奥田英朗のレビュー一覧
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第一部に続き、めちゃくちゃ良かった。
奥田さん、ほんとすごいです。
昭和十九年、二十年の空襲や特攻隊のシーンは
もう泣けて泣けて
戦争の恐ろしさ、悲惨さをありありと感じた。
零戦もだけど、回天もひどすぎる。
あんな恐ろしいものを作り、まかり通るなんて
どれだけ異常であるか。
人間魚雷と聞いても、よく知らなければイメージはしにくい。そんなところも、とても詳しく、目に映るように表現でき、そこに生きた人々を描ける奥田さんが、ほんとうにすごいです。
今作を読めて良かった。
たくさんの人に勧めたい。
そしてやっぱり私は矢野が好きだなぁ。
四郎のわくわくとたぎる様子がたまらない。
おれはやっぱりヤノタツの子だ、なんて部分、ついニヤけてしまう。
ラストはついに4人が一堂に会した。
第三部も楽しみだ。 -
Posted by ブクログ
映画になった時に観に行って、読書にハマった今原作を手に取ったのがきっかけで読んでみた。
作者が男性だとは思えないくらい、働く女性のことをしっかりおさえて書かれていた!
ファッションも今思えば懐かしいし、登場人物のキャラクターとファッションがマッチしてる。
登場人物たちと同年代の働く女性の1人として、どの話も"そうそう!""あるある!"って共感ばっかり!
好きなワード:
「男が怒ればカミナリを落とした、女が怒ればヒステリー」
「自分が強気でいられたのは、うしなうものがなかっただけ」
「人生の半分はブルー」
「デリカシーとは小さな優しさ」
「女同士は合わせ鏡だ」
「女は三十を超えると、それなりに図々しくなる」 -
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第二部読破。
第一部に続いて、
バラバラに知ってた戦争の知識が
さらに繋がってきた。
軍部、政治、財閥、メディア、そして国民。
なんでこんなところまでいってしまったんやろ。
今の時代から見れば「どこかで止めれたやろ」と思うけど、
読めば読むほど、そんな単純な話でもない。
誰か一人が悪いというより、
いろんな思惑や空気が重なって、
気づけば引き返せなくなっていく。
この「空気」みたいなものが一番怖いのかもしれない。
靖國神社、戦没者記念館に行ったことで、
本の中の出来事がただの歴史じゃなくなったのも
良かった。
知れば知るほど、
まだまだ知らんことばっかりやなと思う。
勉強になります。 -
Posted by ブクログ
三部全て読み終わりました❗️
3冊とも分厚かったのですが、挫折する事なく読み進められました。
三部は太平洋戦争が終わり、戦後が舞台です。
竹田志郎、矢野四郎、森村ノラ、五十嵐満の4人がそれぞれの分野で活躍します。検察、会社社長、ジャーナリスト、芸能事務所社長で。
しかしながら、ときどき顔を合わせます。今、こんなことをしてるなどと同窓会のような報告をします。
各々の成長が私も嬉しくなります。
志郎と四郎のライバル的な関係も、まさか最後にあのような対決となったのが、驚きです‼️
タイトルの『普天を我が手に』もそういう意味かと。
それ以外にも戦後のプロレスブームや東京オリンピック、日本赤軍の浅間山荘事件、ロッキード事件など、昭和の出来事が出てきます。
大河ドラマを見ているように読み進められました。
昭和を懐かしむ良い作品でした。
奥田英朗さんの作品を他にも読んでみます。 -
Posted by ブクログ
映像で見てみたい。そんな本であった。
昭和元年に生まれた生まれた四人の運命が描かれている。
別々の地域で軍人、ヤクザ、左派系雑誌の編集者、ジャズトランペッターと
親の職業もそれぞれ。第一部では親の生い立ちや子の17歳までのストーリー
が描かれている。この4人の子がどう絡んでくるのかワクワクしながら読んでいた。
時代背景も取り入れながらのハラハラドキドキの読書であった。
とても面白く読み進めたが、15歳の子がこんな大人っぽい考え方する?思考が20歳の目線なのではと感じた。もうちょっと15歳という無邪気さがあっても良い気がした。
寝る間も惜しんで読みふけったが595pの大作。ページをめくってもめくっても最終ページに辿り付けなかったのが辛かった^^;