内田樹のレビュー一覧

  • 知性について

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    定期的な内田樹分の摂取。問いに答える形の形式なので、いつもと少しだけ違う内田樹が引き出されていて、かれの考えるところの前提がわかった気がして面白かった。

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    2025年07月17日
  • コロナ後の世界

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    ネタバレ

    通っている整形外科医院の本棚からお借りした
    自由に貸し出してくださる医院!

    副題『「生きていく気」がしなくなる国でー
    なぜ日本はここまで劣化したのか』

    難しかったけれど頑張って読んだ
    ほーほーうんうんと

    著者は私の住む神戸で武道の道場を開いておられるとか
    たくさんの著作もある

    コロナ後に起こったことは、もともとから存在した日本社会の欠点が可視化された。すでにあちこちにひびが入っていたシステムの不備が露呈したと。

    同世代だからか、おっしゃっていることに納得
    不寛容な国になっているなあ

    ≪ また来るの? 相互監視の あの時代 ≫

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    2025年07月16日
  • 街場の成熟論

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    内田樹先生のブログの文章と雑誌などへの寄稿記事がまとめられたものです。

    オンラインでも見れるのだけれど、やはり紙でまとまっていると作品になる、

    国際政治から国内政治、社会問題など、世間でも話題に上がる身近なテーマから、内田先生なりの視点が文章にされていて、どの稿もとても興味深いものがありました。

    ひとひねり、ではないですが、これまでの知的且つ身体的経験の蓄積に裏打ちされた独自の一貫した視座があって、常に新しい言葉の意味や考え方、視点のもち方を学ぶことができます。

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    2025年07月07日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    構造主義が出てくるまでの流れとフーコー、ロラン、レヴィストロース、ラカンを個別に。全体的な流れ抑えるだけかと思ったら、案外いい塩梅で1人1人の研究も俯瞰していくので、取り上げられてる構造主義者の学びはじめとしてもいいかもしれない。あと、存外まえがきが面白い。

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    2025年06月30日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    例えばなにか、くよくよと考えている事があったとき。
    自分ではうまく言葉にできていない「こういうこと」を、とっくに昔の人は、言葉にして名前をつけて、うまく説明しているのだろうな、と思うことが、しばしばあるのですが。自分にとってこの本はその、とっくに昔の人は~ をだいぶんまとめて解説してくれる一冊でありました。
    構造主義と言う現代思想について、その代表的な論者の説を、平易、と言うか、まるめておおらかに「だいたいこんなかんじ」と言うような語り口で説明していく一冊。この「だいたいこんなかんじ」感が大変な持ち味で、あとがきで三行くらいで全部まとめてたのにはひっくり返りそうになりました。
    二十年くらい前に

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    2025年06月17日
  • 動乱期を生きる

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    動乱期!混迷でも混乱でもないこのタイトルからしてザワザワする感覚を覚えます。今思えば昭和の時代の、のほほんとした世界からと比べると明らかに異なる世界に居る感覚を覚えます。あの頃はよかった…なんてノスタルジーに浸っていることも今となっては許されない気がします。
    内田先生と山崎雅弘さんの対話は、この「底の抜けた国」「三流腐敗国」に生きている私たちに現実を突きつけます。見ないふりをしてきても薄々わかっていて知らないふりをしても、これを読むとやっぱりそうか…と落ち込みます。
    今の日本は、沈みかけている泥舟という指摘は、政治家などの支配層の劣化(良識がない者の増加)、民度の低下(思考停止になっている国民

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    2025年06月06日
  • 君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ

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    丁々発止 ではなく
    まったり のんびり ともちがう
    なんと申しましょうか

    (関西言葉での)ええ かげん
    が ちょうど当てはまる気がします
    お二人の対談

    肩の力の抜け方
    腹の座り方
    とても 心地よい座談に感じました

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    2025年06月06日
  • 街場の米中論

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    初めて読む人でも改めてとなることをあえて書いてくれてわかりやすいが、この本の趣旨は、主にアメリカと、中国の趨向性(戦略)の予測である。
    情報の偏在によりアメリカの分析が手厚くなるのはいつものこと。
    個人的には、アメリカの民主政ゆえのアドバンテージになるほどと思った。
    これまでのところ科学的発見では圧倒的にアメリカが中国を凌いでおり、2021年までのノーベル賞受賞者国別ランキングでアメリカは394人で1位。中国は8人で23位。

    科学は、イノベーティブなアイデアがあったとしてそれを中国において育てる環境がない。

    科学者のコミュニティが生存に不可欠であり科学的客観性とも呼ばれるものである。

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    2025年05月19日
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

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    かつて「戦前」は過ぎ去った時代の記憶にすぎなかった。だが近年その言葉がひそかに現実味を帯びはじめている。内田樹、白井聡は時代の曲がり角に立つ私たちの姿を浮き彫りにする。
     政治の劣化、分断する社会、言論の空洞化――それらは静かにだが確実に積み重なっている。私たちは「平和」という言葉に安住しすぎていないか。
     ふと目を凝らせばこの国の風景にひびが入っていることに気づく。
     今こそ見よ、この悲惨な現実を。未来の「戦後」を悔やむ前に声を上げる時だ。


