奥田英朗のレビュー一覧

  • コメンテーター

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    どの章にも自分と同じ弱さを持つ登場人物がいて(心が弱い)、伊良部先生があっけらかんと患者の不器用なところを解いていく。読んでいて気持ちがいい。自分も心ががんじがらめになる前に、軽く背負いすぎずに生きようと思える作品

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    2025年10月08日
  • 最悪

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    めちゃくちゃ面白かった。タイトルは「最悪」だけど、最高の犯罪小説。オッサンの川谷、銀行員のみどり、チンピラの和也。この3人は小さな不幸から始まりどんどん最悪な状況に追い込まれていくのだが、この3人が集まってからが加速度ハンパなくページを溶けさせる。時間も忘れた。

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    2025年10月07日
  • コメンテーター

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    久しぶりに伊良部先生に会えた!時代に合わせてちゃんとSNSとかネットの問題を取り上げてるし、なんだかんだいって必ず問題が解決するこのシリーズ、好き。

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    2025年10月05日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    ミステリーにも警察小説にも見えるけど、ジャンルを越えた「奥田英朗さんの小説」としか言いようがない唯一無二の味わいがあります。話の中身は辛いけど「人の清き心」に触れて生きることが少し楽になる、そんな小説だと思いました。

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    2025年10月02日
  • 普天を我が手に 第二部

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    昭和を描いたこれぞ傑作と言える作品。第1部から主役が次の世代に移る。太平洋戦争と言う辛い時代を、持ち前のバイタリティで突き進む4者4様の若さ溢れる主人公たちの生き様がとても美しい。

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    2025年09月30日
  • 普天を我が手に 第二部

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    たった七日間しかなかった昭和元年に生まれた四人が、互いの運命を交差させながら、新たな時代を切り拓く!敗戦、占領、抑留、青春、友情、再起・・・希望よ、新たな時代の寵児たれ。

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    2025年09月30日
  • コメンテーター

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    2025.9.15
    やっぱり面白い伊良部シリーズ。今回のはコロナ禍に起きたことがあげられていて、「そんなこともあったよな〜」と思い出されました。コロナ禍についてこのような形で後世にも残っていくんだな。何十年後かに初めて知る世代はどう思うんだろう、と考えさせられた一冊。

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    2025年09月30日
  • イン・ザ・プール

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    精神科医伊良部一郎シリーズ
     主人公のキャラが立ってる。
     色っぽい看護師のマユミさんもいい^⁠_⁠^;⁠)
     短編集で、どれも心の病に悩む患者との掛け合いを面白おかしく描いているが、各話にちゃんとテーマ性をちゃんと感じさせる。
     特に『フレンズ』は、携帯依存症の高校生のお話で、ほとんどの人に刺さるのではないかと感じた。

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    2025年09月29日
  • 普天を我が手に 第一部

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    本の厚さに怯みながらも、作家を信じて読み始める。
    戦前の日本と満州、様々な環境に置かれた人々の群像劇、登場人物それぞれが全く異なる環境であるのに、やがて人生が交錯し始める。
    第二部が早く読みたい。

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    2025年09月28日
  • コメンテーター

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    この表紙見かけて「あら、懐かしぃ〜」とか思ったら17年ぶりの新作とか書いてあって2度見したわよ、伊良部センセ。

    タイトルからして、ノリノリで喋りまくる伊良部センセが目に浮かぶとか思ったら案の定w
    基本、人の話は聞かない暴走人間だから今作も患者を振り回した挙句に治癒の方向へいざなうってゆーか、勝手に患者が治ってしまう凄腕(?)ドクターなのであります。

    17年前より今の方が伊良部センセは求められるかも。誰も彼もが傷つきやすくてすぐに病み散らかすし、薬を処方してもらいたがるでしょ?
    伊良部センセみたいな行動療法やれば、大概の人は治るかもです。
    あ、ビタミン注射はバンバン打たれて凝視されるけど。

