重松清のレビュー一覧
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友達や親戚の叔父さん、子供の頃の自分自身との再会をテーマにした6編の短編集。
短編というよりは全て少し長めの中編という感じ。
クラスに君臨する女王・美智子ちゃんと、お父さん同士が対立する立場にあるという辛い状況の女の子を描いた「いいものあげる」。
親戚の中でいつも問題ばかり起こす嫌われ者だけど、なんだか憎めない叔父さんを描いた「ホラ吹きおじさん」。
心優しいけど先天性の病気を抱えた弟・ユウちゃんの結婚式に向けて、どうにか弟の昔の友達を探し出し、会わせてあげようと奔走する「永遠」。
不器用な息子を見て、昔の自分を思い出す「チャーリー」。
不運でいじめられっ子だけど、とっても優しい友達 -
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ネタバレ真面目なノブと女子最強王者のハム子を中心に物語が進んでいきます。ノブは4歳の時にお兄ちゃんを交通事故でなくしました。ハム子も母一人子一人の母子家庭。そんな二人の所に天涯孤独の嘘つきなオサムが引っ越してきました。みんな一人っ子ですがそれぞれ事情が異なる一人っ子。ハム子には新しいお父さんと弟ができますが、ハム子は少しもなつきません。オサムは小さい頃に両親を亡くし、親戚の間をたらい回しにされていました。ノブはお兄ちゃんが亡くなった場所へ行き、お兄ちゃんのことを思って初めて泣きました。この話を短く言うと、ノブとハム子とオサムの成長ストーリーです。
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ネタバレp.18
風景がモノトーンになると、気持ちが落ち着く。色が消えただけで、世界のすべてが過去になるような気もする。
p.346
苦笑交じりのため息をついたあとの表情は、よけいな力が抜けて、意外と悪くない。
p.352
「なんでもいいから、なにかをやってみて、なにかを初めてみることから、ぜんぶが始まるんだよ」
ショットガン・ホーンズの再結成というお話にはならなかったですね。そんなストーリーをちょっと期待していたのですが。
でも、読み終わった後は、なぜか、ちょっと、いろいろ頑張ってみようかな、まあ、無理し過ぎない程度に。といった気持ちにさせてくれる作品でした。
生きていると苦笑やため息は尽きません -
Posted by ブクログ
取り壊しが決まった3丁目団地。
そこは、かつてあるドラマが撮影されたロケ地だった。
そのドラマの名前は「たんぽぽ団地のひみつ」。
主演を演じたワタルくんはもう52歳。今は売れない映画監督。
ワタルくん、かつてロケに携わった団地の人々、今も団地に暮らす徹夫さん、その孫の小学生の杏奈。徹夫さんの奥さんで、杏奈のおばあちゃんも亡くなってしまったショーコ先生。
3丁目団地に集まる人たちが体験する、少し不思議な物語。
面白かった!
子供も大人も楽しめる、優しさと夢の詰まったファンタジーエンターテイメントという感じ。
設定が団地なので、派手さはないものの、万人が好感を持てる物語。
主人公の杏奈も元気いっ