奥田英朗のレビュー一覧

  • ナオミとカナコ

    Posted by ブクログ

    夫からの虐待に会う親友を助ける話。
    後半のドキドキ感がすごかった。
    読後感も良い!池袋の中華街いってみたくなったなあ。

    0
    2024年01月05日
  • オリンピックの身代金(下)

    Posted by ブクログ

    時点を前後させながら描くスタイルが新鮮で、より一層興味をそそられた。
    中でも、開会式当日のやり取りは、緊迫感が伝わり、正に手に汗握る展開。もう少しラストの余韻を楽しめれば、☆5をつけていた。

    0
    2024年01月05日
  • 東京物語

    Posted by ブクログ

    所々にあるトピックが懐かしかった。同年代か。確か新宿の喫茶店でバイトしてたとき有線がジョン・レノン一色になりジョンが死んじゃったことを知りました。

    0
    2023年12月30日
  • オリンピックの身代金(下)

    Posted by ブクログ

    東京オリンピック時代の雰囲気がひしひしと伝わってくる。
    オリンピックに向けての建設現場で労働しているなか、東京、田舎の差による不平等さなどを感じながら主人公がテロリストになっていく。ただ、共感ができてしまう部分もある。
    長編だが、最後まで読ませる書き方はさすが。

    0
    2023年12月23日
  • ヴァラエティ

    Posted by ブクログ

    バラエティに富んだ短編集

    あっちこっちの出版社の口車に乗せられて書いたもののシリーズ化しなかった短編や対談などを1冊にまとめたもの


    6編の短編と1編のショートショートと2つの対談

    ・おれは社長だ!
    ・毎度おおきに
    ・(対談)イッセー尾形
    ・ドライブ・イン・サマー
    ・クロアチア vs 日本
    ・住み込み可
    ・(対談)山田太一
    ・セブンティーン
    ・夏のアルバム

    「おれは社長だ!」「毎度おおきに」「ドライブ・イン・サマー」「セブンティーン」「夏のアルバム」なんかは家シリーズに入っていてもおかしくない気がする
    脱サラして起業する夫の話も家シリーズにあったしね
    ま、「ドライブ・イン・サマー」はオ

    0
    2023年12月12日
  • 邪魔(下) 新装版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恭子の転落っぷりが凄まじく、あれよあれよという間にすごいことに…。
    しかし応援するような気持ちで読んだ。
    九野さんよ、どうか恭子を追い詰めないでくれ…!
    しかしやはり九野さんは有能だった。
    恭子、これから新しい人生を生き直すんだろうか。
    旦那さんを庇わずに悲劇の奥様で同情を買えば良かったのにね…と思ったけどきっとプライドが許さなかったんだろうな。針のむしろで生きていくのは。

    何としても逃げて生き延びてやる!というエネルギーに圧倒された。

    義母さんのことは途中からうっすら、もしや?と思っていたがやはりだった。
    心のオアシスだったのに哀しい。
    人生ってままならない。

    0
    2023年12月06日
  • 無理(下)

    Posted by ブクログ

    登場人物たちがどこで収束するのかと思いながら読んだ。
    地方都市の閉塞感がありありと描かれ、日本中どこにでもありそうで、怖い。

    0
    2023年11月15日
  • 最悪

    Posted by ブクログ

    次から次へと最悪なことが起こってくる!
    ごとにでも起こりそうな出来事に3人の心理描写も相まって、自分のことのように考えてしまう部分もあった。
    後半はドタバタ劇な感じで、これはこれで面白い。
    最後は少し救われたか。

    0
    2023年11月04日
  • イン・ザ・プール

    Posted by ブクログ

    とんでも精神科医・伊良部先生が活躍する連作短編集のシリーズ第1作。看護師マユミのキャラもよし。

    会社の後輩に貸しまくったらボロボロになって返ってきた(笑)

    0
    2025年12月02日
  • 空中ブランコ

    Posted by ブクログ

    とんでも精神科医の伊良部先生が活躍するシリーズ第2作。義父のカツラを取りたい衝動にかられる「義父のヅラ」が最高に面白い。

    0
    2025年12月02日
  • 家日和

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    心理描写や行動、温かさが実在している人物・家族のようで読んでいてほっこりする。「妻と玄米御飯」は主人公が小説家だが、奥田英朗自身に近かったりするのだろうか?笑。どの話もヒヤヒヤする場面はあれどとてもいい結末で、全てを語らない終わり方が潔くて気持ち良い。余韻を大切にしてくれているから温かさが残ります。

