奥田英朗のレビュー一覧
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なんでか人は、モヤモヤする事を吐き出さないと
体調が悪くなる。
私がそうだ。
そもそも人と生活することが得意じゃない。
私はわりとマイルールがある。
人に押し付けるわけじゃないし言わないけど、同居している恋人に対してモヤモヤすることが多々ある。
せっかちでテキパキ過ごしたい私と、
のんびり気分で過ごしたい恋人は時間の使い方に差がある。
それゆえ、なんだか私ばかり損しているように感じることが多い。
その損を言えば、恋人にフラストレーションが溜まる。
恋人は、自分の生活に口を挟まられることに強いストレスを感じるらしい。
2人分の食事、洗濯を早く済ませたい私と、
気が向いたら動き出した -
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3人の視点から描かれる群像劇。
交わるはずのなかった3人に待ち受ける「最悪」な展開の数々。そして1つの事件へと収束していく。
人が壊れていく様子をとても丁寧に描いていて、それぞれの人物に同情心と哀れみを抱きつつ読み進める。丁寧な人物描写をしているからこそ、登場人物たちに愛着が湧き、救われてほしいという一心でラストまで目が離せない。
後半、展開はジェットコースターのように加速する。急にコミカルさが増して一瞬戸惑うが、気がつくとニコニコしながら読んでる自分がいた。中盤までのシーンで描かれた布石も回収していき、まさに怒涛の展開。ラストも個人的には納得。最終ページまで興奮しっぱなしの唯一無二の体験 -
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30代働く女子の気持ちを丁寧に描いた短編集。
20年ほど専業主婦な私には別世界で面白い。
2006年の本だけど、もう少し前のお話かな?
悲しい時にブルーって言ってたし。
『ヒロくん』
30代で課長になった聖子。
嬉しい半面、3歳年上の男性が部下になってやりにくい。社内に蔓延る男尊女卑な考え、夫より高給取りな気まずさ、、、、女性管理職が少なかった頃の大変さがよく分かるけど、今も大変は大変なんだろな。最後スッキリして面白かった。
『マンション』
34歳独身OLがマンション購入を検討し始めて、、、ローン組むとしたらくびにならないように自分を偽って猫被って働くべきか、、、って話。飲み友達になりた -
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上巻から一気に読み終えた下巻。
「終章 残響」を読み終えるまで、まったく気が抜けませんでした。
容疑者は一人かと思っていましたが、まさかの……。
人間の敵は、“固定観念”による思い込みなのかもしれません。
上巻でかなり注目していた松岡のおじいちゃん。
下巻ではさらに拍車がかかり、大暴走します。
警察から「捜査妨害」と言われるほどに。
とはいえ、警察は警察で公開できない情報を持っていますからねぇ。
おじいちゃんと警察とでは、そもそもの情報量が違う。
ホシを逮捕できるかどうかの瀬戸際まできたら、静かに警察に任せるのが、おじいちゃんにできることなんですよね。
ただ、娘を殺されてから10年以上 -
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伊良部総合病院の神経科の精神科医・伊良部一郎のもとに様々な患者が現れる。
【イン・ザ・プール】
体調不良の和雄。運動のためにプールに通い始め、プール依存症になる。
妻が夫の奇行を受け流しながらも心の奥でちゃんと心配してるのが良い。
この付かず離れずの夫婦の距離感好き。
ホッコリする。
【勃ちっ放し】
陰茎強直性の哲也。感情をありのままに出せない哲也。それとは対象的な伊良部。見てると生きるのが楽になる気がする。自由に生きていて(感情を爆発させてて)羨ましいって思った。
【コンパニオン】
自意識過剰で妄想癖のコンパニオンの広美。人を見下している広美の性格は不細工で、嫌いだけ -
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あらすじを読んで、「北関東連続幼女誘拐殺人事件」の小説版かと思ったのですが、まったく違うものでした。
リアルの事件をそこまで詳しく知っているわけではないけれど、死体の発見現場は似ていると思いました。
ミステリで上下巻。
『白鳥とコウモリ』を読んで以降、ここまで長い作品は読んでいませんでした。
が、あっという間に読み終えてしまった……。
犯人を追うのは刑事たち。
しかも栃木県警、群馬県警、警視庁と、3つの組織が絡んでくる。
そこに新聞記者、さらに10年前に殺害された娘の父親まで加わる。
追う側だけでも、すでに複数の視点。
しかも警察側の構図がかなり複雑で、容疑者3人をそれぞれ別の担当刑事が -
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精神科医・伊良部シリーズ4作目
第3作の「町長選挙」から17年ぶり
まさか続編が出るとは思ってなかったので嬉しい
・コメンテーター
コロナ禍で視聴率の取れなくなったワイドショーのスタッフ
美人精神科医をブッキングするつもりが、何故か伊良部を呼ぶことになってしまう
上司であるプロデューサーのパワハラで弱ってはいるが、病気は発症してない
この話で治療されているのは、既存のワイドショーという枠組みだろうか
伊良部を出演させたらそうなるよなーとは思う
でも、昔ならもっと過激な事を言ってたと思う
「人間死ぬ時は死ぬんだし」という言葉
終末期医療の小説を読んでると捉え方が変わる
仕方がない死と、 -
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昭和元年に生まれた4人の子どもの成長を追いながら昭和史を語るこの本、第一部は元年から太平洋戦争開戦まで。まだ子どもたちはあまり語られず、親や保護者の生き様が綴られます。
陸軍少佐・竹田耕三と息子の志郎。
金沢の賭場を仕切る矢野辰一と養子の四郎(紡績工場の湯川社長から預かった妾の女工員が産んだ)。
群青という女性向け文芸雑誌の編集者・森村タキと娘のノラ(佐藤安治という共産党を母体とする団体で活動する助教授と不倫して産んだ)。
大陸に活躍の場を求めたバンドマン五十嵐譲二と息子の満。
四人ともその道で自分の生き様を知り、うまく生きたり、信念を貫くような行動を取るので読んでいて徐々にのめり込みます。そ