奥田英朗のレビュー一覧

  • リバー 上

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    数年前から読みたかった本。文庫では上下巻の2冊。上巻はあっという間に読み終わりました。下巻がいっそう楽しみです。

    連続殺人は同一犯による犯行なのか。絞れた容疑者のうち、真犯人は誰なのか。ここからどうやって容疑者を絞っていくのか?容疑をかけられた者たちはどう本性を表していくのか?

    遺族と記者と警察と容疑者の動向からますます目が離せなくなってます。

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    2026年02月01日
  • 最悪

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    ネタバレ

    それぞれに苦しい日々を送る三人の人生が、次第に交錯していく物語である。作中に出てくる「犯罪は家族に後遺症を残す」という言葉が強く印象に残り、読み終えたあとも胸に突き刺さっていた。物語の構成の巧みさだけでなく、奥田英朗が選ぶ言葉一つ一つにウィットが感じられ、自然と物語に引き込まれた。個人的に最も共感した人物は川谷である。家族や仕事、お金といったすべてを投げ出し、いっそ死んでしまいたいと思ってしまう気持ちは、実際に経験したことはないのに、なぜか理解できてしまった。

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    2026年01月28日
  • 家日和

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    読み終わると幸せな気持ちになれるお話しでした。また、明日から頑張ります。
    奥田英朗さん、大好きです。

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    2026年01月24日
  • ナオミとカナコ

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    主人公の大手デパートに勤務する直美(ナオミ)は、希望する部署とは異なる外商部に配属され、富裕層の客と日々接してしている。
    もう一人の主人公の加奈子(カナコ)は、エリート銀行員の達郎と結婚して専業主婦になった。
    30歳ちょっと前の直美と加奈子は大学時代からの親友で、今でも何事も許し合える仲だ。

    ある日、直美が加奈子宅を訪れると、出てきた加奈子の顔は青い痣を浮かべて腫れ上がり、理由を聞いても自ら転んでしまったと言い訳をする。
    直美は納得できず、達郎から酷いDVを受けているのではと強く問いただすと、加奈子は渋々と認めた。
    その後も加奈子と逢う度に、只事ではないほどの暴力を振るわれていると思われる傷

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    2026年01月23日
  • 普天を我が手に 第二部

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    太平洋戦争に突入し、物語の中心は親世代から子どもたちへ。戦争の過酷さは極限まで描かれ、戦後の激しい時代の変化もまた強烈。
    生きることに必死でありながら、日本の未来を憂い続ける若者たちの姿に深く感動させられる一冊でした。

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    2026年01月23日
  • 空中ブランコ

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    1作目はバカバカしくて面白かったし、本作はさらに輪をかけて面白いのと同時に、悩みに対する本質的な解決方法が示されていたと思う。

    空中ブランコが失敗しまくるベテランの話に始まり、先端恐怖症のヤクザや、カツラを取りたくて仕方ない医者の話、突然ボールがうまく投げられなくなったプロ野球選手の話、女流作家の味わった挫折話と、それぞれが抱える切実な悩みを伊良部医師が痛快に解決?していく。

    責任感が強く、その事で悩みを抱える人にこそ、このバカバカしい物語は読んでもらい、無責任を貫くのも時と場合によっては誰かの幸せに繋がるというのを感じてほしい。

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    2026年01月22日
  • 普天を我が手に 第二部

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    頁を捲る手が止まらない。昭和(戦前から終戦)を、4人の若者の眼を通して活写する筆力が秀逸。登場人物一人ひとりが活き活きしている。回天特攻隊の浅野と矢野に感情移入し、落涙。クスッとしたり、じ~んとしたり、ムッとしたり…終始、喜怒哀楽が詰まった物語である。第三部が楽しみ。

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    2026年01月22日
  • コメンテーター

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    ネタバレ

    心の病で悩んでる人が多くいることを知れた。伊良部先生の一見突拍子もない施術だけど、実は理論があって芯を食っている治療というところが面白い。患者一人一人に向き合って、正確に病状を把握しているからできていることなのだろうか。話に出てきた全ての患者に葛藤があって、それぞれ成長していく姿に元気と活力を与えてもらった。明日からの仕事も頑張ろう。

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    2026年01月18日
  • 普天を我が手に 第一部

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    昭和元年から太平洋戦争開戦までを、四人の視点で描き出す壮大な物語。
    激動の時代に翻弄されながらも、必死に生きる姿
    は圧倒的な迫力。六百ページを読み終えて物語はまだ序章にすぎないと感じさせる内容
    第二部への期待が高まる一作でした。

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    2026年01月17日
  • コメンテーター

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    ネタバレ

    打ち切り寸前のワイドショー番組制作チームは、
    状況を打破すべくコメンテーター探しに奔走中。

    昔気質な上司の方針で「美人女医」を連れて来るつもりが、手違いで色白で太った精神科医・伊良部一郎が出演する羽目に。

    彼の自由すぎる発言が、令和の悩める人々を笑撃&震撼させる。
    大人気の連作短編集シリーズ、待望の第4弾。

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    悩みがうっかり軽くなる。
    トンデモ精神科医・伊良部シリーズ
    第1弾:イン・ザ・プール
    第2弾:空中ブランコ
    第3弾:町長選挙

    に続く第4弾の5つの短編集
    1:コメンテ

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    2026年01月15日
  • 普天を我が手に 第二部

