何故誘拐し、殺してしまったのか…犯人の背景についても想像ではあるが描いている。実際の吉展ちゃん事件同様に、犯人は逮捕されるが、子供は帰ってこなかった…
小説を読んだ後に、実際の事件について書かれている記事などを読むと、かなり忠実に物語化していることがわかるので、なかなかリアリティある内容であるのは間違いない。
もちろん実際の犯人は