奥田英朗のレビュー一覧

  • 沈黙の町で

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    中学2年の男子生徒が学校内で転落死した。自殺か事故か事件か。検視をしたところ背中に多数の内出血があったことから事件性を疑い、捜査の結果4人の生徒が被疑者として浮上、うち2名は14歳だったため逮捕、あとの2名は13歳だったため補導というのが扱いに。警察としては殺人罪も視野に入れて取り調べを進めるが被疑者4名とも黙秘を続ける。全校生徒に対する事情聴取を警察がする一方、担当となった若手検察官は被疑者との信頼関係を築き新たな事実を掘り起こしていく。
    中学生という子どもでも大人でもない世代との向き合い方の難しさ、教師たちの生徒に対する姿勢、遺族の立場、被疑者たちの保護者のエゴなど、一つの事件を通して様々

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    2020年02月10日
  • サウスバウンド

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    ネタバレ

    いやーー、上爆笑しながら読んでしまった。面白いし、勢いがある!

    えーと、この物語は、なんか読んでるうちに、自分が、「一般常識」に気づかぬうちに縛られてるんだなーって、しみじみ思ったというか。
    電気が無くても、水道が無くても、お金がなくても、それこそ、無政府でも(笑)、 自身の手や、周りの人間との助け合いで、自給自足で生きていけるのであれば、
    もうなんでもいいんじゃないか!とか(笑)
    こういう生き方は多分私にはできないだろうけども、「こういうのもアリ」なんじゃないだろうかw?  
    (いや、普通はナイだろうけども)
    なんて思わせてしまうようなパワーがあるというか・・・ちょっとだけ、このお父さんの

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    2020年02月09日
  • 純平、考え直せ

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    キャラクター皆、いきいきとしていて、さすが奥田さん。
    映画を見る前に読みました。

    西尾老人と坂本純平のやりとりがおもしろいのに、映画では、なかった。
    あと、映画の加奈はキーパーソンだったが、原作ではそこそこ。
    原作の方が、純平の生き様が際立っているような……

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    2020年02月04日
  • ヴァラエティ

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    とても読みやすくて、安心して読める短編集でした。
    「おれは社長だ!」をシリーズ化したものを読んでみたかったです。

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    2020年02月01日
  • サウスバウンド

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    痛快!!最低な父だなぁと思ったがだんだんファンになってしまう。ドラマを見ている様な感覚。左翼右翼など思想はどうでも良いが(そこを偏って見せようとしていない)やはり芯のある人は格好良い。そうなりたい!と思う。ハッと思う言葉も多々ありかなり面白かった。
    2016/12/02 23:51

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    2019年12月01日
  • ヴァラエティ

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    奥田英朗短編集。伊良部シリーズや我が家シリーズのような、一貫したテーマ性はなく、まさにヴァラエティに富んだ一冊になってる。
    それぞれ読みやすく、何てことない話も面白く引き連れられるのはさすがです。
    読後感も想像を掻き立てられる終わりかたで、個人的には好きです。

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    2019年11月24日
  • 真夜中のマーチ

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    さっすが奥田英朗!キャラが総じて全て愛おしくて憎めない!敵キャラさえもです!
    展開が二転三転どころか、目まぐるしく変わっていくから読む手が止まらない~!
    あっという間に一気読み。
    10億っていう大金を、最初は敵同士で騙し合っていた三人が手に入れようと作戦を立てて躍起になるのがすばらしい。
    ミタゾウの特技すごいのに、一般企業じゃ重宝されないのが悲しい。
    クロチェみたいな女、かっこよすぎるな。
    ヨコケンのいいカッコしいところがかわいい!

    面白かった!

    20190922

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    2019年09月22日
  • 最悪

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    3人のそれぞれの暗い陰鬱な物語 読むのが嫌になるくらい暗い気持ちにさせられるが、3人が出会うとバカバカしい展開になり笑わせる。これまでの暗さはこのギャップを演出するための仕掛けか?あっぱれ。

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    2025年12月18日
  • オリンピックの身代金(上)

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    前回の東京オリンピック開催前を描いていて、オリンピック主催に沸く当時の日本の国民全体での高揚感が読んでいて興味深かった。

    本作は犯人が最初から分かっているので、何故犯人が犯行に及んだかの経緯を追う形だが、その心理が丁寧に描かれており、当時の日本の貧富の格差を読むにつれ犯人の動機には納得してしまう。ただ薬物に手を出す辺りからあまり共感出来なくなった。

    後半がどのような展開になるのか楽しみだ。

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    2019年09月03日
  • 無理(下)

