奥田英朗のレビュー一覧

  • 沈黙の町で

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    ネタバレ

    こんな作品がこの世にあるのか、と思うほどのめりこんでしまった。中学生の心理について実際の世界を見て書いたのではないかと思うほどにリアルに書かれている。自分の中学生生活を振り返ってもこの本の中の光景は至る所にあり、様々な背景の人間が入り混じる公立中学そのままを感じた。

    この小説は中学生という一つの社会の中の力学があり、その中で生じた事故(確定しないが)が、大きな衝撃をもって大人の社会を巻き込み、違う力学を持った社会同士が重なることで困惑・謎を生じている。子供が謎を抱えて亡くなるという状況で、人々はまず沈黙する。その理由は、子供社会での力学、自分への罰の意識、殺人や自殺という可能性があること、そ

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    2026年05月24日
  • 普天を我が手に 第二部

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    昭和サーガ第2巻。分厚いのに2日で一気読み。
    前巻は親世代の話で、今回は昭和元年生まれの昭和の申し子たちが第二次世界大戦を乗り越えて、自分の人生の指針を見つけるまでのストーリー。個々にニアミスして来た4人が一堂に会するシーンは心震える。
    この先は近代から現代に繋がることになると思うけど、個人的にはあまり興味ない時代。さて、どうなる!?

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    2026年05月20日
  • コメンテーター

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    久しぶりの伊良部先生も面白かった。マユミも前よりキャラ?強めですごい好き笑 また前作とかも読み返したくなった。

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    2026年05月20日
  • 普天を我が手に 第一部

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    昭和元年に生まれた全く立場の違う子供たち4人。昭和100年を描く三部作の壮大な物語の第一巻は、彼らの親世代の話。
    そのテーマと本の分厚さから手に取るのを躊躇していたが、読み始めたら止まらない。奥田英朗ならではの軽妙なテンポが、次々と視点の変わるメリハリの良さも相まって、文章なのにスピード感が凄い。
    次巻からいよいよ子供世代の話になると思うが、数奇な運命が絡み合う伏線は既に張られているので、否が応でも期待が高まる!!

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    2026年05月18日
  • 最悪

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    ネタバレ

    最初は全く関わりの見えない3人の話がコロコロ入れ替わりながら進んでいき、
    不幸や不快なこと少し自業自得なことが重なり合っていくストーリーは面白かった。
    様々な人の視点から見たスレ違いやいつ交わるのか展開を想像しながら読み進めた。
    個人的には銀行の理不尽さが1番不快でいやな内容だったことと、真面目に1番正常に働いていた人がおかしくなっていく様が暗かった。

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    2026年05月18日
  • コメンテーター

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    久しぶりの伊良部医師はやっぱり面白かった!
    あまりの変人ぶりに、驚きつつも和んでしまう不思議。
    たまにプッとふきだすほどの面白さ。

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    2026年05月17日
  • 東京物語

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    垢抜けない青年が上京して大人になっていくまでが、まるで自分の過去を振り返るように感じられてとても面白かった。これぞ20代の青春なんだなと、高校の青春とは違う種類のものを感じた。

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    2026年05月14日
  • 普天を我が手に 第三部

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    2026.5 第3部は読みやすく、面白く、引っ掛かるところもなく、読んでいてワクワクしながらあっと言う間に読み終わってしまいました。
    ラストはこういう形にして小説を終えるとは、さすが奥田さんです。

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    2026年05月12日
  • ナオミとカナコ

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    結末が気になって、最後の方、一気に読み切ってしまうほど。面白かったです。
    主人公二人はもちろんのこと、周りの中国の方達がとても魅力的に描かれていると思いました。

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    2026年05月11日
  • オリンピックの身代金(下)

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    下巻は一気読みの面白さだった。時間と視点が入れ替わる仕掛けもいい。いろんな立場の登場人物から当時の世相もイメージできる。クライマックスの臨場感もいいが、最後に国男の視点も欲しかった。余韻と想像力を掻き立てられた。

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    2026年05月10日
  • 最悪

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    まぁ面白かった。続きが気になって隙間時間を使って読んだ。
    早く3人が繋がって何かしてくれー!と思ってたが、合流が思ったより遅い。

    読みながら、自分にも何気ない些細なこと、自分からみてどっちでもいいと思っていることの選択によって、他人に大きな影響のあることがあるかもしれない、後々後悔することがあったかもしれないとか、いろいろ考えていた。その逆もあったのだろうなとか。

    結末は、まぁ、良かったのではないか。

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    2026年05月08日
  • 最悪

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    登場人物それぞれの「最悪」は
    冒頭では「小最悪」から始まる。
    それは天気や友人の裏切りや居住環境から。

