アーサー・コナン・ドイルのレビュー一覧

  • シャーロック・ホームズ全集5 バスカヴィル家の犬

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    さすがシャーロック・ホームズシリーズの最高傑作と言われるだけあって、面白かった。

    特に、脱獄囚と謎の男を追跡するシーンと、ホームズの登場シーンは、シリーズ中屈指の名場面だとおもう。

    しかし、ワトスンは相変わらず暇すぎる。いきなり当日に依頼人と一緒にしばらく田舎に行ってくれと言われて、ワクワクとかドキドキとか、普通に仕事してる人なら絶対思わないですね。

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    2018年04月23日
  • 回想のシャーロック・ホームズ【深町眞理子訳】

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    ネタバレ

    『〈シルヴァー・ブレーズ〉号の失踪』
    近く開催される予定の〈ウェセックス・カップ〉の本命馬である〈シルヴァー・ブレーズ〉号の不可解な失踪と、同馬の調教師ジョン・ストレーカーの惨死という事件です。馬が無事でよかった、調教師ストレーカーは卑劣だ、と思いました。

    『黄色い顔』
    ノーベリーに別荘を借り、しあわせに暮らしてきた夫婦ですが、あるときから夫は妻の秘密に悩まされることになります。夫の話を聞いていると、途方に暮れて苦しくもなりましたが、最終的にはやさしい、しあわせな物語でした。
    また、ホームズの“見込みは結果的にまちがっていたものの、事の真相だけははからずも明らかになる(p56)”、ホームズに

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    2018年03月10日
  • シャーロック・ホームズの冒険【深町眞理子訳】

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    ボヘミアの醜聞を読んで、あの女性に敗れたシャーロック
    ここから始まったのかと感動!
    あの女性との戦いは映画とかでよく描かれていたけど、本ではどんな風になっているのかは知らなかったので読めてよかった

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    2018年01月25日
  • 回想のシャーロック・ホームズ【深町眞理子訳】

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    もはや説明不要なシリーズ第2短編集。

    収録は、
    ・〈シルヴァー・ブレーズ〉号の失踪
    ・黄色い顔
    ・株式仲買店員
    ・〈グロリア・スコット〉号の悲劇
    ・マズグレーヴ家の儀式書
    ・ライゲートの大地主
    ・背の曲がった男
    ・寄留患者
    ・ギリシア語通訳
    ・海軍条約事件
    ・最後の事件

    最後はモリアーティーと滝壺に消えるところまで。

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    2018年01月17日
  • 緋色の研究【深町眞理子訳】

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    シャーロック・ホームズとワトスンはどのようにして出会ったのか、なぜ二人が共同生活をすることになったのか、といった経緯から描かれています。こうして二人は出会ったのだと、初めて知りました。

    ホームズは初対面のワトスンに「きみ、アフガニスタンに行ってきましたね?(p17)」といきなり言います。ホームズの観察力と推理力に、最初から驚かされます。

    また、ホームズの、自身の仕事にとって役に立つ知識は卓抜なものだが、無用な知識はすぐ忘れるよう努め皆無なところ、自分の推理術を称賛されると、はにかんでしまうところなど、知らなかった一面を知ることができ、魅力的にも可愛らしくも思いました。

    この作品では、二人

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    2018年01月15日
  • シャーロック・ホームズ全集1 緋色の習作

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    やっぱりもう一度最初からしっかりシャーロックホームズを読もうと決意して、河出文庫の訳詞がとても良いと聞いたので読み始める。
    やっぱり面白い!
    シャーロキアンが世界中に生まれるのも納得。
    名作はどんなに年月が経っても面白い。

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    2017年11月26日
  • シャーロック・ホームズの冒険【深町眞理子訳】

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    観察と推理というやりかたをするホームズが携わった事件をワトスンが記録した、という形式の作品です。“日常的な謎を扱っている作品が多い(p519)”です。

    『ボヘミアの醜聞』
    ボヘミア王家を揺るがした一大スキャンダルをホームズが解決しようとするのですが、ホームズが“あの女性”の機知の前に破れ去ります。まさかホームズが負けるとは、意外でした。

    『赤毛組合』
    赤毛の男子ならばちょっとした仕事で週給四ポンドもらえるという“赤毛組合”、質屋の店主に勧める店員、最初からとにかく怪しいです。奇妙で、重大な事件でした。

    『花婿の正体』
    結婚式当日に消えてしまった花婿は、血も涙もない悪党でした。こういった悪

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    2017年11月20日
  • シャーロック・ホームズの事件簿(新版)【深町眞理子訳】

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    創元推理文庫のシャーロックホームズ新訳版も遂に完結。『冒険』以降、「この版を読んでいこう」と決めて7年。感慨もひとしおであります。

    100年前の物語ながらも、しっかりとしたキャラクター設定に、今読んでも新鮮なストーリー(あまりに有名であるため完璧な模倣はすぐバレるからか)。古典として楽しむ視点を準備せずとも充分に面白い作品でありました。

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    2017年06月11日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶【深町眞理子訳】

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    ライヘンバッハの滝から復活したホームズ譚12編の後、断続的に発表された短編が編まれたもの。表題作である「最後の挨拶」では、養蜂に明け暮れて晩年を送るホームズが、どうしてもと請われて乗り出す。『冒険』や『回想』で見られたアクティブなホームズとも、いよいよ本当にお別れが近いのだと思うと、感慨深いものがある。

