奥田英朗のレビュー一覧

  • 普天を我が手に 第三部

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    戦争が終わり、元年生まれの4人は昭和を駆け抜ける。
    日本は東京オリンピックで活気づくも海外を見渡せばベトナム戦争や米ソ冷戦もあった。
    ビートルズの来日、公害問題、沖縄返還など昭和の出来事が懐かしい。
    4人がどう関わっていくかは興味深かった。
    最後の総裁選はご愛嬌かな。

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    2026年01月18日
  • 普天を我が手に 第三部

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    『普天を我が手に』三部作目の完結。
    個人的には一、ニ部目よりも少し面白さは劣るか。
    面白いんですけど、過去2作より時間経過が早すぎてもっと詳細に読みたい気持ちに…!笑
    また大好きな森村のパートが歴史の語り部、竹田・矢野パートのブリッジ感が否めなく、少し寂しく感じました!
    でも三作通じて終始面白かったです!
    個人的には2025年小説ナンバーワンです。

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    2026年01月18日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    マイブームの奥田英朗の作品
    見事な群像劇と昭和の時代と警察の中の複雑な関係が
    良く表現されている。
    伊良部シリーズも読みたい!

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    2026年01月18日
  • 普天を我が手に 第二部

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    シリーズ第2巻。
    引き続き面白い。
    1巻は親の物語、本作はその子の物語。
    奥田英朗に群像劇を描かせたら右に出る物はいない。

    物語は第二次世界大戦から終戦まで。

    戦時中の状況を描きながら4人の主人公達のそれぞれの人生が並行して描かれており、どのキャラクターの物語も等しく面白い。

    その頃、こいつはこんな事をしていた、一方であいつはあんな事に巻き込まれていたという感じで、読んでいる間中面白い。第1巻でそれぞれの親の物語を読んでおり、家庭状況も知っているので、より入り込める。

    個人的にはヤノタツの息子、矢野四郎の物語が一番好き。これからどうなるのか。戦後80年記念作品のようなので、彼等がどのよ

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    2026年01月17日
  • 普天を我が手に 第三部

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    昭和史を読み終えた。
    四人のキャラクターが良い。
    戦争が背景にあり、ゆえに必死に生き抜く様が格好良い。
    ある意味著者は政治の力を信じているのだとも思った。

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    2026年01月16日
  • マドンナ

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    昭和の匂いのするおじさん中間管理職達の微笑ましくも辛いサラリーマン生活を描いた短編集。
    とっても共感できる内容で面白かった。

    以下はメモ書き。
    最初の「マドンナ」は、やっぱおじさんってバカだなぁと思わせるものの、クスッとか笑わせる部分もあり楽しめるストーリー。

    「ダンス」では、高校生の息子がブレイクダンサーを目指すもののを、それを認めない父親。会社の鬱憤を最後のシーンで息子にぶつけるシーンは笑えた。

    「総務は女房」では、将来を嘱望された海外営業経験の主人公が勉強のためということで総務に異動した話。
    総務のこれまでの慣例を破り奮闘するものの、妻に自身の本質を指摘され、結末はフフッと思わせる

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    2026年01月16日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    たかが60年前の話なのに   日本はこの60年間ですっかり様変わりしてしまった 交通・通信・その他社会インフラ 人の心と共に犯罪も多様化した  ついこの間までの町の風景が気が付くと変わっていく   写された記憶のないほど小さい頃の写真は当たり前のように未舗装の砂利道なのに  この後どれくらいの未来を見られるのだろうか

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    2026年01月16日
  • イン・ザ・プール

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    精神科医なのに、こんなんでいいの!?というくらい奔放な伊良部先生。身近にいたら厄介過ぎるけど、料金払って話に行くくらいの距離感だと丁度いい。読んでいても気持ちが軽くなります。

    オーバーに描かれている分もあるかもしれませんが、患者の病状も現代ではあり得るもの。良くも悪くも患者の心を軽くしていく伊良部先生には一種の爽快感すらありました。天職なのか?

    日常に煮詰まった時にまた続きを読みたいな。

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    2026年01月14日
  • リバー 下

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    後半は、前半で積み上げられてきた要素が一気に収束し、物語は急加速する。助走がかなり長いのに対して後半は急ぎすぎた印象も残るが、この拙速さや余韻の乏しさが、現実にある犯罪と暴力、報道による因果の冷酷さを際立たせていて、重く後味の残る作品に仕上がっている。滝本元刑事と、被害者の父松岡芳邦の10年にわたる凄まじい執念と生きざまがとても良い。

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    2026年01月13日
  • コメンテーター

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    シリーズを初めて読んだときは衝撃的で、その面白さは回数を重ねても変わらない。
    世界に通じてほしい面白さ。
    優秀な翻訳者に活躍してほしい。
    日本にはこんなめちゃくちゃな面白さもあるというのがまだバレていない感じ。
    なんかの作品の筒井康隆を思い出す。

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    2026年01月12日
  • リバー 下

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    渡良瀬川女性連続殺人事件の被疑者として,刈谷が別件逮捕される。

    10年前の事件も刈谷なのか⁇
    刈谷は黙秘を続ける…
    被疑者のひとり、池田は行方不明となり、元刑事・滝本は池田の行方を追う…
    もうひとりの被疑者・健太郎は多重人格障害であり、別の人格の存在が明らかに…

    10年前に娘を殺害された松岡は執念で犯人を追い続ける…

    誰が犯人なのか…

    刈谷が犯人であることは間違いないはず…
    ずっと黙秘を続ける刈谷。
    どんな精神状態なのか…
    別件逮捕も釈放、任意で取調べを受け続ける…
    普通に生活を続ける刈谷。
    どんな精神状態なのか…
    逃げもしない…
    逃げれるわけもないのだが…
    何が刈谷をそうさせるのか

