奥田英朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白くないことはなかったんだけど、完全犯罪というにはあまりに穴だらけだし、3人のキャラクターの行動についても予想の範囲内で、読後の感情がフラットでした。
こういうのは振り切れてるくらいが面白いんだよね。
クロチェはもっと悪女に徹して、ヨコケンは小悪党なりの眼の付け所や危険に対する嗅覚の鋭さがあっていいと思うし、ミタゾウはもっと突拍子もないことを計画してもいいと思う。
特にミタゾウは、会社の人たちに一泡吹かせるシーンが欲しかったよね。
あと、父親にも何か思い知らせてやる部分があってもいい。
本当のミタゾウを認めてくれなかった人たちへの、痛烈なしっぺ返しでもあれば、もう少し溜飲が下がったと思うんだけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ奥田英朗さんの、プロ野球に対する距離感が、凄く良いです。間違いなく選手を尊敬しているが、ヤジも飛ばす。長嶋さんを「日本のベーブ・ルースです」と一言で言い表す。荒木と井端が、まだぺーぺーの新人だった?時代で、落合さんが横浜の臨時コーチをしていた。2001年なんですね。
ほぼノー計画で、地方の野球場を巡って、ノンビリ観戦する。で、野球はまあそれなりで、現地のラーメンを食べまくる。映画館に行く。好みに合わなかった映画への文句を、容赦なく書く。ちょっとエエ食事もしちゃったり。ホテルでぐっすり寝て、マッサージも受けて。ゆるい。ちょーユルいぜ奥田さん。という野球かこつけユル旅エッセイ。でも、奥田さんの、野球という文化に対する愛着は、ちゃんと伝わるのが、ええんだなあ。
2021年度版の、同じような野球ユル旅エッセイ、書いてくれませんかね。奥田さんのモノの見方が、どう変わったのか、どう変わってないのか。そこらへんが、気になるんだなあ。
奥田さん、基本的には、めっちゃ毒舌なんですよ。うお。そこまで文句言うか、って場面も、ある。でも、自分のスタンスを、明らかにしますよ俺は!という自己責任の強さも、しっかりあるんで、イヤミじゃない。凄いですよね、尊敬します。今風の言葉で言うと、忖度は、しない!という事でしょうか。波風立てない派では、間違いなく、ない。その勇気は、そんけいします。で、ボヤキの内容が、まあまあしょーもないことだったりするのも、また面白いんだよなあ~。
いやしかし、間違いなく、個人的には名エッセイでした。旅、というものに対する奥田さんの感覚、間違いなく、好きです。あと、やっぱ、がっつりと野球の話をしてみたい。凄くしてみたい。奥田さんにとって、野球のホンマの魅力はどこですか?というのを、ガッツリ語り合いたいなあ、って思いましたね、ええ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ友達のオススメ本。
二部構成の壮大な物語。読み終わり、自分のこれまでやこれからの生き方について思いを馳せてしました。主人公の二郎をはじめ、子供たちはこれからも逞しく生きてよくのだと思います。
自分を貫き通すことで、人には芯が出来てくるのでしょう。主人公のお父さんはとても極端ですが、自分の中で小さな、とても小さな事でも良いから何か譲れないものを持つ事は大切なのだと学びました。
物語の後半には二郎に対し、「お父さんを見習うな」とも伝えています。あくまでも自分の人生は自分で決めろという父親としての息子に対するエールには心が熱くなるものがありました。
感情を動かされる小説でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいやーー、上爆笑しながら読んでしまった。面白いし、勢いがある!
えーと、この物語は、なんか読んでるうちに、自分が、「一般常識」に気づかぬうちに縛られてるんだなーって、しみじみ思ったというか。
電気が無くても、水道が無くても、お金がなくても、それこそ、無政府でも(笑)、 自身の手や、周りの人間との助け合いで、自給自足で生きていけるのであれば、
もうなんでもいいんじゃないか!とか(笑)
こういう生き方は多分私にはできないだろうけども、「こういうのもアリ」なんじゃないだろうかw?
(いや、普通はナイだろうけども)
なんて思わせてしまうようなパワーがあるというか・・・ちょっとだけ、このお父さんのような生き方にもあこがれてしまったというか。
まあ、実際こんな父親だったら、絶対いやだと思うし
受け入れられないと思うんですけどね!
やっぱり暗い本より、こういう内容の方が読んでてテンションあがりますねー。お勧めです