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    2016年12月24日
  • 恐怖の谷【深町眞理子訳】

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    個人的評価としては、ホームズシリーズ屈指の最高傑作と思う。4作の長編のうち3作においては、後半でその犯罪にいたった経緯となる過去の出来事が語られるわけだが、その描かれ方に引き込まれる度合いが強烈で、谷にはびこる「恐怖」を共感させられる。これこそが、ストーリーテラーとしてのドイルの真骨頂と思う。
    一方の前半部分においても、伏線がきっちりと張られ、最後までにしっかりと回収され、宿敵モリアーティについても述べられており、探偵小説として申し分ない完成度を誇る。後世に与えた影響ははかりしれない。

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    2016年12月24日
  • シャーロック・ホームズの復活【深町眞理子訳】

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    ライヘンバッハの滝へと消えたホームズ。読者からの強い希望を受けて「バスカヴィル家の犬」で復活したホームズだったが、それは、ホームズが消える前の事件であった。
    が、本書では正真正銘ホームズが復活する!
    当時、駅の売店の本棚は、バーゲンセールの会場よりも凄まじいものだったという。それほどまでに渇望されていた短編を編んだ集成。
    ホームズが単独で事件の捜査を終えて戻ってくるときの様子をワトスンがみて、その捜査があまりはかどっていないようだ、という場面が初期短編集に比べて多いような気がする。

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    2016年12月13日
  • バスカヴィル家の犬【深町眞理子訳】

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    ホームズがモリアーティ教授とともにライヘンバッハの滝へと消えてから約7年ぶりに発表された本作。ホームズが姿を消す前の話という位置づけなので、完全復活というわけではないが、この時を待ち望んでいた読者は数知れなかったことと思う。
    他の3長編とは異なり、1冊まるごとホームズの活躍、という当時の読者の喝を癒すのに十分な作品だったろうことは容易に想像できる。

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    2016年12月04日
  • 回想のシャーロック・ホームズ【深町眞理子訳】

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    「ホームズの冒険」に収録されている12編に続き、出版社から要請されてさらに筆をとった12編を短編集としたもの。当時、2作目の「ボール箱」が省かれ11編とされたが、本全集でも、「ボール箱」は『最後の挨拶』に収録されている。 なので、作品発表順にこだわって読むのであれば、「黄色い顔」の前に「ボール箱」を読まれたし。 ワトスン自身が共に事件に関わるのではなく、ホームズが語る事件をワトスンが記録しているという形の作品が混じってくるのが、ホームズとの別離を暗示しているようだ。
    聞きなれない訳語が出てくる。「合点承知」とか「よござんす」とか。。

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    2016年12月02日
  • シャーロック・ホームズの冒険【深町眞理子訳】

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    今なお読み継がれる古典的名作推理。
    ホームズは超人的能力によって事件を解決するのではない。そのような推理にいたった理由・根拠を全て最後には示し、決して当て推量や思い付きで推理を展開しているのではないことが分かる。毎年、夏の一冊にも選ばれるのは、ホームズ物語の中でも傑作といわれる作品が、この短編集に多く含まれているからであろう。

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    2016年11月21日
  • 四人の署名【深町眞理子訳】

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    ホームズ全集はこれまで多数の訳本が出ているところではあるが、創元の阿部訳からの改訳は深町訳で全60作を読破できる。
    ワトスンがホームズの推理法に驚いたときの「驚き桃の木だ」といった台詞等、その訳し方にむしろこちらが驚いた。
    「緋色の研究」に続く第二作ではあるが、犯人を追い詰めるのに、ホームズはかなり苦労する。現場に残される<四の符牒>という謎解き的要素と、最後の犯人追跡劇といった大衆冒険的要素の巧みな融合は、誰が訳したものであろうと、やはり傑作には違いない。

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    2016年11月14日
  • シャーロック・ホームズ全集9 シャーロック・ホームズの事件簿

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    ついに全部読み終えてしまったー
    初期の頃とは雰囲気は違うように思う。ライオンのたてがみなんかは、007映画にも使われそうなタネだし、影響を受けた作品は多いんだろうな

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    2016年07月25日
  • シャーロック・ホームズ全集6 シャーロック・ホームズの帰還

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    ホームズ復活。殺人犯がわかっても、動機に同情して警察に言わなかったり、スキャンダルを表沙汰にしないよう努力したり、人間味が増した感じがした

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    2016年06月21日
  • シャーロック・ホームズ全集5 バスカヴィル家の犬

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    パスカヴィル家の犬。時代を越えて面白すぎた。一ページの中で、そんなぁと失望し、すぐにどんでん返しがあった。鮮やかすぎて、見事!

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    2018年01月18日
  • シャーロック・ホームズ全集4 シャーロック・ホームズの思い出

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    テンポよい短編集で、長さもちょうどよく、どんどん読み進んでいったら、いきなり出た!ライヘンバッハの滝!モリアーティ教授!
    でも、具体的に何をやったかは書いてない。ホームズと同じくらい頭がよい悪者としかわからない。本当にコナン・ドイルはホームズシリーズをやめたかったんだなと痛感。

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    2018年01月18日
  • シャーロック・ホームズ全集3 シャーロック・ホームズの冒険

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    短編集。
    どこかで見たり読んだりしたことのあるトリックや殺害方法は、ここが原点だったんだなと実感。時代を越えた面白さ。移動手段や通信手段が不便な時代だからこその恐怖というか。

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    2016年05月20日