シャーロック・ホームズ全集6 シャーロック・ホームズの帰還

シャーロック・ホームズ全集6 シャーロック・ホームズの帰還

「最後の事件」で滝底に消えたホームズ。しかしドイルは読者の強い要望に応え、巧妙なトリックでホームズを<帰還>させた(「空き家の冒険」)。「踊る人形」ほか、魅惑的プロットに満ちた第三短編集。

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シャーロック・ホームズ全集6 シャーロック・ホームズの帰還 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ホームズ復活。殺人犯がわかっても、動機に同情して警察に言わなかったり、スキャンダルを表沙汰にしないよう努力したり、人間味が増した感じがした

    0
    2016年06月21日

    Posted by ブクログ

     英語は「リターン」だから『シャーロック・ホームズの帰還』でいいのだが、死にかかったんじゃないかというと『生還』と言って喜びたいし、いやいったんは完全に殺されてしまったんだから『復活』というのもむべなるかな。ウルトラマン派なら『帰ってきたシャーロック・ホームズ』、ゴジラ派なら『シャーロック・ホームズの逆襲』、なんとでも訳すべし。
     たといホームズがモリアーティ教授とともにライヘンバッハの滝に落ちようとも、その場を目撃する者とてなく、死体も確認されていないとあっては「復活」、いやさ「帰還」させるのは簡単と「空き家の冒険」。かくて、ドイルのシャーロック・ホームズ謀殺の嫌疑は晴れたが、そのかわりに彼は別の一人を手にかける。ワトスン夫人である。
     「悲しい別れがあった」のひと言でワトスンを男やもめにしてしまい、さらに開業医もやめさせて、再びベーカー街でホームズと共同生活。ホームズの記録者としてその方が好都合だからだが、可哀想なのはワトスン。もっと可哀想なのは一言殺人の犠牲者、ワトスン夫人メアリ。いやいや、いいのだ、メアリという登場人物はドイルがひそかに憎む彼の母親メアリの分身。殺せ殺せやっちまえ。そういえば、「アビ農園」でアル中の夫に暴力を振るわれる貴婦人も名前はメアリ。
     またもやホームズ譚を連作しなければならなくなったドイル、やはりプロットには苦労したようだ。「踊る人形」の暗号解読はシリーズの中でも新機軸であろう。「孤独な自転車乗り」はその出来にドイルは留保をつけていたようだが、とても絵になる。新潮社版で「美しき自転車乗り」にしたくなるわけだ。他方、正義のためにホームズとワトスンに犯罪を犯させたり、やはり正義のために官憲には真相を告げず、ワトスンに陪審員をやらせて、勝手に判決をくだしたり、法は敵ともなるといって、事件をなかったことにしたり、法の番人ではなく正義の番人。ちょっと危険な徴候。
     と自分で気がついたからでもあるまいが、ホームズ氏は引退してサセックスの丘陵で研究とミツバチの飼育にいそしんでいるそうだ。もちろんあと3冊ぶんは引退させてもらえないのだがね。そうだろう、ワトスン?

    0
    2016年02月12日

    Posted by ブクログ

    「空家の冒険」

    「ノーウッドの建築士」
    ワトソンがベイカー街に戻ってきた。小さな医院を高値で買い取ってくれた若い医師ーー実は金を払ったのはホームズだったらしい。ホームズ……orz

    「孤独な自転車乗り」
    ヴァイオレット・スミス嬢がピアノの家庭教師をしている家から最寄駅まで自転車で走っていると、後から一定区間を自転車でついてくる男がいる。その正体を突き止めてくれという依頼。

    「踊る人形」

    「プライオリ学校」
    閣僚の息子が寄宿学校から姿を消した。同時にドイツ人教師も自転車ごと姿を消した。寄宿学校の校長に依頼され、ホームズは調査を始める。
    だが、閣僚とその秘書はあまり乗り気ではなかった。

    「黒ピーター」
    酔うと暴力をふるう元船長が敷地内の小屋で死んだ。小屋は船長しか立ち入らなかった。船長は株券でお金を得ていた。犯人を捜すホームズたちの前に現れたの日1人の青年だったが……。

    「犯人は二人」
    手紙など他人の弱味を集めて強請っては金を得ている男がいた。その男から脅されている女性を助けて欲しいと依頼が入る。ホームズとワトソンは手紙を取り戻すため男の家に侵入して?

    「6つのナポレオン」
    ナポレオンの像が次々盗まれては破壊されている。その矢先に起こった殺人事件。ホームズが見破った真相とは。

    「3人の学生」
    教授の部屋で、テストの下書きが写された。テストは間近だ。ホームズは事態の解決を依頼される。

    「金縁の鼻めがね」
    偏屈な学者の助手が殺された。学者は滅多に家から出てこない。ホームズは現場に落ちていた金縁の鼻めがねから、犯人の居所を突き止めた。

    「スリー・クォーターの失踪」
    ラグビーの有名選手が失踪した。彼は高額の遺産を貰う手筈となっていた。ホームズは彼のチームメイトから事件を解決するよう依頼される。

    「アビ農園」
    アビ農園の主人が殺された。妻は殴られた後に縛られ気絶していた。犯人は分からない。ホームズは事件の解決に乗り出した。

    「第二の汚点」
    重要な手紙が盗まれた。公開されたら戦争は避けられない。ホームズは手紙の行方を捜す。その矢先に、最も怪しいと目された男の死体が発見された。男は二重生活を送っており、犯人は男の妻だと発覚した。そして、手紙のありかはーー。

    0
    2015年06月02日

    Posted by ブクログ

    実際には、学生時代に読んでいるので、二度目の読書と言う事になるのだけど、初回の時のことをほとんど覚えていないので、実質的に初見と言ってもいい。

    そういう意味で、タイトルを覚えている作品よりも、全く覚えていない作品が興味深い。それと、レストレイドって、ホームズの良い相棒だと思っていたのだけど、どちらかと言うと、レストレイドはおっちょこちょいと言うか、ホームズに助けられている警察官であったと言う事に驚き。どちらかと言うと、雑に扱われるキャラクタですね。

    0
    2018年09月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『空き家の冒険』『ノーウッドの建築士』『踊る人形』『プライオリ学校』『6つのナポレオン』『第二の汚点』など好きな作品が多い。本文にポンドやギニーを円にした金額があるけど、当時のイギリス貴族はどんな金持ちだったんだ…。やはり読んでいて心地よい世界だ(笑)

    0
    2025年12月18日

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