あらすじ
バスカヴィル卿の顔は異様にゆがみ、その死体のそばには巨大な犬の足跡が残っていた──呪われた伝説を思わせる医師の話に、ホームズは俄然興味を持った。その後、唯一の遺産相続人の身辺にも謎めいた事件が次々と起こり、ワトスン博士はバスカヴィル邸へと向かうが・・・・・・火を吹く魔犬の謎とは?
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Posted by ブクログ
この事件には驚愕の事実や意外な展開というものは無いが、ホームズの推理力とワトスンの行動力などが冴え渡っている。普段はホームズの栄光に隠れて忘れがちだが、ワトスンもホームズシリーズを構成する上で忘れてはならない重要な人物なのだ。ワトスンはホームズならしないような行動が多いが、だからといっていい加減な行動ではなく彼はあくまでも紳士的。それが今回の事件ではホームズが陰に回った為に遺憾なく発揮されているのだ。
今回の話は解説でも指摘されているように探偵小説というより、冒険・伝奇小説の色合いが濃いな。