奥田英朗のレビュー一覧

  • リバー 下

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    警察小説。面白かった。
    若い女性が殺された10年前の二つの未解決事件。そしてまた同様の殺人事件が二つ起きる。
    犯人捜しをやめられない10年前の被害者の父親。10年前起訴できなかった容疑者に固執する退職した刑事。赴任早々事件に遭遇した新米記者。大きな事件に意気込む若い刑事たち。三人の容疑者。多くの人の視点で物語が進むが読みやすい。
    最後に犯人の動機・心の動きの書き込みがもっとあればと惜しまれる。せっかくの大作だけに。

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    2026年06月29日
  • イン・ザ・プール

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    精神に問題ある患者を診察する破天荒医者との話。
    短編集。
    どれもあり得なくは無さそうな話で良い。
    携帯電話依存症の高校生の話、「フレンズ」が特に良かった

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    2026年06月28日
  • 普天を我が手に 第三部

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    ネタバレ

    第三部 三部作中最終巻

    戦後の復興時代から昭和の終わりまでを描く。
    検事になった竹田志郎、父の跡を継ぎ興行師になった五十嵐満、女性の権利に奮闘する森村ノラ、侠客から実業家になった矢野四郎の同級4人が、アメリカに渡航して成長し、激動の時代を生き抜く。

    最終的に4人は国会議員になり、日本の将来を後世に引き継ぐために活躍する。

    まさかみんな国会議員になるとは。

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    2026年06月28日
  • コメンテーター

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    久々のシリーズ新刊?
    お約束の展開で安心して読める。昔読んだ際の印象よりも伊良部先生の変人ぶりが抑えられているかな、という印象。結構、名医なのでは?
    医者は確かに変人だが、患者の病気も相当に変わっているため、どっこいどっこいである。

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    2026年06月27日
  • 空中ブランコ

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    神経科医、伊良部シリーズ第二弾。第二弾ともなると、伊良部のキャラクターの突拍子のなさに慣れ、患者となる登場人物のキャラクターの深さに目が向けられる。なかなか面白いキャラ設定だなと感じ入った。

    また患者が伊良部を見て、自分で回復に向かって行く様が気持ちがいい。いままでにないスッキリ感というか、患者に感情移入していっているということか。どんどん次も読みたくなった。

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    2026年06月26日
  • リバー 下

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    【あらすじ】
    群馬県と栃木県を跨ぐ渡良瀬川の河川敷において、女性の遺体が立て続けに発見された。臨場した捜査員達の胸に去来するのは、十年前に発生した未解決連続殺人事件。これは十年の沈黙を破る殺人鬼の蠢動か、それとも悪質な模倣犯か、強烈な「後悔」を胸に群馬・栃木両県警が事件に立ち向かう。
    事件解決に心血を注ぐ刑事達。未解決事件に囚われた警察OB。娘の「復讐」を誓う父。初めての大事件に臨む新聞記者。容疑者と親交を結ぶクラブのママ。
    様々な人間の思惑が絡み合うなか、事件は思わぬ展開を見せていきーー。

    【短評】
    緻密な筆致が印象に残る良作である。
    じわじわと真相に迫る手応えを感じつつ、群像劇の妙味であ

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    2026年06月25日
  • イン・ザ・プール

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    神経科の医師、伊良部のもとに訪れる変な症状の患者たち。負けじと変な伊良部の治療ともいえない治療法で、不思議と快方に向かって行く。

    伊良部の変さは癒しになり得るのだろうか?患者たちは伊良部の自由奔放さを見て、自ら治癒のために必要なことは何かに気づいている。掴みどころのない伊良部の性格や行動にイラッとしながらも、どこかでその癒しを求め、通院してしまう気持ち、分からないでもない。

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    2026年06月24日
  • 家日和

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    何回か読み直してるけどおもしろい!
    15年前に出されたけど古く感じないのよなあ
    特に妻と別居して、自分好みの家具家電を揃えて男の城をつくってく話が好き

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    2026年06月23日
  • ララピポ

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    性を絡めた人の醜い姿と欲望があまりにも生々しい本だった。こんな話書いていいんだってくらい、目を背けたくなるほど醜い話ばっかりだけど、きっとこれこそが本性なんだろうな。内容はえげつないけど文の読みやすさは異常にすごかった。すらすら読めてしまった。男ってこんなこと考えながらエッチしてんだと思ったら普通に人間不信なるし、誰かに肉塊とか思われてんのかもと思ったら無理すぎて痩せようと思った。

