奥田英朗のレビュー一覧

  • 普天を我が手に 第二部

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    第一部に続き、めちゃくちゃ良かった。
    奥田さん、ほんとすごいです。

    昭和十九年、二十年の空襲や特攻隊のシーンは
    もう泣けて泣けて
    戦争の恐ろしさ、悲惨さをありありと感じた。

    零戦もだけど、回天もひどすぎる。
    あんな恐ろしいものを作り、まかり通るなんて
    どれだけ異常であるか。

    人間魚雷と聞いても、よく知らなければイメージはしにくい。そんなところも、とても詳しく、目に映るように表現でき、そこに生きた人々を描ける奥田さんが、ほんとうにすごいです。

    今作を読めて良かった。
    たくさんの人に勧めたい。

    そしてやっぱり私は矢野が好きだなぁ。
    四郎のわくわくとたぎる様子がたまらない。
    おれはやっぱりヤノタツの子だ、なんて部分、ついニヤけてしまう。

    ラストはついに4人が一堂に会した。
    第三部も楽しみだ。

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    2026年08月25日
  • 普天を我が手に 第三部

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    2026.8.23
    書評は色々だけど、エンタメ感もあって3部もオモしろい。
    大河ドラマで一年かけてやって欲しい!
    最低でもNetflixでシーズン4くらい迄はやって欲しいです。  
    映画で終わらすのはもったいない。

    父は他界したが、今年80歳の母に勧めてみます。

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    2026年08月23日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    今年一かもしれない。
    厚く分量もあったが、一気に読めた。
    あえて言えば、終わり方があっさりしすぎなのかもしれない。が、別の終わり方もよく考えられないしらこれでよかったんだろう。

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    2026年08月23日
  • ガール

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    映画になった時に観に行って、読書にハマった今原作を手に取ったのがきっかけで読んでみた。

    作者が男性だとは思えないくらい、働く女性のことをしっかりおさえて書かれていた!

    ファッションも今思えば懐かしいし、登場人物のキャラクターとファッションがマッチしてる。

    登場人物たちと同年代の働く女性の1人として、どの話も"そうそう!""あるある!"って共感ばっかり!

    好きなワード:
    「男が怒ればカミナリを落とした、女が怒ればヒステリー」
    「自分が強気でいられたのは、うしなうものがなかっただけ」
    「人生の半分はブルー」
    「デリカシーとは小さな優しさ」
    「女同士は合わせ鏡だ」
    「女は三十を超えると、それなりに図々しくなる」

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    2026年08月22日
  • リバー 下

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    ネタバレ

    刑事たちの頭が真っ白になった時、自分も「ええっ!」と、一瞬息が止まった。こんな展開、予想できなかった。この展開だとしても、読者への知らせ方が上手すぎる。しれっと助手席に座ってるなんて!

    二件目の犯人は誰なのか?「うん。見たけどね」の一言は証拠として採用できるのか?問題山積みな先のことを想像せずにはいられない。

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    2026年08月22日
  • 普天を我が手に 第二部

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    第二部読破。

    第一部に続いて、
    バラバラに知ってた戦争の知識が
    さらに繋がってきた。

    軍部、政治、財閥、メディア、そして国民。

    なんでこんなところまでいってしまったんやろ。
    今の時代から見れば「どこかで止めれたやろ」と思うけど、
    読めば読むほど、そんな単純な話でもない。

    誰か一人が悪いというより、
    いろんな思惑や空気が重なって、
    気づけば引き返せなくなっていく。

    この「空気」みたいなものが一番怖いのかもしれない。

    靖國神社、戦没者記念館に行ったことで、
    本の中の出来事がただの歴史じゃなくなったのも
    良かった。

    知れば知るほど、
    まだまだ知らんことばっかりやなと思う。

    勉強になります。

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    2026年08月17日
  • 普天を我が手に 第二部

