奥田英朗のレビュー一覧
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ネタバレ大好きな奥田先生の長編小説三部作の第一部
昭和元年陸軍少佐竹田幸三の長男「志郎」が誕生、一方同じころ婦人運動活動家で女性参政権を目指す「群青」び執筆する森村タキも私生児「ノラ」を出産した。また金沢で博打を生業とする矢野辰一は紡績工場の社長の妾が産んだ男児「四郎」を自分の第四子として預かる。
また、ジャズに夢中になる五十嵐譲二はトランペット奏者として南満州、大連に移り住み、後妻との間に「満」をもうける。
第一部ではこの四人が、昭和元年にそれぞれ親となり真珠湾攻撃までの間、当時に生きる人々の思想及び社会情勢が満州に住む人々とともに描かれている。
巻末のに主要参考文献が掲載されているがその量が膨大 -
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渡良瀬川の河川敷にて、立て続けにふたりの女性の全裸死体が発見された。その状況は十年前に同じく渡良瀬川河川敷で起こった連続殺人と酷似していて、それは容疑者を逮捕しながらも検察が不起訴にしたことで迷宮入りとなっていた栃木、群馬県警にとって無念を抱える事件でもあった。今回の事件の犯人は、前回と同じ犯人か、それとも別に犯人がいるのか。十年の時を隔てて、様々な人間の思惑が入り乱れていく――。
ということで本書は、ひとつの事件を巡って、複数人の視点が絡み合って展開していく群像劇ミステリの大作で、かなり多くの人物が登場するのですが、印象に残るキャラクターが多いので、(群像劇って複雑だからすこし苦手とい -
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働く女性たちの葛藤や本音を丁寧に描いた作品です。
働く女子の気持ちがすごく鮮明に描かれてて、かっこいいなあ、こんな女性になりたいなぁって思わせてくれる物語でした。
元気がなくなったらこの本の女(ガール)に会いに来たくなると思うほど、登場人物たちは魅力的です。
かっこいい男前な女がいます。
女の子じゃなくて、女です。
立場はちがっても女同士は合わせ鏡だという言葉から、婚歴や子どもの有無などで線を引くのではなく、一人の人間として向き合ってほしいという思いが訴えられているように、どの作品からもそう感じました。
また何歳になっても好きな服を着て、好きな自分でいたいと思いました。
オバサンや若作りとい -
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飛べなくなった空中ブランコ乗り。
先端恐怖症のヤクザ。
学部長でもある義父のカツラを外してしまいたい衝動がおさまらない精神科医。
キャッチボールができなくなったプロ野球選手。
書くたびに以前同じような話を書いたのではないかと不安になってしまう女性作家。
そんな彼らが登場するお話でした。
伊良部先生のシリーズは『コメンテーター』『イン・ザ・プール』に続いて3作品目でしたけど、僕は今回の作品が1番おもしろく感じました。
ちょっとしたことで不安になる気持ち。
不安が不安を呼んで、悪循環に陥ってしまうこと。
何気ないことで気持ちが楽になること。
でも今度はその何気ないことに依存してしまうこと。
僕 -
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ネタバレレビュー見て何となく面白そうと思って読み始めた本。
続きが気になって気になって一気読み。
面白かった~。
2人で立てた完璧な殺人計画。
読みながらも「防犯カメラとか大丈夫?」と
私でも気になる部分が・・・。
それらの部分がやがてほころびとなっていき
最後はまさかの展開に。
陽子は「そこまでやる⁈」って感じで
物語の中ではいい役割だったけど
そのおかげでさらにハラハラドキドキでした。
途中、2人が「陽子も消えたらいいのに」と
考えるシーンがあり、1人殺してしまったら
感覚がマヒしてしまうのかと、
ちょっと怖くなった部分もあった。
続きが読みたい!
調べたら、ドラマにもなったことあったようで
ドラ -
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最高に面白かった。
たった1週間しかなかった昭和元年に生まれた4人のそれぞれの昭和を描いたノンフィクション小説。
竹田志郎 財閥の一家に生まれたエリート。米国抑留経験やGHQ勤務の後、東京地検特捜部のエースとして表社会•裏社会の巨悪に立ち向かう。
矢野四郎 金沢の侠客一家に生まれる。回天特攻隊の生き残り。右翼の大物として政治家と持ちつ持たれつ政財界にのし上がって行く。
森村ノラ 母は婦人活動家。自由と人権を求めて活動し米国留学後、通信社やTV局で女性ジャーナリストとして活躍する。
五十嵐満 満州で生まれミュージシャンや満映の俳優として活躍。引揚後は芸能プロモーターとしてプロレス興業などで大成功 -
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ネタバレ上巻で感想を書いたので
こちらではネタバレの感想を書かせて頂きます!
未読の方はスルーして下さい
始めに利根川で全裸の若い女性の死体が発見される。
まさにリバーの幕開けです
刑事たちの脳裏をよぎる10年前の連続殺人未解決事件、同一犯なのか模倣犯なのか
上巻の序盤の方で早くも犯人らしき人物が登場
ちょっと早すぎでは?と思いましたが
その後の展開を読んでいると容疑者が3人に絞られて
本命は刈谷だと思いつつも、もしかしたら
違うかもしれない、とドキドキしながら読めたので良かったです。
被害者遺族の松岡さんの行動力と執念が凄い
と思いました。彼の執念が無ければ 刈谷にたどり着く事は難しかった