宇野重規のレビュー一覧

  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    選挙や多数決、モノを「公正に」分割するにしろ、さまざまな方法がある。タルムード法、比例分配。ボルダルール、などなど。

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    2019年01月16日
  • 未来をはじめる

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    女子高生に政治学を講義し、その内容を書籍化した本。すごくわかりやすくて面白かった。政治学を難しいからいいや、と思考停止しないで、世界をちょっとずつでもより良くするために考えていかなければならないんだな。ヴォルテールの『カンディード』を読んだばかりだったので、ルソーとヴォルテールが揉めてたことを思い出した。いいキャラしてるよね。身内にいたら大変そうだけど、著作読んでみたくなった。

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    2018年11月19日
  • 未来をはじめる

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    女子高における授業をまとめたもの。平易な言葉で対話形式にもなっているため、読みやすく一気に読めた。特に近現代の政治学の動向が今までの名著を織り交ぜながらもおおまかにやさしい言葉で紹介してあるので、思考の整理になった。紹介してある本を読んでさらに知識を深めたい。

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    2018年10月23日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    前原さんの理念のバックグラウンドとなっていたのだろう考え方だ。王道のテーマがまた新しい視点で語られる。わかりやすく腹落ちもする。良い本だとおもう。

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    2018年01月06日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    政治思想史、政治哲学研究者による、現代社会における諸問題を概括した新書。本当にこれはすごい。
    多様な社会学的文献を引用し、今日本で起こっていること(政治の混迷、プリナショナリズム、自分探し、主体性の賛美等々)がどのような文脈の中で起こってきたことなのか、具体例に寄り添いながら丁寧に書かれている。

    信仰が失われ、家族制度が崩れ、不平等が明確には意識されない、〈私〉という個人に重きが置かれるこのポストモダンの世の中でニヒリズムに陥るのか、それとも未来に希望を持って生きて行くのか。
    目指して行くべき明確な方向性がない中、どのように模索するのか、そもそも模索を放棄するのか、個人的にずっとモヤモヤして

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    2017年04月25日
  • 保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで

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    名著。
    保守主義の祖であるエドマンド・バークの思想から説き起こし、保守主義とは何か、保守主義と伝統主義、復古主義、原理主義との違いを明確に説明している。
    その後の保守主義の世界的な流れも押さえ、明治以後の日本に保守主義はあったのか、丸山真男と福田恆存の議論を引きながら検討する。

    保守とは何かを守るものだが、その「何か」が明確ではない現代においての保守主義の難しさが明確になる。
    現在の保守主義者の多くは「自称」に過ぎないことが分かるはずだ。過去や伝統が自明でない時代に、何を守るのか、自分に問いかけるためにも参考になる。

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    2017年03月03日
  • 高校生と考える日本の問題点 桐光学園大学訪問授業

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    最近受験生の我が息子は、少し遠くの塾に
    日曜日の夜間に通っています。(そんなに必死に
    受験勉強しているわけではないのですが)
    そこで、夫婦も揃って息子を送り届けて
    塾が終わるまで二人でスタバに行って2時間
    くらい待っています。私はじっくり本を読める時間
    なので割と気に入っています。そこで読み終わった
    今回のこの本。
    川崎の桐光学園高校に様々な
    論客(日本のトップクラス)が特別の授業をする
    らしいのですがその授業の内容が本になっている内容。
    こんな高校生はとても幸せだと思いますが
    多分自分が高校生だったときはあまり興味を
    覚えなかっただろうなあと思います。
    でも、それでもそういうことを言っていた

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    2015年06月28日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    本書は「平等」という概念を再考察した上でデモクラシー論に結びつけたものである。
    現代における「平等」とは、誰もが自分らしく生きることであり、そのために他者からこのように見られたいだとか、社会にあのようなものをもとめているとか、そういったものがやがて収束していくと政治の話になっていく、というのが大まかな内容である。
    本書の内容は、一方で現代社会で人々が漠然と抱いている意識をうまく描写している点でも評価できる。そういったミクロ的な視点からデモクラシー論に展開しているため、本書で語られているデモクラシー論もまた説得的である。

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    2012年08月03日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    ・「自分らしさとは」
    ・「近代」の目標の一つは、これまで人々を縛りつけてきた伝統の拘束や人間関係から人々を解放することだった。
    ・与えられた人間関係を、自分で選んだ関係に置き換えていく過程が近代化
    ・「聖なるもの」が見失われてしまった現代において、価値とされるものはもはや「私」しかない

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    2012年02月04日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    トクヴィルの「平等化」という概念を出発点にして、近年の政治学・社会学の知見を踏まえつつ、平易な筆致でコンパクトかつ包括的な視野でまとめた良書。

    デモクラシーつまり民主制とは、社会のありかたないし政治というものを、私たちが決める制度である。だからタイトルは、私が私たちの社会を決める時代という、ごく当たり前の事を言っているようにも見える。

    しかし、「私から私たちへ」と繋がる回路が、現代は困難を迎えているというのが筆者の視点である。しかもそれは近代の出発点から埋め込まれていたという。筆者はトクヴィルの「平等化」という概念から〈私〉というものを特徴づける。

    「〈私〉は、一人ひとりが強い自意識を持

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    2011年02月23日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    「現代社会の特徴を捉えるには、〈私〉という視点は欠かせない」という視点からのデモクラシー論。おそろしく説得力がありました。トクヴィルに関する他の本も読みたくなりました。

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    2010年08月02日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    完全に整理し切れてはいないと思うが、現代日本の閉塞感を端々でうまく捉えている本だと思う。

    結局戦後の日本を支えてきたのは、アイデンティティから福祉までを丸抱えするという企業の家族的経営であり、それが失われた現代にそれに代わる人々に対する受け皿が現れていないことが現代日本人の不安を煽っていると考えられる。



    企業が従業員の生活を丸ごと面倒見るというモデルが国際競争のためにもはや維持できない以上、それに代わる社会保障は国か社会が支えるしかない。

    ここでいう社会とは行政のような強制的制度を用いない互助会であったり、地域コミュニティがあたると思うが、アメリカのNPOや教会のような役割を日本の地

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    2010年05月10日
  • すごい古典入門 ルソー『社会契約論』 民主主義をまだ信じていいの?