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    3部作の中で1番面白かった!
    ちょうどこの主人公たちと同年代の人が、自分の祖父母であり、仕事で接してきた人たちだったんだけど、私はあの人たちがとても好きです。
    そんな昭和1桁生まれまでの人が見てきた、育ってきた世界を垣間見れた気がして、とてもよかった。そりゃ我慢強くもなるよなぁ。

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    2026年08月17日
  • 普天を我が手に 第一部

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    めちゃくちゃ面白くて2部が出るのが待ち遠しくてしかたなかったのを思い出します…(読んでからだいぶ経ちます)

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    2026年08月17日
  • 普天を我が手に 第一部

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    さすがの奥田さん。
    昭和初期の様子をよくぞここまで描写できる。
    参考文献もものすごい量だ。
    めちゃくちゃ調べられてこれだけ書けたのだなぁ。
    さすがです。

    社会主義や共産主義など私には難しい部分も多かったけれど、女性運動など権利獲得のためにどれほどの努力と苦労があったのか、この時代のことを知れて、ありがたい。
    現代の幸福がどれほどのことの上に成り立っているのか。知らしめてくれる本書が全く素晴らしい。

    私はヤノタツが好きだった。
    志郎と四郎も好きだ。
    五十嵐、矢野、竹田、森村の4人が少しずつ絡まっていく様子が楽しみ。

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    2026年08月17日
  • 普天を我が手に 第一部

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    読み応えあり。

    知ってるつもり…、で生きてきたけど、なんにも知らなかったな。

    日本がどうやって今の日本になっていったのか、知らなくてはならない(今さら、で恥ずかしいのですが)。

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    2026年08月15日
  • リバー 下

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    題名はカタカナで「リバー」

    “川”のことであれば有名なのが『ミスティック・リバー』(デニス・ルヘイン)、映画もヒットした。
    どこにでもある地方の川、そこで起きた事件は関わった人たちにいつまでも暗い影を落とす。
    一見圧倒されるものがないからか“川”は“海”よりも底深く暗い。

    下巻に入って一気に事件が動き、結末へ傾れ込む。ミステリーとしての面白さももちろんだが、筋とは関係ない「暴走する高齢男性」の描写には、思わず目をつむりたくなる。

    最後あいまいなところはのこったが、まずまずスッキリした。

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    2026年08月14日
  • 普天を我が手に 第一部

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    『普天を我が手に』第一部。

    奥田英朗の久しぶりの本。
    好きな作家の1人。

    戦争初期の大衆の動きを知る良い機会になった。
    今まで本や映画でバラバラに知ってたことが、
    この本を読んで少しずつ線で繋がった感じがする。
    軍部、政治、財閥、世論。
    「あー、ここにつながるんか」ってのが結構ある。

    一番良かったのは、
    ピース大阪に行ったこと。
    タイミング的にも終戦記念日前やし。

    勉強になりました。

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    2026年08月11日
  • ララピポ

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    中学生時代に同作者の伊良部シリーズにハマり、こちらも購入。当時は刺激が強くて読んでいてとてもドキマギした。
    成人してから読み直したが、人々(特に底辺と言われる部類の人種)の営みがコミカルに描かれてはいるが、自分の身に置き換えてみたらゾッとするような話ばかりだなと思った。
    とはいえ、物語が進むにつれ登場人物たちが交差していく様は見ていてとても面白く、恐らく人生の中で一番好きな小説と言っても過言では無いくらい私はこの作品が好きだ。

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    2026年08月08日
  • 普天を我が手に 第三部

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    三部全て読み終わりました❗️
    3冊とも分厚かったのですが、挫折する事なく読み進められました。

    三部は太平洋戦争が終わり、戦後が舞台です。
    竹田志郎、矢野四郎、森村ノラ、五十嵐満の4人がそれぞれの分野で活躍します。検察、会社社長、ジャーナリスト、芸能事務所社長で。
    しかしながら、ときどき顔を合わせます。今、こんなことをしてるなどと同窓会のような報告をします。
    各々の成長が私も嬉しくなります。
    志郎と四郎のライバル的な関係も、まさか最後にあのような対決となったのが、驚きです‼️
    タイトルの『普天を我が手に』もそういう意味かと。