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    ネタバレ

    評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    真面目に働くことの馬鹿馬鹿しさを知り、自分の地位が脅かされることにおののき、信じていたものには裏切られ…。5人の男女が心の軋みに耐え切れなくなった時、それぞれの人生は猛スピードで崩壊してゆく。矛盾だらけのこの国を象徴するかのような地方都市・ゆめのを舞台に、どん詰まり社会の現実を見事に描き切った群像劇。

    最後偶然が重なって1つになる・・・ごちゃごちゃで助かるべき人が残ったのか?意味がわかなくなった。う~んモヤモヤ

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    2019年05月31日
  • 純平、考え直せ

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    ネタバレ

    気のいいチンピラ、純平21歳がある日親分の指示で敵対組織の幹部を弾く鉄砲玉に。決行当日まで残りの数日を過ごす中での純平の心の揺れ具合が素朴で心を打つ良作。最後の2日間過ごす人間が、つい最近知り合いになったばかりというところも、歌舞伎町という歓楽街の中で純平の人間関係の少なさが如実になっているようでなんとなく寂しい。あわせて本書の中では明示されていないものの、純平が敬愛する兄貴分、北川の本音がすごく気になる。

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    2019年05月22日
  • オリンピックの身代金(上)

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    犯人、刑事など、複数の登場人物の視点で描かれています。「あの時は、そうだったのか。」と読むにつれて、引き込まれました。
    書かれている時間が、前後するので、途中、何度も前のページに戻って日付を確認してしまいました。オリンピックの光と影。社会の光と影。この犯人、嫌いになれません。

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    2019年05月06日
  • オリンピックの身代金(上)

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    犯罪者の方に肩入れしてしまうのは、「レディジョーカー」に似ている。でもあちらの読後があっぱれ、清々しいのに対し、こちらは胸が締め付けられるように切ない。

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    2019年04月27日
  • サウスバウンド

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    家族の絆と少年が大人の男に成長していく話。
    奥田作品で久しぶりの長編を読んだが、ほぼ一気に読めた。
    ハラハラする場面、大丈夫なの?と思える場面も多いが、イチルーの馬鹿正直な生き様には惚れ惚れする事がほとんどだった。

    自身のハナシ
    昨年末、その1年前に他界した母を追って父が他界した。
    残った我々息子三兄弟がこれまで以上に集まる機会が増え、家族の絆を再確認した事も、この作品を読み進む上での共感に繋がったのではないかと感じている。

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    2019年03月22日
  • 新装版 ウランバーナの森

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    奥田英朗デビュー作を今更読んだ。他の作品と比べると、早く続きを読みたいという気持ちにあまりならなかった気がする。中盤までが割と退屈な感じ。テーマは、運命を許せ、寛容であれということかなと感じた。これには非常に共感。それから、あとがきが良かった。

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    2018年12月20日
  • 東京物語

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    1985年私は生まれました、これはその頃のお話。

    夢を諦めて、
    夢とは違う仕事に就いて、
    大学に進んだ友人と比べてモヤモヤして。

    社会に慣れてきた頃、遊びが楽しくなって、
    周りが身を固めた頃に人生を振り返る。

    特別で身近なストーリー。

    共感したり、懐かしくなるそんなお話☺︎

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    2018年10月20日
  • ララピポ

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    上がり目のない底辺6人の群像劇、奥田英朗らしい人間の汚さと切なさがリアルに書かれている、文句のいいようもない、もう人がダメになっていく描写の惹きつけられっぷりが半端じゃない、とにかく切ない、うまい、おもしろい

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    2018年10月08日
  • ララピポ

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    割とエロな内容が多くて、「あれ?」って思ったんですけど、接点のある人同士の短編みたいになっていて、両方の立場での事情や感情の違いなどがよくわかる仕組みになっていて読みやすく、ついつい全部読んでしまいました。
    さすがですね!
    描き方がとてもうまいなぁと感心しました。
    物語については多少ナンセンスだったり飛躍的な部分も感じますが、エンタテイメントだと思うとそれも楽しんで読めました。

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    2018年09月24日
  • 純平、考え直せ

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    面白く最後まで一気に読めた。歌舞伎町の風俗が絡んで 実行までの時間をスリリングに楽しめた 最後もあれでいい終わりなのかも。

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    2018年09月23日
  • どちらとも言えません

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    作家奥田英朗氏による、スポーツ評。
    雑誌「Number」に掲載されたものをまとめたもの。
    著者独特の視点で、面白可笑しく読んだ。
    非常に辛辣な部分もあるが、それがまた可笑しい。
    「スポーツの楽しみは、語る楽しみ」とあるが、本当にそのことを体現している内容である。
    娯楽としてお勧めの一冊。

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    2018年09月16日