奥田英朗のレビュー一覧

  • 向田理髪店

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    さすが奥田英朗!
    どの話も上手。
    ストーリーもキャラもよくあるパターンだが、読みやすく少し捻ってある。
    ここらが売れる作家の力だろう。

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    2025年08月19日
  • コロナと潜水服

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    笑えて少し泣けて。どの話も、ちょっと不思議なことが起きるのだがそれが全然無理がなくて。さすがベテラン!と拍手を送りたくなる。海の家のタケシくん、ファイトクラブの名前も名乗らなかった森村コーチの話が好き。

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    2025年08月04日
  • 最悪

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    切羽詰まった主人公達が悪い方へ悪い方へと追い詰められ、まさに最悪。特に和也、なんでそんなにアホなのよ、ケーキが切れない系か?信次郎さん、選択全部ミスってる。最悪すぎてページを捲る手が止まらず一気に読みました。あー最悪だった!(褒めてます)

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    2025年07月29日
  • 我が家のヒミツ

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    家庭内のちょっとしたイベントを描いた短編集。奥田さんの短編は初めて。家シリーズというのは知らなかった。
    とにかく心地よい終わり方をする小説ばかりで、疲れているときにも気持ちよく読める。ほかの短編も読んでみたくなるな

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    2025年07月13日
  • 我が家の問題

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    ネタバレ

    6つの短編集。同じような、家族をテーマにした他の短編集『家日和』『我が家のヒミツ』は既に読んでいるけど、これは家族の問題、というか、家族の危機が描かれていたため、他の2作品と少しだけ味が違った気がした。


    『甘い生活?』

    新婚だけど出来すぎる妻のせいで家に帰りづらくなっている夫の話。

    長い独身生活、そんなに世話を焼かれたくないっていうのは我が家に少し似てる気がした。気楽にかかわれそうで私はこっちのが好き。


    『ハズバンド』

    妊娠中の専業主婦の妻は、夫が実は会社のお荷物であることを知る。仕事が出来ない夫のために、せめて「美味しいお弁当」を毎日作って応援する。

    健気に支える妻、尊かった

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    2025年06月29日
  • 家日和

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    “読むなら長編を”の人である。
    あまり短編集を読んでこなかった。
    たまたまお勧め本に入っていたので、、、

    六つの作品からなる。
    出だしは まあまあかな。私的には。
    次とその次「ここが青山」と「家においでよ」が絶妙に良かった!会社が突然倒産し、いきなり主夫になってしまったサラリーマンの話。それこそ突然に妻が家を出てしまい 戸惑いながらも 自分好みの暮らしを謳歌する夫の話。
    最後が「妻と玄米御飯」。この著者の家族かなと一瞬思わせる家族の話などなど。

    どれも大変なんだけど 悲壮感がない。
    ほっこりさせられる。
    読後感が いい。


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    2025年06月27日
  • オリンピックの身代金(上)

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    東京オリンピックの開催に沸く昭和が活き活きと描かれている.と共に,都会と田舎の拡がっていく格差が生々しく描かれている.労働者と経営者,下請けと親請け,一般市民と官僚,様々な軋轢の中でタイトルの「オリンピックの身代金」に至った背景が紡がれていく.下巻でどのように伏線を回収していくのか楽しみだ.

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    2025年06月19日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    1963年に発生した”吉展ちゃん誘拐殺人事件”を題材にしたミステリー。北海道出身で知的障害がある宇野寛治は稚内や礼文島で数々の問題を起こし、逃げる様に上京。花の都・大東京での生活にも慣れてきたところ、時計商宅で殺人事件が発生。容疑者として寛治が浮上するのだが、神出鬼没の寛治は一向に尻尾を出さない。同じ時期、豆腐屋鈴木商店の吉夫ちゃんの誘拐事件が発生。。。時計商殺人事件と吉夫ちゃん夕刊事件の関連性は!?800頁を超えますが、ガッと読めちゃうので寝不足にご注意ください♪

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    2025年06月14日
  • ナオミとカナコ

    匿名

    購入済み

    スリル満点でした。カナコが義理の妹に追い詰められてく感じがドキドキハラハラでした。
    カナコとナオミは強い女性でした。特にナオミは追い詰められるほどどんどん強くなって。なのでもっと違ったやり方で旦那と闘えたのでは?と、思ってしまいました。この先の2人も気になります。

    #ドキドキハラハラ

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    2025年06月13日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    奥田英朗は何が書きたかったんだろうかと、読みながらずっと考えていた。読み終わって昭和を書きたかったのかなと思った。

