奥田英朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいやーー、上爆笑しながら読んでしまった。面白いし、勢いがある!
えーと、この物語は、なんか読んでるうちに、自分が、「一般常識」に気づかぬうちに縛られてるんだなーって、しみじみ思ったというか。
電気が無くても、水道が無くても、お金がなくても、それこそ、無政府でも(笑)、 自身の手や、周りの人間との助け合いで、自給自足で生きていけるのであれば、
もうなんでもいいんじゃないか!とか(笑)
こういう生き方は多分私にはできないだろうけども、「こういうのもアリ」なんじゃないだろうかw?
(いや、普通はナイだろうけども)
なんて思わせてしまうようなパワーがあるというか・・・ちょっとだけ、このお父さんの -
購入済み
近代史を違った視点から見る小説
私自身は中学1年生として経験した先の東京オリンピック、周りの大人たちを含めてほとんどの国民は無邪気に団結し、これで一流国の仲間入りをしたと言い合っていたように思います。海外から多くのお客さんが来るのだから恥ずかしいところは見せられない、ということで近代的インフラの東京一極集中についても多くの人は疑問を持っていませんでした。東京オリンピック支援のための寄付金付き記念切手を九州の小学校の教室で児童たちに売っていました。今となってみれば戦争中の「進め一億火の玉だ」とあまり変わらなかったのではないでしょうか。そんなことに気づかされた好著でした。