奥田英朗のレビュー一覧

  • コメンテーター

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    精神科医 伊良部先生シリーズ。慣れたせいもあるのか、前作までと比べて笑えるような面白さではなかった。

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    2025年10月20日
  • 普天を我が手に 第二部

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    戦中、アメリカ、東京、満州で苦闘を余儀なくされる三人。

    面白かった。戦中戦後すぐについて勉強になる。第三部はどうなるのか。

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    2025年10月19日
  • 我が家のヒミツ

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    作者の奥田先生がインタビューで、登場人物を裁かないのがモットーと仰っていた。脚光を浴びている人もいれば日の目を見ない人もいる。でも奥田先生は日の目を見ない人にそっと寄り添って、それぞれの短編を後味よく読み切ることができた。初めて読んだ作家さんだったが、また読んでみたい。

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    2025年10月19日
  • 普天を我が手に 第一部

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    ドラマ化しそう。日本が戦争へ向かうまでの様子がよく分かる。歴史書のようで、著者の知識がすごいと思った。忘れないうちに第二部も読みます。

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    2025年10月18日
  • ナオミとカナコ

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    痛快!親友・カナコを夫のDVから救い出すために二人で殺害(クリアランス)、完璧と思った作戦がほころびていく過程で、カナコはどんどん強くなっていきナオミも今まで守ってきた自分の生活を捨ててもいいと思うように。
    カナコを殴る夫の達郎はもちろんクソだが、達郎の妹・陽子は更にクソ。カナコへのDVに気づいていながら何もせず、挙句「暴力をふるったかもしれないけど、殺すことはないでしょ!」と。
    ナオミが勤めるデパートの外商展示会で出会った李朱美は、最初は高級腕時計を盗んでおきながらしらばっくれる、なんちゅうヤツだと思ったけれど、ナオミが開き直って交渉しだしてからは味方になってくれる。
    登場人物がイキイキして

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    2025年10月16日
  • コメンテーター

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    久しぶりの伊良部先生シリーズ(第4弾)。相変わらずのハチャメチャ振り。でも、しっかり患者さんは治っている。本作はどれも秀逸ですが、個人的にはピアノレッスンとパレードが良かった!

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    2025年10月14日
  • コメンテーター

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    待ってました!
    なんで今更とは思ったけど、この時代だからこそ面白い!
    「人生、勝ったも負けたもないの。動物を見習うといいよ。生息地がちゃんとあって、そこから出ないようにして生活してるでしょ?仮にタヌキが都会に紛れ込んでしまった場合、自分は都会の暮らしを克服したいなんて言い出すと思う?来るとこ間違えたって、急いで帰るだけじゃん」

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    2025年10月12日
  • コメンテーター

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    奥田英朗、精神科医・伊良部一郎シリーズ第4弾『コメンテーター』。

    伊良部総合病院神経科・医学博士・伊良部一郎のもとにテレビディレクターから、ワイドショーのコメンテーターの紹介依頼が舞い込む。
    『美人女医』の紹介を頼むつもりが、伊良部が出演することに。
    伊良部と看護師・マユミの出演で、視聴率は上昇…
    伊良部の自由気ままな言動は、世間からは賛否両論…

    そんな伊良部のもとに、さまざまな悩みを持つ患者が。
    テレビプロデューサー、オフィス機器メーカーの営業マン、デイトレーダー、ピアニスト、大学生…

    ひさしぶりの伊良部シリーズ。
    やっぱり笑える。
    伊良部はなんだかんだといいながら、名医なのかもと思っ

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    2025年10月12日
  • コメンテーター

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    伊良部シリーズ久々の新作。
    短い短編で、感情移入できる患者キャラを出し、滅茶苦茶なやり方で直していく。
    痛快で面白く、色々考えさせられる部分もある。
    良作。

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    2025年10月12日
  • 普天を我が手に 第一部

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    日本史の中で大正〜昭和期を知りたいという方は、意外とこの本を読んだ方が当時の空気感と前後の出来事が知れるのでは、というくらい重厚かつ、読みやすい小説です。

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    2025年10月11日
  • 空中ブランコ

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    精神年齢5歳の精神科医、伊良部が自由気ままに患者と接しているうちに患者の悩みは解決している。そんな話が5篇綴ってある。
    自分が患者側だとして、こんな医者がいたらさぞムカつくことだろうと思いつつも、なぜかこういう医者もいいかなと思わなくも無い。特に『女流作家』が印象的であった。いい作品を書いても必ずしも売れるわけじゃ無い。ただ、絶対に届く。求めてくれる人はいる。そんなことを教えてくれる話であった。
    5篇通して、心温まるストーリーで、なにか辛いことがあっても”なんとかなる”、そんな気にさせてくれる本だった。

