奥田英朗のレビュー一覧

  • 我が家の問題

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    ネタバレ

    帯に惹かれて購入。名前の通り、家庭にある問題が6つ描かれている。帯には、「他人の家庭の悩みほど、楽しいエンタメは他にない!」と書かれていたけど、周りの方が刺激的で輝いて見えることも多いもんなぁ。個人的に良かったのは「里帰り」。次に「ハズバンド」と「妻とマラソン」。夫婦での里帰りは面倒くさいけど、でも行かないと…っていうリアルな事情がしっかり描かれているのと、里帰り後の心境の違いにほっこりした。

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    2025年09月05日
  • 空中ブランコ

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    シリーズ第二段。
    今回も軽ーく楽しく読ませてもらいました。
    しかし精神の病気って本当に色々ありますが
    自分にもいくつか思い当たる病気もあります。
    真面目な場面なので叫びたくなるとか、
    外出時鍵のかけ忘れが気になって帰ったり、
    私も予備軍なんでしょうか。

    個人的には野球選手のイップスと女流作家の話が良かったです。
    伊良部先生、今回もはちゃめちゃな行動ですが患者さんには改善のきっかけになる場面もあり、もしかして天才?と思ったりもします。

    最後の看護婦のマユミちゃんの行動も意外と思いつつそこも良かったです。


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    2025年09月04日
  • 空中ブランコ

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    伊良部先生が個性が強すぎて、それでいて全てを超越している様にも見える。はちゃめちゃな内容ではあるが、リラックスするにはとても面白い読み物である。拡張性があるので、第二第三と連載もできそうだ。

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    2025年08月31日
  • コロナと潜水服

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    さすが、奥田英朗!これこれ!幽霊の話だし、短編なのにこの詰まった感じ!かつ、ホロリとさせる感じ!満足!!
    「向田理髪店」より、面白かったかな。

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    2025年08月31日
  • コロナと潜水服

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    ちょっとオカルトチックなストーリーが並ぶ短編集。
    どれもユーモラスで心温まる話。
    「海の家」妻の不倫でなぜか自分が家を出ることに。それでも海辺の大きな家を借りられるなんて最高だな。
    「ファイトクラブ」追い出し部署に押し込まれた中高年社員たちがお遊びでボクシングに興じる。突然現れた老年社員のボクシングコーチは何者だったのか。
    「占い師」実際はそんなに打算で結婚相手を選んでいる訳ではないだろうが、玉の輿を諦めない麻衣子の人生はこれからも山あり谷ありだろうな。
    「コロナと潜水服」はコロナ禍の当時のあの狂騒は何だったんだろうと思わされる。最後の息子の行動がオチになる。
    「パンダに乗って」がやっぱり好き

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    2025年08月27日
  • 向田理髪店

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    ここまでではないが、親の故郷も似たようなことがあった。近所同士プライベートもなく、いらぬお節介。今の俺にはとても耐えられない。田舎に移住なんて出来るか。
    祭り、中国からの花嫁、出戻りのスナックのママ、映画のロケ、同じ地区の息子の詐欺事件、、、どれをとっても、余計なぐらいに関わってくる。

    主人公の康彦にあまりに共感して嫌悪感しかない。全て中途半端。なまじ一度故郷を離れてるから田舎の隣人たちに同調したり、距離取ったり。多分自分も同じ立場ならこういう動きしそう。

    面白かったけど、読んでて辛かった。

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    2025年08月24日
  • 向田理髪店

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    田舎の空気感がありありと伝わるストーリーで、途中からどんどん面白くなった。同時に、苦しさもあったけど、それは物語のうまさだなと思う。
    最後の逃亡者の結末は、心温まる終わり方。失敗をしてもやり直せる社会をって言われるけど、簡単じゃない。でも、それを何となく軽々と乗り越える若い世代の人たちは、きっとやっぱり小さい挫折や失敗をして田舎に帰ってきて、だからこそ清々しいのかもと思った。

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    2025年08月24日
  • 真夜中のマーチ

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    2025.08.23
    奥田英朗の作品はもっと映像化されるとよいのにと思うこと多い。この作品もテレビドラマ向けの楽しさあると思うのですがね。
    と、思ってたら映像化されてた。やはりね。

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    2025年08月23日
  • 沈黙の町で

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    中学2年生という本当に不安定で脆くて危うい時に大きな事件が起こるとこんなことになってしまうんだというのが恐ろしかった。
    中学生の善悪の基準は集団の中でどう見られるかということで、大人のそれとは違う。
    でもいくら思春期で大人には素直さを見せないのだとしても、大人たちはいじめていることもいじめられていることも本当に全く気づいてなかったのかと思ってしまう。どこかで止めるタイミングはあったのではないかな…。せめてそういう遊びがあると知っていたなら、屋根には登れないようにはしていてほしかった。
    リアルで本当に面白かった。

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    2025年08月20日
  • 向田理髪店

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    さすが奥田英朗!
    どの話も上手。
    ストーリーもキャラもよくあるパターンだが、読みやすく少し捻ってある。
    ここらが売れる作家の力だろう。