    それ以外にも戦後のプロレスブームや東京オリンピック、日本赤軍の浅間山荘事件、ロッキード事件など、昭和の出来事が出てきます。

    大河ドラマを見ているように読み進められました。
    昭和を懐かしむ良い作品でした。
    奥田英朗さんの作品を他にも読んでみます。

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    2026年08月08日
  • 我が家のヒミツ

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    とても面白かった。
    読み応えがあったと言うべきですかね。
    短編集で物語はたんたんとすすみますが、
    それぞれの物語の余韻が良くて良かったです。

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    2026年08月03日
  • コメンテーター

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    伊良部先生が好きすぎる。
    破天荒な治療だけどちゃんと患者には効果あるし
    読んでるこっちまで試されてるような治療されてるような思い当たるふしがあればそんな気にさせられる。ハマる

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    2026年08月02日
  • 普天を我が手に 第三部

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    文句無しの大長編にして大傑作小説。
    奥田英朗真骨頂の群像小説が昭和を駆け抜ける一大青春小説というのが素晴らしい。
    しかし昭和とはなんと激動の時代か。
    小さな島国が世界列強の国に成り上がったあげく、消滅寸前まで戦争に敗れ、経済国家として復活する。
    戦後の三部はリアルな当時の世相や、変化を嫌い、忘れやすい日本人の気質が丁寧に書かれている。
    タイトルの普天は沖縄の普天間の事と思っていたら読み終わって天下を指すと知ったが、沖縄も昭和のピースである。

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    2026年07月29日
  • 普天を我が手に 第三部

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    第一部を読み始めたのが去年の今頃、1年かけてこの大作を読み終えた。感無量である。
    タイトルを勘違いしていた。
    「普天間」と関係があるのかと思っていたら、普天、「天があまねく地上を覆う限りの所、つまり普天を手にしなければならない」とのこと。
    昭和元年の初日12月25日に生まれた境遇が大きく異なる二人のシロウ、竹田士郎と矢野四郎、そして森村ノラ、五十嵐満が、昭和を史実とともに活躍していく様は、あまりにも見事であった。

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    2026年07月28日
  • 普天を我が手に 第二部

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    第二部もよかった~!!
    これ、中高生の夏の課題図書にすればいいのに。

    よくある戦争ものの作品と違って、過剰に悲劇的に書かれてないからこそ、現実感があって自分の頭でもいろいろと考えて、怖さだったり不条理さを感じられる。
    学校教育で習った戦時中や、ドラマで見てきた戦時中の様子とは少し違って感じられて、ジェミニに質問(議論?笑)したりしながら読んだ。
    本当に勉強しながら読んだ感じ。

    第三部は明るい時代に向かうから、これも楽しみ。

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    2026年07月27日
  • 普天を我が手に 第一部

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    映像で見てみたい。そんな本であった。

    昭和元年に生まれた生まれた四人の運命が描かれている。
    別々の地域で軍人、ヤクザ、左派系雑誌の編集者、ジャズトランペッターと
    親の職業もそれぞれ。第一部では親の生い立ちや子の17歳までのストーリー
    が描かれている。この4人の子がどう絡んでくるのかワクワクしながら読んでいた。
    時代背景も取り入れながらのハラハラドキドキの読書であった。
    とても面白く読み進めたが、15歳の子がこんな大人っぽい考え方する?思考が20歳の目線なのではと感じた。もうちょっと15歳という無邪気さがあっても良い気がした。
    寝る間も惜しんで読みふけったが595pの大作。ページをめくってもめくっても最終ページに辿り付けなかったのが辛かった^^;

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    2026年07月27日