奥田英朗のレビュー一覧

  • 普天を我が手に 第三部

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    4人の主人公の昭和24年から大喪の礼(昭和天皇崩御)までが描かれた完結編。実在した人物が沢山出てくる小説だが、ケネディまで登場してニヤニヤ。アメリカとの関係、浅間山荘事件、ロッキード事件、よど号ハイジャック事件、「地上の楽園」等々、大変勉強になり面白かった!

    昭和は政治絡みの大事件が色々あったのだなぁと改めて思った。だが、やはりなんと言っても、一番の教訓は戦争をしてはいけないということ。これに尽きる。

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    2026年03月02日
  • リバー 下

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    ネタバレ

    先が気になり一気読みだった。別件逮捕からの警察当局の焦り、遺族の混乱、新たな事件…。とにかく読ませると思った。下巻の終盤になってからも、話が収まるのか?と気になったが、しっかり終えた。3人の容疑者のうち誰が、と読んでいたら意外な結末で驚いた。いやー、おもしろかった。

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    2026年03月01日
  • 普天を我が手に 第三部

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    4人の主人公を通して昭和を駆け足で見せてくれる今作。フィクションでありつつも、ある程度実際の出来事や人物が描かれているので、歴史を学ぶのにも軽く役立つ。昭和って本当に激動の時代だったなとあらためて思う。
    モデルとされたであろう政治家なども頭に浮かぶのでなお面白い。第三部はあらかた政治の駆け引きの話だったので、個人的には第二部が一番面白かった。

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    2026年02月28日
  • リバー 上

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    ネタバレ

    群馬と栃木の間で起きた連続殺人事件。10年前の未解決事件と同一犯なのか。両県警と10年前の遺族、メディアの群像劇。かつて捜査に関わった人物や遺族の捜査から、一人の有力な参考人が浮かび上がる。
    両県に馴染みがないからか、捜査員たちがどの県警に所属し、だれと上司部下の関係なのか、最初はこんがらがるが、そんなことはどうでもよくなるほど、ぐいぐいと読ませる。元捜査員が動く、出版社に雇われた学者が警察に信頼されるほど重要な役割を担うという少しリアルさに欠けるのも、どうでもよいくらいにおもしろいし、リアルさを損なわない。
    どうやって逮捕、起訴するのか。この先が非常に気になる。無駄なページがないほど、密度が

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    2026年02月26日
  • リバー 下

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    真犯人はそういうこと〜…!
    まさかのそういう方面でしたか…という感じ。
    刑事の気合いと執着により解決していく感じが、ドラマのように映像としてイメージできる。
    犯罪小説とはこういうことなのか…と。
    思えばミステリー小説は読んだことあったけど、犯罪小説…というカテゴリーは読んだことなかったかも。
    上下巻だけど、あっという間に読み終わった。

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    2026年02月25日
  • リバー 上

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    犯罪小説であってミステリー小説では無いことがポイント。
    じわじわと事件の真相に近づく形が、物語の一員になった感覚になりどんどん読み進められる。
    上巻は、相次ぐ事件とあきらかに怪しい容疑者。
    怪しい人物3人の中の誰が真犯人なのか…全員怪しい。

    【あらすじ】
    群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見された。
    十年前の未解決連続殺人事件と酷似した手口に、街は騒然となる。
    かつて容疑をかけられた男。取り調べを担当した元刑事。
    娘を殺され、執念深く犯人捜しを続ける父親。
    若手新聞記者。一風変わった犯罪心理学者。新たな容疑者たち。
    事件を取り巻く人々の思惑が交錯するな

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    2026年02月25日
  • 普天を我が手に 第三部

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    3部まとめての感想。第2次世界大戦を含む激動の「昭和」という時代を、4人(8人)の主人公たちの生き様を通してダイナミックに、詳細に、鮮やかに描いた素晴らしい作品。多くの人にだいだい読み継いでいって欲しいと思う。
    現代の日本は、政治にしろ文化にしろ経済にしろ、「敗戦」というとてつもなく大きな出来事抜きには語れない。そういう意味で、「昭和」という時代は、現代日本や日本人の大きな基礎を形作った時代なのだと思う。当時の各地方・各階級の人々の暮らしや思想を幅広く感じることができ、現代の日本人の国民性の基礎に触れることができる作品だと思う。
    「普天を手に入れる」とは何か、読後の爽快感がたまらない。ページ数

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    2026年02月24日
  • 普天を我が手に 第三部

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    3部作、およそ1500ページに及ぶ昭和の叙事詩、主人公は親子二代に四つの家族。これを娯楽として読み通した時、もう一度昭和という時代の空気を知ることができた気がする。

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    2026年02月23日
  • 普天を我が手に 第二部

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    戦時中のそれぞれの体験、そして戦後の復興に向けてのモラトリアムが描かれる第二部

    途中4人がそれぞれ微妙にクロスオーバーしていくんだけど、ラストのパーティーで全員が一同に集まるところで何だか感動が止まらない。

    第三部でのみんなの活躍を見るのが楽しみでしかないわ♪

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    2026年02月21日
  • コメンテーター

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    トンデモ精神科医・伊良部シリーズの第4弾。
    このシリーズはどの作品も面白いですね。
    元気のないときに読むとクスっと笑えて、しょーもないことに悩んでいても仕方ないな~と元気になれます。

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    2026年02月21日
  • 普天を我が手に 第三部

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    行動力のある登場人物達に尊敬する。この先の話ももっと読みたいと思った。相変わらず奥田英朗の作品はテンポが良く読みやすい。参考文献の数の多さにかなり勉強されたんだなと思った。

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    2026年02月20日
  • 普天を我が手に 第二部

