アーサー・コナン・ドイルのレビュー一覧

  • 緋色の研究【深町眞理子訳】

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    色々ミステリーを読んできたもののこれまで読んだことがありませんでした。

    犯人の逮捕や謎解きの場面は思っていたよりもさらっとしていて、犯人の動機や過去についてが全体の2~3割の文章量で書かれていたのが印象的でした。
    殺人は勿論大罪ですが、ドイルは性善説なのかななんて想像したり。

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    2020年09月24日
  • 四つの署名

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    「緋色の研究」に続くホームズ長編2作目。メアリー・モースタン嬢から奇妙な出来事についての相談の受けるところから始まる。ホームズの名探偵ぶり、いろんな捜査方法、犯人を追い詰める場面など、冒険小説の要素もあって面白かった。
    「ぼくの頭脳は、停滞しているのが大きらいなんだ」「頭を使っていないと、生きている気がしない」など、頭脳的な刺激を渇望するホームズが印象的。ワトスンは意外とロマンチストなのかな。二人のキャラの違いが良い。
    訳者解説も良い。特にタイトル「四つの署名(The Sign of Four)」の和訳についての話が知れたのは良かった。

    ホームズは鹿撃ち帽がトレードマークだと思っていたけど、

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    2020年08月22日
  • 失われた世界

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    ・3回目の他県での読書会課題本!四国。
    ・課題本好きだなわたし。なんでだろう。
    あ、みんなの感想きくのがたのしいから?かな。論評ならいろんな人が書いてるだろうけど何がちがうかな。
    ・光文社古典新訳文庫ワクワクします
    ・めちゃくちゃ面白かった!
    ・特に翼竜をはじめてみたサマリー教授の反応。秘境の大地の描写。危険な夜の散歩!
    ・恐竜あんまり興味ないと思ってたけど読んでみたら興味湧いて書店で図鑑をみたりした。

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    2020年08月11日
  • ドイル傑作集(I)―ミステリー編―

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    ホームズシリーズがあまりに有名なので、それほど期待したわけではなかったが、予想以上のおもしろい。特に「50年後」は、題材より構成がよいと思った。2020.7.3

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    2020年07月03日
  • 四つの署名

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    ホームズシリーズ、翻訳がたくさん出ており選ぶのが難しかったため、表紙が好みだった角川版を順番に読み進めている。ここまで、表紙のイラストがえすとえむ先生によるものと気付いていなかった……通りで好みの装丁と感じるわけである。
    長編二作目ということだが、依頼人がワトスンの奥方になる人とは知らなかった。こんな序盤に登場していたのか。謎を解く、よりもホームズの危うさも感じさせるキャラクターがぐいぐいとページを進めさせてくれるのは相変わらず。汽艇のシーンなど、アクション要素もあり、動の雰囲気を存分に感じられるエピソードなのが心地よかった。

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    2020年04月28日
  • シャーロック・ホームズの冒険【深町眞理子訳】

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    初めてシャーロックホームズ。紆余曲折せずにスパッと真理にたどり着き、その後は確証を得てからの種明かしという様なストーリー展開に今のミステリー小説とは違う読みやすさを感じた。
    短編集となっておりどれも面白く、自分は5つのオレンジの種が一番の推し。
    コナンではシャーロックホームズはすごく崇められてるけど実際読んでみて、若干浮世離れしてるキャラクターであるなと感じた。ワトソンと同様に彼のこれからの行動や活躍に興味が湧く。ということで続編も読んでみたい。

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    2020年04月13日
  • 失われた世界

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    面白かった
    キング・コング、ゴジラ、ウルトラマン、ジュラシックパークにも影響を与えたらしいコナン・ドイルのSF大傑作(本書解説より)
    まだホームズシリーズとこれしか読んでないけど、コナン・ドイルの作品は第三者視点じゃなくて登場人物視点の文章だからリアルを感じさせて引き込まれるんだろう。
    後半のジョン卿の活躍が好き

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    2019年12月18日
  • 緋色の研究【深町眞理子訳】

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    シャーロック・ホームズとドクターワトスンの出会いと最初の事件。二部構成で、後半唐突に語られる犯人の動機となる物語に驚いた。赤ら顔と断定するにはやや無理があるがその謎を後半に取っておくことで物語のてんまつに一層興味を抱くことで一挙に読んでしまった。
    キレキレの推理を披露しつつ推理を褒められると喜ぶなど人間味のあるホームズのキャラと読み手の代弁者であり語り部ワトスンのコンビだからこそ、ストーリーや推理の秀逸さ以前に他の作品も読みたくなる圧倒的魅力です。

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    2019年11月23日
  • シャーロック・ホームズの冒険【深町眞理子訳】

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    ミステリーの古典。クオリティは高い。意外と小粒なエピソードも多く、殺人絡みのものは少ないい。
    ホームズとワトスンの信頼関係がいいですね。
    五つのオレンジの種は大風呂敷を引いた割にあっけなく終わってしまい納得が行かない。まるでページがなくて打ち切りのよう。
    ボヘミアの醜聞は女性にしてやられるホームズが描かれいきなり1話目でこの結末とは、と驚きました。
    乗り物が馬車と鉄道というところや、ホームズが初見の依頼人を観察して推理するネタなどに時代が感じられるとともに趣きがあります。

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    2019年11月13日
  • シャーロック・ホームズ全集9 シャーロック・ホームズの事件簿

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    シャーロック・ホームズ物は、すべて読んだつもりでいました。でも、ホームズ自身が書いたというものや、ワトソンが出てこずに第三者的視点で書かれたものなどの存在は、すっかりと忘れていました。本書には、そのような作品が含まれています。

