英国幽霊屋敷譚傑作集

英国幽霊屋敷譚傑作集

英国では奇妙なことに幽霊が居着いている物件ほど高く評価される傾向にある。殺人や凶事が起きた建物を巡る趣味もあり、幽霊は現在でも英国人の親しき隣人である――夫を裏切った末悲惨な最期を遂げた若妻の亡霊の出没する邸宅、館主の宴を訪れた黒衣の婦人の呪いが破滅を招くゴシック譚、田舎の農場屋敷に雇われた家庭教師が耳にした一族の愛憎劇に由来する幽霊騒動など、多彩な13篇を厳選し、収録する。ヴィクトリア朝の精華たる美しくも恐ろしいホーンテッド・マンション・ストーリーをご堪能あれ。/【目次】●英米・女流「幽霊屋敷」競作 「幽霊屋敷」エマ・ホワイトヘッド/「幽霊屋敷」マーガレット・ヴァーン/●ふたつの「開いた扉」競作 「開いた扉」シャーロット・リデル/「開いた扉」マーガレット・オリファント/●幽霊談義小説競作 「ブレイクスリー屋敷の幽霊談議」ウィリアム・マッドフォード/「奇談の屋敷」アンドルー・ラング/●J・E・プレストン・マドックの二屋敷 「バロカン屋敷の幽霊」J・E・プレストン・マドック/「ライスリップ僧院屋敷(アビー)の幽霊」J・E・プレストン・マドック/●応報と理不尽 「パディントン領主屋敷(マナーハウス)の幽霊」チャールズ・オリア/「ヨークシャーの幽霊屋敷」ダドリー・コステロ/「農場屋敷(グレインジ)の幽霊」フランシス・ブラウン/●異色競作 無名作家と巨匠 「岩礁の幽霊灯台」チャールズ・F・F・ウッズ/「ゴアズソープ屋敷の幽霊選び」アーサー・コナン・ドイル/編者あとがき――幽(かそ)けき扉、霊への階(きざはし)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外ホラー
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元推理文庫
  • タイトル
    :
    英国幽霊屋敷譚傑作集
  • タイトルID
    :
    1878133
  • ページ数
    :
    404ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年06月30日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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英国幽霊屋敷譚傑作集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    やはり古典的怪談がいい。
    読んでいてしんみり幸せな気分になる英国古典的怪談。
    「開いた扉」という邦題の話がふたつ載っているが、うちひとつは「廃屋の霊魂」の題で別の短編集で読んだことある。ネズの茂みが扉のどちら側にあるか、なんてもころが記憶に残っている。
    灯台の話は予想以上に血なまぐさい話だったのでちょっと辟易かな。
    でも全体的に雰囲気が良い。
    表紙の絵も良い趣味だ。

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    英国ヴィクトリア朝時代の幽霊屋敷譚の佳作13編を紹介する。
    ●英/米・女流「幽霊屋敷」競作
      幽霊屋敷 エマ・ホワイトヘッド
       ・・・亡き愛しい人の霊は彼を隣の幽霊屋敷に導く。
      幽霊屋敷 マーガレット・ヴァーン
       ・・・閉ざされた部屋で聞こえた亡霊の声?それは私の?
    ●ふたつの「開いた扉」競作
      開いた扉 シャーロット・リデル
       ・・・ラドロー屋敷の開かれた扉。潜むのはミステリー。
      開いた扉 マーガレット・オリファント
       ・・・病の息子を救うため、廃墟の扉口での声を探る。
    ●幽霊談議小説競作
      ブレイクスリー屋敷の幽霊談議ウィリアム・マッドフォード
       ・・・幽霊からの依頼。呪われた地の女霊の話。
      奇談の屋敷 アンドルー・ラング
       ・・・書斎の霊。円塔での死。見えない気配。霊柩馬車。
    ●J・E・プレストン・マドックの二屋敷
      バロカン屋敷の幽霊 J・E・プレストン・マドック
       ・・・その屋敷の幽霊は死を告げる。誰に?誰の?
      ライスリップ僧院屋敷の幽霊 J・E・プレストン・マドック
       ・・・死体は隠せても、その霊までは隠せない。
    ●応報と理不尽
      パディントン領主屋敷の幽霊 チャールズ・オリア
       ・・・かくのごとく廃屋となったのは、主の罪と罰。
      ヨークシャーの幽霊屋敷 ダドリー・コステロ
       ・・・不可解な死のあった屋敷に響く音。大音声の恐怖。
      農場屋敷の幽霊 フランシス・ブラウン
       ・・・あの女があそこにいる。笑い声は凶兆への導き。
    ●異色競作/無名作家と巨匠
      岩礁の幽霊灯台 チャールズ・F・F・ウッズ
       ・・・閉ざされた灯台での怪異は過去の事件の光景。
      ゴアズソープ屋敷の幽霊選び アーサー・コナン・ドイル
       ・・・ここには幽霊がいない。幽霊が欲しい!
         ユーモアと皮肉で彩られた話の顛末は?
    編者あとがき――幽けき扉、霊への階

