奥田英朗のレビュー一覧

  • 我が家の問題

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    家族をテーマにした短編集
    タイトルは「我が家の問題」だけどブラックなものはなく、どの作品も家族っていいなって思えるものばかり
    ほっこりまわりのひとを大切にしたくなる

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    2026年05月12日
  • コメンテーター

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    精神科医が主人公の小説。悩める患者に型破りな治療法を繰り出すシーンはスリルがあって面白い。シリーズ4作目なので、他も読んでみたいと思った。

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    2026年05月11日
  • 町長選挙

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    伊良部って本当にとことん破天荒でめちゃくちゃなのに、不思議と憎めない魅力(?)が増してる気がする!
    タイトルにもなっている『町長選挙』の話はラストに胸に熱くこみ上げてくるものがあった。それまでは宮崎がどっちつかずすぎて、ことごとく両陣営紛争に巻き込まれてるのが気の毒かつ憐れだったけども。笑 『アンポンマン』のラストも不覚にほっこりして笑っちゃったw
    そしてマユミちゃんは強い!ぶっきらぼうで無愛想なのにスタイル豊満とかずるすぎ。笑

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    2026年05月09日
  • コメンテーター

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    17年ぶりのシリーズ最新作は、期待通りの面白さでした。というかこんな時代だからこそ、伊良部みたいな人が必要なのかも。だけど本当にこんな人いたら絶対に自分は関わりたくない(笑)

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    2026年05月08日
  • オリンピックの身代金(上)

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    戦後の復興期の表と裏。表はビートルズや銀座のクラブなど当時の感覚で味わえるところが良いが、裏に東北地方の貧困や肉体労働現場などの世界があった事はあまり知らなかった。シーン毎に人物、視点が変わり、時間も行ったり来たりなのが最初は戸惑ったが、後半はその仕掛けが面白さを増している。この後、下巻でどんな結末となるのか楽しみで仕方がない。

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    2026年05月07日
  • 普天を我が手に 第三部

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    こらはもう近代史、現代史も含む壮大な歴史群像劇だね。
    この3巻からなるので最終章で終わりを迎えたわけだけど、
    竹田志郎、矢野四郎、森村ノラ、五十嵐満それぞれの生き方で己を貫き、志郎は検察官から国会議員へ、
    四郎も事業家から大物政治家から可愛がられ、頼られやがて議員に。
    ノラもアメリカへの留学を果たし(人種差別も当然経験し)
    通信社の特派員からテレビ局の記者へ。
    五十嵐満もプロレス興行やビートルズ(小説ではビートボーイズ)公演を成功させるエンターテイメント界隈では欠かせない大物プロデューサーに。
    それぞれの道を歩みつつ4人がそれぞれに交差する瞬間がいい。
    そしてそれぞれ伴侶を得て子どもも産まれ、

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    2026年05月09日
  • リバー 下

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    2県をまたいで発生した渡良瀬川の連続殺人事件。下巻は3人の容疑者のうちの本命1名の別件逮捕から始まる。状況証拠は揃っている。でも確実な物的証拠がない。容疑者は黙秘を続けたまま勾留期限が迫ってくる。焦る警察官たち。ほうぼうでの地道な捜査が描かれる。

    なるほど、下巻はその展開か。逮捕されてからがまだ紆余曲折あるのね。小説のなかの人たちと同様に、読者もジリジリとさせられる。そしてとうとう容疑者は釈放されてしまい、職場に戻る。悔しすぎる警察。そうこうしているうちに第3の殺人が…

    犯人は違う人物なのか?それとも警察の読み通りなのか?最後まで容疑者側の内面は描かれないので、どんな心理なのかはわからない

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    2026年05月04日
  • イン・ザ・プール

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    爆笑注意⚠️みたいな謳い文句をどこかで見た気がした(勘違いかも)が、爆笑とは違う意味での面白さにあふれた作品だった。
    それぞれの患者さんの症状(悩み)は大なり小なり他人事とは思えず。
    それを楽しんじゃうかのように、飄々と時に悪ノリして対応(診療?)していく伊良部のキャラクターが憎めない。
    読み終えた後、自分も治療されたかのように心が軽くなった気がした。と言うのは伊良部を褒め過ぎか。

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    2026年05月03日
  • 普天を我が手に 第二部

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    日本が世界中を相手に戦争をし始めた時代。
    同じ昭和元年に生まれながら、それぞれの運命を歩む若者達の群像物語は一部以上に時代に翻弄されていく。
    満州やアメリカ、軍と共産主義、徴兵と女性。
    激動の世の中で様々な立場や思いが交錯する。

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    2026年05月02日
  • リバー 上

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    刑事もの。ポップなタイトルと表紙の題字とは裏腹に、上下2巻に渡りじっくり描かれる硬派な捜査活動。特定の主人公がいるわけではない。たくさんの警察官、警察官OB、事件記者、被害者遺族などの複数の視点で事件発生からの捜査展開を綴る、読み応えのある本書。

    事件は県境の渡良瀬川近辺で発生した連続殺人事件。10年前の未解決連続殺人事件と犯行手口が似ている。今回こそ解決へ、と、栃木県警と群馬県警が共同で捜査本部を立ち上げる。そこに10年前の元警察官OBや、当時の被害者遺族、当時疑われていたが証拠不十分で逮捕に至らなかった容疑者などが絡んでいき、少しずつ真相に近づいていく。