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    2026.2 戦争とはかくもDRYで残酷なものなり。小説で、フィクションではあるものの胸が詰まりました。でもこの小説は面白い。

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    2026年02月18日
  • 無理(下)

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    話の終わり、私は好き。
    映画マグノリアのようで、でもよりリアルで。
    奥田氏の、市井にある色欲の描き方が好きだな。
    身近な仕事の登場人物もいて非常に楽しかった。

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    2026年02月17日
  • 普天を我が手に 第一部

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    ネタバレ

    大好きな奥田先生の長編小説三部作の第一部

    昭和元年陸軍少佐竹田幸三の長男「志郎」が誕生、一方同じころ婦人運動活動家で女性参政権を目指す「群青」び執筆する森村タキも私生児「ノラ」を出産した。また金沢で博打を生業とする矢野辰一は紡績工場の社長の妾が産んだ男児「四郎」を自分の第四子として預かる。
    また、ジャズに夢中になる五十嵐譲二はトランペット奏者として南満州、大連に移り住み、後妻との間に「満」をもうける。
    第一部ではこの四人が、昭和元年にそれぞれ親となり真珠湾攻撃までの間、当時に生きる人々の思想及び社会情勢が満州に住む人々とともに描かれている。
    巻末のに主要参考文献が掲載されているがその量が膨大

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    2026年02月16日
  • リバー 下

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     渡良瀬川の河川敷にて、立て続けにふたりの女性の全裸死体が発見された。その状況は十年前に同じく渡良瀬川河川敷で起こった連続殺人と酷似していて、それは容疑者を逮捕しながらも検察が不起訴にしたことで迷宮入りとなっていた栃木、群馬県警にとって無念を抱える事件でもあった。今回の事件の犯人は、前回と同じ犯人か、それとも別に犯人がいるのか。十年の時を隔てて、様々な人間の思惑が入り乱れていく――。

     ということで本書は、ひとつの事件を巡って、複数人の視点が絡み合って展開していく群像劇ミステリの大作で、かなり多くの人物が登場するのですが、印象に残るキャラクターが多いので、(群像劇って複雑だからすこし苦手とい

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    2026年02月15日
  • ガール

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    働く女性たちの葛藤や本音を丁寧に描いた作品です。
    働く女子の気持ちがすごく鮮明に描かれてて、かっこいいなあ、こんな女性になりたいなぁって思わせてくれる物語でした。
    元気がなくなったらこの本の女(ガール)に会いに来たくなると思うほど、登場人物たちは魅力的です。
    かっこいい男前な女がいます。
    女の子じゃなくて、女です。

    立場はちがっても女同士は合わせ鏡だという言葉から、婚歴や子どもの有無などで線を引くのではなく、一人の人間として向き合ってほしいという思いが訴えられているように、どの作品からもそう感じました。
    また何歳になっても好きな服を着て、好きな自分でいたいと思いました。
    オバサンや若作りとい

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    2026年02月15日
  • 空中ブランコ

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    飛べなくなった空中ブランコ乗り。
    先端恐怖症のヤクザ。
    学部長でもある義父のカツラを外してしまいたい衝動がおさまらない精神科医。
    キャッチボールができなくなったプロ野球選手。
    書くたびに以前同じような話を書いたのではないかと不安になってしまう女性作家。

    そんな彼らが登場するお話でした。
    伊良部先生のシリーズは『コメンテーター』『イン・ザ・プール』に続いて3作品目でしたけど、僕は今回の作品が1番おもしろく感じました。

    ちょっとしたことで不安になる気持ち。
    不安が不安を呼んで、悪循環に陥ってしまうこと。
    何気ないことで気持ちが楽になること。
    でも今度はその何気ないことに依存してしまうこと。

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    2026年02月15日
  • リバー 上

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    ネタバレ

    圧巻の群像クライム小説。
    前半でじっくり事件や人物像をあぶり出し、後半一気に犯人に迫る構成は、奥田英朗の真骨頂。
    容疑者は3人いるが、容疑者視点の章がないのが特徴。
    事件に事実はあっても真実は分からない、人間の狂気は分からないという本作のテーマにも繋がる。
    そして恐ろしいのは犯人だけでなく被害者の家族だったりするのも、人の怖さを感じてしまう。

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    2026年02月15日
  • リバー 下

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    ネタバレ

    圧巻の群像クライム小説。
    前半でじっくり事件や人物像をあぶり出し、後半一気に犯人に迫る構成は、奥田英朗の真骨頂。
    容疑者は3人いるが、容疑者視点の章がないのが特徴。
    事件に事実はあっても真実は分からない、人間の狂気は分からないという本作のテーマにも繋がる。
    そして恐ろしいのは犯人だけでなく被害者の家族だったりするのも、人の怖さを感じてしまう。

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    2026年02月15日
  • ナオミとカナコ

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    ネタバレ

    レビュー見て何となく面白そうと思って読み始めた本。
    続きが気になって気になって一気読み。
    面白かった~。
    2人で立てた完璧な殺人計画。
    読みながらも「防犯カメラとか大丈夫?」と
    私でも気になる部分が・・・。
    それらの部分がやがてほころびとなっていき
    最後はまさかの展開に。
    陽子は「そこまでやる⁈」って感じで
    物語の中ではいい役割だったけど
    そのおかげでさらにハラハラドキドキでした。
    途中、2人が「陽子も消えたらいいのに」と
    考えるシーンがあり、1人殺してしまったら
    感覚がマヒしてしまうのかと、
    ちょっと怖くなった部分もあった。
    続きが読みたい!
    調べたら、ドラマにもなったことあったようで
    ドラ

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    2026年02月11日