奥田英朗のレビュー一覧

  • 町長選挙

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    これまで破天荒な医療技術(?)で患者を救ってきた(?)伊良部先生(;゚∀゚)今回は何だか控えめだった気がする(^_^;)3冊連続で読んだから慣れてきたのかな?前の巻では伊良部先生かマユミさんになりたい!と思ったけれど、患者でもいい気がしてきた(^^)注射でも採血でもどんと来〜い\(^o^)/

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    2025年12月02日
  • 邪魔(上) 新装版

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    内容(ブックデータベースより)

    奥田英朗、初期の傑作にして大藪春彦賞受賞作!!
    その幸福は、本物ですか?

    ほんの小さなきっかけから、追い詰められてゆく人たち。
    平穏な日々が、暗転するーー。

    ドアホンを手に取ると「警察です」という男の低い声が恭子の耳に飛び込んだ。
    心臓が早鐘を打つ。ドアホンを置く手が小さく震えた。
    怖がることなんか何もない。
    うちは貧乏でも金持ちでもない平凡な家庭なのだ。
    何も起こるわけがないじゃないか。

    妻を事故で亡くして以来、不眠症に悩まされている刑事・九野。スーパーのレジ係として働きながら子育て中の主婦、恭子。華やかではないが平穏な二人の日常が、ある事件を機に交錯

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    2025年11月25日
  • 普天を我が手に 第二部

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    ネタバレ

    第二部 三部作中

    軍人の竹田耕三の息子・竹田志郎、興行師・五十嵐譲二の息子・五十嵐満、女性の権利に奮闘する左派・森村タキの娘・森村ノラ、博徒・矢野辰一の息子・矢野四郎の同級4人が、第2次世界大戦から、終戦までの怒涛の戦乱の世を生き抜く。

    それぞれが苦難を乗り越え、交錯しあう4人。
    次の日本を作っていく橋掛かりに、4人はどう絡んでいくのか、期待。

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    2025年11月25日
  • イン・ザ・プール

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    最新刊の『コメンテーター』が凄く気になっていて、せっかくならシリーズ第1弾から読んでみようと手に取りました。

    伊良部総合病院の神経科を訪ねる患者達の悩みを描いた5編の短編集。

    表題作の『イン・ザ・プール』ははっきり言って余り面白くなくて、このまま読み進めようか迷いましたが、『勃ちっ放し』以降は予想外に面白くて、最後まで読み切ることができました❗️

    患者それぞれは、何らかの依存症や神経症に悩まされていて、それを診察して処方する伊良部先生の個性が非常に強烈です。生理的に彼を受け入れるかどうかによって本書の評価は大きく分かれるかと思います。

    好きな話しは、『フレンズ』と『いてもたっても』の2

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    2025年11月10日
  • 邪魔(下) 新装版

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    うーん…なんかスッキリしない結末だと思うのは私だけ?
    九野の義理の母は、結局妄想だったの?
    そして、恭子は一人でどこへ向かうの?

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    2025年11月09日
  • イン・ザ・プール

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    変人すぎる医者の元に通う精神を病んだ様々な人のお話。上野公園のイラン人、とか下ネタの類、他表現などもっと古い時代かと思いきや、2006年初版?!いまの時代にはそぐわない表現とか出てくるところはあるが、伊良部のあまりの変人さに患者も読者も圧倒されながら気楽に読めます。

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    2025年11月06日
  • 邪魔(上) 新装版

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    妻を亡くした九野と、平凡な主婦の恭子。
    恭子の夫の事件をきっかけに交錯していくとあり、早く下巻が読みたい!

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    2025年11月04日
  • コメンテーター

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    トンデモ精神科医・伊良部一郎シリーズ第4弾。彼の自由すぎる発言が、令和の悩める人々を笑撃&震撼させる!
    とにかくこの世はストレス社会。老若男女すべての人々が悩みを抱えながら毎日を生きている。伊良部のトンデモ言動は、専門家や医者や宗教でも真理を突けない本質をズバリ解決する。読者側もストレス解消になる。

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    2025年11月02日
  • コメンテーター

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    『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』『町長選挙』と続いた「伊良部シリーズ」
    『空中ブランコ』は2004年、第131回直木賞を受賞。
    ドラマ化、映画化もされたが、小説の累計部数は300万部越え!
    そんなシリーズ最新刊はなんと17年ぶり!

    実は私、ドラマの方は記憶がある。
    と言っても覚えているのは、主演の伊良部を石原軍団の徳重さん、看護師のマユミを余貴美子さんが演じていたことだけ。

    17年ぶりに新刊が出たことを知らなかった私。
    装丁の”赤ちゃんの写真”を見た瞬間、「伊良部シリーズ???」と思い手に取った。
    奥田さんが「この写真を探してきてくれた編集者に感謝。すぐに伊良部シリーズだとわかる」とい

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    2025年10月29日
  • イン・ザ・プール

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    最近ミステリーを読むことが多かったので、不可解な日常が登場するたび、謎解きがあるのかと余計なことを考えながら読んでしまいましたが、まったく違いました。伊良部先生の突飛な言動で、患者さんの内面に働きかけ、問題解決をしていくという話でした。
    コメディと割り切って読めれば、先生のキャラクターにハマって楽しく読めますが、少し古い作品であるということや下ネタもあるので、苦手な人もいそうな作品です。でも、自作が面白いので続けて読んで伊良部先生にハマって欲しいな。

