奥田英朗のレビュー一覧

  • 普天を我が手に 第二部

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    ネタバレ

    第2部は、日米開戦から昭和23年末、東京裁判判決あたりまでの時代。特攻といっても人間魚雷回天であったり、シベリアでなく中国の戦犯管理所収容や、レッドパージ以前の共産党内情や、GHQに勤めたり、これまで陽の目が当たってない敗戦直後の状況が各局面の歴史と共にわかりやすく展開され、とても面白かった。4人の物語の本筋から離れる悲惨な事実は回避されてるので悲壮感は少なく、彼らの若々しい力強い人生の物語となっていて読んでて気分が良い。本巻の最後になって遂に全員が会する局面となり、次巻でどうなっていくかが楽しみだ。

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    2026年02月02日
  • 普天を我が手に 第二部

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    とても良かった。4人の成長が楽しみだし、その他の登場人物たちも個性的で面白い人が多い。続きが楽しみだ。

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    2026年01月31日
  • 空中ブランコ

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    面白かった!けど!正直イン・ザ・プールの方が好き。
    伊良部のクレイジーさが足りず、人助けに繋がってしまっているところが物足りない笑
    前作では世にも奇妙な物語のように伊良部の迂闊な発言や幼稚な行動が主人公をどんどん闇堕ちさせていくフックになっていたことが面白かったのに!笑

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    2026年01月24日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    重厚な推理、刑事小説。犯人はうっすら気づいてたけど、その人ではありませんようにと思いながら読みました。不幸な寛治の生い立ち、境遇に悲しい気持ちになりましたが、罪を犯して良いわけでは決してないです。ページ数多かったですが、続きが気になり一気に読むことができました。

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    2026年01月23日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    すごいボリュームなのに、気になってあっという間に読みました。
    ノンフィクションを題材しただけあってか、刑事の思いとか昭和の不甲斐なさとか色々タイムワープしたようにイメージできた。ちょっと重くて悲しみもあるけど刑事物として見れば面白かった。
    事実だと思うと辛い。

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    2026年01月19日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    マイブームの奥田英朗の作品
    見事な群像劇と昭和の時代と警察の中の複雑な関係が
    良く表現されている。
    伊良部シリーズも読みたい!

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    2026年01月18日
  • マドンナ

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    昭和の匂いのするおじさん中間管理職達の微笑ましくも辛いサラリーマン生活を描いた短編集。
    とっても共感できる内容で面白かった。

    以下はメモ書き。
    最初の「マドンナ」は、やっぱおじさんってバカだなぁと思わせるものの、クスッと笑わせる部分もあり楽しめるストーリー。

    「ダンス」では、高校生の息子がブレイクダンサーを目指すもののを、それを認めない父親。会社の鬱憤を最後のシーンで息子にぶつけるシーンは笑えた。

    「総務は女房」では、将来を嘱望された海外営業経験の主人公が勉強のためということで総務に異動した話。
    総務のこれまでの慣例を破り奮闘するものの、妻に自身の本質を指摘され、結末はフフッと思わせる内

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    2026年01月16日
  • 罪の轍(新潮文庫)

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    たかが60年前の話なのに   日本はこの60年間ですっかり様変わりしてしまった 交通・通信・その他社会インフラ 人の心と共に犯罪も多様化した  ついこの間までの町の風景が気が付くと変わっていく   写された記憶のないほど小さい頃の写真は当たり前のように未舗装の砂利道なのに  この後どれくらいの未来を見られるのだろうか

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    2026年01月16日
  • リバー 下

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    後半は、前半で積み上げられてきた要素が一気に収束し、物語は急加速する。助走がかなり長いのに対して後半は急ぎすぎた印象も残るが、この拙速さや余韻の乏しさが、現実にある犯罪と暴力、報道による因果の冷酷さを際立たせていて、重く後味の残る作品に仕上がっている。滝本元刑事と、被害者の父松岡芳邦の10年にわたる凄まじい執念と生きざまがとても良い。

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    2026年01月13日
  • リバー 下

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    渡良瀬川女性連続殺人事件の被疑者として,刈谷が別件逮捕される。

    10年前の事件も刈谷なのか⁇
    刈谷は黙秘を続ける…
    被疑者のひとり、池田は行方不明となり、元刑事・滝本は池田の行方を追う…
    もうひとりの被疑者・健太郎は多重人格障害であり、別の人格の存在が明らかに…

    10年前に娘を殺害された松岡は執念で犯人を追い続ける…

    誰が犯人なのか…

    刈谷が犯人であることは間違いないはず…
    ずっと黙秘を続ける刈谷。
    どんな精神状態なのか…
    別件逮捕も釈放、任意で取調べを受け続ける…
    普通に生活を続ける刈谷。
    どんな精神状態なのか…
    逃げもしない…
    逃げれるわけもないのだが…
    何が刈谷をそうさせるのか

