奥田英朗のレビュー一覧

  • 町長選挙

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    第一印象はやぶ医者で、やたらと注射打つ先生なのだけれど、気が付けば、伊良部先生のところに通ってほっとしたりして。

    感想が真面目な先生な感じで書いてますが、決して真面目ではなく。

    いや、あんた、本当に色々と考えてる?みたいなことを言うけれど、でも、その通りだったりして。

    今回も楽しく読めました。(相変わらず、ヤブなのか名医なのか分かりませんが)

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    2026年01月10日
  • リバー 下

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    怒涛の展開と結末へのラストスパート。

    じりじりと被疑者を追い詰めていく刑事たちの執念、真実を伝えることに賭ける記者たちの信念、みなまでは言いませんがサイドストーリーに漂う緊迫感。
    どの物語をとっても読者を引き込む魅力が備わっている、奥田英朗のいく刑事たちの執念、真実を報道するという記者たちの信念、みなまでは言いませんがサイドストーリーの緊迫感。どの物語をとっても読者を引き込む魅力が備わっている、奥田英朗作品のリーダビリティに脱帽。

    読みごたえの肝は、事件の顛末を事細かに描写しているところだと思う。事件関係者同士の心が通う瞬間、一つ一つ物的証拠を積み上げていくことの高揚感、反対に停滞している

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    2026年01月09日
  • 普天を我が手に 第一部

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    ミステリーを主に手掛けてきた奥田英朗が昭和100年の今年、一大大河小説を執筆。第一部は昭和の幕開けから太平洋戦争開戦まで。4人の人物を中心に、昭和前期の様々な生き様を描写。リベラル派の陸軍将校竹田耕三、金沢の任侠親分の矢野辰二、婦人解放雑誌の執筆・編集者である森村タキ、満州で一旗あげようと渡満するジャズマン五十嵐譲二。それぞれの立場から庶民の昭和史が展開される。4人には昭和元年(たった1週間の)生まれの子どもがおり、第二部は彼ら彼女らが主役となりそう。虚実入り混じった内容だが、奥田英朗が描いた彼なりの解釈を含む昭和史。大変面白い。登場人物は実名の者と仮名ではあるが実在を想定できる者とに書き分け

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    2026年01月06日
  • 普天を我が手に 第二部

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    昭和元年生まれの4人が戦中、敗戦後の時代をそれぞれの立場で生きる。特に矢野四郎は予科練の特攻回天乗組員の生き残り。除隊後は日大生となりながら、新宿で矢野組一家を構え、五十嵐満は満州でソ連に抑留されかけたり、馬賊に殺されそうになったり、悲惨な経験をした後、渡日、持ち前のエンタテイナーとしての才能を発揮してGHQの興行に食い込み、竹田四郎は東京帝大学生となりG2の職員としても活動し、森村ノラは津田塾の学生となり、GHP民生局の職員としても働く。そして、第二部は、代々木ワシントンハウスで開催されたGHQのクリスマスパーティで4人が初めて揃って顔を合わせた所で終了。

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    2026年01月06日
  • 普天を我が手に 第三部

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    ネタバレ

    昭和天皇の崩御で昭和が終焉するまで。最後は昭和元年生まれ4人組は全て国会議員となり、特に衆議院議員となった竹田志郎と矢野四郎の二人のシロウが自民党総裁の椅子を争う。志郎と四郎、昭和史の清濁をそれぞれ象徴的に代表する人物。この相反する二人を最後は合体させて、昭和史を分厚く締めくくる。五十嵐満を狂言回しにして。

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    2026年01月06日
  • コメンテーター

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    伊良部センセーの治療はいつも爽快だ。
    読み終わるといつも元気が出たり勇気が湧いたり。
    今回は先端恐怖症のあの方も特別ゲスト!?
    落ち込んだ時やストレスが溜まった時にまた読み返したい。

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    2026年01月04日
  • 最悪

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    最後の疾走感あふれる展開が最高。
    そこにたどり着くまでが少し長いが、多少我慢してでも読む価値はあると感じた。
    好き嫌いが分かれる作品のようですが、私は肯定派だという意味も込めて★5。

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    2026年01月02日
  • 普天を我が手に 第二部

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    第二部もさらに面白くてページを繰る手が止まらない! 戦中から戦後にかけて、それぞれが運と度胸と知恵で成り上がっていくストーリーに胸が高鳴る。あと1冊で読み終わってしまったら寂しいなと思えるほど、夢中になれる本です。

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    2025年12月31日
  • 普天を我が手に 第二部

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    ネタバレ

    第二部はヒヤヒヤする事が多く。
    嘘やろ!四郎!と声に出さず叫んだ。
    良かったー。 木下にしても平山にしても間一髪のとこで現れる(笑)
    これは物凄いエンターテイメント小説。
    読む手が止まらなかった。
    第三部もさっそく読む。年末年始で読み終えるかなと思ったけど、これは年越す前に終わるなー。また4人がどう絡んでいくのか楽しみ。

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    2025年12月29日
  • 普天を我が手に 第三部

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    親編4人+子編4人、計8人の主人公をいろんなポジションに配置して64年間の日本史をそれぞれのアングルで照らし、“昭和”という巨像を浮かび上がらせる大河小説…壮大すぎてクラクラしつつも、本当に楽しく読みました。こんなドでかい風呂敷広げてちゃんとエンタメとして成立させてるの凄すぎる。
    群像劇が好きで歴史小説が好きな人にはたまらないと思います。たまらなかったです。

    自分の親や祖父母が若かりし頃どんな世界を見ていたのか、そして自分はどんな世界を見た人たちに育てられたのかということに想いを馳せながら、飛沫を上げるぶっといナラティブに乗って激流を駆け抜けさせてもらいました。最高!

