宇野重規のレビュー一覧
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ネタバレ現代の日本人、特に若者の抱えているもやもやとした感情や思いを、社会学としてトクヴィルの平等理論を柱に用いて説明。
・〈私〉であることを強く求めるようになっており、そのため〈私たち〉というデモクラシーを起こす事が難しくなってしまっている。社会の中で以前は機能していた、公私をつなぐ中間の存在が、企業など、役割を縮小していることが一因
・一方で、〈私〉であろうとするには、社会が機能していなければならない。なぜなら、〈私〉であるためにはどうしても他との比較が必要であり、かつ、〈私〉でいてもよいという承認機能を持つのは社会であるから。
など。
他、印象に残ったこと。
・社会問題が個人問題として現 -
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ネタバレ〈私〉が唯一の価値基準となった現代にデモクラシーを取り戻すことを論じた本。
現代では〈私〉のことは〈私〉が決めることが前提となっていますが、〈私〉だけでは解決できないことも当然ある。そこで、〈私たち〉の意志で問題を解決すること(=デモクラシー)が必要となる。
興味深いのは、現代は「前のめり」の社会になっているという論。全ての人がその仕事の”プロ”であることが求められ。待つことを許さない社会。その中では、今までと異なり、人生の見通しが立たないまま自己コントロールだけが求められる。
そして、こうなった経緯には20世紀から福祉国家化が進み、家族の中でも個人化が進んだため、前提なしの -
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[ 内容 ]
一人ひとりが <私> 意識を持ち、自分らしさを模索する現代。
分断された <私> と <私> を結びつけ、デモクラシーを発展させることは可能か。
平等意識の変容と新しい個人主義の出現を踏まえ、これからのデモクラシーを構想する。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる -
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デモクラシーって言葉の響きからはなんか古臭い響きを感じるけど、現代的な不安や孤独や憤りは実はデモクラシーの機能不全から発しているのだ、とのこと。
孤独や不安や拝金主義や刹那主義は、生きる意味の不足から生まれる。
人生に意味と方向性を感じることができなければ、目の前の快不快だけに注目して生きるか、幻想の中に生きるしかない。
しかしあらゆる物事の価値基準を社会や伝統でなく、自分の中にだけ求めていれば、「生まれて死んでいくことに意味はない」という事実によって絶望とニヒリズムに追い込まれてしまうのは必至。個人には、役割と位置を与えて価値の源泉となる社会が必要。
今足りないのはきっと生きる意味という -
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読みやすい。一般意志の解釈の仕方、考え方を分かりやすく示してくれている。どうやったら一般意志が実現できるのか、答えは無いけれど。
以下、印象に残ったところの引用。
ルソーは「一般意志は現実に存在する」と断定したのではありません。むしろ、「理想として”ある”と信じ、現実の私たちはそこからずれてしまうのものだと認めたうえで、それでもなお、どうすればその理想に近づけるかを考え続けよう」と呼びかけている。
「物わかりのいいリベラリスト」は、おそらく力でルールをねじ伏せようとする相手には勝てません。リベラリストは理屈で動き、相手の自由や立場を尊重しようとしますが、相手は理屈を無視して力で押し通そう -
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社会科は暗記ばかりで、社会契約論について全然理解できていませんでしたが、こちらはルソーの人柄から書かれていたので読みやすく面白かったです。
ルソーは心から納得してつながれることを理想としていて、だからこそそれが難しいことが分かっている。だけどなんとかできないか考えたいよね、っていう人なのかなと思いました。
私も昔は心からみんな仲良くすればいいのにな〜と思っていました。(ルソーの考えとはまた違うと思いますが)
自由でありたいけど、心から納得して(色々考え方はありつつも)つながるって本当に理想でしかないように思えるけれど、それが上手くできたらいいですよね。
一般意志、国などである程度常識の認識 -
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そのタイトルのとおり、日本の「保守」と「リベラル」について、その言葉遣いから捉えなおした本。
何となく、章と章の繋がりがとっかかりにくかったのと、福沢諭吉や丸山眞男、福田恆存等の思想家の考えが、結論にどう寄与しているのかが読み取りきれなかった。
そもそも、彼ら思想家についての前提知識が不足している自分にとっては、ものすごく読みにくかった。私が悪いのだが。
ただ、この本自体、途中の章などは書下ろしではなく、他の論考を再編集しているので、それもあって読みにくかったんじゃないかと思っている。章と章の変わり目に、突然話題がぶつ切れになったり、筆者の中で完結しているであろう議論が解説しきらないまま -
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宇野重樹さんとCOG(チャレンジオープンガバナンス)の参加者の対談集。
タイトルで惹かれて購入。
ついキャリアとしての目線で見てしまいがちだが、そういうのは一切忘れて考えを巡らすと、社会や地域に対する貢献欲が生まれたり、ここに、出ている皆さんの取り組みを素直にすごいと感じたり、自分でもできるのかなやりたいかなと考えられたり、できる。
----引用----------------------------------
「民主主義」という言葉には手垢がついてしまっていますからね。何かよい言葉はないものでしょうか。自分たちでこの町をよくしていくんだ、そのために自分もなにがしかの貢献をするんだ。そ