奥田英朗のレビュー一覧

  • 罪の轍(新潮文庫)

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    奥田英朗は何が書きたかったんだろうかと、読みながらずっと考えていた。読み終わって昭和を書きたかったのかなと思った。

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    2025年06月13日
  • 家日和

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    グレープフルーツだけ微妙なところだ

    ほかの話は全部、読み心地も読後感もよくて好き
    サニーデイは気持ちがよくわかる

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    2025年06月12日
  • ナオミとカナコ

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    かなり厚い本ですが、一気に読めてしまいます。
    大方の推理小説では、冷静で計算高い人物が完全犯罪を目指し、それに相対する側も…、という流れなのでしょうが、本作はちょっと毛色が違っています。いわゆる普通の二十代の女性が殺人を犯すのですが、その計画も行動も穴だらけ。足がつくようなミスをちょいちょいやられるので、読んでいるこっち側がヒヤヒヤさせられます。そして、「なんとか逃げ切れー」とついつい応援してしまうというという作り。
    また、直美のキャラクターが面白く、学生時代のエピソードとしても語られていますが、正しさを武器に相手に突っ込んでいく性格が随所に現れていて、読んでいてニヤニヤしてしまいます。
    ドラ

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    2025年06月12日
  • 邪魔(下) 新装版

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    登場人物みんなどこかおかしい…!?
    子どもを思うあまりの恭子の暴走も、現実を受け入れられない九野も、坂道を転がるような祐輔も、共感はできないけど怒涛の展開で思わず一気読みしてしまいました
    子どもたちが1番気の毒だけど、決して悲観的な終わり方ではなく、読者が未来を想像できるだけの余韻があるのが良かった

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    2025年06月04日
  • 邪魔(上) 新装版

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    まずタイトルのインパクトが…(笑)
    亡くなった妻の母親を大切にする刑事、親に反抗しきれないヤンキー高校生、パート勤めの主婦の視点で話が展開され、後半につれて少しずつ絡み合っていく
    主要登場人物の周囲で起こることすべてがなんだか不穏な感じ!これからどうなるのか楽しみです

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    2025年06月03日
  • 真夜中のマーチ

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    初めて読む作家さん、苦手なアウトローもの
    普段なら手に取らない本だけど、表紙とタイトルになんとなく惹かれて読んでみた

    序盤は裏の世界感が強いというか、ヨコケンに共感出来なさすぎて読み進めるのが少ししんどかった

    でもミタゾウの目線、クロチェの目線と移っていき、10億円強奪が実際に始まってからは展開が速くて速くて、状況がポンポン変わっていくのが良かった

    アウトローだから重苦しい場面もあるのかと覚悟していたが全然そんなことなく、クスッと笑える場面もあったし何よりハッピーエンドなのが気に入った!

    3人の実はいいやつな部分とか、ちょっとずつ仲良くなってる雰囲気が感じられる部分とか良かった。
    これ

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    2025年05月21日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    犯人はこの人だろうとある程度分かっても、捜査の描写が長くても、退屈にならないボリュームだった。
    犯人が罪を認めてからが展開が早かった。
    当時の社会の様子とか、警察内部の様子とかが細かく描かれていてこの時代ってこんな感じだったのかと面白かった。

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    2025年05月17日
  • 噂の女

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    ネタバレ

    糸井美幸の噂が連作になっている。
    男に好かれる容姿を生かし、女が生きていくには男の経済力を活用し糧にしてのし上がるしかない、と言い切る様はある種の清々しさを感じる。
    悪い女ではあるが憎めない、伊良部ドクターのマユミちゃんを思いだす。自分にそんな容姿があったら、どうしたかな?と考えた。
    面白くあっという間に読み終えた。

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    2025年05月15日
  • ガール

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    女性の強さを感じる作品でした。
    仕事や家庭について葛藤する女性や多様性に苦慮する女性たちの心理描写が情熱的かつ愉快に描かれています。
    短編集で全て女性が主役物語ですが、読んでて清々しい気持ちになる男女問わず楽しめる作品だと思いました。

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    2025年05月14日
  • 最悪

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    最悪。
    本当にこの言葉につきる
    最初はいつ3人が繋がるのかハラハラして、繋がった時は嬉しさもあり。
    太田は大嫌い。
    その後からは、うわっ最悪と何度思ったことか。結末も最悪かと思いきや・・・
    面白かったです。読んでる途中で「邪魔」と「無理」を買いに行きました。楽しみ。

