奥田英朗のレビュー一覧

  • 沈黙の町で

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    いじめという重いテーマ。
    こういう小説は特定の人物の目線で書かれるためその人物に肩入れしがちだか、これは加害者、被害者などのそれぞれの立場で心理描写のため、何が正義か分からなくなってくる。

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    2024年07月17日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    ネタバレ

    1つの大きな事件が、どうやって起きてどう解決されていくのか、ヒリヒリとリアルな描写は、ずっと手に汗握る。

    ページ数は多いが、全く飽きることなく、常に展開があって、事件が転がり続ける。

    高度経済成長期の日本の温度感や、警察の古い体質がとてもリアルに伝わってくる。

    最後に大きな展開は無いが、どうすれば時間は防げたのか、考えてしまう。

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    2024年07月16日
  • オリンピックの身代金(下)

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    令和6年1月1日能登半島で大地震が発生  令和6年7月東京都知事選挙 能登は半年経っても瓦礫の山 ニュースでは能登の惨状よりも都知事選でのくだらないポスターの話題  天気予報でも被災地の気温の話は一切触れず  やっぱりこの国は東京だけが日本なのだろうか? 物語の最後 若い二人の会話に東京の”おごり”が詰まって聞こえた

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    2024年07月06日
  • コロナと潜水服

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    ・短編集。
    ・パンダに乗っては最後切ないけど、持ち主さんの元で長生きして欲しいな。
    ・コロナと潜水服は私が好きな奥田さんの話!笑える~。
    ・他の話もオチが素晴らしい。奥田英朗さんの本は読みやすくてそれでいてひねりがあって読み出したら止まらない。

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    2024年06月30日
  • ガール

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    人(本作は全て女性目線)の感情はもう少し多面的で曖昧なんじゃないかとも思わせられたりもしたけど、人付き合いの上では、案外単純明快な接し方の方が良いのかもしれないとの気付きを与えてくれました!
    「そうなの?」
    「そうよ。きっとみんな焦ってるし、人生の半分はブルーだよ。既婚でも、独身でも、子供がいてもいなくても」

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    2024年06月23日
  • ガール

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    今の時代もうこんな人いないでしょ!!って思うようなところはあったけど、時代は変わってもガールの本質は変わってない感じ。結婚してる人独身の人、子供がいる人いない人、離婚してる人、仕事で昇進する人、仕事をしていない人、仕事をしてても辞めるつもりでいる人、同じ女でもそれぞれの悩みがあって、でもその悩みは女だからこそのものが多い。なんだか女ってだけで劣ってるみたいな気持ちになってきて、それでもやっぱりガールっていいよなあって。私も一生ガールでいる

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    2024年06月18日
  • 向田理髪店

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    舞台は北海道の過疎地。
    自分の両親は北海道の田舎なので、田舎の人間模様ってこうだよねって懐かしさ半分、この狭い人間関係はもう嫌だなーというのが半分。ただ、都会にはない人情味溢れるドラマはいいね。映画化されてると知り、機会があれば観てみたい。

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    2024年06月16日
  • 最悪

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    読んでいて、胃が痛くなりそうなくらい登場人物が最悪な状況に追い込まれていく…
    展開が早くて続きが気になるので、かなりの長編ながら一気読みした。
    みんな崖っぷちだけど、川谷さんが1番気の毒というか切なかった。

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    2024年06月11日
  • 新装版 ウランバーナの森

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    童話っぽいキャッチーな便秘の話。ガラガラポン的なものはないけど、着実に進んでいく話。みんな一つや二つ、謝りたいことってあるよね。

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    2024年06月09日
  • 沈黙の町で

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    気持ちの揺れる中学生の気持ちをうまく表現していると思う。忘れかけてる自身の危なっかしい中学時代を思い出す。

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    2024年06月08日
  • 向田理髪店

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    「中国からの花嫁」は好きな作品でした!
    短編それぞれがちょっと温かさを狙いすぎてるのかなあなんて印象はありましたが!
    てか映画化されてるのね!!