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    2025年10月08日
  • ガール

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    隣の芝生はレインボーとは誰の言葉だったっけか。三十代女性、いやここは表題にならってガールと呼ばせていただこう、三十代ガールズのさまざまな人生と苦悩とかっこいい生き様を描いた本作。
    十年ぶりくらいに読み返して、やっぱり大好きな作品のひとつだと再確認。歳を重ねた分、お光さんの偉大さがまぶしい。こんな女性、まわりにいたらとってもハッピー。

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    2025年10月08日
  • イン・ザ・プール

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    ありえない行動に吹き出してしまうような箇所がいくつもあります。先生に話を聞いてもらうと知らぬ間に病気良くなってて、ハッピーな気持ちになりました。

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    2025年10月07日
  • コメンテーター

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    久しぶりの伊良部シリーズ!!!
    いつぶりに読んだだろうか!!!
    あーそうだった、この人注射大好きなんだった。
    表題作とラジオ体操の話がめっちゃ好きだった。先生とマユミちゃんは絶対メディアに出しちゃダメ(笑)
    パワハラ上等のプロデューサーがたじたじになったのもいいオチだった。
    ラジオ体操の話はそうきたか、って爆笑しちゃった。そりゃ相手もビビるわww
    ほかに作品もおもしろかった。億万長者の話は元同期がとってもいい人。こういう人を大切にしなさいよと思うけどもう手遅れなんだよねー。
    おもしろかったなーほんと。
    絶対かかわりたくはないけど、知り合いの知り合いくらいの距離感でずっと話を聞いてたい男だ。

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    2025年10月07日
  • コメンテーター

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    好きなシリーズが文庫本になっていた。やっぱり、伊良部先生は面白かった。
    最後の方で単行本で読んだと気づきましたww

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    2025年10月06日
  • 普天を我が手に 第一部

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    昭和元年に生まれた4人の人間を描く3部作の第1部。
    親は軍人、婦人運動家、ヤクザの親分、満州の興行師だが、それぞれの立場から戦争に傾いてゆく日本の状況を俯瞰している。その下で4人の子はたくましく育ってゆく。
    そして、昭和16年12月、ついに太平洋戦争が始まってしまうところで終わり。

    わかっちゃいるけど、時代を遡って開戦を阻止出来たらなぁなんて思いながら読んでしまう。
    ノンフィクションの中に描くフィクションだが、その時代背景や各国の文化、そして人間をしっかり描くことで、大作の土台が出来上がった。
    第二部も分厚い鈍器本みたいなので、心して読みたい。

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    2025年10月05日
  • 普天を我が手に 第一部

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    戦前の日本の様子、時代背景がとても分かりやすい。軍人:竹田耕三、石川県在住のヤクザ:矢野辰一、出版社勤務:森村タキ、満州在住バンドマン:五十嵐譲二。以上4人の主人公の視点で物語は進む。彼らの唯一の共通点は、昭和元年生まれの子がいること。代替りした彼らの子どもたちが、今後何処で出逢い、どんな活躍するのか…ワクワクする。第二部が楽しみだ。


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    2025年10月02日
  • 普天を我が手に 第一部

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    『小説現代』2015.5〜2017.7

    たった一週間しかなかった昭和元年生まれの四人をめぐる三部作の第一部。

    第一部はその親の世代中心の話。
    リベラルな陸軍の軍人、金沢のヤクザ、左翼の婦人運動家、満州のミュージシャンの四家族の動向が交互に語られる。まだ、四家族の交流はないが、ところどころで、すでに、この四家族が少しだけ知らず知らずのうちにかかわっていたりする。

    まるで教科書で習ったような事柄が次々に起こり、歴史の勉強にもなった。

    ただ、ヤクザの親分の金沢弁、すごく違和感がある。方言の事典でも見て適当に置き換えているのでは?(毎回、同じような感想を書き込んでいるな、私。小説と割り切ってス

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    2025年10月01日
  • コメンテーター

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    ゲラゲラ笑った、楽しい本と言えば「空中ブランコ」「インザプール」
    待望の伊良部先生、相変わらずのぶっ飛びなのに、なぜか、まっとうに感じました。私、麻痺してる?
    すっかり忘れてたコロナの頃を思い出し、閉塞感を吹き飛ばしてくれる存在って良いなぁ〜と。
    大笑いではないけれど、楽しくていいお話ばかりです。

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    2025年10月01日
  • ガール

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    男前な女たち!
    自分のファーストプライオリティを見失わないようにしたい!
    16年も前の作品とは思えない。ファッションは平成感ありだけど。

    女は生きにくいと思った。どんな道を選んでも、ちがう道があったのではと思える。

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    2025年09月29日