アーサー・コナン・ドイルのレビュー一覧

  • 恐怖の谷

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    『ホームズシリーズ』の長編の四作目であり、最後の長編でもある。これも今までの長編と同じように二部構成になっている。
    前半はこれまでと同じように、ホームズが主役で密室殺人を扱っているのだが、後半の部では実際にあった事件をモデルにしており、ホームズとは別の探偵が活躍する。

    『回想』で突然現れた「モリアーティ教授」に対する因縁もきっちり書かれており「モリアーティ教授」の恐ろしさが伝わってくる。
    個人的には、後半の部が今までの『ホームズ物』とテイストが完全に違っていて(推理というよりハードボイルド的)、すごく熱中して読めた。

    次はいよいよ最後の短編、『事件簿』を読む。

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    2013年11月11日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    短編集四作目。この『最後の挨拶』はこれまでの一月に一作のペースではなく、丸九年かかって書かれたらしい。どうりで内容が濃い(一つの短編が長い)と思ったわけだ。

    個人的にこの短編集で一番好きな話が「瀕死の探偵」だったのでちょっとコメント。
    序盤はあのホームズが本当に死んでしまいそうでどうなるのかとハラハラしたのだが、後半になるとコントのように笑える展開になっている。
    ホームズシリーズのおもしろさがこのお話にギュッと濃縮している感じ。

    次は最後の長編『恐怖の谷』を読む。

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    2013年11月07日
  • 四つの署名

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    ホームズシリーズの長編2作目。初読と思いきや…過去に読んだことがあるのが判明。たぶん『緋色の研究』の次に読んでいたんだろう。

    今回のお話も大変おもしろかった。
    ホームズがコカインを注射している場面から始まり、ワトソン君の恋を描きつつ、最後にはカーチェイスならぬボートチェイスまでおっぱじめる始末。これにアグラの財宝まで絡むのだから面白くないわけがあろうか?

    ホームズとワトソンの捜査もさることながら、犬のトービーやベーカーストリートイレギュラーズも出てくるわで今回の犯人にはお気の毒としか思えない。

    あと長編は残り2作。楽しみ。
    とりあえず次は短編を読む。

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    2013年10月06日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    この短編では、何度もホームズの最後を連想させる。
    静養のためにコーンウェルへ行ったり、
    ハドソンさんやワトソンを巻き込んだ「瀕死の探偵」なんて、読者も冷や冷やさせられた。
    「最後の挨拶」では、ホームズはもう過去の人物、伝説的な人物になっているように感じられる。

    それでも、この傲慢で自信家の探偵は、何度でも我々の前に現れて、
    その見事な変装や推理で驚かせてくれる。
    コナン・ドイルが何度もホームズを終わらせようとしたが、
    そのたびに読者の強い要望で再開されたいう、この探偵小説は、
    読者の強い気持ち、ホームズが存在してほしいという願いが作り上げたものだと改めて理解した。

    こんなにいきいきとした小

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    2013年08月12日
  • 四つの署名

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    シャーロック・ホームズの第2作。
    好みの、「光文社の新訳」で。
    翻訳は面白いし、中身も気軽に楽しめました。

    お話のあらすじは。

    事件は依頼人が持ち込みます。とある若い美女。
    その人の父親(だったかな?叔父だったか?)に異変が、と。
    で、ホームズとワトソンが訪れると、当然ながらそこには死体が。さあ始まります。
    謎の「四つの署名」(というか、印?)が現場に。わくわくしますねえ。
    様々な証拠から、ホームズの名推理。義足の男というキーワード。
    根本には、殺された男の父がかつてインドから持ち帰った、謎の宝物。文字通り、宝石王冠の類。
    それが盗まれている。
    どうやら過去が、その父という人のインド時代の

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    2013年06月30日
  • 四つの署名

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    短編よりは長編の方が好きなのだが、
    突拍子もない??登場人物とか、自分には??な感じもあるにはあった。
    結局、財宝はテムズ川の底へ。それでいいのかもなぁ。

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    2013年03月08日
  • ドイル傑作集(III)―恐怖編―

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    どこか、なにか、読んだことがある?みたことがある??
    って感じたのは、逆で、こちらがモトネタで、ここから生まれた作品を
    みてたのかも・・・

    「大空の恐怖」 ・・・ 未知なる高度の上空で遭遇するものとは
    「革の漏斗」 ・・・ 高貴な人の頭文字が残る古い漏斗 その使い方とは
    「サノクス令夫人」 ← やっぱり人間が一番こわい!!怖すぎ!!!
    他3篇
    ということで、他2冊も楽しみ♪

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    2013年02月27日
  • シャーロックホームズの冒険

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    人生初のシャーロック・ホームズ。
    映画やドラマではまったので、初めて読んでみた。
    ベネディクト・カンバーバッチの感じで、そのまま読む~よいです、おもしろかった!
    「回想」「復活」「最後の挨拶」「事件簿」と他にもあるので、これから楽しみ♪