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    2025年05月13日
  • 真夜中のマーチ

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    とにかく読みやすかった。
    内容がすっと入ってくるし。

    クロチェとヨコケンかミタゾウが結ばれるのかと
    思ったけど、そうではなかったのが面白い。

    ハッピーエンドで終わってよかった。

    そこまでグロいシーンもなかったし小学生も読める。

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    2025年05月13日
  • ガール

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    ネタバレ

    面白かった!2009年発行で少し古いけど今読んでも違和感ない。アラサーの働く女性の悩みはそんなに変わらない。高収入業界に勤務する人ばかりなのでリッチな話題も多くマンション購入、ブランド服に合コンと読んで楽しめる。
    「ヒロくん」の女性管理職武田聖子は年上の部下今井とうまくいかない。
    「マンション」大手保険会社の広報課勤務の三十四歳、石原ゆかりは親友のめぐみのマンション購入に驚く。
    「ガール」広告代理店勤務の由紀子と先輩のお光の派手な洋服も楽しめる。
    「ワーキングマザー」車メーカー勤務の孝子がアメリカ現地採用の同期に対して育児という錦の御旗を振ってしまい自己嫌悪する。
    「ひと回り」和田慎太郎のOJ

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    2025年05月06日
  • 無理(下)

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    ヨス!!!!!
    最後の最後まで、救いなさすぎだな。
    これはほんまに、「無理」だ。

    唯一、無理な状況から解放されそうな女子高生でさえ、この大騒動を機にきっとあれやこれやと週刊誌に書き立てられ、街を追われることになるのだろう。
    とすると、無理に無理が重なって、本当に救いがない。
    この子には少しでも明るい未来が訪れることを願うばかり。

    そして最後まで、空は曇天だった。

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    2025年05月03日
  • 空中ブランコ

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    寝る前に読む本として4月に活躍!
    微笑みながら眠らせていただいた
    伊良部が同級生で居たら
    嬉しくなっちゃうなぁ

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    2025年05月02日
  • 空中ブランコ

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    自分も強迫症チックなところがあるので他人事ではないなぁと思いながら読んだ。伊良部のように人の目気にせずやりたいことだけやるのが健康な心を保つ秘訣だな

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    2025年04月29日
  • 邪魔(上) 新装版

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    刑事の九野、主婦の及川恭子、オヤジ狩り、連続放火、パートの待遇改善運動などいくつもの事件が起こりまだ先は見えない。
    面白い、下巻に続く…

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    2025年04月25日
  • ナオミとカナコ

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    続きが気になりスイスイ読みました。

    弱い部分を持ちながら最終的には強い女性を奥田さんが書かれています。
    2人が同じ視線で支えあって生きていくのは、このシチュエーションでなければ凄く素敵だなと思いました。

    一気読みでした。

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    2025年04月18日
  • 邪魔(上) 新装版

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    ■サマリー
    ・人が堕ちていく、見事にどん底に。
    ・彼、彼女たちは最後どうなるのかは
     読者の想像におまかせ。
    ・上下巻で800ページ弱あるものの、
     テンポよく読み進められる。

    ■所感
    放火の容疑が掛かった夫を持つ主婦の及川恭子。
    過去に妻子を亡くし不眠症を患う刑事の九野薫。
    不良高校生で刑事とヤクザに追われる渡辺裕輔。
    最初は全く関係性がなかった三人が、及川恭子の夫が起こした放火事件を契機に複雑に絡み合い物語を進めていくところがとても面白い。
    現実世界でこんなに人は不幸になるものかなと疑いたくなるものの、テンポよく物語は進んでいくため、疑念がどんどん薄れていく。
    読後は気持ちは晴れないが、

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    2025年04月13日
  • 東京物語

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    やはり奥田英朗は良い。

    英夫でも英雄でも英郎でもなく、英朗だけのことはある。
    何のことかよく分からないが、良いのだ。

    いつの時代も東京はその時代を反映する都市だなぁ。

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    2025年04月06日
  • マドンナ

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    面白い。

    おっさんが主人公の短編集。
    どのおっさんも憎めない。

    奥田英朗さんはやっぱり面白い。

    ただ、なんでタイトルをマドンナにしたんやろ。
    なんかセンスない。折角、面白いのに。

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    2025年04月06日