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    2024年06月08日
  • オリンピックの身代金(上)

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    伏線を張ってる序盤は眠くなることが多かったが
    回収し始めるとどんどん面白さが増していった
    田舎生まれの東大生が後戻りできずテロリストへと変貌していくなんとなく可哀想な内容
    時系列が前後するのが面白い
    あたかも作者自身が体験してたんじゃないかと思うくらい細かな情景が描かれていて凄い特に飯場のところ
    最後国男と村田はどうなったのか気になる

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    2024年06月03日
  • 邪魔(下) 新装版

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    奥田英朗『邪魔 下』。

    夫・茂則への疑惑が高まる恭子。パート先の待遇改善の団体交渉にのめり込んでいく…

    放火の容疑者を追う九野。確信しているものの、逮捕にまでは至らない…

    一方で、花村の逆恨みから、窮地に陥る九野。

    恭子がそこまで…
    そこまでしなくても…
    幸せな普通の家族が、夫のちょっとした出来心から、地獄に…
    子供たちが不憫でならない。
    夫に自首させるべきだったのでは。
    恭子の豹変、そしてまだ行方知れずとは。

    九野にとってはこれでよかったのか。
    九野は妻と義母の事故死以来、精神的に不安定だったんだな。途中から義母⁇だったが…

    結局、邪魔なやつを排除するって、ことだったのか、自分が

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    2024年05月26日
  • 邪魔(上) 新装版

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    奥田英朗『邪魔 上』。
    ひさしぶりの奥田英朗。新装版で山積みされており、『奥田英朗、初期の傑作!!』に惹かれて、購入。

    おやじ狩りでこづかい稼ぎをする高校生・祐輔。
    事故で妻を亡くした刑事・九野。
    スーパーでレジ打ちのパートをする平凡な主婦・恭子。

    なんの関係もなさそうな3人。

    九野が上司の命令で、同僚・花村を張り込んでいたところに祐輔たちがおやじ狩りに。当然ながら、返り討ちに合い…

    恭子の夫・及川茂則の会社・ハイテックスで放火事件が発生。茂則は第一発見者として、火傷を負い、入院することに…

    3人が繋がり始める…

    ハイテックス内部での不祥事が見え隠れする。
    不安に苛まれる恭子。

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    2024年05月26日
  • 向田理髪店

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    北海道舞台のお話しなので読んでみようと思い購入。方言が強すぎてなかなか最初は読み難い感じで主人公の役を高橋克己がやったのを知りそれからは高橋克己が話してる感じで読み進めたら、キツイ方言も気にならなくなってきた。

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    2024年05月26日
  • オリンピックの身代金(下)

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    東京オリンピックは、高度経済成長に代表されるよう日本の新しい時代の幕開けのようなイメージを今まで持っていたが、地域格差や出稼ぎ労働者の過重労働など当時の真の日本の姿をこの本を通して垣間見た気がする。読み進めるとだんだん国男に肩入れしてしまった。

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    2024年05月08日
  • ナオミとカナコ

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    すでに読んでいた
    気づくのに100ページ以上かかった
    ボクは記憶喪失か

    とはいえ
    最後まで楽しめた
    よくできている物語で、面白いと思う
    少なくとも、2回読んでも大丈夫

    ドラマもあるんだね

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    2024年04月27日
  • コロナと潜水服

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    面白かったです。奥田英朗さんにはこんなファンタジーのような作品もあったんだと思いました。どれも本当なら怖い気持ちに
    なりそうなのに、温かいお話でジワリとしました。コロナと潜水服は想像したら笑えました。そして、あの時のことを思い出すと改めて嘘みたい日常だったと思いました。まだ読んでいない奥田作品を読みたいです。

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    2024年04月14日
  • 最悪

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    いまさらながら初の奥田英朗。一言で言うと、人物描写の繊細さとテンポの良い展開に圧倒されっぱなしだった。架空の登場人物に対して心配してしまうくらい引き込まれて、久しぶりに楽しい!と感じる一冊でした。
    若干終盤の展開が急すぎたので星は四つ。

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    2024年04月12日
  • 家日和

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    まさによその家のちょっとした物語を覗き見してるような感覚。そういうの書くのこの人めっちゃ上手いよな~~
    しあわせな家庭を築きたいもんです

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    2024年03月31日