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    2025年05月11日
  • 沈む祖国を救うには(マガジンハウス新書)

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    内田樹さんの本を定点観測的に読むようになってから随分経ちます。今回も「いつも通り」なのかな、と思いつつ読み進めたのですが、いつもよりも「なんかやばいな」と思わされてしまいました。それは最近読んだサンデルとピケティの対談本と通底するところがあるからかも知れないし、別々のスーパーで立て続けに感じたマンパワーの低下があるのかもしれません。でもこのまま拝金教の資本主義「だけ」でいくのは世界にとっては良くないことでしょう。打ち手が見えないのが辛いところですが、それでもほんの少しの希望を持たせてくれる内田さんは、やさしい。

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    2025年05月08日
  • 先生はえらい

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    コミュニケーションについて、今までとは違う角度で知り得ることができた。分かり合うことばかりを考えていたけど、そうでなくても良いんだなと心が楽になりました。「謎の先生」の教育的効果も目から鱗でした!

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    2025年04月06日
  • 勇気論

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    今の日本に足りないものは『勇気』から始まる知的大喜利。勇気は孤立を耐える力がなぜ後退したのか?少年ジャンプのせい、少年ジャンプが物語の基本を『友情・努力・勝利』を流布させたせい。『勇気・正直・親切』から展開する九つ話を展開する。日本だけでなく、世界中で暴力が猖獗をきわめてるのは理解も共感もできない他者を前にした時の不快に耐えられない弱さが蔓延してある。それこそ他者の他者性に耐えられないとは孤立に耐えられないのと同じ。他者との断絶を初期設定としてコミュニケーションの橋を架ける、孤立に耐えられるのはいつか他者との連帯できると信じて行くこと。それが成就する日まで生き延びため『勇気』が必要だと言う事。

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    2025年03月25日
  • 動乱期を生きる

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    この2人の対話とあらば、興味深く読めない訳がない。それにしても、政治家以外の国民が、政治に無関心でいられる状況が好もしいって、ホントまさにその通りですわな。

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    2025年03月24日
  • アジア辺境論 これが日本の生きる道

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    ビジョンを創る能力がある国家にどうやったらなれるのか、独裁にならず非効率でも民主主義が保てるのか、課題は大きい

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    2025年03月13日
  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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    P151~の「雪かき仕事」の内容にハッとさせられる。経済的な合理性だけを求めていると、こういう視点に立てない。
    消費行動は本質的に無時間的な行為という一節にしびれた。
    コスパやタイパという言葉があらわすように、本書が出版された当時よりも更にその傾向は強まっている気がする。
    学びという概念について改めて考えさせられた。

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    2025年03月10日
  • 勇気論

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    ネタバレ

    勇気論!

    勇気に関して、はじめに定義してから話し始めるのではなく、

    思いつくことを内田さんに共有するスタイル。

    子どもの頃のことでなぜか思い出したこととか、

    最近ふと気になったこととか。

    私も参加したーい!と思いながら、

    回収の仕方がすばらしかったです。

    これに関連して、

    内田樹さんは、

    人類は誕生してからずっと「どうやったら知性の活動はもっとも活性化するか」ということを生存戦略上の最優先課題にしてきた、と思う、とおっしゃられています。

    「どうしていいかわからない時にもどうしていいかわかる」「答えを知らない問いについてもだいたいの当たりをつけられる」のパフォーマンスを高めて

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    2025年03月08日
  • 日本辺境論

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    近頃はコロナも明けて、訪日外国人数が再び鰻登りである。さて、訪日で言えば、文化も左様であろう。元々日本という国は中国に属する国であった。この本によれば、「日本人の特性」により、メキメキ成長を遂げ、今では世界に名だたるトップ7(G7)の一員でもある。日本人は努力気質の国だと言われるが、それも引っくるめたぼんやりとした日本人の「辺境性」、隅っこ暮らしのテクニックたるものを、本当にぼんやりであるが(後半は殆ど見えない程にぼんやりで)、理解できたと思う。

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    2025年04月04日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    人間はどのように欲望を覚えるのか、どうやって絶望するのか、どうやってそこから立ち直り、どうやって愛し合うのか…。自身の最後に行われた授業をはじめとする講演を収録した内田樹氏による、初めての講演集です。




    僕は内田氏の著作をあまり読んだことはないのですが、本書は著者初の講演集だそうです。

    古今東西、大学教授の最終講義といえば、印象的な授業が多く、僕は不幸にして、そういった授業にはナマで出会ったことはないのですが、インターネットが発達した昨今、言語的な障害さえクリアーできればそういう授業には簡単にアクセスできるので、そういったところにはとても感謝しております。

    ここに収録されているのは内

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    2025年01月24日
  • 困難な結婚

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    結婚とは安全保障
    自分が大丈夫じゃなかったとき、パートナーが大丈夫じゃなかったときに助け合うための制度

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    2025年01月07日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    歯に衣着せぬ話とは、この事かと思う講演! 脱線あり、個人史ありで彼らしい話でした。神戸女学院だった人たちが羨ましい。

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    2024年12月29日