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    2025年10月23日
  • コメンテーター

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    奥田英朗さんの作品は初めてでした。
    視聴率が全てのテレビマン、どんな理不尽にも怒れないお父さん、株で億万長者になった元サラリーマン、新幹線や飛行機に乗れなくなったピアノ奏者など、様々な理由で心が不調になった人が精神科の伊良部先生と絡むことで.....。
    自分も同じような経験があって、その辛さが分かるのもあって、引き込まれてしまいました。
    伊良部先生、無茶苦茶ですけど、それくらいでいいのかなって心が軽くなりました。

    この作品、シリーズ物の第四弾だと知らず、読んでしまいました。
    さっそくこの前第一弾から第三弾まで買いました。
    読むのが楽しみです。
    ありがとうございました!

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    2025年10月16日
  • イン・ザ・プール

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    様々な依存症の患者と、患者を否定せず依存度で上回ってみせる(?)ことで治療する医者の話。
    読みやすくはあったけど、連作短編集の割には短編を通して話が進む感じがなかった気がする。2巻に期待かな。
    最後の話が一番好きだった。実際には完全に完治するより上手く付き合いながら生きてくことが多そうだよね。

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    2025年10月15日
  • 町長選挙

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    ネタバレ

    特にアンポンマンが現代を生きる人にとっては刺さりそう。自分の行動の見直しにもなるし、読んで良かったと思う。
    総じて好みでいえば空中ブランコの方が面白かったけれど、普段の診察室から離れた描写が結構多くて新鮮だった。
    コメンテーターも早く読まなきゃ

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    2025年10月12日
  • 最悪

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    3人の登場人物のストーリー全部が本当に最悪過ぎて、心では応援しつつ続きが気になり、引き込まれて、かなり長編だったけれど中だるみもなくテンポよく進んでいくので、一気読みでした。イライラしてる時に最悪が重なったり、思いつきで言ったことがタイミング最悪だったり、最悪事態の連鎖の連鎖で、読んでてあーあ、もうー!と何度も叫びたくなる展開。3人それぞれに自分ではない誰かへの思いやりが働いた結末にもぐっときた。ハッピーエンドではないけれど、最悪でもない「最悪」のラスト(笑)

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    2025年10月07日
  • 普天を我が手に 第一部

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    昭和元年、四人の人間が誕生し四つの物語がスタートする。

    竹田志郎 陸軍省軍務局竹田耕三の長男。
    泥沼の日中戦争が進む中、日米戦争へと進む軍部と皇道派の暴走を阻止せんと奔走する。

    森村ノア 婦人参政権と女性解放運動を謳う活動家、森村タキの長女
    労働運動に入り込み、憲兵にマークされ投獄される。右翼に殺された活動家佐藤安治との間にノアが生まれる。

    五十嵐満 一旗揚げようと満州にわたった音楽家、五十嵐譲二の長男。
    満鉄とのパイプを築き幅広く商売を広げる内に関東軍の秘密の巻き込まれる。

    矢野四郎 北陸随一の博徒親分矢野辰一の長男。
    右翼の大日本菊友会の会長として祭り上げられ陸軍と結びつく。

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    2025年10月06日
  • イン・ザ・プール

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    なんとも妙な感じの読み応え。神経科のちょっと変わった先生あてにくる患者と先生のやりとり。世にも不思議な物語とかにありそうな話。最後の章は特にそんな印象。ドラマなら、主人公の医師はラランドのニシダ⁈看護師は菜々緒さん⁈そんな絵が思い浮かぶ。結局伊良部先生はいい先生なのか、ただ天然な振る舞いが相手にとって結果的にうまく作用するだけなのか。

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    2025年09月27日
  • 邪魔(上) 新装版

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    及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴1年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織り込んだ傑作。

    スーパーのパート。不眠症の刑事。不良高校生。接点のなかった三人の日常が、ある事件を機に静かに急速に、転落してゆく――。

    日常に潜む悪夢を描いたクライムノベルの傑作。
    大藪春彦賞受賞作。

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    2025年09月22日
  • 我が家の問題

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    里帰りの時の煩わしさ、会話が続かない感じ、「うわぁ」とか「ひぃ〜」とか唸りながら読んだ。俺だけじゃなかったんだって安心しました☺︎

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    2025年09月17日
  • ララピポ

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    まさか映画化されていたなんて…

    ブラックユーモアの話
    奥田さん、最下層の人達の日常を書きましたねー。凄い
    あたしは伊良部先生の話の方が馬鹿過ぎて好きです。

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    2025年09月12日
  • 町長選挙

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     伊良部シリーズの第3弾。
     モデルとなる人物が実際にいるのでは、と感じさせる作品だった。
    「カリスマ稼業」「町長選挙」が楽しかった。
     相変わらずの伊良部医師だが、弱点も垣間見えて愛しく思えてしまった。
     伊良部医師の生い立ちが知りたいなぁ。

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    2025年09月11日