    上巻は、真犯人と思われる人物が

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    2026年04月30日
  • 空中ブランコ

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    ネタバレ

    今回は甘口というか、温かい話が多かった気がする。

    面白かったのは『義父のヅラ』
    私自身、小学生の頃にイタズラしたことが大事になっちゃったり、中学の頃に学級委員や生徒会なんかやっちゃったから、「真面目ないい子」でいなきゃいけなくて、だから不良が羨ましかったし、今回伊良部達がやったイタズラは本当に痛快で、爽快で羨ましかった。

    伊良部の姿を見ていると本当に肩の力が抜けてこのくらい自由になれたらと思うし、こんな人が身近にいてくれたらと思う笑

    最後の『女流作家』は泣いてしまった。看護師マユミのぶっきらぼうだけど、正直な感想が何よりも嬉しいはずで、報われて良かったねって思った。

    相変わらず人懐こく

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    2026年04月28日
  • コメンテーター

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    なぜかみんな伊良部一郎に解決されていくのが、愚かで面白かった
    ちょっとしたコメディよりの短編集みたいな

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    2026年04月28日
  • コメンテーター

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    今回のマユミちゃん、なんか凄(いつもよりエロ)かった(;゚∀゚)伊良部医師は前回の島勤務あたりから、私の中で「名医なのかもしれない!」という思いが強くなってきている(; ・`д・´)でも、まだ通院はしたくない(´-﹏-`;)

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    2026年04月27日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    ただ生を繋ごうとする歩みは、罪という名の轍となって社会に刻まれる。

    「どこへ行っても、俺の居場所はなかった」
    『自覚なき悪』が暴くのは、彼を追い詰めた生い立ちや環境と社会の残酷さか。

    日本中が東京オリンピック前で沸き立つなか、刑事たちの執念の捜査は孤独な歩みを炙り出し、救いなき泥濘の中で重なり合う。

    読みごたえのある昭和の社会派小説です。

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    2026年04月27日
  • 最悪

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    最悪…タイトル通りですが、その最悪ブリが実に良く描かれていて一気読みできる作品ですが650ページはやはり長い。
    3人の最悪な境遇の者達のストーリーから始まり、まったく関連の無い3人がいつどうやって絡むのかがホント面白い、世代も性別も職業も何もかも絡む要素がないのだから絡みようが無く感じるが、それが後半の後半に絡んでさらに絡れる様は実に秀逸です。

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    2026年04月27日
  • イン・ザ・プール

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    ずいぶん前に読んだものを再読
    携帯にストロボ用のジャックがあったり、まだファックスが普通にあったりと、
    あー、この頃はこうだったんだ!
    なんか懐かしい(笑)

    あ〜、ごめん、本の内容ね(笑)
    おもろい!
    伊良部がかわいく思えてくるのが不思議

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    2026年04月27日
  • ガール

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    あるある話、
    スッキリ爽快系
    口に出して言えない表せないこの気持ち、
    どうして奥田さんが表せるのかな。
    気持ち重ねられる

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    2026年04月26日
  • 沈黙の町で

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    さすが、奥田英朗先生。
    読ませます。
    571ページとかなり厚みのある作品なのですが、ページ数を感じさせない読みやすさで、一気に読み切ってしまいました。

    物語の始まりは、中学生の転落死。
    彼の死は事故だったのか、それともいじめを苦にした自殺だったのか。
    さらに、中学生2名が逮捕、2名が補導されるという、心穏やかではいられない状況が立ちはだかります。
    冒頭から、心がざわつく展開です。
    転落死した名倉は、本当に四人の少年たちにいじめられていたのか。
    彼らと名倉の関係が、少しずつ明らかになっていきます。

    最初は私も、四人の少年たちに対して、
    「弱い者いじめなんて、けしからん!!」
    と怒りの矛先を向

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    2026年04月25日
  • 普天を我が手に 第一部

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    昭和元年、4人の赤ん坊が生まれるところから物語は始まる。
    第一部は、大正天皇の崩御から太平洋戦争開戦まで。

    軍人、ヤクザ、女性活動家、満州の実業家。
    誰か1人が主役ではなく、全員が主人公。

    著者の思想を押し付けずにすべてがフラットに提示されるので、奥田さんの作品はいつも安心して読める。
    教科書ではたった一行の出来事だけど、そこに生きた人々の目線を通すと、自分のことのように迫ってくる。劇的に煽るのではなく、淡々と描かれていてる。

    戦争の始まりを知らせるラジオが流れていても、街ではいつもと変わらない日常が続いていたりもする。その空気感が妙にリアルで不気味に感じた。
    誰もが戦争を望んでいたわけ

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    2026年04月25日
  • 沈黙の町で

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    ネタバレ

    面白かった。
    だけど、本当にモヤモヤする終わり方。
    ラストにどんでん返しなどは全くなく、ただただ中学生のリアルを見ているような。
    藤田くん・坂井くん・市川くん・金子くんそれぞれ考えはあるけど、どこまでいっても中学生の考えで短絡的な思考でしかない点を痛い程突いてる。

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    2026年04月23日