    この本を手に取ったのはたまたまフリマアプリでセット売りにされてて、作家も作品も知らなかった。「家日和」というタイトル名とレビューで温かくて面白いとあったから。ただでさえ読みたい本が超山積みなのに新たな作家との出会いでまたまた忙しくなります 笑。

    鑑賞/益田ミリの四コマ的なイラストも奥田英朗をも

    0
    2023年10月01日
  • ナオミとカナコ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    以前観たドラマの原作。ドラマの内容はうろ覚えだったが、読んでいるうちに思い出した。展開は同じだが、中盤から結末にかけては異なっていたので最後まで楽しめた。執念深く追い詰める陽子と、それを強い信念で跳ね除けるカナコ。それを助けるナオミと朱美。最後の逃走シーンはハラハラドキドキした。2人は逃亡先でどのような生活を送るのやら。

    0
    2023年09月27日
  • 沈黙の町で

    Posted by ブクログ

    色んな問題提起の物語やと思う。どこにでもある小さな田舎町の多感な中学生の友情ごっこ、ほのかな恋、親のマウントの取り合い、学校のことなかれ主義、未成年相手の犯罪捜査の難しさ。何よりもいじめる・られる双方にある歪んだ、それでいてわかるよーな気持ち。面白かった!

    0
    2023年08月31日
  • マドンナ

    Posted by ブクログ

    働くおじさんの心のうち なかなか面白かった。
    共感できることが多くて、男も女も同じだなという感覚でした。
    短編集なので読みやすく、さすが奥田英朗さんならではのユーモアでした。

    0
    2023年08月23日
  • 最悪

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    半分過ぎたあたりから最悪すぎて心が苦しかったが最後は誰も欠けることなく終われたのでまだ救いがあって良かった。タカオだけは許せない。川谷さんに1番感情移入してたけど少しでも感じた違和感は大事にしたほうがいいのかなと思った。

    0
    2023年08月22日
  • オリンピックの身代金(下)

    Posted by ブクログ

    最高に面白かった。
    高度経済成長に突き進んでいくきっかけになったオリンピックの存在の偉大さをひしひしと感じた。
    設定としてはありえない設定だが、体制を敵に回し庶民の味方然として振る舞う犯人には非常に共感が持てた。
    最後の最後にどんでん返しがあれば、言うことなし。
    目的のためにすべてを我慢して、受け容れて突き進んでいく姿に心を打たれた。

    0
    2023年08月19日
  • 真夜中のマーチ

    Posted by ブクログ

    まさか成功するとは!
    しかもなんだかいい感じというか、丸く収まってしまったことにびっくりしてしまった。
    犯罪ネタだろうが、ほんわかした気持ちになれる話をかけるところがこの作家さんのすごいところなんだろうな。

    0
    2023年08月14日
  • 最悪

    Posted by ブクログ

    本当最悪な事が次から次へと起こっていくのではじめの方は辛い。
    途中から怒涛に話しが進んでいくので一気に読んでしまった。
    最後の方はコミカルな雰囲気も感じ、面白かった!

    0
    2023年08月07日
  • 最悪

    Posted by ブクログ

    もう、まさに最悪。
    町工場社長の川谷、銀行員のみどり、チンピラの和也。三者三様の日常がつぶさに描かれ、それぞれが抱える小さなトラブルの種が、解決へ向けて動けば動くほど良くない方向へ流れていってしまう。
    真面目にコツコツと働いてきた川谷が、一番悲惨で可哀想。
    中盤以降、もう どうなるの⁈が、止まらず、ページの分厚さが気にならないくらい一気に読めた。

    0
    2023年07月30日
  • 家日和

    Posted by ブクログ

    『これヤバいんじゃない?』と思わせる状況を描かれているのに、なんだかユーモアに溢れていて主義主張が違う人たちも、そのまま認められている感じで、読んでて幸せな気分になった。

    相手を認めるって、好きになることだと勘違いしがちな私にとって、認めているけど嫌いっていう状態もいいんだなと思えて嬉しくなった。

    奥田さんの本は元気になれるから好き!

    0
    2023年07月14日