奥田英朗のレビュー一覧
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昭和元年に生まれた4人の物語。
本気でこの4人が存在したのかもしれない....と思って名前でググる程度には心境や事象がリアル。
なぜここまでリアルなのかというと、昭和を象徴するような事件(浅間山荘事件や、よど号ハイジャック事件など)を取り入れながら話が進んでいくから。
当時の政治家の名前なども、絶妙にもじった形で登場して、「このモデルは◯◯さんだな」と想像するのも楽しい。
「こ、こんな事件現実に?!」なんてこともあって、昭和時代そのものに興味を持つようになる。
また、事件や人物だけでなく、当時の左翼や右翼をはじめとした政治的思想についてもかなりリアルに書かれている。
これを読んで -
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新作が出てるのを見て購入。ただ新刊って17年ぶりだったの!?最近この人の本買い始めたところやからそんなに長い間期間が空いてたのは知らなかったな。
自由すぎる人って私の身近にもいるような。
傍から見てるとめっちゃおもしろいんだけど、自由すぎて絶対同じ部署にはなりたくない。笑
よくよく考えたら伊良部先生とその人も似たようなもんだな。笑
なににせよ1回自分の殻を破ってみるっていうのは大事なんだと思う、でもそんな勇気は無いよな、普通。
私って、属するコミュニティにおいて役割が違うんだなあって最近思った。自分を使い分けているというかなんというか。でもそれが続いていくと疲れていくのかなあ。というか本当 -
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上巻に続く下巻もあっという間に読破しました。
10年前と同じ渡瀬川での連続死体遺棄事件。容疑者を絞った捜査が一向に進まず、斎藤一馬(イチウマ)はじめ疲弊する捜査官たち、犯人探しがますますエスカレートする松岡写真館の芳邦、10年前に不起訴となった池田逮捕への執念を燃やす元刑事の滝本誠司、などなど。
行き詰まる中で、警察を嘲笑うかのように新たな拉致事件や殺人事件が発生します。事件は複雑化の様相を見せていき、警察の見立ては誤りなのか、絞られた容疑者たちはこの事件とは無関係か、新たな容疑者が現れるのか。
マーブル状になった疑念と確信を抱きながら終着した読書体験でした。 -
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それぞれのストーリー、全部とても面白かった。
相変わらず伊良部先生もマユミさんも無茶苦茶だけど、最終的には患者が立ち直っていくのが良い。
今回の話では、不安の根本原因について、参考になる内容が多かった。特に、ラジオ体操第二の主人公、迷惑な振る舞いを許せない話では、前作で出てきた先端恐怖症のヤクザも登場し、結末もクスッと笑わせる終わり方だった。
ピアノの話では、最後のライブハウスのやり取りが全員ぶっ飛んてて、別の角度から世の中を見ることも大事なんだと思わせる内容だった。
マユミさんも相変わらずドSだけど 誰にも媚びず、信念を貫く姿はカッコいい。
そして、なんだかんだ言っても本心は優しい。 -
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再読。いよいよミラノ・コルティナ五輪が始まった。
本作の舞台となった昭和39年は東海道新幹線の開通、東京オリンピックの開催という高度経済成長期の象徴とも言える年だ。私自身はこの時まだ生まれていないため、当時の社会の様子は映像でしか知ることが出来ないが、この作品は当時の新聞記事や世相を織り交ぜ、まるでその時代に立ち会っているかのような圧倒的な臨場感がある。高度経済成長期の光と影、東京の繁栄と地方から出稼ぎに来て使い捨てされる労働者の二極構造が分かりやすく描かれてもいる。印象的なのは「臭い」だ。飯場の汗、火薬の煙、昭和の街の排気ガス。昭和という時代を臭いで表現している点が更にリアリティを高めている -
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ネタバレいやー、すごいボリューム。昭和のはじめから開戦までを立場の異なる4家族を中心に描く。竹田耕三は軍人、矢野辰一はヤクザ、五十嵐譲二はジャズ楽団の団長と三人三様で、しかもそれぞれの子どもが同じ頃に生まれる。生まれた状況までが三人三様で。さらに女性ばかりの文芸雑誌「群青」の編集者森村タキも登場して読者は大変。そして、バラバラだった彼らの運命が交差する。
昭和サーガだからそれぞれの子どもたちが成長して、次の巻の主要人物かな。
昭和の前半というか戦前の話をよく、このように見てきたように描けるなと思う。そして、国民がどのように扇動されて戦争に突き進んだかが手に取るようにわかる。主要登場人物は誰1人として戦