奥田英朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
奥田英朗の洋楽青春期。
01 サージェント・パパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
02 名前のない馬
03 スライダー
04 展覧会の絵
05 アビイ・ロード
06 狂気
07 ライヴ・イン・ジャパン
08 黒船
09 クイーン?
10 ウッドストック
11 フィルモア・イースト・ライヴ
12 明日なき暴走
13 シルク・ディグリーズ
14 夏草の誘い
15 南十字星
16 彩(エイジャ)
青春音楽短編小説(ボーナス・トラック) ホリデイ・ヒット・ポップス!
あとがき
作者の中学生から高校生の間に触れたロックの回顧録を熱く語る。
ディープ・パープルぐらいしかわからなかった。
ちょっと世代が違いすぎたかも。 -
Posted by ブクログ
奥田英朗の群像劇小説。
特色のない中途半端な地方都市にくらす、
残念な人間たちを描く。
離婚した公務員つとめの男。
生活保護のケースワーカーの仕事のストレスから買春に走る。
都会を夢見て真面目に勉強する女子高生。
途中で引きこもりの男に拉致換金される。
唯一の単なる被害者かな。
偽の電気保安器を、一人暮らしの高齢社宅に訪問販売で売り歩く元ヤン男。
金を掴むため仕事に精を出すも、
元ヤンならではのトラブルに巻き込まれる。
スーパーの万引き保安員の仕事にハマる中年おばさん。結婚はしておらず、万引き犯を捕まえた際の優越感に浸るのが唯一の楽しみだが、途中で新興宗教にハマりトラブルに巻き込まれる。
親から地盤を引き継いだ地方議員。
一応地方のための仕事もして、一応のビジョンもあるが、自らの利権の確保もずっぽり。先代からのヤクザとのつき合いもあるが、最近の利権追求の流れ、市民団体の突き上げへの対応を誤り、堕ちていく。
このメンバーを軸に物語は進むがこれ以外にも残念なメンバーがてんこ盛りで登場。だが今の日本の状況をみると、こんな人間たちが居ても何ら不思議ではないと思えてくる。
中央集権と個人主義、
チェーン店進出による地元産業の破壊。
地方の衰退から起こる格差や断絶がテーマ。
作中で買い物狂いの議員の妻が、
「地方には知識層も富裕層も存在しない」
と、自分を棚に上げてぼやくが、
これは事実そうなりつつあるのかもしれない。
物語にでてくる唯一の富裕層は汚職地方議員と公務員。それと詐欺商品を売り歩く会社の社長くらい。救いがない状況。
最後の終わらせ方はちょっとご都合主義が過ぎて好きじゃなかったけど、テーマ的には興味がもてて面白かった。
奥田英朗好きなら間違いない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ過去に自分として犯したと考えた罪、が心の底に眠っており、それが平穏な生活によりフラッシュバックしてくるという、かの大ポップスターの日本での生活を描いたもの。
この感覚はなんとなく分かるものではあるが、現実的にはキースの言っているように、背負って生きていくしかないものであると考える。もしくは、自分なりの線引きでの解決になるのであろうと思われる。
それらを催眠療法で解決しようというものだったが、そこをお盆という状況とうまく掛け合わせていて、その不思議な様子が漂っている。夏の暑さを感じず、冷たい様子が漂っている。
さて、実世界で同じようなものを抱えている人間はたくさんいるが、”背負っていく”、ことで進めていくのだろう。
あまりにも解消できなくなると、つぶれてしまうのだろうが。。。 -
Posted by ブクログ
<内容紹介より>
人気、実力とも当代随一の作家5人が腕を競う、恋愛小説アンソロジー。3年越しの恋人が無断で会社を辞めてショックを受け、結婚を焦るOL。夏の日、大人の異性との出逢いに心を震わせる少年と少女。長年連れ添った夫婦の来し方、そして行く末。人の数だけ、恋の形はある――。人の心が織りなす、甘くせつない物語の逸品。
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どの作品の程よいボリュームですらすらとよむことができました。甘酸っぱい「有川浩」的な恋愛要素を求めて読むと、少し肩透かしを食うかもしれません。
もちろん、恋愛特有の甘酸っぱさはあるのですが、「ベタベタ」した感じはなく、どの作品もスッキリとしています。
大きなどんでん返しがあるわけでもなく、どちらかというと淡々とつづられている印象ですが、だからこそリアリティがあるというか、実際の体験や経験を思い出しながら読むことができました。
思春期の中学生男子とかでも、大きな抵抗感を抱くことなく読めるのではないでしょうか。