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    2025年09月26日
  • コメンテーター

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    大学生の時によく伊良部シリーズを読んでいたので非常に懐かしい。空気感は変わってないと思うが大人になってからだとお笑い的に刺さるところはかなり少ない。
    病んだ現代人をポップに描けるのはいいところだと思う。

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    2025年09月25日
  • 空中ブランコ

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    全5編の短編集。
     今回も、幼児のような無邪気さ?全開の精神科医伊良部一郎のキャラが立ちまくってて痛快だった!
     表題作の跳べなくなった空中ブランコ乗りの話も良かったけど、『女流作家』が一番感動した、いいものを作れば売れる…訳では無いクリエイターの世界。
     渾身の傑作ができたても売れなければ、何の評価もされず消えて行く。人気や広告など作品の質とは別のものが売り上げに左右される理不尽。
     女流作家は、嘔吐症を発症して伊良部の診察を受ける。
     そして、なんたかだて、それでも自分の作品に感動してくれる読者がいることに思いが至り…再起する、
     いつもの痛快さと元気が出る話です。

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    2025年09月24日
  • 普天を我が手に 第一部

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    現代でも労働組合の集会に右翼の街宣車が来るのはそういうことだったのか。本作を読んで理解した。

    史実を交えつつ時が流れ、それぞれの人物が少しずつ接点を持っていく。こういう展開が大好物。
    第二部を読むのが楽しみだ。

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    2025年09月24日
  • 空中ブランコ

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    今作も良かった。これ、多分どれから読んでも入り込める短編シリーズだね。自分が見えていない患者たちに、精神年齢は5歳の伊良部が常識にとらわれない治療を施していく。実際にサーカスに出ちゃったり、ヤクザをちっとも恐れない。何も考えないからこその強さなのか??最後の女流作家では作者の言いたいことがほんのり書かれてたと思う。伊良部のおかげで、明日も頑張れそうな気がする。

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    2025年09月19日
  • イン・ザ・プール

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    伊良部医師は面白いキャラだ。この本は読む人に薬を処方してくれるかのような印象を受けた。人によってはただのヤブに映るだろうし、あるいは名医にだって見えるだろう。似たような病気にかかったことのある人ならきっと伊良部医師は心を軽くしてくれる。

    表題作のイン・ザ・プールといてもたってもが自分にはドンピシャだった。

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    2025年09月18日
  • ナオミとカナコ

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    これは面白い。
    しっかりと練られた殺人のはずが、少しづつほころびが出て徐々に追い詰められていく。。。ノンストップサスペンス。
    ドラマも見てみたい。
    ちょこちょこ出てくる中国人女社長のキャラが良い◎

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    2025年09月12日
  • 普天を我が手に 第一部

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    なんという面白さ!
    歴史的事件と創作を組み合わせた圧巻の物語。
    どうやったらこんなストーリーを考えつくんだろう。
    奥田さんの作品は時々ページ数が足りなかったんじゅないかって言う終わり方をする事があるけど、今回は多分このボリュームのままあと2作。
    最後まで存分に楽しませてもらえそう。

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    2025年09月09日
  • イン・ザ・プール

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    伊良部先生会いたくなって10年以上ぶりに再読です。
    仕事で若干気持ちが落ちていたのですが、それも吹き飛ばしてくれる、こんな先生いないけど、他人事だったらとても楽しい。笑
    気持ちを軽くしてくれる伊良部先生に感謝です。

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    2025年09月08日
  • 空中ブランコ

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    伊良部先生も看護師のまゆみさんも変わっているけどすごく好き。
    自分の悩みを笑い飛ばしてくれるような事に救われる事ってあったりする。
    最終的にみんな前を向いていてどの話も素敵だった。

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    2025年09月03日
  • 空中ブランコ

    ネタバレ 購入済み

    今回も

    伊良部医師の破茶滅茶劇が爽快
    お約束の注射の描写もあり

    に、しても最後の女流小説家は
    本作に似合わない

    反則、ほろっとして
    ポロっとなります

    #笑える

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    2025年08月28日