宇野重規のレビュー一覧

  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    デモクラシーって言葉の響きからはなんか古臭い響きを感じるけど、現代的な不安や孤独や憤りは実はデモクラシーの機能不全から発しているのだ、とのこと。

    孤独や不安や拝金主義や刹那主義は、生きる意味の不足から生まれる。
    人生に意味と方向性を感じることができなければ、目の前の快不快だけに注目して生きるか、幻想の中に生きるしかない。
    しかしあらゆる物事の価値基準を社会や伝統でなく、自分の中にだけ求めていれば、「生まれて死んでいくことに意味はない」という事実によって絶望とニヒリズムに追い込まれてしまうのは必至。個人には、役割と位置を与えて価値の源泉となる社会が必要。

    今足りないのはきっと生きる意味という

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    2011年02月11日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    縁があって買った本。砂粒の集まりみたい社会とその民主主義の問題やなにかをなるべくわかりやすく書いてある…ように思うが、終盤を忘れてしまったので偉そうなことは言えない。

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    2011年01月09日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    格差社会が出現したのではなく、格差が意識されるようになった・・と理解していいのかな。平等(垣根を取り除く)になることは、精神的には追いつめられるのと同義なのかぁ・・・。

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    2010年11月01日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    まだ読み途中なので覚え書き程度に。

    内容は充実で現代を生きる上で重要と思われる。が、言いまわしがもう少し簡潔だと良いか。丁寧に説明しようとしている熱意はとても感じられる。

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    2010年09月08日
  • 保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで

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    著者の宇野重規は、東京大学教授として政治思想史・民主主義論を専門とし、ルソー研究や熟議民主主義論などで知られてきた研究者で、「リベラルな理論的訓練」を徹底的に積んできた人物。赤旗にも複数会登場。日本学術会議の新会員として推薦されたが、時の政府に任命を拒否されている。

    そのリベラルの視点から保守主義を対象化している点に、本書の誠実さと面白さがある。保守を称揚するためでも、断罪するためでもなく、「理解可能な思想」として描こうとする。

    …と調べながらマジメに書き始めるが、読みながら時々、スラムダンクの「死守だ!シシュー!」を思い出し、保守ー!との違いに笑ってしまい、自分の疲れを感じてしまう。

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    2026年01月29日
  • 日本の保守とリベラル 思考の座標軸を立て直す

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    そのタイトルのとおり、日本の「保守」と「リベラル」について、その言葉遣いから捉えなおした本。

    何となく、章と章の繋がりがとっかかりにくかったのと、福沢諭吉や丸山眞男、福田恆存等の思想家の考えが、結論にどう寄与しているのかが読み取りきれなかった。

    そもそも、彼ら思想家についての前提知識が不足している自分にとっては、ものすごく読みにくかった。私が悪いのだが。

    ただ、この本自体、途中の章などは書下ろしではなく、他の論考を再編集しているので、それもあって読みにくかったんじゃないかと思っている。章と章の変わり目に、突然話題がぶつ切れになったり、筆者の中で完結しているであろう議論が解説しきらないまま

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    2025年12月14日
  • 民主主義とは何か

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    2024.12.25 前から読もうと思っていて、年末にやっと読み終えることができた。民主主義を盲目的に信奉する傾向があったが、色々と考えさせられる刺激的な内容だった。もっと考えてもっと行動しないといけないんだなぁと思う。この本が出てからの数年でも大きな(どちらかといえばマイナスの)変化が起きている。我々はサボっていると実感して反省中。

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    2024年12月25日
  • 選挙、誰に入れる? ちょっとでも良い未来を「選ぶ」ために知っておきたいこと

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    世界と日本を様々なデータで比較しており政治とどう向き合うかを考えさせられる。北欧は消費税などの税金が高いが、その分社会保障が充実している。それがいき過ぎると社会主義と変わらなくなるかもしれない。そうならないためにも選挙権をもってる民が政治を監視しないといけない

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    2024年08月17日
  • 自分で始めた人たち~社会を変える新しい民主主義

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    宇野重樹さんとCOG(チャレンジオープンガバナンス)の参加者の対談集。
    タイトルで惹かれて購入。

    ついキャリアとしての目線で見てしまいがちだが、そういうのは一切忘れて考えを巡らすと、社会や地域に対する貢献欲が生まれたり、ここに、出ている皆さんの取り組みを素直にすごいと感じたり、自分でもできるのかなやりたいかなと考えられたり、できる。

    ----引用----------------------------------
     「民主主義」という言葉には手垢がついてしまっていますからね。何かよい言葉はないものでしょうか。自分たちでこの町をよくしていくんだ、そのために自分もなにがしかの貢献をするんだ。そ

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    2024年01月19日
  • 実験の民主主義 トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ

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    『実験の民主主義』とは、自由の国として建国されたアメリカ合衆国を、19世紀のフランス思想家トクヴィルが指した言葉である。王政からの革命によって混乱期にあったヨーロッパから見て、理想的な分散型主権国家を築きつつあった合衆国は眩しく見えたに違いない。

    この19世紀の理想的な民主主義国家が、21世紀には強烈なポピュリズムと分断に見舞われていることを私たちは知っている。メディアの発展やデジタル化は、情報の非対称性を解消するとともに社会階層の平等化に寄与したと考えられてきた。ところが実際は偏った情報によるイデオロギー極化や、小さな価値観や立場の差異による分断差別が起こっている。

    この古くて新しい課題

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    2023年12月30日
  • 実験の民主主義 トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ