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    太平洋戦争が始まった。

    竹田志郎は帰国の途についたが、憲兵の意地悪によって家族で一人だけアメリカに取り残され、日本人捕虜収容所に収監される。

    矢野四郎は父が亡くなり、家を追い出された。高校ではちょっとした諍いがもとで少年院に入れられ、脱走騒ぎに巻き込まれる。

    森村ノラは母が刑務所に入り、父は通訳として駆り出されてしまい、1人きり。喫茶店の経営を任されたので、闇コーヒー豆を扱って本物のコーヒーを提供して儲けている。一方製粉工場でも働いている。

    五十嵐満は父と母は戦争末期にお金をスイスの銀行に預けて、香港へ脱出。満は新しい国を作るために満州に残るが、ロシアに捕まってシベリアに抑留されそうに

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    2026年01月13日
  • 普天を我が手に 第一部

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    良くも悪くもエネルギーに満ちていた時代の日本を描いたら、奥田英朗さんが1番と思う。600ページにもわたる大作だけど、それを感じさせないほどの面白さ。次巻が楽しみ。

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    2026年01月12日
  • 普天を我が手に 第二部

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    昭和元年生まれの4人が太平洋戦争に巻き込まれていく。
    1人はアメリカで捕虜として、
    1人は特攻隊員として、
    1人は終戦直後の満州でソ連兵に連れ去られ、
    1人は東京で大空襲にあい、
    死と直面するも4人は逞しく生き抜く。
    やがて戦争は終結し、混乱に突入する。
    その中、自分はどう生きるか、目指すものが見えてくる。
    第三部も楽しみ!

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    2026年01月11日
  • ナオミとカナコ

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    10年ほど前にドラマを観て、ストーリーは何となくわかっていたけどすごく面白かった。
    テンポが良く、緊張感、スリル満点で一気に読みました。
    心理描写も素晴らしくて、すごく没入できました!

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    2026年01月10日
  • 町長選挙

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    第一印象はやぶ医者で、やたらと注射打つ先生なのだけれど、気が付けば、伊良部先生のところに通ってほっとしたりして。

    感想が真面目な先生な感じで書いてますが、決して真面目ではなく。

    いや、あんた、本当に色々と考えてる?みたいなことを言うけれど、でも、その通りだったりして。

    今回も楽しく読めました。(相変わらず、ヤブなのか名医なのか分かりませんが)

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    2026年01月10日
  • リバー 下

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    怒涛の展開と結末へのラストスパート。

    じりじりと被疑者を追い詰めていく刑事たちの執念、真実を伝えることに賭ける記者たちの信念、みなまでは言いませんがサイドストーリーに漂う緊迫感。
    どの物語をとっても読者を引き込む魅力が備わっている、奥田英朗のいく刑事たちの執念、真実を報道するという記者たちの信念、みなまでは言いませんがサイドストーリーの緊迫感。どの物語をとっても読者を引き込む魅力が備わっている、奥田英朗作品のリーダビリティに脱帽。

    読みごたえの肝は、事件の顛末を事細かに描写しているところだと思う。事件関係者同士の心が通う瞬間、一つ一つ物的証拠を積み上げていくことの高揚感、反対に停滞している

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    2026年01月09日
  • 普天を我が手に 第一部

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    ミステリーを主に手掛けてきた奥田英朗が昭和100年の今年、一大大河小説を執筆。第一部は昭和の幕開けから太平洋戦争開戦まで。4人の人物を中心に、昭和前期の様々な生き様を描写。リベラル派の陸軍将校竹田耕三、金沢の任侠親分の矢野辰二、婦人解放雑誌の執筆・編集者である森村タキ、満州で一旗あげようと渡満するジャズマン五十嵐譲二。それぞれの立場から庶民の昭和史が展開される。4人には昭和元年(たった1週間の)生まれの子どもがおり、第二部は彼ら彼女らが主役となりそう。虚実入り混じった内容だが、奥田英朗が描いた彼なりの解釈を含む昭和史。大変面白い。登場人物は実名の者と仮名ではあるが実在を想定できる者とに書き分け

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    2026年01月06日
  • 普天を我が手に 第二部

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    昭和元年生まれの4人が戦中、敗戦後の時代をそれぞれの立場で生きる。特に矢野四郎は予科練の特攻回天乗組員の生き残り。除隊後は日大生となりながら、新宿で矢野組一家を構え、五十嵐満は満州でソ連に抑留されかけたり、馬賊に殺されそうになったり、悲惨な経験をした後、渡日、持ち前のエンタテイナーとしての才能を発揮してGHQの興行に食い込み、竹田四郎は東京帝大学生となりG2の職員としても活動し、森村ノラは津田塾の学生となり、GHP民生局の職員としても働く。そして、第二部は、代々木ワシントンハウスで開催されたGHQのクリスマスパーティで4人が初めて揃って顔を合わせた所で終了。

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    2026年01月06日
  • コメンテーター

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    伊良部センセーの治療はいつも爽快だ。
    読み終わるといつも元気が出たり勇気が湧いたり。
    今回は先端恐怖症のあの方も特別ゲスト!?
    落ち込んだ時やストレスが溜まった時にまた読み返したい。

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    2026年01月04日
  • 最悪

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    最後の疾走感あふれる展開が最高。
    そこにたどり着くまでが少し長いが、多少我慢してでも読む価値はあると感じた。
    好き嫌いが分かれる作品のようですが、私は肯定派だという意味も込めて★5。

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    2026年01月02日