アーサー・コナン・ドイルのレビュー一覧

  • シャーロック・ホームズ全集7 恐怖の谷

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    ホームズの長編四作目にして最後の長編。タイトル通り暗かった。構成は第一部の現代での事件発生と解決、第二部の事件の原因となる背景は、緋色の習作と同じ。第二部の暴力世界が読むのに辛く、またラストもハッピーエンドとは言い難かった。モリアーティ教授一味のせいとのことだったから、突然現れたこの敵役をもっと説明するのかと思ったら肩透かしだった

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    2016年07月06日
  • シャーロック・ホームズの復活

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     これに収録されている話はホームズが失踪する話を書いてから十年経ってから執筆された訳だが、そのせいか『冒険』や『回想』とは随分趣の異なる作品が載っていたように思える。
     ホームズが以前よりもワトスンに事件内容を発表されるのを嫌がるようになり、『第二の血痕』を最後に発表を止めてくれと発言しているほど。他にもホームズは事件の真相を見抜いても犯人に十分同情するだけの余地があると、庇い立てするような行動に出ている(数えてみたら13編中6編がそうだった)

     これだけ充分ドラマ性に富んだ物語を当時月刊連載していたという話には本当に驚かされる。

     本作で気に入った短編は『金縁の鼻眼鏡』かな。この事件では

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    2016年06月13日
  • シャーロック・ホームズの回想

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     とても面白い話がたくさん詰っていた。

     ホームズの手法は現代から見れば古臭く感じてしまう時がある。科学捜査が発展した現代ではホームズのような捜査方法が役に立つ場面は少ないかもしれない。しかし、読者は彼の手品のような推理法に感心し感激してしまう。ドイルは読者に対して事件に関しては最低限、人間観察に関してはあまり情報を文中に示さない。だからホームズの突拍子なく見える推理は読者にとって思わず尊敬してしまうものになっているのだと思う。

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    2016年05月27日
  • シャーロック・ホームズ全集2 四つのサイン

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    短編集二作を読んでから長編に戻ったけど、やはり長編の方がミルフィーユのように謎が複雑かな。でも、ワトソンがあっさり未来の妻と愛し合ってしまうのは微妙だった。当時はそんなものだったのかな。

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    2016年05月31日
  • シャーロックホームズの冒険

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     この中に収録されている幾つかは昔に一度読んだことがあるはずなのだが、何故か読んでみるまで思い出せず話の途中で「ああ、これ読んだことあるな」と感じたりもした

     ホームズシリーズは事件の推理過程よりも、事件の特異性や冒険性を優先していると思う。実際、依頼人が長々と自分の体験したことを話し、ホームズが残り数ページで解決法を示すというやり方も珍しくないし。
     この中で気に入った短編は『ボスコム渓谷の謎』かな。この話は推理や物語性、更にはホームズ特有の調べ方「事件現場の床や地面を徹底的に調べ尽くす」という捜査方法も披露されている。冤罪で追いつめられる息子や驚きの真犯人などミステリとして必要な要素をし

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    2016年05月08日
  • 恐怖の谷

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     意外な構成で意外な面白さを見せてくれた事で最高に魅力的な作品になっている。やはり、ホームズシリーズは面白いと再認識させるには充分に力のある作品だった。

     第1部はバールストンで起こった不可思議な殺人事件を推理するという構成。第2部は被害者がどのような理由により殺されるに至ったかという過程をアメリカを舞台に移し繰り広げている。
     第1部で起こる殺人はホームズの真価が発揮されているといって差し支えない。第2部では舞台がアメリカに移り、突然の展開に面食らったのだが、それでも最後のどんでん返しには非常に驚いた。まさかあのような事になろうとは…。

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    2016年02月07日
  • 恐怖の谷

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    事件の推理は全編で終わり、後半は事件の背景が紹介される。しかし、この後半にも大きな推理要素があるところがさすがといったところ。

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    2016年01月02日
  • 四つの署名

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    時計からワトスン博士の兄まで推理してしまうヤク中探偵の冒険。スモールは筋の通った悪党なので好感が持てる。

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    2015年11月20日
  • 恐怖の谷【深町眞理子訳】

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    ホームズ長編でありがちな、犯人独白が半分を占めるアレ。

    しかし第一部、第二部それぞれの物語いずれも魅力的。登場人物のあまりに怪しすぎる行動が、真相が判明した後では全く別の意味に変わったり、第二部に仕掛けられた大掛かりなトリックも見事。作品の描かれた時代を考慮しても、完璧と言える構成なのではないでしょうか。

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    2015年10月28日
  • バスカヴィル家の犬【深町眞理子訳】

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    20年以上ぶりに読んだことになるのだけど,こんなに面白かったのか,という感想。ストーリーとか無駄のなさとかいった作品の面白さはもちろんだけど,当時の生活状況とか(弁護士いたのかそりゃそうかとか,アメリカの雰囲気とか)が何とも面白く。私も老けたなと思いながら,全シリーズ読み直したくなった。

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    2015年09月28日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    歌謡曲の名作「襟裳岬」の歌詞で、

    通りすぎた 夏のにおい
    想い出して なつかしいね

    という一節があります。

    若い頃から、詩がステキやなあ、と思っていたんですが。
    オジサンになるにつけ、この一節。
    特に、「通りすぎた 夏のにおい」というのは凄い日本語だなあ、と。

