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Posted by ブクログ 2016年12月24日
ライヘンバッハの滝から復活したホームズ譚12編の後、断続的に発表された短編が編まれたもの。表題作である「最後の挨拶」では、養蜂に明け暮れて晩年を送るホームズが、どうしてもと請われて乗り出す。『冒険』や『回想』で見られたアクティブなホームズとも、いよいよ本当にお別れが近いのだと思うと、感慨深いものがあ...続きを読むる。
Posted by ブクログ 2014年12月04日
やはりホームズは短編のほうが圧倒的に面白いなぁ。
おおよそ100年前の作品ではありますが、登場人物の描写や言動などに流石に時代がかった部分を感じるものの、魅力は十二分に伝わってくるのが凄い。
そして最後のエピソード「シャーロックホームズ最後の挨拶」。時代の風は不穏ながらも、この二人の男にとっては...続きを読むとても幸福な時間を描いているよう思えました。しかし当時からファンサービスって概念はあったんですね。
Posted by ブクログ 2017年09月11日
収録は、
・〈ウィステリア荘〉
・ボール箱
・赤い輪
・ブルース=パーティントン設計書
・瀕死の探偵
・レイディー・フランシス・カーファクスの失踪
・悪魔の足
・シャーロック・ホームズ最後の挨拶
割と小粒かも。
でも、時々ミステリで使われるネタ多数。
やっぱすごい。
Posted by ブクログ 2023年03月30日
ホームズの第4短編集。前3作と比べるとまとまりがない感じがした。謎の下宿人の正体を探るうち大きな犯罪になるのを見抜く「赤い輪」、殺された事務官のポケットから見つかった国家機密クラスの潜水艦設計書の一部。肝心の重要な部分の行方や 誰がどうやって盗み出したのか。ホームズが真犯人を暴く「ブルースパーティン...続きを読むトン設計書」 、ボール箱が送られてきたが、その中身が切り取られた人の耳がはいっていた。誰が、理由は何か。ホームズが行動と推理で真相にたどり着く「ボール箱」。人間の愛憎が絡んで他の作品とは少し違う。この3つが面白かった。
Posted by ブクログ 2022年11月18日
「ホームズ」シリーズの第四短編集『シャーロック・ホームズの最後のあいさつ』を読みました。
本作品には、以下の8編が収録されています。
■藤(ウィスタリア)荘
■ボール箱
■赤輪党
■ブルース=パーティントン設計書
■瀕死の探偵
■フランシス・カーファクス姫の失踪
■悪魔の足
■最後のあいさつ
&q...続きを読むuot;血の入ったバケツ"や"黒焦げの骨"、"切り取られた耳"、"奇妙な毒薬"等々、これまでのトリックを解く純粋な推理物… というイメージから少し距離を置いた、怪奇小説的な展開を見せる作品が多かったような感じがしましたね。
ネタが尽きかけていたんですかねぇ。
そんな状況下、「最後のあいさつ」で二度目の執筆終了を表明したものの、、、
幸か不幸か、まだまだ終わらない(終われない)「ホームズ」シリーズなのでした。