アーサー・コナン・ドイルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『絹の家』を読んで、未読のホームズ作品が読みたくなった。
私はKADOKAWAのオススメしている順番に読み進めていて、この作品で4作目。
訳はヘレン・マクロイ作品でファンになった、駒月雅子さん。
冒頭から物語にすっと引き込まれた。
スラスラと流れるように読みやすくて、それでいて古典らしい雰囲気も残っている。
登場人物たちが自然に動き出すから、すっと物語に入っていける。
きっとそう感じられるように、細やかな工夫をたくさんされているんだろうな。
駒月さんの文章は、読者に優しいだけじゃなくて、登場人物にも優しさを感じる。
ホームズとワトソンも生き生きしていて、ふたりの信頼関係が心に伝わってくる。
冒険シーンも臨場感たっぷりで楽しかった。
訳者あとがきも嬉しい。
旧訳にも興味はあるけど、やっぱり駒月さん訳で全部読みたくなる。
今回はワトソンにまつわるちょっと特別なエピソードが。ワトソンの熱い想いを読者は知ってるだけに、思わずニンマリしてしまった。
今週はバタバタ続きで、まとまった読書の時間がなかなか取れず(/_;)
大好きな『刑事コロンボ』に癒やされてます。 -
Posted by ブクログ
ホームズの長編3作目。
今作はロンドンから離れ、ムーアと呼ばれる荒涼とした湿地が主な舞台。名家バスカヴィルの当主チャールズ・バスカヴィルが自らの屋敷近くで謎の死を遂げる。その死体のそばには巨大な犬の足跡。当主の主治医として屋敷に通っていた医師のモーティマーがホームズに調査を依頼。相続人であるチャールズの甥ヘンリー・バスカヴィルと共にロンドンのホームズのもとに訪れたモーティマーは、バスカヴィル家にまつわる奇々怪々な呪いの物語を語る……。
今作は大都会ロンドンではなく自然溢れれる田舎町がメインとなり新鮮。とある事情でホームズは最後の最後まであまり登場しないが、そのぶんワトソン君が自らの足を使っていろいろ頑張ってくれる。非科学的な怪奇伝説も入ってきて、ホームズ譚のなかでは異質な感じもするが、これがまたゾクゾクする。もちろん作中には気になる謎が散りばめられているが、謎解きの妙というよりは、作品の雰囲気に浸って楽しく読めた。