【感想・ネタバレ】シャーロック・ホームズ全集7 恐怖の谷のレビュー

あらすじ

ある日ホームズに届いた暗号の手紙。解読するも殺人は既に行われていた。奇妙な犯行現場と背後に潜む宿敵モリアーティ教授。そして事件は残酷な悪の歴史をひもといてゆく……。ホームズ物語最後の長編作。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ホームズの長編四作目にして最後の長編。タイトル通り暗かった。構成は第一部の現代での事件発生と解決、第二部の事件の原因となる背景は、緋色の習作と同じ。第二部の暴力世界が読むのに辛く、またラストもハッピーエンドとは言い難かった。モリアーティ教授一味のせいとのことだったから、突然現れたこの敵役をもっと説明するのかと思ったら肩透かしだった

0
2016年07月06日

Posted by ブクログ

シャーロック・ホームズものは、学生時代にすべて読んだと思っていましたが、この作品は読んでなかった気がします。なんでだろ?

実際にアメリカで起きた労働争議事件?を参考にしつつ、シャーロック・ホームズが関わる刑事事件の話に仕立てられています。ですが、解説にも書いてありましたが、他のホームズ作品と比べると推理と言う要素は少ないですね。むしろ、アメリカの炭鉱における労働争議の話を描いた作品と言っても、過言では無いかも。

他のホームズ作品とかなり雰囲気が異なります。不思議な感じです。

0
2018年10月03日

Posted by ブクログ

第1部「バールストンの悲劇」は子供の頃に読んだ記憶があるが、なぜか第2部の「スコウラーズ」の記憶がない。ホームズが登場せず、知らず知らずのうちに記憶から切り離してしまったのかもしれない。ホームズらしくないとはいえ、コナンドイルらしい驚きの展開があり、この第2部こそタイトル「恐怖の谷」のまさしく本編であった。ただ河出文庫のこの本のミソは、作品の後ろにある注釈と解説の豊かさにある。きっとホームズファン、コナンドイルファンにはたまらないのだろう。残念ながら私にはそこまでの思い入れはないので軽く斜めに読んだだけだったが。

0
2015年08月12日

「小説」ランキング