【感想・ネタバレ】シャーロック・ホームズ全集1 緋色の習作のレビュー

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Posted by ブクログ

ミステリ史上に輝く古典名作です。
世界でもっとも有名な探偵、シャーロック・ホームズのデビュー作で、オーギュスト・デュパンから始まる探偵小説という分野を一躍有名・人気ジャンルにした作品でもあります。

初めてであった相手の職業を一目見ただけであてることのできる優れた観察眼と推理力、音楽やスポーツ・医学などの様々な分野にまたがる深い知識、警察をはるかにしのぐ事件への洞察に、助手(相棒)のワトスンとの軽快な駆け引き。
1887年に発表されてから130年以上が経過していますが、「シャーロキアン」と呼ばれる熱烈なファンがいるその人気ぶりにも納得です。

「初の探偵小説」であったポーの「モルグ街の殺人」にくらべて、「初の長編探偵小説」である「緋色の習作(緋色の研究)」は、犯人の動機もしっかりと描かれていますし、事件解決にあたってのホームズが辿った思考回路も順を追って描写され、読者が納得できる形で結末を迎えています。

河出書房新社の新訳版でしたが、訳文は読みやすく、巻末の注釈も充実していて、作品全体の理解がしやすい印象でした。

しっかりと腰をすえてホームズの作品を読んだのは初めてでしたが、その魅力に触れ、他のシリーズ作品も手に取りたくなりました。
少し調べてみたところ、次に読むべき作品は、順番としては「四つの署名」になるようです。時間を作って読んでみたいと思います。

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2021年08月01日

Posted by ブクログ

やっぱりもう一度最初からしっかりシャーロックホームズを読もうと決意して、河出文庫の訳詞がとても良いと聞いたので読み始める。
やっぱり面白い!
シャーロキアンが世界中に生まれるのも納得。
名作はどんなに年月が経っても面白い。

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2017年11月26日

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世代を受け継がれて読まれるだけあって、テンポもいいし、第一部と第二部の雰囲気の変わりかた、論理的推理、さすがです

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2016年05月13日

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ホームズの活躍編と、あるモルモン教徒の数奇な運命編と、毛色の異なる二つの話を上手い事繋げて物語を構成させるコナン・ドイルの筆力に脱帽。

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2023年10月14日

Posted by ブクログ

これが最初の話だったんだ!赤毛連盟が最初かと思ってた。第二部でガラリと変わって一瞬戸惑うけど、どんどん読めちゃうし、それが事件に繋がった時がとても面白い。ひばりのように歌うホームズが可愛かった…

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2022年11月10日

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翻訳本は読みづらくて苦手なのですが、とても読みやすかったです。格調の感じられる訳し方なのに、すらっと読める。
挿絵入り、注釈付きということで中身以外にも充実していました。翻訳者の方がシャーロキアンなので安心して読めます。

途中で長々と主要人物以外の過去パートとなり、一瞬別の事件が始まったかと思いましたがそんなことはなかった。描き方が上手いので、退屈することなく読めました。淡々と語られているのに、緊張感や逼迫感がとても伝わってきて、どきどきしながら読みました。

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2022年09月04日

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アンソニー・ホロヴィッツによるシャーロック・ホームズ作品『絹の家』を読んで、久しぶりに“正典”を読みたくなりました。

中学、高校の頃、ホームズものは全て読破していたので、それ以来。今回は、有名なシャーロキアンである小林司さん、東山あかねさんによる訳出の作品です。

もともとこの作品は『緋色の研究』と言うタイトルで知られていますが、どうやらその“研究”という翻訳は誤訳であるらしい・・・。“研究”のところは“study”なのですが、絵画の習作と同じ意味だとの事。

それと、文中、当時の世相についての注意書きがあります。注意書きもよみながら本文を読むと、理解が深まります。

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2018年08月26日

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ネタバレ

ミステリ。ホームズとワトスンの出会い。
「ミステリ好きならこれは読んでおかないと!」と思って購入。もとの邦題は『緋色の研究』ですね。
ホームズの推理が面白い!
偏ってはいるものの深い知識と、優れた観察力、鋭い直感、素早い行動。130年前に描かれた作品に、ここまで優秀な探偵が登場したら、それは大人気になりますね。
物語自体も十分に魅力的。適度なボリュームも良い。さすがの良書。
注釈や年表、解説などはマニアックすぎますが、本当に好きな人には役立つでしょう。

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2016年10月11日

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やっぱり、ホームズシリーズは、自分のミステリ好きの原点と思わせてくれます。シャーロキアン向けの掘り下げた注釈は、個人的にはなくても問題なし。とりあえず、全巻そろえていきたいものです。

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2015年01月15日

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小学校の時にホームズ全集は好きで読んでいた。
その時は謎解きと推理を楽しんでいた。読み方がたりなかったなあ。観察眼に秀でたエキセントリックなホームズとそのホームズが気になるワトソン二人の関係性には気付かなかったなあ

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2014年07月13日

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シャーロックホームズはあまり読んだことがない。
ただ緋色の習作は聞いたことはあったので試しに読んでみた。
何度も何度も眠気と戦いながら読み進めていたが
犯人がわかったあたりからは一気に読めた。
普段はアガサクリスティーを読むことが多いので
最初はこの文体に慣れなかった。
犯行の手順は非常にシンプルでもある。

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2024年01月22日

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訳者の人たちのあれやこれやの話が面白いと思った。ある意味、シャーロック・ホームズを神とした宗教みたいなものがあってそれを中心に色々な活動が起こるという感じなのかな。

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2021年06月03日

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シャーロックとワトソン君の出会いと記念すべき事件第1号!
翻訳がSHERLOCKっぽいなって気がした
わたしはドラマばっかり見てるからそっちに引っ張られちゃうことが多いんだけど、緋色の〜ってこんな話だったんだね

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2016年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中学三年になった娘が書店で購入してきて「これすごくおもしろかったよ!全巻そろえたい!」と薦めてくれた。
子どもの頃に夢中になって読んだシャーロックホームズの世界に久々没入できた。

第一話の最後ではホームズの推理は披露されない。
第二話で事件関係者の過去が明かされ、ホームズの推理により事件の顛末が明かされる。
とても読みやすいし、復刻版の挿絵が雰囲気満点!

ただ、後半に掲載されていた盛りだくさんの注釈、解説はマニアックすぎて読めなかった。

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2016年03月08日

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