    まともに生活していても、
    一生懸命生きようとしていても、
    真面目に仕事をしていても、
    徐々に取り返しのつかない「大最悪」になっていく。

    車に乗り込んだシーンで、
    主要人物たちが揃う瞬間には笑ってしまった。
    飄々と生きるインテリ系の人物たちが
    とても憎く感じてしまうストーリー展開だった。

    個人的に、
    やはり川谷が1番不幸だなと感じたが
    よく考えたら、
    いままで1番幸せだったのも彼なのでは。
    自由には責任が伴うことを年齢からも学ばされた。

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    2026年05月05日
  • 普天を我が手に 第二部

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    ダウンロードして読むのを忘れていた。第一部から少し空いてしまったが、面白くてよく覚えていた。
    4人が揃った。
    第三部は、また少し空けて、後の楽しみにしておこう。

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    2026年05月04日
  • 普天を我が手に 第一部

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    「昭和百年」とも言われていた2025年の夏過ぎ、書店で平積みにされている派手めな表紙の本を見かけた。
    なかなかのぶ厚さだ。著者名を見ると奥田英朗。
    『イン・ザ・プール』を始めとする伊良部シリーズ、ディープな犯罪小説『最悪』、長編家族物語?『サウスバウンド』など大好物作家の一人だ

    お!こんな長編出したのか…。
    昭和元年生まれの4人が主人公らしい。「『昭和百年』に読むにはふさわしそうだ」と、脳内にメモした。
    が、そのまま年を越えてしまった。

    「昭和101年」の4月、オーディブル化されていることを知る。ボリュームを考慮するとオーディブルで聴くのはいい選択だと考え、聴き始めた。

    大正が幕を引く。

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    2026年05月03日
  • 沈黙の町で

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    中学生って難しい!
    中学生の「団結」や「自覚のない残虐性」を認識し、危うさと怖さを感じさせられた。家族から徐々に離れ始める中学生は、社会との接点を増やし始めている。その際、良き友人に出会えば良く育ち、悪い大人や先輩に出会えば悪に染まることもできる。良し悪しや基準が分からないからこそ、何色にでもなれてしまう。人生の転換点にいるのかもしれない。

    600ページ弱の長編で、登場する中学生と、その親、学校の先生、中学生と向き合う警察や検察のそれぞれの人物が解像度高く描かれていた。それぞれに悩みや譲れぬものがあり、自分の立場が一番大切という人間らしさが溢れる登場人物たちで感情移入できた。
    ある人物に共感

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    2026年04月28日
  • イン・ザ・プール

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    破天荒な精神科医と精神患者が織りなす短編集。
    ケータイ中毒の青年が登場する章は時代のうつろいを感じた。

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    2026年04月27日
  • 普天を我が手に 第一部

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    昭和元年から16年12月の太平洋戦争開戦までの日々の庶民や軍部・官僚・警察など、様々な立場の人たちの視点を通じ、単なる教科書的な知識ではない、よりリアルな感覚が伝わってきて、読み応えがあり、存分に楽しめました。順番を間違えましたが、これから第3部を楽しみたいと思います。

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    2026年04月26日
  • 沈黙の町で

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    さすがの奥田英朗だから読みにくいってことはないのだけれど、中盤以降急に名倉が生きていた頃に戻ったり死後だったりの時系列がわかりにくかった。
    最後はちょっとほっぽり出された感じがあった。書きたかったのは、中学生の証言の難しさなのだろうか。

    中学2年の名倉が学校の敷地内で亡くなっていた。頭が割れて、つねられた痕が多数ある。同じグループの14歳になった坂井と藤田が傷害の疑いで逮捕。13歳の市川と金子は児童相談所送致つまり補導ということになる。警察は4人が銀杏の木に飛び移るよう強要したのではないかと思っているが、4人の子供たちはあまり喋らず、裏が取れない。

    3日ほどで彼らは保釈されて元の生活に戻っ

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    2026年04月25日
  • 普天を我が手に 第二部

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    第一部を時間をかけてじっくり読み、基本情報が頭に入っていたため、第二部はするすると読み進められました。今まで大枠しか知らなかった出来事が、物語になることで立体的に想像できてとてもよかったです。続きが楽しみ。

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    2026年04月22日
  • 普天を我が手に 第三部

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    読み終わった昭和が始まると同時に物語が始まり昭和が終わると同時に終わる。なんて凄い構成なんだろう、、、、。2人のシロウの演説がカッコよく素敵だった!傑作でした。

    登場人物の名前が、実際の人の時と仮名の時は何が違うんだろう、、、、、。気になる

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    2026年04月20日