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    ルソーの本を数ヶ月内に読みたいと思っているので、手に取ってみた。非常に平易にコンパクトにまとまっている。民主主義が危機に瀕していると言われて久しいが、その守護者であるルソーの思想をパッと理解できるのは有難い。また、現代の私たちがルソーから学べることに関する著者の考えも大変面白く、ここを知るだけでも価値があると思った。宇野さんなので間違いはないですね。

    私はどうしても哲学者の思想そのものというより、ライフヒストリーを追ってしまう性質がある。
    ある事を人類史を動かすほどに突き詰めて考えるには、それなりの原動力や思いがあるはずだ。そこの理解なしには、思想を丸ごと理解することはできないと思っている。

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    2026年02月06日
  • 未来をはじめる

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    たまたま(こんな時期に?)国政選挙が行われるタイミングになりましたが、読めてよかった。何がいいと書いていない。知り、考える過程を擬似体験しながら読み進められる。実際に女子学生たちとのやり取りをベースに書籍化されたものだが、語り口のように仕上がっていて、政治が今ある自分事だったと教えてくれた。今回のsnsでは対立やイメージ戦略的は発信が多くてとても残念ななる

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    2026年02月01日
  • すごい古典入門 ルソー『社会契約論』 民主主義をまだ信じていいの?

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    ・この本自体の雰囲気
    難解な内容を噛み砕いて解説してくれて読みやすかった。NHK100分で名著的なものだと思うとわかりやすいかもしれない。

    ・内容に関して
    流石というべきか…現代に通じる内容だった。「自由でありながら他者と仲良く生きる」という一見ありふれた願いは、トレードオフになりがちで意外と実現が難しい。他者の規模を大きくするほど更に難易度は上がる。どうすべきか検討し直し、ニヒリズムに陥らず理想を持って闘え!勝ち取れ!と鼓舞された気になった。

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    2026年01月20日
  • 保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで

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    二項対立的に保守、リベラルと語られがちなイメージを持っていたが、時代や時勢によって、内包される意味が異なることを知れた。

    先の見えない現代、何が正しいかの絶対的解答のない世界で、保守主義のこれまでの変遷を辿りながら、過去を振り返ることの重要性を改めて再認識した。

    企業の経営とかでも同じようなことが言えそうだと感じた。

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    2025年11月02日
  • 保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで

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    宇野重規氏は、東大社会科学研究所教授であり、2024年より同研究所の所長を務める政治学者。1967年島根県生まれ。東大法学部卒業後、同大学院法学政治学研究科博士課程を経て、千葉大学助教授、東大准教授を歴任。専門は政治思想史・政治哲学で、民主主義、保守・リベラル思想、宗教と政治の関係などを中心に研究を行う。『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(サントリー学芸賞受賞)、『保守主義とは何か』、『民主主義とは何か』、『政治哲学へ』など多数の著作があり、現代社会における政治の意味や公共性を問い直す言論活動でも注目されている。
    本書の大まかな内容は以下の通り。
    ◆保守主義とは、それ自体として一個の一貫した

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    2025年10月29日
  • 民主主義とは何か

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    言わずと知れたCOTEN RADIO
    「民主主義」編のタネ本のひとつ。
    本屋さんでは社会学、橋爪大三郎先生の本と迷って結局こっちにした。

    それ以前にも概念としては近いものがあったものの、民主主義の源流を古代ギリシアに遡り2500年間の歴史を振り返る。民主主義についての考え方というか、つきあい方というか、何度も聴いたCOTEN RADIOのおさらいにはなるものの、やはり書籍で辿っていくのとでは感じ方が変わる。

    2年前にはじめてCOTEN RADIOで民主主義編を聴いた時、民主主義の印象が世界的に変化していることに驚いた。
    あの頃はようやくコロナが落ち着いてきたような時代背景で、イギリスの

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    2025年09月30日
  • 民主主義とは何か

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    トランプ大統領の政治が民主主義なのかな、と思ってこの本を読みました。
    国民が自分たちのこととして政治にかかわることが当たり前になることが民主主義のキホンなのに、現在の政治家たちは参加させず自分たちの思い通りになるように国民を誘導する方向で政治を進めているなぁ。リーダーにお任せ、じゃダメなんだよね。

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    2025年08月18日
  • 民主主義とは何か

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    難しかったけど、民主主義の歴史や経緯がコンパクトにまとまっていて素晴らしい一冊だと思いました!また再読します!読んでて「あれ?この人のこの思想って反民主主義なんだっけ?それとも民主主義の亜種なんだっけ?」と混乱しちゃったので次は気を付けて読みます(苦笑)。

    民主主義ってずっと西側諸国で支持されてる思想だと思っていたのですが、そうでもなかったというのが意外でした。ずっと共和主義(…と呼ぶのかな?)との対比の中で欠陥のある思想として語られていたとは。余談ですが、今のアメリカの民主党と共和党って、共和党の方が民主主義っほくて、民主党は共和主義っぽいイメージありますよね。

    社会主義との比較とか、ア

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    2025年08月16日