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    2025年08月19日
  • コロナと潜水服

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    笑えて少し泣けて。どの話も、ちょっと不思議なことが起きるのだがそれが全然無理がなくて。さすがベテラン!と拍手を送りたくなる。海の家のタケシくん、ファイトクラブの名前も名乗らなかった森村コーチの話が好き。

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    2025年08月04日
  • 最悪

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    切羽詰まった主人公達が悪い方へ悪い方へと追い詰められ、まさに最悪。特に和也、なんでそんなにアホなのよ、ケーキが切れない系か?信次郎さん、選択全部ミスってる。最悪すぎてページを捲る手が止まらず一気に読みました。あー最悪だった!(褒めてます)

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    2025年07月29日
  • 我が家のヒミツ

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    家庭内のちょっとしたイベントを描いた短編集。奥田さんの短編は初めて。家シリーズというのは知らなかった。
    とにかく心地よい終わり方をする小説ばかりで、疲れているときにも気持ちよく読める。ほかの短編も読んでみたくなるな

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    2025年07月13日
  • 普天を我が手に 第一部

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    ネタバレ

    わずか一週間しかなかった昭和元年に軍人、ミュージシャン、ヤクザ、婦人運動家に子が生まれるところから「大河小説」は始まる。戦争に向かう昭和で起こることはすでに既知の事実で、その枠内で物語が進むので、想像以上のことが起こらずに窮屈で仕方がないのは当然か。歴史を書き換えるほどの新事実が見つからぬ戦中を経て物語がどのように進行するのか期待しつつ、読んでいくことにする。

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    2026年03月13日
  • 我が家の問題

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    ネタバレ

    6つの短編集。同じような、家族をテーマにした他の短編集『家日和』『我が家のヒミツ』は既に読んでいるけど、これは家族の問題、というか、家族の危機が描かれていたため、他の2作品と少しだけ味が違った気がした。


    『甘い生活?』

    新婚だけど出来すぎる妻のせいで家に帰りづらくなっている夫の話。

    長い独身生活、そんなに世話を焼かれたくないっていうのは我が家に少し似てる気がした。気楽にかかわれそうで私はこっちのが好き。


    『ハズバンド』

    妊娠中の専業主婦の妻は、夫が実は会社のお荷物であることを知る。仕事が出来ない夫のために、せめて「美味しいお弁当」を毎日作って応援する。

    健気に支える妻、尊かった

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    2025年06月29日
  • 家日和

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    “読むなら長編を”の人である。
    あまり短編集を読んでこなかった。
    たまたまお勧め本に入っていたので、、、

    六つの作品からなる。
    出だしは まあまあかな。私的には。
    次とその次「ここが青山」と「家においでよ」が絶妙に良かった!会社が突然倒産し、いきなり主夫になってしまったサラリーマンの話。それこそ突然に妻が家を出てしまい 戸惑いながらも 自分好みの暮らしを謳歌する夫の話。
    最後が「妻と玄米御飯」。この著者の家族かなと一瞬思わせる家族の話などなど。

    どれも大変なんだけど 悲壮感がない。
    ほっこりさせられる。
    読後感が いい。


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    2025年06月27日
  • オリンピックの身代金(上)

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    東京オリンピックの開催に沸く昭和が活き活きと描かれている.と共に,都会と田舎の拡がっていく格差が生々しく描かれている.労働者と経営者,下請けと親請け,一般市民と官僚,様々な軋轢の中でタイトルの「オリンピックの身代金」に至った背景が紡がれていく.下巻でどのように伏線を回収していくのか楽しみだ.

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    2025年06月19日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    1963年に発生した”吉展ちゃん誘拐殺人事件”を題材にしたミステリー。北海道出身で知的障害がある宇野寛治は稚内や礼文島で数々の問題を起こし、逃げる様に上京。花の都・大東京での生活にも慣れてきたところ、時計商宅で殺人事件が発生。容疑者として寛治が浮上するのだが、神出鬼没の寛治は一向に尻尾を出さない。同じ時期、豆腐屋鈴木商店の吉夫ちゃんの誘拐事件が発生。。。時計商殺人事件と吉夫ちゃん夕刊事件の関連性は!?800頁を超えますが、ガッと読めちゃうので寝不足にご注意ください♪

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    2025年06月14日
  • ナオミとカナコ

    匿名

    購入済み

    スリル満点でした。カナコが義理の妹に追い詰められてく感じがドキドキハラハラでした。
    カナコとナオミは強い女性でした。特にナオミは追い詰められるほどどんどん強くなって。なのでもっと違ったやり方で旦那と闘えたのでは?と、思ってしまいました。この先の2人も気になります。

    #ドキドキハラハラ

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    2025年06月13日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    奥田英朗は何が書きたかったんだろうかと、読みながらずっと考えていた。読み終わって昭和を書きたかったのかなと思った。

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    2025年06月13日