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    2025年12月29日
  • イン・ザ・プール

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    再々読。伊良部…。最高です。この人の自由さが他者を救うのは、「大人なら○○でなければならない」「社会人ならば○○すべきだ」という思考から解き放たれているからだと思う。『馬鹿と変人は癒し効果があるのだろうか』。そのとおりだと私は思う。徹底的に、馬鹿になってみようじゃないか!楽観的に、一呼吸つける本です。

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    2025年12月28日
  • 普天を我が手に 第二部

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    ネタバレ

     第二部は戦争真っただ中。アメリカで日本人収容所に送られる志郎と、特攻回天に乗り込む四郎、孤児を集めて慈善事業を進めるノラ、満州で新しい国家を建設しようとする満。それぞれが少しずつ絡み合って、戦後をどう生き抜くか第3部に期待と不安が広がります。
     戦後のロシアとアメリカの攻防が日本を襲っていたのですね。共産党についてもたくさん書かれていて、なるほどその頃は反動でたくさんの賛同者がいたのですね。国粋主義者として描かれる四郎も一生懸命生きている。流されず、どんな立場であろうと自分の信念を貫こうとする若者たち。
     現代はどうかと問われているような気がします。流されていないか?自分で考えているか?戦争

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    2025年12月27日
  • 普天を我が手に 第一部

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    年末に最高に面白いシリーズに出会えた! 生まれも生き方も異なる4人が昭和初期という時代の荒波に揉まれ、時に軽く交わりながら、それぞれの信条、矜持に従って生き抜いていくサーガ。2部、3部は次の世代に繋がっていくのだろうな。ボリュームがあることの喜び。

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    2025年12月24日
  • 普天を我が手に 第二部

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    濃厚すぎる。昭和サーガ第二部は昭和元年生まれの4人の子供たちに物語が見事に受け継がれ、大東亜戦争突入から終戦後のGHQ占領下までが描かれる。リベラルな軍人の息子、金沢の任侠の息子、満州国一の興行師の息子、女性社会運動家の娘が戦中戦後を通してついに東京でまみえることで、当時の日本と日本を取り巻く列強の姿がくっきりと浮かび上がり、その土台の上に自分が生きてきたことが実感できる。次回完結の第三部へ。

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    2025年12月22日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    面白かった。見事な群像劇。今自分の中で奥田英朗がブーム。これまで伊良部シリーズしか知らなかったのは何故なのか…でも今知ったお陰でめちゃ面白い過去作を読む楽しみが味わえている。

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    2025年12月18日
  • 普天を我が手に 第一部

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    大正天皇が崩御されて間もなく、この世に生を受けた4人の赤ちゃんとその家族の物語。全員反戦派。第一部は昭和元年から張作霖爆撃、5.15事件、2.26事件、日米開戦まで。

    竹田耕三は財閥の銀行一家の三男。陸軍。クーデター未遂があった時に金庫から計画の概要を盗み出して上部に通報し、未然に防いだはいいが、そのために恨みを買い地方に飛ばされた。その後アメリカ駐在。体のいい左遷。

    矢野辰一は金沢の任侠親分。組合潰しなどしているうちに、反共産主義の政治団体に関わるようになり、最終的には開戦ぐらいの時に命を落とす。

    森村タキは女性開放運動をする群青という雑誌の編集者。いろいろあって、刑務所にも入り、最後

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    2025年12月17日
  • 町長選挙

    ネタバレ 購入済み

    相変わらずの

    愉しさ
    ついつい読んでしまいます

    注射の詳しい描写のくだりは減りましたが
    さもありなことを言っているのがニクイ

    棒倒しって‥

    #ハッピー

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    2025年12月17日
  • 東京物語

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    ネタバレ

    この時代を共に生きた者ならば、おもしろいし懐かしいを共感できるんじゃないでしょうか?

    バブルの前って、もうちょっとファッションが話題になっていた気がするのです。マルイのバーゲンでデザイナーズDCブランドを買い漁ったり。

    久雄も上京したてはファッションに無頓着ではなかったのに、ダウンにデニムってそれは90年代頃じゃなかったっけ?うろ覚えなので、本の方が正しいんだろうな。とか。

    とにかく、スピード感があっておもしろかったです。

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    2025年12月17日
  • 普天を我が手に 第一部

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    エリート軍人、ヤクザの親分、シングルマザーの社会運動家、大陸に渡ったジャズマンの4人が主人公。日中・日米戦争に狂ったように突き進んでいく日本が描かれる。

    最も驚いたのが、満州の関東軍の資金源が、岸信介(安倍晋三の祖父)が中国にアヘンを売って儲けた金だったこと。そんな酷いことをしていたとは。。愛新覚羅溥儀(the last emperor of Qing Dynasty)を始め、いったい何人の人が中毒で苦しめられたことだろうか。多くの家庭を不幸にしている一族である。

    ユダヤ系米国人のベニーからジャズマン譲二に贈られたトランペットには泣けた。国同士が戦争していても、友情は壊せない。そして音楽は

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    2025年12月16日
  • オリンピックの身代金(下)

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    昭和39年オリンピックの年の情景(光と影)がよく表現されていた様な気がします。主人公の島崎があるきっかけで闇に堕ちてゆく姿が悲しくもあり また少し応援する所もあった
    奥田英朗の作品は初めてでしたが他の作品も楽しみたい、面白かった!

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    2025年12月15日