    時は英国ヴィクトリア朝時代。主役は幽霊屋敷。
    古式ゆかしい屋敷の描写が重厚な作品が並ぶ。
    それらと恐怖への誘いの語りが濃密だが、
    なかなかの佳作がある一方、
    作品によっては筋立てや人物設定の甘さがあるものも。
    それでも、この時代の恐怖小説の一端が味わえました。

    0
    2025年07月31日

    Posted by ブクログ

    英国の幽霊屋敷がテーマのアンソロジー。
    こういうゴシックホラーな雰囲気には憧れるのだが、作品として読むとイマイチ良さがわからないものが多くて悔しい。正統派ホラーより、自分の買った屋敷に幽霊がいないから招きたいと奮闘する男を描いた「ゴアズソープ屋敷の幽霊選び」(コナン・ドイル)が好みだった。

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     夏来健次氏編訳による19世紀ヴィクトリア朝期の英国を舞台にした幽霊譚アンソロジー・シリーズ。「クリスマス」「ロンドン」に続く第3弾は「幽霊屋敷」がテーマ。本を一棟の屋敷に見立て、章立てを翼、各作品を部屋とした構成がユニーク。全13編収録。

     発表されたのはどれも19世紀中盤~末頃のためか、舞台になる"屋敷"の殆んどはいわゆるカントリー・ハウス……郊外や田舎にある貴族の豪壮な邸宅になる(例外は高級住宅街の一軒と思しいホワイトヘッド「幽霊屋敷」、荒涼としたウェールズの海岸に立つ灯台が舞台のウッズ「岩礁の幽霊灯台」か)。
     とはいえ出現する幽霊―その姿が可視不可視はさておき―は千差万別で、別れを告げた恋人の前に現れる女性の幽霊、亡くなった母親を求める不良児の姿なき哀願の声、遺産相続人の孫を助けてやって欲しいと依頼する老人の幽霊から、屋敷に棲み関りの深い人物の死を告げる存在、屋敷に取り憑き何の因縁もない居住者を恐怖に陥れる霊、家と財産を奪った一族に復讐する女性の亡霊etc……とバラエティに富む。そんな中で異彩を放つのが、購入した領主屋敷に幽霊を出現させようと奔走する成金男を描いたA.C.ドイル「ゴアズソープ屋敷の幽霊選び」で、幽霊屋敷怪談や当時の幽霊を持て囃すような(一部の)風潮を茶化したようなユーモラスな作品。ドイル20代前半の作品だが、まさか後年になって本人が心霊学に傾倒するようになるとはw

     血腥い話や不条理話は少なめのためか全体の怖さ度も控えめ。勤め先をクビになった青年がゴーストハンターと探偵役を担う破目になるC.リデル「開いた窓」と、屋敷に集った客たちが奇譚を披露するW.マッドフォード「ブレイクスリー屋敷の幽霊談議」、灯台守が居付かないウェールズの海岸の灯台にまつわる、収録作中では最もホラー度が高いと思えた経歴不明の無名作家チャールズ・F・F・ウッズ「岩礁の幽霊灯台」などが個人的には楽しく読めた。

    0
    2026年01月25日

英国幽霊屋敷譚傑作集 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外ホラー
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元推理文庫
  • タイトル
    :
    英国幽霊屋敷譚傑作集
  • タイトルID
    :
    1878133
  • ページ数
    :
    404ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年06月30日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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