奥田英朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
マジでプールみたいな小説でした。
最初の1、2章で世界観と作者の意図を掴んで3章から読みやすくなる。
冷たいプールで徐々に慣らしていくような感覚。
とにかくぶっ飛んでる。下ネタがどうこうは今に始まった話じゃないからスルーする。
特に1、2、3、4章の主人公は上から人を見るような分かりやすい態度を取る。これがなんともダイレクトで珍しい。
辻村深月さんの『善良と傲慢』の傲慢の部分を病としてほじくり出して分かりやすくしたような感じ。
刺激不足、自意識過剰、携帯中または承認欲求。こういった心理的なテーマを作者の視点。そして伊良部を対立する者として配置して考えさせる。そういう小説だと思います。
ただやり