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    2013年01月25日
  • 四つの署名

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    『緋色の研究』のあと、『シャーロック・ホームズの生還』を読むつもりでしたが、先にストーリーの続きだという『四つの署名』を読むことにしました。
    『緋色の研究』の方がインパクトがつよかったのですが、『四つの署名』のカーチェイスならぬ、ボートチェイス?も読み応えがありました。
    ホームズがワトソンの書いた『緋色の研究』に対してロマンチックな色づけをしようとしたと苦言をしてますが、今作もワトソンさん妻ゲットですかーニヤニヤ( ̄∀ ̄)としてしまいました。
    ホームズがワトソンに対しては妙に気をつかっているかんじなのが、密かにカワイイとおもっているんですが(*´∀`*)、続編からどうなるのか楽しみです。
    奥さ

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    2012年12月30日
  • シャーロック・ホームズの冒険【深町眞理子訳】

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    短編でありながら、連続性があって、テンポ良く読めた。
    解説にもあったがフェアプレイを感じる内容だった。
    殺人事件が意外と少ないのも魅力。

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    2018年11月25日
  • シャーロック・ホームズの復活【深町眞理子訳】

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    新訳版リリースに合わせておっかけ中。

    前作、もうホームズ書きたくないと思わず殺してしまったけど、あまりに続編のオファーが多かったんで生き返らせてみた。そのアオリでワトソンの奥さん死んでもうた…
    そして、史上最も"怪しい"と言われている二人は、再び共同生活を行うのだった。

    知らされる「作者の乗り気の無さ」とは裏腹に、実に丁寧な作劇で今なお衰えぬ魅力でありますね。解説で触れられていますが、本シリーズの読み口というのは、本当「心地良い」の一言に尽きます。


    で、今度の終了の便宜は「もうホームズが『書くな』と言ってる!」というのは上手いですねw

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    2012年08月02日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    新訳シャーロック・ホームズ全集、第8段

    コナン・ドイルが最後に手がけたホームズの短編集

    ホームズ引退以前のものが大半であるが、ひとつだけ引退後も含む

    相変わらずのホームズの素敵さに惚れ惚れ

    そして、ワトソン視点ではない2作品によって、ワトソンの偉大さを感じさせられる

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    2012年07月03日
  • 恐怖の谷

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    ネタバレ

    この「新訳シャーロック・ホームズ全集」、
    読み進むほどに訳者の日暮雅通氏が好きになる。

    恐怖の谷、なんつっても2部のどんでん返しがか~~っこいい。
    そしてエピローグが悲しい。

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    2012年01月19日
  • 四人の署名【深町眞理子訳】

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    まぁ、あちこちでフォローされてはいるものの、ホームズのコカイン描写に、運命の女性を前に、その描写にいささか冷静さを欠くワトソン君とか。

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    2011年11月04日
  • 恐怖の谷

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    シャーロックホームズ最後の長編。
    教授の手下からの手紙を推理していく件がいつも通り。
    第二部は異色の手記で主役がホームズで無い分、展開を楽しめます。

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    2011年10月02日
  • シャーロック・ホームズの冒険【深町眞理子訳】

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    再読。
    阿部知二翻訳、1960年初版、この本は1975年44版。
    昔の文庫本って字が細かい。
    今の世でも「赤毛連盟」「まだらの紐」は傑作だと思う。

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    2012年06月03日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    久しぶりにホームズを拝読。「三人のガリデブ」がシリーズ中かなり好きなので楽しめました。あと「這う男」がホラーテイストがあり面白かったです。

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    2010年11月16日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    王冠のダイヤモンドが盗まれ、首相みずからがホームズのもとを訪ねる「マザリンの宝石」赤ん坊の血を吸う(?)母親を相手にする「サセックスの吸血鬼」若い女性に恋をした老教授の不思議な行動に端を発する「這う男」など12編。
    発表はみなドイル晩年のものだが、「ライオンのたてがみ」以外、事件はすべてホームズの引退前(1903年以前)に起きている。

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    2009年10月04日
  • ドイル傑作集(III)―恐怖編―

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    ネタバレ

    『大空の恐怖』
    高度2万フィートの上空で続く事件。首をもがれた操縦士。発見されたジョイス・アームストロングの手記。手記に書かれた大空の怪物。海月のような怪物との戦い。

    『革の漏斗』
    友人リンネル・ダクルの家で見せられた革でできた漏斗。漏斗の中に書かれた謎のイニシャル。その日から夢に現れるようになった美しい女性。ルイ14世の時代に起きた事件との関係。

    『新しい地下墳墓』
    友人の研究者と共に新しく発見した地下墳墓の調査に向かった男に仕掛けられた罠。

    『サノクス令夫人』
    生涯ベールを取らないと1千減した令夫人と夜中に呼び出された医師に仕掛けられた罠。

    『青の洞窟の怪』
    ドクター・ジェイムズ・

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    2011年03月26日
  • シャーロックホームズの冒険

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    事件を解くための材料はホームズと変わらなくても、そこから知る量が遥かに違う。
    そんな、想像力、分析力等を持つ彼を尊敬してしまう。

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    2009年10月04日