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    2023年の現在、改めて民主主義とは何かを問い直す。
    対話形式になっているのが面白いのだが、聞き手である若林さんの煽りに対して、アカデミアに住む宇野さんの冷静さが際立っていて興味深い。
    興味関心や言葉の使い方の異なるお二人の創発がもっと見られたら素晴らしいと思った。残念ながら意見や主張がそれぞれ個人の単位でまとまってしまい、ある種の噛み合わなさを感じた。

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    2023年11月22日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    ネタバレ

    国が生まれた理由について、アリストテレスは、我々が生存するための必要によるものであったが、今やそれは我々の生活を良くすることにあると言いました
    歴史的な賃金の下落圧力
    技術革新やグローバル化の影響も大きなものでした。ITの発展は様々な仕事を陳腐化させました。

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    2023年08月06日
  • 民主主義とは何か

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    チャーチル曰く「民主主義は最悪の政治形態(ただし、、、が付くが)」。民主主義がまともに機能している国なんか今やどこにもなさそうだし、民主主義なんて絵に描いた餅で、永久機関と一緒で実現不可能なんじゃね、と思ってた時に、答が載ってないかと思い購入。いろいろ勉強にはなったが、納得できる答は載ってなかった。不完全な人間にとって、民主主義は難し過ぎるんだなと再認識。いまや「民主主義=多数決=多数派の専制」みたいになってるし。宇野先生は人間の可能性を信じてらっしゃるようですが、昨今の状況を見ると、とてもそんな楽観的にはなれません。

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    2023年07月24日
  • 日本の保守とリベラル 思考の座標軸を立て直す

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    6.7 アメリカの影響、ヨーロッパの状況
    10 保守主義とリベラリズムの定義

    26 保守主義は伝統主義や復古主義とは異なる
    37鳥尾小弥太
    44重臣リベラリズム(西園寺公望、牧野伸顕)→戦後保守主義(吉田茂)
    49 結成された自民党は自由主義的なハト派から国家主義的なタカ派まで幅広い政治的立場
    50 国家主導の統制経済や計画経済の日本民主党

    61 スペインから生まれたリベラリズム(フランスのナポレオンによる侵攻に対する抵抗)
    62 日本独自のコンテクスト
    68 コンスタンのルソー批判
    76 石橋の経済的リベラリズム
    95 憲法をめぐる立場

    102 福沢諭吉の訳語

    124 国家のエゴイズ

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    2023年04月21日
  • 自分で始めた人たち~社会を変える新しい民主主義

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    貧困、出産、育児などの社会課題を自らの経験から解決策を生み出し、自治体レベルで取り組んでいる人たちとのインタビュー対談。多くは成果まではまだいっていない段階の活動だけれども、いろいろなきっかけを知るのは面白い。

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    2023年02月06日
  • 学問と政治 学術会議任命拒否問題とは何か

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    学術会議問題について、学術会議側からの意見。率直な当時の感想としては、政府の発表が中身がなさすぎるのと、また他方批判側の論点もあまりに日本的リベラルすぎて、薄い内容が引き延ばされただけの情報が続き、何が何やらというのが正直な印象でした。
    ふとこの本を手に取る機会があり読んでみたのですが、全く状況は変わりませんでした。

    中で繰り返し主張されていたように違法なら、行政訴訟をすればいいのではないかという素朴な疑問もありましたが、政府が説明しなすぎるのは肯定されないとも確かに思いました(それっぽい理由ぐらい考えればいいのに、と)。個人的にはメディア露出する活動的な人文系のアカデミアは政治活動に傾倒し

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    2022年12月07日
  • 〈私〉時代のデモクラシー

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    江戸・明治の身分社会や家制度がなくなり、令和の現在、ネットが普及し「個」が尊重されるようになった。その中で社会とその社会をつくる「個」とのかかわりについて考察する本。
    福祉の充実を求めながら、税負担は許容できない、という調査結果について、著者は行政・政治不信と分析しているが、私は「個」は認めてほしいが、その「個」が「社会」をつくる負担を負いたくないという無責任さの表れと感じる。
    自身の「個」は「社会に」不平等に扱われるべきではない尊重してほしい、が、自分が所属する「社会」が曖昧になったことで、「社会」に対して自分が担っている意識が少なくなり、かわりに「社会=自分より上の誰か、政治家や行政や上級

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    2022年11月07日
  • 自分で始めた人たち~社会を変える新しい民主主義

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    ネタバレ

    ユーザーセンタード
     まず、一人の人が喜ぶ場面 次に複数の人に当てはめる
    花王
     多くの人をリサーチし、
     八割の人がほしいと思っているものを作る会社
     
    統計=民主主義の基盤
       議論の土台が階級のどこにあるのか確認

    垂れ流し系
     常時接続で多様な情報に耳を傾けさせる

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    2022年10月27日
  • 自分で始めた人たち~社会を変える新しい民主主義

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    自分たちでこの町をよくしていくんだ、そのために自分もなにがしかの貢献をするんだ

    自分たちのことは自分たちで決めたい、変えていきたい

    オープンガバナンス、民主主義を日常生活の中で肩肘張らずに実践していく、ことをCOGというコンテストで評価している

    オープンガバナンスという考え方は、アメリカのオバマ政権が基らしい。

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    2022年08月25日
  • 学問と政治 学術会議任命拒否問題とは何か

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    学術会議新会員の任命拒否問題。単なる驕った政権の思いつきではなく、発足当初から狙われていたこと、理解できた。ただ、一般の人たちに理解してもらうことを放棄したかのような難しい論文ばかり…ウーン。

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    2022年08月16日