奥田英朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ第2巻。
引き続き面白い。
1巻は親の物語、本作はその子の物語。
奥田英朗に群像劇を描かせたら右に出る物はいない。
物語は第二次世界大戦から終戦まで。
戦時中の状況を描きながら4人の主人公達のそれぞれの人生が並行して描かれており、どのキャラクターの物語も等しく面白い。
その頃、こいつはこんな事をしていた、一方であいつはあんな事に巻き込まれていたという感じで、読んでいる間中面白い。第1巻でそれぞれの親の物語を読んでおり、家庭状況も知っているので、より入り込める。
個人的にはヤノタツの息子、矢野四郎の物語が一番好き。これからどうなるのか。戦後80年記念作品のようなので、彼等がどのよ -
Posted by ブクログ
昭和の匂いのするおじさん中間管理職達の微笑ましくも辛いサラリーマン生活を描いた短編集。
とっても共感できる内容で面白かった。
以下はメモ書き。
最初の「マドンナ」は、やっぱおじさんってバカだなぁと思わせるものの、クスッとか笑わせる部分もあり楽しめるストーリー。
「ダンス」では、高校生の息子がブレイクダンサーを目指すもののを、それを認めない父親。会社の鬱憤を最後のシーンで息子にぶつけるシーンは笑えた。
「総務は女房」では、将来を嘱望された海外営業経験の主人公が勉強のためということで総務に異動した話。
総務のこれまでの慣例を破り奮闘するものの、妻に自身の本質を指摘され、結末はフフッと思わせる -
Posted by ブクログ
渡良瀬川女性連続殺人事件の被疑者として,刈谷が別件逮捕される。
10年前の事件も刈谷なのか⁇
刈谷は黙秘を続ける…
被疑者のひとり、池田は行方不明となり、元刑事・滝本は池田の行方を追う…
もうひとりの被疑者・健太郎は多重人格障害であり、別の人格の存在が明らかに…
10年前に娘を殺害された松岡は執念で犯人を追い続ける…
誰が犯人なのか…
刈谷が犯人であることは間違いないはず…
ずっと黙秘を続ける刈谷。
どんな精神状態なのか…
別件逮捕も釈放、任意で取調べを受け続ける…
普通に生活を続ける刈谷。
どんな精神状態なのか…
逃げもしない…
逃げれるわけもないのだが…
何が刈谷をそうさせるのか -
Posted by ブクログ
ネタバレ第二部の盛り上がりから期待度がかなり高くなりつつ読み始めました。
なかなか面白い展開ではありましたが、政治が絡んできて、個人的にはちょっと読みにくいところもありました。
この作品は、昭和史をその時代の人間の目線と感覚で感じられるというのが良いところで、今回も見どころはたくさんありました。
ベトナム戦争、キューバ危機、ビートルズ、力道山、田中角栄などが主なテーマですが、ベトナム戦争のところが印象的でした。
最後の締めくくりで、この本の主人公は4人でなく2人だったのかと感じてしまいましたが、二人のスピーチはこの三部作のハイライトでもあり、良かったです。
第一部の主役だった人たちがひっそり亡く