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    2026年01月10日
  • 我が家の問題

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    リアルな家庭生活の愚痴やらクスッと笑える話をまとめた本。自分も家庭を持ったらきっとこんなふうに不満や不安を抱えながら、それを解決するいちばんの方法はパートナーと活発にコミュニケーションすることなんだろうなと思う、親近感が湧く本。みんなそうだよね〜!っていう感じ

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    2026年01月10日
  • リバー 上

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    渡良瀬川河川敷で相次いで女性の全裸死体が発見される。
    10年前に発生し,未解決のままの女性連続殺害事件とそっくりな手口に、群馬県警、栃木県警は騒然となる。
    元刑事、10年前の容疑者、10年前の事件で娘を殺害され、未だに犯人を探し続ける父親、
    そして、新たに浮かび上がった3人の容疑者…

    犯人はすぐに…
    松岡の行動は行き過ぎだとは思うが、警察もいかがなものかと。
    最初はなかなか進まない…
    刈谷なんだろうが。
    池田も平塚も何か絡んできそうな…

    下巻へ。

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    2026年01月09日
  • 普天を我が手に 第三部

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    ネタバレ

    第二部の盛り上がりから期待度がかなり高くなりつつ読み始めました。
    なかなか面白い展開ではありましたが、政治が絡んできて、個人的にはちょっと読みにくいところもありました。

    この作品は、昭和史をその時代の人間の目線と感覚で感じられるというのが良いところで、今回も見どころはたくさんありました。
    ベトナム戦争、キューバ危機、ビートルズ、力道山、田中角栄などが主なテーマですが、ベトナム戦争のところが印象的でした。

    最後の締めくくりで、この本の主人公は4人でなく2人だったのかと感じてしまいましたが、二人のスピーチはこの三部作のハイライトでもあり、良かったです。

    第一部の主役だった人たちがひっそり亡く

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    2026年01月09日
  • イン・ザ・プール

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    悩める患者がそこに訪れると、待ってましたとばかりに歓迎する甲高い「いらっしゃーい」の声。以前から面白い作品であることは存じ上げていたが、てっきり面白い患者が登場するのだと思っていた。
    しかしこの本の面白さは患者ではなく、言動に幼さの残るどこか気の抜けた医者・伊良部にある。実にアホらしい解決法を提案する伊良部に、最初は疑いの目を向ける患者たちだが、徐々に伊良部の独特な空気に呑まれていく。続編の空中ブランコもぜひ読みたい。

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    2026年01月09日
  • リバー 上

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    本の雑誌「文庫王国2026」特集でフューチャーされており、久しぶりにエンタメ作品に浸ってみるかとの思いで読み始める。

    骨太刑事物で、捜査状況を緻密に描いていくので臨場感が高い。視点人物と容疑者が複数おり、ある人物の視点でとらえた事象が違う人物とつながる展開は、手に汗握る。追いかける側の人物がメインでそれぞれの執念や確固たる思いに駆り立たてられる姿は熱血である。最近の読書にはなかった要素を摂取できていている。

    半面、容疑者側の視点は全くない。あくまで客観的に観察され分析される。主観的な感情の機微などは全く描かれない。これからどのような側面が暴かれてくるのか期待が高まる。

    警察ものなので仕方

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    2026年01月07日
  • 普天を我が手に 第一部

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    ネタバレ

    期待を裏切らない面白さ。ほんと面白かった。最初,登場人物一覧がなくて大丈夫かなと不安になったけど,全く必要なし。
    全体的に,ほんとこんな感じだったんだろうなぁというか,「第二次大戦中の人たち」と一纏めにして想像してしまうけど,実際はいろんな人がいろんな方向で過ごしていて,交わったり方向が変わったりしてたんだろうなぁと思う。
    竹田さんの部は,今これと同じことが進んでるんじゃないかと怖くなった。
    第二部第三部もめっちゃ面白いと思うのでめっちゃ楽しみ。

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    2026年01月06日
  • イン・ザ・プール

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    すっごいおもしろかった!

    伊良部総合病院の地下にある神経科にかかっているそれぞれの患者さんの、色白ぽっちゃり精神科医・伊良部への突っ込みに、読みながら、さらに突っ込んでしまう。

    むちゃくちゃな伊良部だけど、あら!そう考えるか!みたいな目から鱗的提案したり、そういうとこ、ちょっとかっこいい笑
    そして、厄介で面倒臭い部分のある私のままでも、まあいっか、みたいな気持ちにさせてくれる。
    「自分って…」とか感傷に耽る気も無くさせるくらいの、強めマザコンのたいがいなヤツではあるんだか…笑
    でも、こんな人が友達でいてくれたなら、人生って幸せかもしれない!

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    2026年01月05日
  • リバー 下

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    完結編
    刈谷の取り調べに対する平然とした態度に、彼は何かを隠しているのかなんて思ったりしましたが、最後まで心の底がわからない怖さを感じました。
    容疑者のひとりの池田も、分かりやすい性格と思う一方で、追い続けてきた元刑事の執念が実った瞬間は良かったです。
    最後まで刈谷を信じ続けたスナックのママの女性心は、わかる様な分からない様な。
    警察にコネもない一人の記者が事件記者として成長していく姿を見て、なぁなぁの綺麗事じゃ仕事はできないのだなと。
    最後は一応、大円団で終了

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    2026年01月04日
  • 空中ブランコ

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    面白い。
    特に最後の「女流作家」は前作含めたエピソードと比べて力の入り方が違う感じがした。
    表紙にはなかったけど強迫症が印象に残った。
    シリーズを読んでいると、伊良部が救っているのか、伊良部に関わって勝手に救われているのか、分からなくなる。
    でもそれがいい。

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    2026年01月03日