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    2026年01月10日
  • 我が家の問題

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    リアルな家庭生活の愚痴やらクスッと笑える話をまとめた本。自分も家庭を持ったらきっとこんなふうに不満や不安を抱えながら、それを解決するいちばんの方法はパートナーと活発にコミュニケーションすることなんだろうなと思う、親近感が湧く本。みんなそうだよね〜!っていう感じ

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    2026年01月10日
  • リバー 上

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    渡良瀬川河川敷で相次いで女性の全裸死体が発見される。
    10年前に発生し,未解決のままの女性連続殺害事件とそっくりな手口に、群馬県警、栃木県警は騒然となる。
    元刑事、10年前の容疑者、10年前の事件で娘を殺害され、未だに犯人を探し続ける父親、
    そして、新たに浮かび上がった3人の容疑者…

    犯人はすぐに…
    松岡の行動は行き過ぎだとは思うが、警察もいかがなものかと。
    最初はなかなか進まない…
    刈谷なんだろうが。
    池田も平塚も何か絡んできそうな…

    下巻へ。

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    2026年01月09日
  • リバー 上

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    本の雑誌「文庫王国2026」特集でフューチャーされており、久しぶりにエンタメ作品に浸ってみるかとの思いで読み始める。

    骨太刑事物で、捜査状況を緻密に描いていくので臨場感が高い。視点人物と容疑者が複数おり、ある人物の視点でとらえた事象が違う人物とつながる展開は、手に汗握る。追いかける側の人物がメインでそれぞれの執念や確固たる思いに駆り立たてられる姿は熱血である。最近の読書にはなかった要素を摂取できていている。

    半面、容疑者側の視点は全くない。あくまで客観的に観察され分析される。主観的な感情の機微などは全く描かれない。これからどのような側面が暴かれてくるのか期待が高まる。

    警察ものなので仕方

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    2026年01月07日
  • 空中ブランコ

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    面白い。
    特に最後の「女流作家」は前作含めたエピソードと比べて力の入り方が違う感じがした。
    表紙にはなかったけど強迫症が印象に残った。
    シリーズを読んでいると、伊良部が救っているのか、伊良部に関わって勝手に救われているのか、分からなくなる。
    でもそれがいい。

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    2026年01月03日
  • 噂の女

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    中学生時代は地味で大人しく目立たなかったが、章ごとにパワーアップしてるみたいで面白かった。
    噂なのて
    どこまで本当かわからない
    美人ではなく豊満で料理上手な女性に男性は弱いな、、、

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    2026年01月02日
  • コロナと潜水服

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    心温まるオカルト短編集。奥田さん版の『世にも奇妙な物語』といった感じ。
    どのお話にも幽霊や不思議現象が登場するけれど、怖いということはなく、むしろ先が気になってワクワクしながら読み進めた。表題作「コロナと潜水服」は、『イン・ザ・プール』のような可笑しさがあり、つい笑ってしまう。「ファイトクラブ」や「占い師」、「パンダに乗って」は私個人との共通点があって、引力のようなものってあるんだろうか?と変な気分になった。
    奥田さんの短編らしいすっきりとした読後感で、明日の私にほんの少し活力を与えてくれる一冊。

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    2026年01月02日
  • リバー 上

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    群馬県と栃木県を跨る渡良瀬川の両県の河川敷で、女性の遺体が見つかる。それは10年前の未解決事件に類似したものだった。3人の容疑者が挙がり、10年前の事件の遺族や警察関係者、記者、心理学者たちが事件を追っていく。
    3人の容疑者の人間像が描けていて、どの容疑者も怪しく思える。10年前の被害者遺族のお父さんの狂気を孕んだ行動が、下巻でも気になります。

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    2026年01月01日
  • 向田理髪店

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    奥田英朗『向田理髪店』。

    かつては炭鉱で栄えたが、廃坑後は過疎の街となった北海道苫沢町。
    『向田理髪店』を営む康彦。
    過疎の街で起こる騒動と人間模様。

    奥田英朗が描くと過疎の街も何か暗さを感じない。
    康彦のひとに対する思いやり、優しさが、過疎の街にありがちな閉塞感をなくしているのかも…

    小さな街だけにみんながおせっかいを焼きたがる、ほっとけない…
    噂が噂を呼ぶ…
    それ以上は、そこはこうした方が、というところで、康彦がひとこと。

    康彦がその緩衝材になっていたような。

    ほっこりとさせられるいい話でした。


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    2025年12月26日
  • 噂の女

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    軽快な悪女ストーリー
    東海地方の訛りでバカな男のやり取りもかなりおもしろい。
    息抜きの読書におすすめ。

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    2025年12月26日
  • 最悪

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    人生が転がり落ちる3人が最後に犯罪を犯すことになる。心理描写が上手くどんどん読み進めだが、最後に3人で犯罪を犯すシーンが、非現実的で違和感があった。また、もう少しどんでん返しが欲しかった。

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    2025年12月26日