    それと、ワトソンが、ホームズとは別れて暮らしているのは知って(覚えて)いましたが、それでも、ベーカー街での共同生活の方が多く、それぞれ別に生活している方が数少ないと思っていましたが、逆でしたね。

    昔の記憶と言うものは、あてにならないものですね。

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    2018年10月12日
  • シャーロック・ホームズ全集8 シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    学生の頃に読んだ作品の再読。

    色々忘れていますね(苦笑)。特に、最後の「最後の挨拶」こんなエスピオナージだとは思いませんでした。一度読んだはずなんですけどね。って言うか、ホームズ引退後の再登場ですが、何年も活動していたとはね。ここまで捜査するのには時間がかかりますが、そこまでするかと。一度引退しているのにね。

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    2018年10月07日
  • シャーロック・ホームズ全集6 シャーロック・ホームズの帰還

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    実際には、学生時代に読んでいるので、二度目の読書と言う事になるのだけど、初回の時のことをほとんど覚えていないので、実質的に初見と言ってもいい。

    そういう意味で、タイトルを覚えている作品よりも、全く覚えていない作品が興味深い。それと、レストレイドって、ホームズの良い相棒だと思っていたのだけど、どちらかと言うと、レストレイドはおっちょこちょいと言うか、ホームズに助けられている警察官であったと言う事に驚き。どちらかと言うと、雑に扱われるキャラクタですね。

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    2018年09月27日
  • シャーロック・ホームズ全集3 シャーロック・ホームズの冒険

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    中学生か、高校生の頃に読んだものの再読。

    やっぱり面白い。初めて読んだときは気づかなかったけど、今回読んでみて、初めて気づいたことが沢山あります。ホームズが「最初から分かっていたよ」と言う、安楽椅子探偵的なケースが結構ある事と、ホームズについては連戦連勝で、解決できない事件なんて無いと思っていたんだけど、実はそうでも無くて、何件か解決できない事件があるとかね。それと、刑事事件に問う事は出来ないケースも、意外にある事にも気が付きました。

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    2018年09月14日
  • シャーロック・ホームズ全集5 バスカヴィル家の犬

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    ★4.5

    中学か高校の頃に初めて読んだときは、中々おどろおどろしい作品だなと思った作品ですが、改めて読み返してみると、描写は中々ミステリアスな描写ですが、描かれている内容は、極めて真っ当な推理小説的な内容。どういうトリックであったのか、微妙に忘れていたのですが、読み返していて、「あぁ、そう言う事だったのか」と改めて理解しました。

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    2018年09月08日
  • シャーロック・ホームズ全集2 四つのサイン

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    これも、多くの場合「四つの署名」で知られている作品。ですが翻訳者は、サインと行った人物たちが、“必ずしも文字が書けるわけでは無い”と解釈して、署名ではなくサインと訳したそうです。

    恐らく、中学あるいは高校以来に読んだのですが、良いものは、いつ読んでも良いものですね

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    2018年09月08日
  • 恐怖の谷

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    アメリカ。田舎町。炭鉱。暴力支配。血。恋模様。
    大好物なんですけど!!!!

    過去の長編と同じ構図を取り入れているのですが、非常に洗練されています。物語としてのめり込め、ミステリとしてのどんでん返しも中々インパクトがあります。

    第1部のホームズの推理も良いのですが、私は第2部が好み。
    回想によって第1部が補完されるのですが、これがまた衝撃。入り込めば入り込むほど、予想外の展開で驚くはずです。

    最後の長編か…さて短編へいざ。

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    2018年09月02日
  • シャーロック・ホームズ全集1 緋色の習作

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    アンソニー・ホロヴィッツによるシャーロック・ホームズ作品『絹の家』を読んで、久しぶりに“正典”を読みたくなりました。

    中学、高校の頃、ホームズものは全て読破していたので、それ以来。今回は、有名なシャーロキアンである小林司さん、東山あかねさんによる訳出の作品です。

    もともとこの作品は『緋色の研究』と言うタイトルで知られていますが、どうやらその“研究”という翻訳は誤訳であるらしい・・・。“研究”のところは“study”なのですが、絵画の習作と同じ意味だとの事。

    それと、文中、当時の世相についての注意書きがあります。注意書きもよみながら本文を読むと、理解が深まります。

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    2018年08月26日
  • 失われた世界

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    数十年振りの再読。台地の傍らに屹立する塔のような岩山から丸木橋を渡してロストワールドに入り込むシーンが、ビジュアルを伴い強烈に印象に残っていたが、それは挿絵によるものだったことが分かった。良質の空想科学小説はこの歳になって読んでもとても面白かった。舞台のモデルとなった岩山がギアナに実在するとは…。

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    2018年07月03日
  • シャーロック・ホームズの古典事件帖

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    戦前の翻訳家たちによる珍訳アンソロジー。最初期の方が寧ろ原典に寄せた翻訳になっているのが面白い。明治期はカタカタ名が馴染みないのか外国モノの人気がないのか日本人名に翻案している。却って味わい深い。

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    2018年06月14日
  • ドイル傑作集(I)―ミステリー編―

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    シャーロックホームズで有名な著者だが実はそれ以外の著作の方が多い。個人的にドイルは短編が面白いと思うがこの短編集は秀作だけ厳選したと銘打っているので堪能できる。今作はミステリー編。消えた臨急など収録。
    肩透かしなような事件もあるが基本的には読んだ人が不快にならないよう工夫されているところが良い。

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    2018年03月28日