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    2025年06月13日
  • 家日和

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    グレープフルーツだけ微妙なところだ

    ほかの話は全部、読み心地も読後感もよくて好き
    サニーデイは気持ちがよくわかる

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    2025年06月12日
  • ナオミとカナコ

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    かなり厚い本ですが、一気に読めてしまいます。
    大方の推理小説では、冷静で計算高い人物が完全犯罪を目指し、それに相対する側も…、という流れなのでしょうが、本作はちょっと毛色が違っています。いわゆる普通の二十代の女性が殺人を犯すのですが、その計画も行動も穴だらけ。足がつくようなミスをちょいちょいやられるので、読んでいるこっち側がヒヤヒヤさせられます。そして、「なんとか逃げ切れー」とついつい応援してしまうというという作り。
    また、直美のキャラクターが面白く、学生時代のエピソードとしても語られていますが、正しさを武器に相手に突っ込んでいく性格が随所に現れていて、読んでいてニヤニヤしてしまいます。
    ドラ

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    2025年06月12日
  • 邪魔(下) 新装版

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    登場人物みんなどこかおかしい…!?
    子どもを思うあまりの恭子の暴走も、現実を受け入れられない九野も、坂道を転がるような祐輔も、共感はできないけど怒涛の展開で思わず一気読みしてしまいました
    子どもたちが1番気の毒だけど、決して悲観的な終わり方ではなく、読者が未来を想像できるだけの余韻があるのが良かった

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    2025年06月04日
  • 邪魔(上) 新装版

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    まずタイトルのインパクトが…(笑)
    亡くなった妻の母親を大切にする刑事、親に反抗しきれないヤンキー高校生、パート勤めの主婦の視点で話が展開され、後半につれて少しずつ絡み合っていく
    主要登場人物の周囲で起こることすべてがなんだか不穏な感じ!これからどうなるのか楽しみです

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    2025年06月03日
  • 真夜中のマーチ

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    初めて読む作家さん、苦手なアウトローもの
    普段なら手に取らない本だけど、表紙とタイトルになんとなく惹かれて読んでみた

    序盤は裏の世界感が強いというか、ヨコケンに共感出来なさすぎて読み進めるのが少ししんどかった

    でもミタゾウの目線、クロチェの目線と移っていき、10億円強奪が実際に始まってからは展開が速くて速くて、状況がポンポン変わっていくのが良かった

    アウトローだから重苦しい場面もあるのかと覚悟していたが全然そんなことなく、クスッと笑える場面もあったし何よりハッピーエンドなのが気に入った!

    3人の実はいいやつな部分とか、ちょっとずつ仲良くなってる雰囲気が感じられる部分とか良かった。
    これ

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    2025年05月21日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    犯人はこの人だろうとある程度分かっても、捜査の描写が長くても、退屈にならないボリュームだった。
    犯人が罪を認めてからが展開が早かった。
    当時の社会の様子とか、警察内部の様子とかが細かく描かれていてこの時代ってこんな感じだったのかと面白かった。

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    2025年05月17日
  • 噂の女

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    ネタバレ

    糸井美幸の噂が連作になっている。
    男に好かれる容姿を生かし、女が生きていくには男の経済力を活用し糧にしてのし上がるしかない、と言い切る様はある種の清々しさを感じる。
    悪い女ではあるが憎めない、伊良部ドクターのマユミちゃんを思いだす。自分にそんな容姿があったら、どうしたかな?と考えた。
    面白くあっという間に読み終えた。

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    2025年05月15日
  • ガール

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    女性の強さを感じる作品でした。
    仕事や家庭について葛藤する女性や多様性に苦慮する女性たちの心理描写が情熱的かつ愉快に描かれています。
    短編集で全て女性が主役物語ですが、読んでて清々しい気持ちになる男女問わず楽しめる作品だと思いました。

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    2025年05月14日
  • 最悪

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    最悪。
    本当にこの言葉につきる
    最初はいつ3人が繋がるのかハラハラして、繋がった時は嬉しさもあり。
    太田は大嫌い。
    その後からは、うわっ最悪と何度思ったことか。結末も最悪かと思いきや・・・
    面白かったです。読んでる途中で「邪魔」と「無理」を買いに行きました。楽しみ。

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    2025年05月13日
  • 真夜中のマーチ

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    とにかく読みやすかった。
    内容がすっと入ってくるし。

    クロチェとヨコケンかミタゾウが結ばれるのかと
    思ったけど、そうではなかったのが面白い。

    ハッピーエンドで終わってよかった。

    そこまでグロいシーンもなかったし小学生も読める。

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    2025年05月13日