    北海道と沖縄の人には申し訳ないですが、春夏秋冬の四季のリズムに体が慣れている日本の風土ならではの、言葉ですね。
    「過ぎ去った」でも「終わった」でもなく、「通りすぎた」というのもステキ。橋の上から川の流れを見ているような。

    無論、何より「夏のにおい」。

    なんかこう、あの暑苦しくて無駄に強烈で、意味も無くエネルギッシュな感じが…

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    2015年08月05日
  • シャーロック・ホームズ全集3 シャーロック・ホームズの冒険

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    「ボヘミアの醜聞」
    アイリーン・アドラー。

    「花婿失踪事件」

    「赤毛組合」

    「ボスコム谷の悲劇」

    「オレンジの種五つ」

    「唇の捩れた男」

    「青いガーネット」

    「まだらの紐」

    「技師の親指」

    「花嫁失踪事件」

    「緑柱石の宝冠」

    「ぶな屋敷」

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    2015年06月24日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    「マザリンの宝石」
    ワトソンが久々に訪れたベイカー街。ホームズは盗まれたマザリンの宝石を取り戻す為、犯人を追い詰めていた。

    「ソア橋の難問」
    家庭教師の女性に惚れた金鉱王ニール・ギブソンの妻が死んだ。容疑者は家庭教師の女性に違いないと思われたが、ホームズは…。

    「這う男」
    高名な教授の様子がおかしくなったと、秘書がホームズの元へ相談に来た。教授が妙な行動をとるのは9日起きである。その真相をホームズは突き止めた。

    「サセックスの吸血鬼」
    南国出身妻が赤ん坊の血を吸ったという。駆けつけたホームズの前に現れたのは、手紙を出した主人、前妻の障害を持った息子、後妻の生んだ美しい赤ん坊。飼い犬も調子

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    2015年05月17日
  • シャーロック・ホームズ全集1 緋色の習作

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    やっぱり、ホームズシリーズは、自分のミステリ好きの原点と思わせてくれます。シャーロキアン向けの掘り下げた注釈は、個人的にはなくても問題なし。とりあえず、全巻そろえていきたいものです。

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    2015年01月15日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    本書はホームズシリーズの短編集になる。
    いずれも読み応えがあり、短編らしいスピード感を味わうことができる。

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    2014年12月12日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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     これで本当にホームズシリーズは最後の作品になる。この頃にはドイルはただの推理小説作家ではなく、国際的に見ても有名な人物になっていたようだから、あまりの忙しさにホームズを書く暇がなくなっていたらしいですね。しかし、その合間に素晴らしい発想を有した物語を書くことができるのは彼のひとかどの才能によるものなのでしょう。
     収録内容はどちらかというと不可思議な事件に対し、ホームズが解決策や光明を照らすといった作品が多い。初期の様な悪意ある犯罪者に対しホームズが正義を下す、というような描写が少なくなっている。何故そのような変化が起きたのかは判りませんが、長く世情を観察するようになって以来考え方に何かしら

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    2014年10月25日
  • シャーロック・ホームズの復活【深町眞理子訳】

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    もう会えなくなっちゃうと思ってたホームズに再会できただけで大満足。
    名作は名作だなって改めて思わされた。

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    2014年10月01日
  • シャーロック・ホームズ全集2 四つのサイン

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    シャーロック・ホームズ全集、第2弾。
    翻訳本は読むのに時間がかかるのに、このシリーズはスラスラ読めて面白い。
    ホームズを訪ねてきた小柄で気品のある若い婦人の相談は、十年近く失踪中の父・毎年贈られてくる真珠・謎の招待状という、なんともワクワクする始まり。
    その後、殺人・宝探し・追跡劇と盛りだくさんな展開。ホームズの相変わらずな博識と推理に驚き、何かを追究していない時のダメ人間っぷりにも驚き、ワトスンの唐突なロマンスに驚いた。

    この小説が120年以上前に書かれているとは思えませんでした。面白いものはいつまでたっても色褪せず面白い。読めてよかったです。

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    2014年09月28日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    1917年に発行された、シャーロック・ホームズの連作短編集です。
    鉄板の面白さ。楽しめました。

    光文社の新訳シリーズを、もともとイギリスで発表された順番で並べると。

    ①緋色の研究(長編)-1887
    ②四つの署名(長編)-1890
    ③シャーロック・ホームズの冒険(短編集)-1892
    ④シャーロック・ホームズの回想(短編集)-1894
    ⑤パスカヴィル家の犬(長編)-1902
    ⑥シャーロック・ホームズの生還(短編集)-1905
    ⑦恐怖の谷(長編)-1915
    ⑧シャーロック・ホームズ最後の挨拶(短編集)-1917
    ⑨シャーロック・ホームズの事件簿(短編集)-1927

    と、こうなります。光文社文庫

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    2014年09月26日
  • シャーロック・ホームズ全集1 緋色の習作

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    小学校の時にホームズ全集は好きで読んでいた。
    その時は謎解きと推理を楽しんでいた。読み方がたりなかったなあ。観察眼に秀でたエキセントリックなホームズとそのホームズが気になるワトソン二人の関係性には気付かなかったなあ

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    2014年07月13日