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    2026年06月20日
  • リバー 下

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    完黙だとフィクションの真相がわからないけど、状況証拠で物語を捕捉していく描写。ところどころ無理な設定もあったが、現実味があり面白かった。

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    2026年06月19日
  • リバー 上

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    場面設定や話の展開が面白くて一気読みでした。筆力も高くするすると読めました。最後のクロージングが難しかったか、もう少し自然に終わらせたかったなぁ。

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    2026年06月19日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    ネタバレ

    奥田英郎作品の分厚い本ということで購入

    これまでは読んできた警察物では、社会派ミステリーやなんらかのメッセージ性の強いものが多かったけど、これは初めから終わりまで一貫して昭和の警察ものだった。
    今のように通信機器もないので、犯人側も警察側もシンプルな手法で進んでいたのでそれもあって読みやすさはあった。 逆にいうと科学捜査やサイバー捜査が好きな人には少し物足りないかもしれない。

    捜査一課の刑事、町の肝っ玉娘、のんきな盗人の3人の目線で進んでいくけど、どれもそれぞれの感性が違うように表現されていてすごいなと思った。

    特に盗人の寛治は他の二人が真剣に事件に向き合っているのに、寛治だけひたすら楽

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    2026年06月18日
  • 家日和

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    『家日和』を読みました。

    最近『普天を我が手に』を読んで奥田英朗さんの作品が面白いなと思い、その流れで手に取った一冊です。読んでみて、やっぱり奥田英朗さんの本は好きだなと改めて感じました。

    この本は短編集になっていて、寝る前に一編ずつ読むのがちょうど良かったです。続きが気になって止まらなくなるというよりも、一つの物語を味わってから眠ることができるので、とても心地よい読書時間になりました。

    どの話も「家日和」というタイトルの通り、家や家庭を舞台にした物語です。読んでいて、「こういうことってあるよな」と共感する場面もあれば、自分とは全く違う境遇や価値観を持つ人の生活を覗き見しているような感覚

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    2026年06月16日
  • 町長選挙

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    アンポンマンはホリエモンがモデルなのかな。昔そんなことがあったんだーと思った。
    町長選挙では一票の重みがテーマとなっている。現実世界でも一票の重みのために不正が当たり前の地域とかあったりするのかな、考えさせられるお話だった。

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    2026年06月13日
  • 普天を我が手に 第三部

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    1、2巻の方が話としては面白かったけれど、激動の昭和の終わりはやはり感慨深く、4人それぞれの人生を堪能しました。

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    2026年06月11日
  • 空中ブランコ

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    悩める患者に型破りな治療法を繰り出す、精神科医・伊良部シリーズの第2弾。空中ブランコでは、主人公がなぜ無茶苦茶なことができるのかよく理解できた。

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    2026年06月11日
  • 町長選挙

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    面白かったです。

    伊良部先生の相変わらずはちゃめちゃ(?)な診察(??)が功を奏している結果
    まあ面白いです

    続きもあるようなので、機会をもって読んでみようと思います

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    2026年06月06日
  • 最悪

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    ネタバレ

    やっぱり日本の小説読みやすいと思った
    翻訳本はまだまだ苦手意識ある
    途中まで、それぞれが完全に独立してるタイプの話の進み方は、この人のストーリーだけ読みたいとか思ったりするけど、そんなことなく、全部面白かった

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    2026年06月06日
  • イン・ザ・プール

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    かなり遅ればせながら初読みの作家さん。

    常識とかコンプライアンスとかモラルとかを一旦すべて忘れて、頭を空っぽにしてエンタメとして楽しむのが良さそうな、はちゃめちゃな内容。

    20年前の作品だけれど、依存症とか被害妄想とか、きっと今の時代も苦しんでいる人がいるだろうし、自分や家族もこの先、患うことがあるかもしれない。そんなときに伊良部先生がいてくれたらいいなー。

    伊良部先生の診察はかなり変わっている。悩んだり人の目を気にしたりすることがバカバカしくなる。
    というわけで、続編も読みたくなっちゃった。


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    2026年06月05日
  • オリンピックの身代金(上)

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    随所に1964年ごろの風景や文化が描かれる。知らない人にはSFのようで、知ってる人にはなんだかこそばゆい。

    東大大学院生島崎が恩師に宛てた手紙(327ページ)が、みょうに心打たれる。

    下巻で感想を書く。

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    2026年06月06日